こんにちは。仙台二華高等学校一年の梶川友寧です。
先日、科学者の卵養成講座第三回目の講義に参加しました。
最初の活動は、長神先生によるサイエンスカフェでした。
「科学、社会、生命倫理」という題材で、班内のメンバーで、これから出来るようになるであろうことや、その技術が悪用された時どのような問題があるかなどを話し合いました。
私は、芸術的センスや運動能力のある人の遺伝子を他の人に組み込んで、その能力を手に入れられるようにできるのではないかと考えました。しかし、それを用いることで、宗教的、政治的思想を組み込まれたり、詐欺、遺伝子が合わなかったときのトラブルなど、悪い影響もあるのだなと思いました。
他の人の意見でも、VRでその空間内で時間を操作し、夜や昼などを自分で調整するという場合、周りの環境に適応できなくなってしまい、健康に被害を与えるだとか、ロボットが授業するという場合では、もしロボットが感情や思想を持った時、授業で問題行動を起こしたり、思想を押し付けたりするのではないかという危険も考えられました。
これからのことを考えていく中で、生活を便利にしていく技術だけについてだけでなく、その裏側に隠れている危険性についても考えなくてはいけないのだなと思いました。物事には良いことだけしかないということはないのだということを実感しました。
午後の最初の活動は、浅井教授の「進化する航空機~ライト兄弟から火星飛行機まで~」という講義でした。人々が空をとぶのを夢見ていた時代で、ライト兄弟のように科学的な視点で「空を飛ぶ」ということを追い求め、今の飛行機の原型となるものをつくった人々について学び、人が空をとべるようになるまでにここまでの努力を要したのだとわかり、今の科学技術は今まで積み上げてきたものの結果なのだということを改めて実感しました。また、私達自身でも紙を切って紙飛行機をつくって飛ばすことで、どのような工夫をこらせばより長く飛べるのかを考えました。しかし他の人も私もあまり長い距離を飛ばすことはできなかったので、「空を飛ぶ」ということはとても難しいのだと思いました。
次の講義は中村教授の「磁石、隕石と原始惑星系円盤」でした。こちらの講義では、惑星系の円盤がどのようにできるかということを磁力などに注目して説明してくださいました。遠心力と引力により円盤状になるのだと知り、なるほどなと思いました。そして微惑星ができて、それが集まってあ今ある惑星や小惑星となり、惑星系ができるのだと知り、宇宙って神秘的だなと思いました。まだ高校一年生で知識も不足しており難しい講義だったのですが、私達の住む地球、そして太陽系のはじまりにも関係していたので、とても興味深い講義でした。
私事ですが、いつも学校のメンバーで昼食を取っていたのですが、今回はサイエンスカフェで同じ班だった友人ともう一人新しくできた友人と一緒にご飯を食べました。いつものメンバーもすごく楽しいのですが、今回新しい友達ができてとても嬉しかったです。
次回の科学者の卵養成講座も積極的に参加したいと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校