こんにちは、盛岡第三高等学校の佐々木暖人です。今年ももうお盆の時期になりましたね。私は昨日、例年よりも一足早く、家族で田舎にある祖父母の家を訪ねてきました。父の実家ではお米を作っているのですが、私が祖父に「今年の夏は涼しいけど、お米は順調に育っているの?」と聞いてみたところ、少しではあるものの、やはり成長は遅いとのことでした。ところで、盛岡では、毎年8月1日から4日までの間、さんさ踊りという伝統的な祭りが開かれるのですが、私は友人と一緒にそれを見に行きました。例年にはない、冷涼で快適な気候だったので、さんさを見るにはもってこいの日だなと思いながら、その会場に向かったのでした。例年通り、活気のある華やかな踊りが繰り広げられていて、友人と一緒でとても楽しかったのですが、何かが欠けているような感じがしました。そうです、夏の暑さです。夏の暑さがなくなってくれればいいのにと思うのですが、いざ本当になくなると、夏は暑い方がいいのかなぁと少しは思います。家族や友人についても、その人がいなくなると、その人の良いところやありがたみがそれまで以上に見えてくると、よく言いますよね。それと同じことだと思います。
さて、冒頭の部分が長くなってしまいましたが、いよいよ本題に入ります。まず第二回の講義は英語についての講座でした。英語の効果的学習方法の講義では、インプットをたくさんしてからアウトプットの学習をすることで、英語力が上がるということを教わりました。その後の家庭学習では、単語と文法の学習(=インプット)に重点を置いて勉強を進めるようにしているので、夏休みが明けてまもなく行われる英語のテストで、自分の英語力がどれくらい伸びているかを試すのが楽しみです。また、英語の自然な発音についても教わりました。英語を自然に発音するには、発音の強弱を明確にすることと複数の単語をつなげて発音することが重要だということでした。英語の授業で教科書の文を読むときや次回の講座からはじまる「英語サロン」では、これらのことを意識して、最終的には、ネイティブの方に伝わるような自然な発音の英語、すなわち「実践的な英語」を身につけたいと思います。
続いて、第三回の講義についてです。前半は、航空機についての講座でした。鳥は空を飛ぶときに、揚力と推力の両方を羽を動かすことで得ていますが、現在の飛行機は翼で揚力、推進器で推力を得るというように二つの部分で役割を分担しています。このような方法はケイレイ卿という方が十九世紀初頭に考えたアイディアだそうです。その後、様々な科学者が航空機の制作を試みたものの、なかなか上手くいかず、二十世紀に入ってからようやくライト兄弟がそれを成功させました。そこから、さらに改良が進んで、現在の精度の高い、飛行機ができたということです。つまり、私たちにとって飛行機が空を飛んでいるのは日常的な光景ですが、こうして航空機の開発の歴史を考えると、改めてそのすごさを実感するものでした。それと同時に、新しいものを開発するには、既存の知識だけでなく、それまでには存在しない、新しいアイディアを考える力も必要であるということも学ぶことができました。後半の講義は、太陽系の形成についての講義でした。この講義を聞いた後、私は宇宙というとても大きなスケールで考えれば、人間とはとても小さなものであるが、それと同時に、そのような小さな存在でありながら、宇宙の誕生を知るということができるまでに至った、人間の英知や努力の価値の高さに気づきました。
投稿者:岩手県立盛岡第三高等学校