こんにちは。宮城県仙台二華高等学校1年の関百咲です。
期末試験が終わり、ようやくブログを書くまとまった時間が取れました。今回は第4回特別講義のほかにも、前回盛り込めなかったニュートリノのことや、第一回のレポートに伊藤先生のコメントを踏まえた付け加えをしようとも思いましたが、長くなるので分けて書くことにしました。
何よりもまず書きたいのは、英語交流サロンです。一括りに留学生とはいえども、なにせこの東北大学に来ている方ですから話が通じるか不安でした。また、世界各地から来ているわけですので、なまりに対応できるかどうか自信がありませんでした。
しかし始まってみるとこれは杞憂だったとすぐわかりました。留学生の方は難しい研究内容を易しい英語で、図なども使いながら説明してくださり、私のなけなしの英語力でも会話を十分楽しめました。といっても、昼食以外の会話は研究内容に関してわからない点への質問に終始してしまいましたが......(笑)
私は英語交流サロンでの目標を持っていました。「わからないことはひたすら聞く」ことです。以前英会話を習っていたり、学校でも英語部でALTや留学生と話したりするので、英語での会話に抵抗はあまりありませんでした。私は特にフランスからの留学生さんの、「Video cording」の研究について理解しようと、質問するほかにも自分で図を描いてみたり、自分の言葉で説明してみたりしました。概要はつかめ、原理もどうにか理解できたのでうれしかったです。次回もどんどん話がしたいです。
次は講義の話。まずは苦手な数学の話......と思っていましたが、予習してみると情報?ビッグデータ解析? 私がちょっとかじっていたプログラミングとも関連があるそう。何やら単に数字とアルファベットとギリシャ文字の話ではなさそうで少し安心しました。講義も天文学などとの関係、バーコードやQRコード、特にギャンブルで絶対に安全な法則の話は興味深く、冒頭の「数学は生活に役立っている実感は得にくいが、必要から生じた」という話が分かったような気がします。数学に対して違う観点から見ることができ、興味もわいてきたので、日常にある数学を積極的に見つけてみようと思いました。プログラミングとも結構かかわりが深いように感じたので、もっと調べてみたいです。
そして最後は植物の「自家不和合性」。この講義では受粉システムについてのとても面白い事実を知ることができたほかに、渡辺先生の観察・考察に対する感覚の鋭さを教わりました。花粉管が伸びる映像を見たとき、私は「花粉が花粉管を伸ばしている」としか考えませんでしたが、確かに一度膨らんでおり花粉管を伸ばす前に花粉に何かが供給されたと考えられました。それは何のため、どこからか? 本当に細かく観察して、そして状況や前後関係を考えて仮説をたてる。これこそ科学者の基本で、私たちの見習うべき姿勢だと感じます。まだわかっていることが少ない分野に対する、先生の情熱もひしひしと伝わってくる講義でした。
今回の講義では講義の内容自体のほかにも、今後自分でやってみよう、身に着けようと思えることを見つけられました。英語サロンでも積極性を大事にしたからこそたくさん話せたし、むしろ英語だということを忘れるほどでした。科学者で肝要なのは「積極性」なのだと思います。今回の経験は次回にもつなげていきたいし、次回を待たずに今からでもできることはやってみようと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。書けなかった分もすぐに投稿しようと思うので、そちらもよろしくお願い致します。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校