みなさん、今日は講義お疲れさまでした!仙台青陵中等教育学校4年 山本 望海です。
今日は、2回目の英語交流サロンということで、前回よりもだいぶリラックスして留学生との会話を楽しむことができました。
今回の私の班は、インドからの留学生の方と一緒に行なうことができ、彼の自慢できることは"愛媛県の松山〜兵庫県の神戸をヒッチハイクで旅した"ということでした。確かにそれはとても勇気あることで、スゴい!と驚きましたが、この話はただの自慢話ではなく、彼の学びに対する考え方について深く知ることができました。
それは、"英語の学習は、旅の中にある。人々とどうしても意思疎通を図らなくてはいけない場面に置かれることで初めて言語を考え、そして学ぶことができる"ということでした。
インド語を母国語としている彼は、英語が全く話せなかったので、自分で学ぶ必要がありました。
英語を学ぶ中で、本と睨めっこして文法を頭の中で暗記するのではなく、意思疎通の道具としてどう使うのかを実際に使いながらでないと、英語を学ぶことはできないと気がついたようでした。
私は彼の話を聞いた後、川添教授の講義を聞き、何でも教科書を鵜呑みにし、丸暗記しているようでは科学を学んでいるとは言えないということが、彼の英語の学びへの姿勢と重なりました。
川添教授は私たちに、月と地球の関係性やゴミ問題、恐竜などにおける私たちの誤解を通じて、"与えられたものに満足するのではなく、批判的な思考を常にもって自分で定量的に納得できるものかを判断することの大切さ"を伝えて下さりました。
さらに、堀井教授の講義では、私たちが普段よく耳にする"がん"とは何かを基礎の基礎から教えて下さりました。
がんは遺伝子変異な原因の病気であり、悪性の腫瘍はがん再細胞とEMTが関わっているということを学びました。人口の2人に1人がかかる=自分自身や自分の家族、大切な人がかかる可能性が大いにあるということで、今回学んだことは、私たちが生きていく中で、支え合う場面において知っておくべき知識だと私は感じました。
医療の進歩によって治療法が様々あり、それぞれに一長一短があるというのは、インフォームドコンセントが取り入れられている中で、医療の従事者以上に一般市民が知っておく必要があるのではないか、もっとがんに関する正しい知識を多くの一般市民の方たちに広めることも大切な1次、2次予防になるのではないかと思いました。
今回の科学者の卵を通じて、"学ぶ"ということについて考えさせられました。そして、これから何を学ぶにしても、自分自身の頭で批判的に考えた上で、知識を身につけていく必要があると思いました。
来月皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!
投稿者:仙台市立仙台青陵中等教育学校