みなさんこんにちは。
宮城県仙台二華高等学校1年の桑原優菜です。第5回科学者の卵の振り返りをしたいと思います。
1.英語交流サロン
今回から、1人の留学生の方と4人の卵たちという構成に変わりました。
私のグループに来てくださった方は、コンクリートの材料・有用性について研究しているそうです。
留学生の方はベトナム出身でしたが、英語のなまりが強く聞き取るのが難しい部分もあり、スムーズに会話できなかったことが反省点です。それでも、留学生の方がゆっくり説明してくださったおかげで、趣味や将来の夢などたくさんのお話をすることができました。
私の自慢できること...!!で、とにかく英語が好き、ということを話しました。学校では英語部に所属しているほか、ホストファミリーとも連絡を取り合ったりするので、英語を使う機会には恵まれてると思いますし、人一倍英語という言語に関心があるからです。英語サロンの終わりに、みなさんが「私の自慢できること」を話していたとき、留学生の方に「英語部なんてすごいじゃん!Youも発表してみなよ!」と言われましたが、引っ込み思案な私の性格が邪魔をし発表することができなかったので、後悔しています。"Maybe next time...!!" 留学生の方と約束したので、次こそは発表に挑戦したいです。
2.「自然を正しく理解する?-やってみても分からない-」
本当に驚きの連続だった講義でした。「ネットで流れる情報を鵜呑みにしない、その情報が正しいかどうかは自分で判断する」といったお決まりのフレーズはよく聞きますが、「教科書に載っていることを鵜呑みにしない」なんて言葉を聞いたことのある人は世界中に一体何人いるんでしょう??教科書に載っていることは正しい、その常識とすらいえる概念こそが誤った思い込みである、と考える人はそう多くない......どころか皆無に等しいでしょう。この講義では特に、月は地球の衛星ではなく連星である、という話に言葉で言い表せないほど衝撃を受けました。教科書の言うことは正しい。疑いの心すら持っていなかった私にとって、大きな風穴を開けてくれるような話でした。もともと天体好きなので、時間のある時にもっと詳しく調べてみたいと思います。
月の話だけではなく、ごみの分別など私たちの日常生活に潜む様々な誤解、ルーローの三角形で車が走れるわけないでしょ?!といった単なる思い込みが、案外私たちの行動を限定したり発想の幅を狭くしたりしていることが少なくないのかもしれません。
...ということで、今日から教科書に書いてあることは一から調べなおしっ!!!をするわけにはいきません。ただ、せめて自分が疑問に思ったことだけでも、納得するまでとことん真理を探求していく姿勢が大切だな、と今更のように気づかされました。残りの卵の講義でも、常にこの姿勢を大切にしていきたいと思います。
3.「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」
私は将来医学系の道に進みたいと思っているので、大変興味深くお話を聞かせていただきました。
医療技術の進歩により、「がんは不治の病」という認識はだいぶ改善されてきているように感じていましたが、いまだに致死率の高いがんもあり、がん細胞の恐ろしさを感じました。特に悪性腫瘍は多臓器への転移が認められることが特徴的で、また悪性腫瘍のできた臓器とその他の臓器が癒着した場合の腫瘍摘出術は大変難しいと聞いたことがあります。そのような恐ろしい病に立ち向かうため、様々な形の、患者の健康状態や体質に合った治療法が多く確立されてきたことに強い関心を覚えました。また、それぞれメリット・デメリットを持った多くの治療法があるからこそ、「インフォームド・コンセント」のように、患者が医師の説明を受け、より主体的に治療過程について考えられる環境づくりが大切なのだなと感じました。医師を目指す私にとって、この講義からはたくさん学び取るべきことがあると思います。前回英語サロンでお会いした留学生の方は、東北大学医学部で病理学、がん細胞の研究をしているそうなので、機会があればまた色々とお話させていただきたいです。
今回で、全10回の科学者の卵も半分終わってしまいました。本当にあっという間ですね......
残りの卵の時間を少しでも有意義に過ごせるよう、これからも、ハングリー精神で活動に臨みたいです!!
長くなってしまったので、レポートの振り返りはまた別の機会にしようと思います。
みなさん次回もよろしくお願いします。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校