桜の聖母学院高等学校2年 山内 璃乃(あきの)です。
本日も楽しい講義でした。ありがとうございました。
「サイエンスチャレンジ」
昨年の活動記録を読んでいたので、まさか同じ課題が課されるとは思っておらず、油断していました。しかし、同じ課題だったからとはいえ、楽に出来たわけではありません。
昨年の記録を読んだ時に、ぼんやりと自分ならどうやるかと考えてみなかったわけではありませんが、これを机上の空論というのかもしれません。思っていた以上に手こずりました。さらに、これがグループワークであったことで、学び得たことは深い物でした。
一人でやるのであれば、私はこういうタスクに向かうことは元来好きな方なのですが、グループワークになると、自分だけの考えで動くわけにはいきませんし、いろいろな性格の人とやるので、まずは思い立ったことをすぐ言動に表せる人と、きっと良さそうなことを考えているに違いないのに、その人の中でしっかりと熟考してからでないと黙っている人がいて、よりよいグループの結果を導くためにはどちらのタイプの人のアイディアもそとに出してもらわなければならないからです。それには、お互いを尊重し合い、言いたいことがきちんと言えているのかとか、補足し合えているのかとかこまめに確認しあう必要が出てきます。もちろん遠慮だけをしていては、グループとしての成果は果たすことが出来ません。
これは、きっと私が将来つきたいと思っている仕事も、そうでなくとも社会に出れば、必ず一度や二度は遭遇する場面です。メンバーのもつ優れた点を存分に出し合えるような両者の対応を求められながら、時間的制約、経済的制約、組織的制約などさまざまな条件が迫ってくるでしょう。私は研究職に就きたいと思っていますが、まだ見えない何かを求めていく中で、こういった条件の制約により、苦しい境遇に追い込まれても、どこまでも自分が冷静沈着にいて、こつこつと探し続け、求め続けていく必要があるのだと改めて感じるきっかけとなりました。
「英語」
橘 由加 先生と、Richard Meres 先生の講義でした。
橘先生の講義では、e-learningをご紹介頂きました。
私は英語が得意ではないと感じていたので、中学生のときからNHKラジオ英会話を続けてやって来ました。継続は力なりでリスニングの力がついたり、何より抵抗感が無くなって効果を感じていましたが、1つ困っていたことは、年度を通じて同じ方が講座を続けるので、慣れてくるとその人の話す英語は聞き取れるようになるのですが、ラジオ講座を離れて、実際に英会話をする必要がある時には違う声のタイプの人や、年齢層が変わると、私には聞き取りにくかったことです。
今日のe-learning を使うことで、性別や声の特徴、話すスピードや癖の違う様々な英語を聞くことが出来るので、私の弱点の改善が見込めると嬉しくなりました。
Richard 先生の講義でメトロノームを使ってシラブルを合わせる練習がとても楽しかったです。この練習をして、思い出したことがあります。私がまだ幼かった頃、ネイティブのアメリカ人に遊んでもらったことがあり、その時に「 Pat-a-cake, pat-a-cake, baker's man. Bake me a cake as fast as you can. Pat it and roll it and mark it with B. And put it in the oven for Baby and me.」という手遊び歌を習いました。その時は、小さかったのであまり何も考えずに真似をしていましたが、ある程度大きくなってやってみると、日本人の感覚では少し不思議なところで拍子をとったり、手を叩いたりしていることに気付きました。かならずしも単語の句切れで拍子をとっているようには感じられなかったからです。しかし、今日の練習を通じて、それがシラブルを基準に区切られていることがよくわかりました。私たちは英語の学習をする際に、どうしても単語や熟語の縛りにあいがちです。けれども、こうしてもう少し節で見ていくと、シラブルを数えることで、よりネイティブに近い英文を話すことが出来るのだと分かりました。実は、私は学校の英語を勉強するときも声に出してテキストを読んだりするのが苦手というか好きではありませんでしたが、今日を境に少し面白いことだと感じることが出来たので、シラブルを意識した音読を学習習慣の1つに加えていこうと思いました。
「たまご Newsletter」を読んで(余談ですが)
学校の理科部で鏡映描写の実験をしています。たまごで一緒に通っている京佳ちゃんもこの実験も一緒に携わっています。鏡映描写は、私が小学校の頃からの関心ごとでずっと続けていたので、高校の理科部でもやらせてもらっているのですが、ヒトの習慣に関わることなので、イベント・コンテストinfo のところに掲載されている、学会「日本動物学会 東北支部会」に、理科部のひとつの研究テーマとして発表する予定でいました。ところが、学校の理科部には交通費を始め部費の援助がなく経済的負担が大きすぎるなどの理由により、参加が出来ないメンバーがほとんどとなってしまい、学校としても参加を見送る決定を出しました。しかたのないことではありますが、これに向けてせっせと準備して来たので、不参加が決定したときはとてもがっかりしました。しかし、今改めて考えれば、かわりに秋にもう少し近くで行われるチャンスに発表することが仮決定したのです。当初の予定よりよりよい内容での発表が出来るチャンスだと前向きに捉えることにします!この場をかりて決意表明します。
投稿者:桜の聖母学院高等学校