みなさんこんにちは。仙台二華高等学校1年の桑原優菜です。
少し遅くなってしまいましたが、第3回 科学者の卵を振り返りたいと思います。
第3回の内容は、
1.サイエンスカフェ(科学、社会、生命倫理)
2.講義「進化する航空機~ライト兄弟から火星航空機まで~」
3.講義「磁石、隕石と原始惑星系円盤」
という豪華3本立てでしたね!
1.サイエンスカフェ
「5~10年後に実用化されそうな技術」で、私は主に2つのアイデアを挙げました。
1つ目はデザイナーチャイルドです。日本では規制が強く、デザイナーチャイルドの知名度はあまり高くありませんが、医療に関する規制が比較的緩いアメリカなどでは、デザイナーチャイルドを作る技術は特許として認められ、実用化される日も遠い将来ではないようです。
しかし生命倫理の観点から見ると、この技術にはたくさんの論点があると思いませんか?人の命が作為的に作られるのです。みなさんと一緒に考えたように、この技術を悪用化する方法はいくらでも思いついてしまいますよね......
2つ目はVRを使用した治療。みなさんは幻肢痛という症状を知っていますか?幻肢痛とは、不慮の事故などで突然四肢のいずれかを切断したのちも、まだそこに手足があるかのような感覚が残り、すでにないはずの幻肢に強い痛みを覚えるものです。この症状を、VRを使って軽減する治療法があるそうです。同じ仕組みで、後遺症の残った人や麻痺の残った人に、リハビリとして活用できる技術が近く生まれるのではないかと思っています。
2.「進化する航空機~ライト兄弟から火星航空機まで~」
飛行機が大好きな私にとって、この講義はとても楽しみなものでした。ただ今までは「なんで飛行機は空を飛べるの?」と聞かれると、つい答えに困ってしまっていた...しかしこの講義を通して、今は自信を持って説明できるような気がします。空を飛ぶ、という人々が昔から抱いてきた夢が、ライト兄弟の飛行機から今や地球を飛び出して火星航空機まで膨らんでいることに、ひとしおの感動を覚えました。私の飛行機好きも止まる気配がありません......。
3.「磁石、隕石と原始惑星系円盤」
「原始惑星系円盤」この名前を聞いて、何それ?というのが私の第一印象でした。予習をしていると、レイノルズ数という聞いたこともないような言葉が出てきて、辞書を引いたりネットで調べたりしてもさっぱり訳が分からず、この講義は難しそう...と思っていました。しかし、中村先生のお話はとても分かりやすく、原始惑星系円盤の発生から円盤形成を経て終末を迎える過程をよく理解することができました。実は私は宇宙関連の話題にも興味があるので、本当に貴重な講演をしていただけたと思います。今度時間のある時に、天文台に足を運びたいと思います!
飛行機といえば、宇宙といえば、やはり東北大学です。
先日は鳥人間コンテストが開催されました!東北大学のチームWindnautsは、唯一琵琶湖を往復し、最多優勝数を誇る強豪校として有名ですね!今年の結果にも期待したいです。ちなみに放送は8/23だそうです。
宇宙関連では、工学部機械知能・宇宙工学科の研究室メンバーを主とした研究チームが、Google Lunar Expriseという世界的なコンぺティションに日本の代表チームとして出場するそうです。今年の12月に探査機を月まで打ち上げるそうです!みなさんぜひGoogle Lunar Expriseのホームページを見てみてください。かっこいいですよ!!
このような取り組みが盛んに行われているのも、研究第一を教育理念に掲げている東北大学の強みだと思います。先日開催された東北大学オープンキャンパスにも参加し、東北大学の良さをより多く知ることができました。
このような素晴らしい環境で、科学者の卵として学びの機会を獲得できたことに、とても嬉しさを感じます。まだまだ養成講座は始まったばかりですし、次回からは英語交流サロンもあるので、さらに気を引き締め、少しでも多くのことを学べるようにしたいと改めて感じることができました。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校