東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

中間発表(農:内野真子)

2016年11月16日 (水)


こんにちは。農学部の内野です。いろんな人がどんどん中間発表をしているのを見ていて、自分も早く上げねば、と焦りつつ今に至ってしまいました。

ちなみに一番上の写真は先日片平で撮った写真です。ここに何か野菜以外の写真を載せようと思っていたところに綺麗な紅葉が目に入ったので思わず写真を撮ってしまいました。

それでは以下から中間発表を始めていきます。

(1) 中間発表の記事を投稿するまでに、この展開ゼミを通じて、植物の発芽、生長を観察し、どの様なことが一番驚くべきことであったか。必要に応じて、これまでの写真、あるいは、とってあったけど掲載していない写真でも良いです。それを載せながら、説明をしてください。

 私が一番驚いたことは植物のたくましさです。

内野真子_11月16日_2枚目.jpgというのも10月25日の「豆苗の成長など」という記事でも述べたのですが、風により育てていた豆苗が飛ばされるという事件がありました。気づいたときにはコップから中身が出て豆苗は萎びてしまっていました。

内野真子_11月16日_3枚目.jpgですが、その後コップに水を入れて育て直したところ、一部ではありますが元の様子まで回復してくれました。そしてその味は少し青臭い気がしたものの美味しく食べることができました。

20161116_内野真子.jpgまた、これは豆苗自体の話ではないのですが、11月6日の記事の通り種から育てていた豆苗にカビが生えてしまいました。昨年の笹嶋さんの記事でも豆苗にカビが生えた事が書かれていたのでそういうことがあるのだろうとは思っていましたが、実際に自分のもので起こるととても驚きました。カビの胞子はどこにでもいることは知っていましたが、それほど湿度が高いと言えない私の部屋でもカビが生えるものなのだと、カビの生命力の強さ、繁殖力の強さに驚きました。

ここまで豆苗について述べてきましたが、ブロッコリーやミニニンジンでも生命力の強さを感じました。

20161116150049-a2de85437ae7125ff0c448c314b73292a7d4d129.jpgブロッコリーは初期の頃に水のあげすぎで徒長させてしまったのですが、

20161116150224-fc66fc8626bef9a210fbcf7745652508b2cc3b46.jpg土を追加するという徒長対策を行ったところ、無事大きく成長していています。

そもそも徒長するのも日光が足りていなかったり、水分が多すぎることによって植物が太陽の方に向うとしているのもまた植物が成長する上で身につけたものだと思うのでこれも生命力の表れなのではないでしょうか。

20161116152954-bf7ad5b7a766e683fa781e3d649e0c3fb3b6eb7b.jpgミニニンジンはブロッコリーほど徒長はしていませんが、ブロッコリー同様に土を追加し順調に育っております。

20161116153028-07aa6f8f6dd2b9dc77dc210e4d1654417b568e86.jpg

(2) これまで数多くの記事が投稿されていますが、自分を含めて、この記事が良かったというのを数個指摘して、どの様な観察、気づきが良かったのか、いつの誰の記事というのを、linkなどを入れて、わかる様にして書いてください。

 まず、11月13日の農学部の開田さんの記事です。これは中間発表の記事ですが、この中の(1)で光補償点について言及しておりその着目点が良いなと思いました。太陽の光の方がライトの光よりも早く植物が成長するというのは気付きやすいことですが、それを光補償点や照度の面から考察するということは私には考えつきませんでした。というよりもそこまで深く考えていませんでした。開田さんの記事はこれ以外にも私にはない面白い視点から書いてあるものが多く、とても参考になります。10月17日の記事に載っていた徒長対策は真似させていただきました。

 次に10月7日の工学部の鈴木さんの記事です。この記事では栽培開始前に配られたもの、買い足したものの一覧が載せられていました。その一覧とともに物品の写真ものっており、一目見て何を使用するかがわかるようになっていました。私は記事を見ることで何をどのように育てたのかが伝わると良いと考えているので、この記事はそうするための第一歩だと思い、とてもためになりました。また、鈴木さんの記事は10月8日「[1日目]種まき、そして大事件勃発!?」10月11日「[3,4日目]ハッピーラッシュ!!」などのように特徴的な題名が多く、どんな内容なのか興味が湧いてきます。私もこのような面白い題名が書ければ良いなと思います。

 

