こんにちは。仙台二華高等学校一年の梶川友寧です。今日、科学者の卵養成講座第四回目の講義に参加しました。
最初の活動は、英語交流サロンでした。私達の班では、インドネシアからいらっしゃった留学生の方と、神奈川県からいらっしゃった大学生の方とお話することができました。他の班とは違い留学生は一人でしたが、色々なお話を伺うことができました。留学生はとても気さくな方で、私達一人ひとりに質問してくださり、私達の質問にも快く答えてくださいました。その中で英語を使っていく際、言いたいことをどう言い表せばわからない時、大体の同じ意味の単語を組み合わせて話してみたところ、私が言いたかったことに言い換えてくださったりしていただきました。具体的には、私が化学部で行っている炎色反応についての研究について説明する時、「炎の色が金属と反応することによって変化する」ということを英語で表そうとした時、"flame"(炎)、"color"(色)、"metal"(金属)、"reaction"(反応)、"change"(変化する)など簡単な単語の組み合わせになってしまいましたが、うんうんと頷いてもらえたので拙いながらも伝わったのではないかと思います。このことを通して、うまい表現が見つからなくても、黙り込んだりせずにまずは言葉にしてみるということが大切なのだと思いました。一回では理解してもらえなくても、考えてみて言葉を言い換えた際に「こういうことを言いたかったのか」と理解してもらえれば、それに応じてコミュニケーションも活発になるでしょう。
午後の最初の活動は、徳山教授の「理論計算機科学への招待~数学を用いた最適化と高速化~」という講義でした。講義を受ける前に予習していたときは、コンピュータに利用されていると聞いて、難しい計算をたくさんするのではないか、高校一年生の私にも理解できるのだろうかと心配でしたが、正方形の作図や、赤色の帽子と青色の帽子の子どもたちの例、トランプのカード当てゲーム、エニグマ暗号、ギャンブルで確実に利益を得る方法など、面白い具体例をもとに説明してくださったので、大きな興味がわきました。コンピュータに利用されている方法として、質問でYESとNOで答えるのと同じように二進法を利用し、二分の一を繰り返していくことで答えにたどり着けるようにするなど、予想よりもわかりやすい方法で利用されていることを知り、面白いと思いました。個人的に暗号の方に興味を持ったので、黄金虫の方の暗号解読に挑戦してみました。(以下軽いネタバレが含まれます)まだ最後までは解けていないのですが、"north"、"through"などそれらしい単語が出てきたので、もしこれが当たっていれば答えが見えてくるのではないかと思います。頑張って解き明かしたいと思います。
次の講義は渡辺教授の「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」でした。 これも前日に予習してみて、自家不和合性によって自家受精ができない植物は成長に不利なのではないかと思っていましたが、講義の中で、その性質はちゃんと活かされているのだとわかりました。私達が日頃口にしているトマトも、もともと野生のトマトは小さくて硬いものだったと聞いて、今ある大きくジューシーなトマトのイメージとは違うことに驚きました。とうもろこしやだいこんの成長についてもその性質が活かされていることを知り、ただ自家受粉するだけの植物と違い、親の世代の良いところを組み合わせることで私達の生活などにも影響を与えるのだと思いました。
今回の活動でもたくさん役立つことを学ぶことができました。次回以降の活動にも積極的に参加したいです。ここまで読んでいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校