皆さん、こんにちは。秋田県立能代高校の佐々木円花です。先日行われた第二回科学者の卵養成講座について、サイエンスチャレンジの追実験を行いました。その結果を報告したいと思います。
条件は実際のサイエンスチャレンジと同じく、
・竹ひご(長) 10本
・竹ひご(短) 15本
・モール 10本
・ピンポン玉 4個
・制限時間 60分
で行いました。
まず私達の班で作るはずだった構造体を作ってみました。
三角錐を2つ作り、その頂点同士を固定しました。高さは32㎝でした。
ピンポン玉を載せるかごの部分は、これまた三角錐を逆さにした形にしました。
つぎに、時間があったらやってみようと班で話し合っていた、三角錐の付け足しを、時間が余ったのでやってみました。高さは60㎝でした。
(ここではさらに10本目の竹ひごを3つ目の三角錐の上に加えてあります。)
ここまで三角錐を組み合わせる方法のみをとってきましたが、材料の使用量が高さの割に多すぎて、効率が良くないと感じたので、私達の班の長所である安定した土台はそのままに、上部の構造を変えてみました。(1回目、土台の作成に10分ほど要したため、50分からのスタートとしました。)
なんと、90cmという好記録を出すことができました!
この構造体では、土台の上に1本、2本、1本...と交互につなげています。これによりモールの使用本数を減らすことができ、ピンポン玉を載せるかごの部分により多くのモールを使う事ができるようになりました。それを最大限に活かすために、余ったモールをすべてつなげて1本にし、4つのピンポン玉の周りに巻き付けて、そのかたまりを構造の先端につけました。モールをピンポン玉の周りに巻き付けるという方法は、割と多くの班で見られたように思います。非常に良い方法だと思ったので参考にしました。
また、土台部分に余った竹ひごをすべて乗せてありますが、これは重心を下げるためです。実際、計測を終えてこれらの竹ひごを取り除いたところ、5秒もしないうちにバランスを失って倒れてしまいました。
この追実験を通して、サイエンスチャレンジでの自分たちの班の無念を晴らせたのではないかな、と思います。土台の構造はとても良いものだったし、出たアイディアも方向性は合っていたのだと感じました。記録をその場で出すことはできなかったけれど、とても楽しかったです。同じ班の皆さん、ありがとうございました。
また、この追実験を行う上で、他の班の作り方も大変参考になりました。自分にはとても思いつくことのできないような方法がたくさんあって、皆さんの発想力の素晴らしさに驚き通しでした。たくさんの良い考えを学ぶことができ、大変満足しています。
久しぶりに実験をして非常に楽しかったため、ブログが長くなり読みづらくなってしまいましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回は生命倫理に関するサイエンスカフェということで、私にとって最も興味のある医学分野なので、本当に楽しみです。卵の皆さん、またたくさん意見交換しましょう!次回もよろしくお願いします。
投稿者:秋田県立能代高等学校