皆さん、第2回科学者の卵養成講座お疲れさまでした。仙台青陵中等教育学校4年 山本 望海です。
梅雨に入っているものの、今日は天気も良く、東北大学 青葉山のキャンパスでたくさんの新しい仲間と学びに触れて、頭も心も満たされて帰ってきました。
遠方から来ていて長旅の方も多いので、皆さん気をつけて下さい。
前置きはこれくらいにして、今回の振り返りをしたいと思います。
午前中はサイエンスチャレンジがあり、短長2種類の竹ひごとモールを使って、4つのピンポン球を乗せられるタワーを作り、その高さをグループ対抗で競いました。
私のグループは短い竹ひごを2本1セットにして縦に立てて置き、それを土台の柱として三角形の頂点になるように並べ、モールをその土台に巻きつけて安定させて......という作業を繰り返してみよう!となったのですが、モールが曲がりやすく、全く安定しませんでした。『モール=曲がりやすい』『竹ひご=硬い』このそれぞれの特徴を活かして、モールはジョイントとして竹ひごと竹ひごを繋ぐ役割を、そして竹ひごは形状が変化しないことを利用して高さを出す役割を、というようにハッキリと役割を分ければよかったな...と後悔しています。
私のグループはモールを巻きつける以外に、土台やピンポン球を乗せる籠代わりにも使ってしまったことが不安定になり崩れてしまった結果を招いたように思います。
『もう一回チャレンジしたい!!』これが1時間の制限時間が終わった瞬間の私の気持ちでした。
このサイエンスチャレンジでの挑戦を通じて、思考を巡らせる訓練になったのはもちろんのこと、仲間と協力して一つのことに取り組む楽しさも肌で感じることができました。
続いて午後に行われたのは、橘 由加教授による英語能力獲得大作戦(プレゼンとE-learning)でした。私が英語を始めたのは、中学生になってからですが、読書が好きな私にとって『英語が分かる=海外文学作品の原作が読める』ことが勉強の励みになり、英語が好きになりました。ということで、今回の講義はとても心待ちにしていました。
まず、英語は英文法無くして習得なし。今まで高校の英語表現の授業の意義をあまり感じられなかった私にとって、これから頑張ろうという意欲になりました。
また、建築に例えた英語力(reading・listening・writing・speaking)のそれぞれの役割と流れは、これから英語力を伸ばすのに努力していく中で路頭に迷ってしまったときの道しるべになるなと思いました。
そしてRichard Meres講師によるプレゼンで、メトロノームを使った『ネイティブスピーカーと日本人の英語発音の決定的な違い』を実践して頂いたときは、『英語を聞いていて、聞き取れない部分があるのはどうしてだろう...』という私の長年の疑問が今日の青空のようにスッキリ解決することができました。日本人とアメリカ人の発音の違いはsyllable-timingとstress-timingによるものであることがわかりました。
日本人はどの部分も同じような抑揚で平坦に話すのに対し、アメリカ人は大事な部分とそうでない部分に分けて、抑揚をつけて話すので、大事でない部分の音が繋がって聞こえる、ということ。listeningテストがある身にとって、このことは厄介なことのように一瞬思いましたが、会話をする上では大事なことだけがきちんと相手に伝わる素晴らしい言語だと思いました。
Richard Meres講師の話を聞いて楽しめたことで、新たな知識や学びを得ることが出来ました。世界共通語である英語を学ぶことは、国境を越えて文化や技術を始め、『人生を豊かにする方法』を共有出来ることに繋がるのだなと改めて感じました。これからますます英語力をつけるべく頑張ろうと思います!
また7月に皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
投稿者:仙台市立仙台青陵中等教育学校