皆さん、こんにちは。宮城県仙台第一高等学校1年の栃木陽太です。
昨日、今年度四回目の飛翔型「科学者の卵養成講座」が行われました。午前中は待ちに待った英語交流サロンで、私たちのグループはインドとインドネシアからの留学生の方とお話ししました。思った通り、留学生の方は話すスピードがかなり早く話についていくのが大変でした。また、事前に考えていた自己紹介も緊張してうまく話せませんでした。しかし、私の拙い英語でも、理解してもらえたことから話を広げていただいたりして、伝えられる楽しさを感じました。また、留学生の方も最初は英語ができなかったと聞いて驚きました。高校生の時に猛勉強したそうです。私ももっと自分のことを伝え、相手のことを分かるようになるために、沢山勉強しなければならないと思います。
午後の1つ目の講義は、徳山豪先生による理論計算機科学についてでした。数学の歴史や、実生活に結びついている様々な例を知ることができました。エニグマなどの暗号の話はかなり複雑で難しかったですが、普段使っているWEB検索やギャンブルの話は数学が身近に感じられました。将来的にビッグデータから未来を予測できるようになるかもしれないというのはとても夢のある話だと思います。
2つ目の講義は、渡辺正夫先生による植物の自家不和合性についてでした。植物には自分の花粉で受精しない種類のものがあるということは知っていましたが、生殖システムが他殖から自殖へ変化する事があるということや、栽培されている植物はその原理を用いて自殖できるようになっていったということには驚きました。講義の中でシロイヌナズナを人工的に自家不和合性に戻せるという話がありましたが、他の個体の花粉で何世代にもわたって受粉させ続ける方法で自家不和合性になることはないのでしょうか。まだわかっていないことも多いようなので、これからさらにいろいろなことが解き明かされていくのが楽しみです。
次回の講座も頑張りたいと思います。
投稿者:宮城県仙台第一高等学校