2017.07.24
第三回科学者の卵/メーヴェは飛ぶ??
おはようございます。宮城県仙台二華高等学校の立石朱紗美です。大変遅くなってしまいましたが第三回講義の感想をまとめたいと思います。
1.サイエンスカフェ
メディカル・メガバンク機構の長神先生のお話と共に話し合いを行いました。いいことの裏には悪い面がある。いいことというのは、ある面から見たときの姿であってそれを悪用していく道もまた考えられること。私は将来研究者になりたいと考えています。今回の長神先生のお言葉は、「人の役に立つ」ための研究を行う研究者が常に向き合っていかなければいけない現実なのだと思いました。今から将来の技術を、その活用を予測することはできませんが、今からでもできることとして、新技術のニュースも別の視点を持って技術の活用を考える、「一歩はなれて」見る、そんなことをしていきたいと思いました。
2.進化する航空機/浅井圭介教授
浅井教授からのご講義でした。
まず飛行機が誕生した歴史をたどり、飛行機はなぜ飛ぶのか?という航空機の機構や工夫のご講義をしていただきました。教授のご講義を聞きながら、てっきり飛行機はジェットエンジンで飛んでいると思っていた自分が恥ずかしかったです。飛行機の翼の形状や尾翼がついている理由、今まで考えたこともありませんでしたが説明を聞くと全てがあの安定した飛行の構成要素になっていると知り感動しました。また自分で紙飛行機を作り飛行実験も行いました。紙を少し折るだけで驚くほどスウッと飛んでいくのを見て、ぜひ普通の紙飛行機(長方形の紙を折って作るもの)も同じ原理を使って改良してみたいと思いました。飛ばし方についても空気に乗せるように、など飛行機の形状と相性のいい飛ばし方等も探してみたいと思います。
3,磁石、隕石と原始惑星系円盤/中村教博教授
惑星の誕生の過程を学びました。ガスやダストが集まってきたとき、私はそれらが次第に中心へ一直線にまとまっていくのだと思っていたのですが、ぐるぐる回転しながらまとまっていくのだと聞いて教科書の渦を巻いた星雲の写真が頭に浮かびました。なぜ惑星は公転するのか?なぜ渦を巻いた星雲が生まれるのか?今まで何も疑問に思ってこなかったものが「そうだったんだ!」と一気にクリアになる感覚、科学者の卵養成講座で受講するたびに感じるこの爽快な感覚が科学を勉強している最大の楽しさだなあと実感します。そして何より興味深かったのは、隕石が星の磁場を記録しているということでした。「隕石は星からの手紙」とよく言いますが、そういった意味も含まれていたのですね。事前に予習したときには分からなかった磁場の記録のしくみもよく理解することができました。星や宇宙について調べるときに、磁場が大きな手がかりとなりうるということ自体私はよく知らなかったので驚くと共にとてもわくわくしました。
ブログの更新が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校