2017.10.14
第四回科学者の卵/ヒーロー!
こんばんは、記名を忘れていましたすみません、宮城県仙台二華高等学校の立石朱紗美です。
第四回科学者の卵養成講座の感想です。
1.英語交流サロン
ついに今回から英語交流サロンが始まりました!留学生二人とお話しするということで、自分の考えていることが相手に伝わるだろうかと不安を抱えながらの参加となりましたが、フレンドリーな留学生の方々とあたたかな卵のグループメンバーのおかげで楽しい時間を過ごすことができました!趣味の話をする中でバイクを運転する動画を見せていただいたり、研究で使うサルを紹介していただいたりと多様な大学生の生活に触れることもでき、言語だけでなく趣味、勉強様々自分と違う習慣に触れ刺激を得ることができました。今回はグループメンバーと話すときには積極的になれたものの、ひとりで話しかけるとなるとやはり尻込みしてしまう部分があったので次回は一対一のコミュニケーションに挑戦していきたいと思います。
2.理論計算機科学への招待/徳山豪教授
コンピュータ、計算技術に関するご講義をいただきました。私は数学が苦手なので少々緊張しながらの参加でしたが、終始驚きとわくわくにあふれていました。「2で割ると驚くほど小さくなる」この言葉が一番印象に残っています。膨大な可能性を、たった2という数字で割るだけで範囲は一挙に小さくなる。もしそれを2で割っていったら...?2で割る、ということに特に何も思っていない私でしたが、検索にも使われているこの方法の威力の大きさを問題を解く中で実感しました。数学っておもしろい!と初めて心から思うことができました。さらに暗号の解読のお話も興味深かったです。小さなほころびから難しい暗号が解読されてしまう、文字の数から予測して対応を見つけていく...一種パズルのような、手がかりからどんどん可視範囲を広げていく。とてもわくわくするプロセスだと思いました。
3.進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性/渡辺正夫教授
植物の受粉などについてのご講義をいただきました。学校で「純系」の遺伝について学んできた中、「自分がだめ?」と不思議に思いながら参加しました。雌雄異熟、自家不和合性、どちらも遺伝的多様性のために行われているというお話から、生物にとって遺伝の多様性というのはここまで工夫をして保とうとするものであるのか、と各生物種のしぶとさ、生き残る力に感動しました。ところが今回のレポートで「遺伝的多様性」について問われた私はほとんど何も書くことができませんでした。言葉だけの浅い理解だったのだと痛感しました。植物は身の回りにあふれています。公園にだって、スーパーにだって見た目の異なる植物、野菜は数多くあります。彼らの起源って何だろう?ぜひこれからは考えていく姿勢で日常生活で科学に触れたいと思いました。また、「よくみる」ことの大切さも学びました。花粉管が伸びるとき、花粉はどうなっている?水分の吸収など、観察でよく見ることによってわかるものがあるのだと体感したので、「わかっている」つもりでもちゃんと見て、気づいたこと気になったことは調べるようにしたいです。ひとつの現象も、そのなかの一部を知っただけで分かったような気になってしまいます。もっとないのか、という貪欲な姿勢を忘れないことが大切だと思いました。私が今回最も心惹かれたのは「ヒーロー」のお話です。どうして適応で一挙に大きくなるのか?とても興味深かったです。
回を追うごとに新しい卵さんだけでなく、これまでの講義で出会った卵さんと再会して話す機会も増えてきました。ぜひ交流を広げつつも、深めるということにも取り組んでいきたいです。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校