東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.10.22

A longing for pathological doctors


こんにちは。岩手県立一関第一高等学校の八幡佑奈(やはたゆな)です。
もうだいぶ前から寒いですね...
秋はあったのでしょうか...?

では、第五回目の反省を始めたいと思います。


*英語サロン

今回の英語サロンでもとても有意義な時間を過ごすことができました。
今回は中国、上海出身の方と交流しました。彼女の自慢できることは「背が高いこと」でした。背が低い私にとっては羨ましい限りでした。また、彼女は数学が1番得意だと話していました。一方の私は数学が1番苦手...
自分とは正反対に感じる方と話すことで、こんな考え方があるのだな、このように見れば楽しく感じられるのだな、など新しい発見がたくさんあり、とても面白く思えました。
また、今回のテーマは「自慢できること」でしたが、それは私が最も苦手とする自己紹介の仕方です。自己主張やコミュニケーションは苦手ではないのですが、自慢は苦手です。なぜなら、誇れるところがないからです。しかし、今回あえてその苦手を課題に出されたことで、自分を見つめ直すことができました。


*川添 良幸教授による講義
「自然を正しく理解する?-やってみても分からない-」

表紙から感心しました。反転するだけで、こんな違いがでるのかと驚きました。脳が二次元の画像を三次元に再構築するときに間違うからこのようなことが起きるそうですが、たこ焼き器だけではなく、他の物もさまざまな角度から見てみたいと思いました。
今回の講義では、「一般常識にとらわれない」ことを学びました。

例えば、「あきかん、あきびん、乾電池の回収箱」。私も分類したくなってしまう一人でした。しかし、実際は分類しないことが正しかったのです。「かごを減らしたい」という業者さんの本音や収集先で分類されるということを知り、これからは混ぜようと思いました。私のような分類したがる人には、このような説明が効果的なのではないでしょうか!

また、ルーローの三角形をタイヤにした車は、走ることさえ想像できませんでした。タイヤは丸くなくても走るのです。さらに驚くべきことに、そのタイヤには、雪道のスリップ防止、砂丘を速く走れるかもしれないという近未来的な機能が期待できるらしいです。

そして、生まれて初めて二角形を見ました。しかし、今でも「二角形...??」と思っています。なぜなら、三角形(ルーローではない)以上の多角形は曲線がないのに、二角形にはあるからです。さらに、曲線から円を連想したときに、正多角形は角が多くなるに連れて円に近づくはずが、二角形はすでに曲線を持っているのです。

考えれば考えるほどわからなくなるものもある講義だったので、まさに題名通りの講義でした。


*堀井明教授による講義「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」

私は、病理医を志しているので、とても楽しみにしていました。
まず、一般的に「がん=死ぬ」と考える方が多いと思います。私もその一人でしたが、必ずしも「がん=死ぬ」ではないことを学びました。臓器によって治療しやすいか否かが異なるからです。臓器別に見たときに著しく生存率が低いのは膵臓でした。こんなにも臓器で変わってしまうことに、恐ろしいと感じました。

また、間違えたRNAから間違えたアミノ酸が作られ、がん細胞が3から4つできることで発がんするそうです。たったの3から4つの細胞が莫大な数に増殖することを考えると、早期発見はとても大事なことだと思いました。

そして、私が1番驚いたのは、がんの転移場所が予測できることです。その理解には次の2つの考え方が重要だそうです。
① seed and soil theory
がんにとって居心地のいい場所があり、その場所へ転移する可能性が高いそうです。
② anatomical theory
例えば、消化器系のがんの場合、必ず肝臓の門脈を通るので、そこに転移する可能性が高いそうです。
100%ではないですが、転移の早期発見につながる大切な考え方だと思いました。

さらに、EMTという抗がん剤に抵抗をもつ細胞があるそうです。まるで、毎年のインフルエンザウイルスとワクチンの戦いのようだと思いました。医療では、たとえ良い薬ができたとしても、油断せずに常に耐性菌の可能性を考えなければならないのだと実感しました。


今回のレポートがうまく書けずに落ち込んでいます。
自分が手応えを感じるものを添削していただきたいので、考えながら講義を聞けるようになりたいです。


堀井教授に質問です。
Q1:なぜ、RNAは転写を間違えるのでしょうか。また、間違ったときに、感知して、アポトーシスを促す物質を放出するなどというようなシステムは無いのでしょうか。

Q2:one size fits all型では「増殖細胞を殺す薬」となっているのですが、細胞増殖が激しい子供では、薬が標的を見つけることができず、がん細胞以外の細胞を大人よりも多く殺してしまうのではないかと考えました。子供にも使うことができるのでしょうか。

Q3:EMTはなぜ、抵抗できるようになったのでしょうか。これも、がん細胞と同じようにRNAが転写を間違った(変異した)からできたのでしょうか。

投稿者:岩手県立一関第一高等学校

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