(3) 同様に、渡辺他いろいろな方がコメントをしていますが、そうしたもので、この記事のコメントが参考になったというのがあれば、これも数個選んで、どの様に参考になったのか、(2)と同様に記してください。

まず、10月12日の理学部の福島さんの記事に対する渡辺先生のコメントです。このコメントでは私が水をあげすぎている、と述べられています。このコメントを読むまで自分が水をあげすぎているとは気づいていなかったので、このコメントをきっかけにネットで情報を集めたり、過去の記事を参考にしたりと水遣りのタイミングを見直しました。結果的に野菜は徒長してしまいましたが、それでもこの時期に水のあげすぎに気づくことができてよかったです。

 次に11月3日の工学部の鈴木さんの記事に対する渡辺先生のコメントです。ここでは追肥の行い方について書かれていました。また、このコメントのリンクには追肥のタイミングについても書かれています。このコメントが書かれた時には私はまだ追肥を行っていなかったので、追肥について考えるいい機会になりました。同様に10月28日の農学部の沼澤さんへのコメントも追肥について言及されていたので参考にさせていただきました。

(4) 以上の(1)~(3)を踏まえて、残りの最終発表会まで1ヶ月以上ありますが、どの様なことに注意して、また、何を目標としてこの展開ゼミの講義を受講し、記事にしたいかを記してください。

これからの記事は分かりやすさと更新の頻度に注意して書いていきたいです。分かりやすさに関して言うと(2)でも述べたようにその記事を読むだけで何をどのように育てたのかが理解できるような記事にしたいです。そのために、記事は時系列を追ったものにし、定期的に更新することが必要だと思います。また、データとして葉の大きさや長さなどを数値で残すこともしていきたいです。

 更新の頻度については、初回の講義で言われた一週間に一回を目安にしていきたいです。始めの方はそのペースで更新していたのですが、最近は二週間に一回ほどにペースになってきてしまい、大変危機感を感じています。定期的に更新しないと植物の生長の過程をうまく伝えることができず、また、ますます記事を書きにくくなっていくと思います。そのためこれからは初心に帰り、記事を書くペースを上げていきたいです。

 また、当たり前のことですが観察眼を身につけられたらな、と思っています。ある程度大きくなってくると生長の早さがゆっくりになってきてすぐには変化に気づけないかもしれません。ですが、野菜たちの昨日と今日の違いに気づけるように細かく観察していきたいです。

コメント

農学部・内野さん

 遺伝の渡辺でございます。先の武田さん同様に、ほぼtop runnerとして、がんばってきたのは、niceですね。まず、観察して、書いてみること、基本ですから。で、紅葉も赤系は比較的落葉してない感じですが、黄色系は今日の強風で、ずいぶん落葉したのではと。と言うくらい、風が強かったですね。植物のたくましさ、確かに。復活させることができたのも、すごいですが、この復活したものを嘱したという記事を、メンターのオガタくんと一緒に拝見して、感動というか、すごい、これを食べる!!と、議論になったのを思い出します。それくらい衝撃の大きな記事でした。内野さん自身の生活力の高さというか、そんなのを感じたのでした。こちらは。もちろん、それだけでなく、写真のberfore-afterにあるように、徒長から復活させたのも、niceです。誰かの記事に書いたように、アブラナ科の生長は、それなりですが、ニンジンの方は、これから、少しかかると思います。あと、すでに、ハツカダイコンを収穫した受講生もいたような。同じように根菜類。地上部だけ見ることなく、地下部も。。気をつけて下さい。

 他の受講生の方の記事に刺激を受けたり、コメントを見て、これは自分にもと思うこと、大事なことです。この展開ゼミだけでなく、周りの色々なことをそんな風に見ることができるようになると、ちょっと、世界が変わると思いますので。

 データとして、数値で残すとありますが、1つ前の武田さんの記事へのコメントのように、グラフ化にチャレンジしては、どうでしょうか。気温とかもあると、おもしろくなるのでは。。。写真では見えない点が、よりわかりやすく、見える化できるかと思います。あと、少しでも多くの回数、文章を書いてみて下さい。今回は、他の受講生のこんな所を参考とか、そんな風に考えるのも、文章の幅を広げると思います。あとは、ブロッコリー、どこかのタイミングで、間引きをするかも知れないですね。ぜひ、食べてみて下さい。キャベツと比較もよいかも知れないです。数日前にもそんなことをコメントしたような。。。後半戦も楽しみにしておりますので。