こんにちは、仙台二華高等学校一年の梶川友寧です。
早いもので、科学者の卵養成講座も今回で6回目となり、大学内の景色も見慣れたものになってきました。11月7日には二十四節気の立冬を迎え、暦の上でも冬となり、昨夜もかなり冷え込みました。
さて、昨日の英語交流サロンは、減災アクションカードゲームを行いました。3秒という短い時間の中で、災害が起こった時にどのような対応をするべきかを判断し、その理由をグループのメンバーに話すというものでした。自分が選ぼうとしていたカードを取られてしまった際は、別なカードを選ばなくてはいけないという条件でカードを選び、考えを説明するのは難しかったですが、学べたことが幾つかありました。一つ目は、災害時に瞬時に状況を判断し、行動に移すことが大切だと言うことです。当たり前のように思われますが、今回のゲームではどうするべきか迷って焦ってしまい、なかなか行動に移せないことがありました。しかし本当に災害が起こったときは、次にもっと大きな災害が起こるかもしれないし、すぐ側に危険が潜んでいる可能性もあります、ですから、冷静に状況を判断しなくてはいけないでしょう。二つ目は、災害時にできることは一つではないということです。例えば地震があった時、机の下に避難するというのがよく避難訓練でもあるようなやり方ですが、他の人の意見を伺うと、閉じ込められないように建物から出る、机がなくても頭は守らなくてはいけないのでカバンなどで頭を守る、などメンバーの数だけ考え方があるのだと思いました。
午後の安藤先生の講義「プラズマと核融合」では、プラズマのこれからの活用法などを知ることができました。最初はプラズマと言われても、私達の殆どには関係が薄いものだと思っていたのですが、実際にお話を伺うと、プラズマは今も私達が生きていく上で大きな恩恵を与えてくれるのだと知りました。枯渇する心配がほとんど無く、環境にも優しく安全であるという点で、これからのエネルギー資源となりうるだとか、宇宙開発などにも大きく貢献しているだとか、実際は私達が生活をしていく上で重要な役割を果たしていると知ることができました。
次は渡辺先生の講義「教授の進路選択アドバイス~人生を戦略的に考える~」でした。今までは多くが勉強中心の講義でしたが、今回は将来を考えるということでした。先生の体験談なども教えていただき、自分ができることや、やりたいことを考えて今後を考えなくてはいけないということを学べました。ただ仕事に対してぼんやりしたビジョンを持つのではなく、自分が目指すものに向かってまっすぐに向き合い、失敗などを恐れずに最後までやりきるということが大事だとわかりました。その一方で、成長にならないくらいならできないことは潔く諦めなくてはいけない、ということもなるほどと思いました。
今回も充実した一日でした。次回以降も講義や科学者の卵のOBOGのお話を伺ったり、TOEICのテストがあったりと忙しくなると思いますが、真っ直ぐ向き合っていきたいと思います。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校