皆さん、こんにちは。宮城県仙台第一高等学校1年の栃木陽太です。
昨日、今年度三回目の飛翔型「科学者の卵養成講座」が行われました。午前中のサイエンスチャレンジでは科学・社会・生命倫理について学びました。最初に5~10年後に実用化されそうな技術を考え、その後それらの技術を悪用する方法を話し合いました。実用化されそうな技術に関しては、様々な発想と共に現在の技術に関する情報も交換できたので内容の濃いものになったと思います。悪用する方法の話し合いでは夢のある技術でも簡単に悪用できてしまうことを実感しました。その後に、研究者・技術者の責任についてのお話がありましたが、私は研究成果を発表する前にそれが及ぼす影響についてきちんと考えなければならないと思います。自分が将来何かの開発に携わるときは悪用方法やその対処法などについても考え、責任を持って発表しようと思いました。
午後はまず浅井圭介教授による講義で航空機について学びました。この講義は、航空工学の発展についてのお話から始まり、その中でライト兄弟が行った研究について知りました。それまでの文献を調べ、理論を立て実験し、その結果をもとに新たな理論を構築し実験を行うという現在に繋がる研究方法を当時行っていたということを知り感動しました。結果はしっかりとした方法の上に成り立っているということを感じ、研究の基本を再確認できたように思います。
午後二つ目の講義は中村教博先生による原始惑星系円盤や隕石に残る磁石などについてのものでした。太陽系などの惑星系ができる過程やそれを調べる方法などについてのお話がメインで、聞きなれない言葉も多かったのですが、分かりやすく説明していただいたので理解できました。ガスやダストがどうして円盤になるのか、まだ解き明かされていないジェットなどの謎があることなどとても興味深かったです。宇宙にはまだまだ不明な点が多いことを知り、それらが一つ一つ解き明かされていくことでさらに人類が進歩していくのだろうなあと思いました。
さて次回の講座は再来月です。暑い夏を乗り切って、次も頑張りたいです。
投稿者:宮城県仙台第一高等学校