こんにちは。群馬県立高崎女子高校の片山紀子です。先日行われた第6回講義の感想を書いていこうと思います。
まず初めに行われた英語交流サロンでは、減災アクションカードゲームを楽しみました。災害が起きた時にどんな行動をとるべきか留学生の方と話し、自分の考えに納得してもらえた時はとても嬉しかったです。また、災害の時は正しい情報を手に入れることが重要であると改めて認識したので、日頃から情報の真偽を見極めていきたいと思いました。
続いて行われた講義「プラズマと核融合」は私が最も楽しみにしていた講義の一つで、とても興味深く、わくわくするような内容でした。プラズマ状態にしただけでは、核融合反応は起こらず、約1億℃にすること、原子核が高密度で存在していること、閉じ込めている時間が長いことの3つが必要であると聞き、とても奥深いと思いました。私は、核融合反応で中性子が発生していることに目を向け、安全面に影響はないのかなと思い質問したところ、低放射化する材料で核融合炉の壁が作られているため、人に影響を与えるほどの力は持っていないとの回答をいただきました。調べてみたところ、プラズマの周囲は「ブランケット」と呼ばれる装置が取り巻いていて、ブランケットは、①中性子の運動エネルギーを熱として取り出す。②リチウムに中性子を衝突させて、三重水素を生産する。③中性子などの放射線を遮蔽する、という役割を持っているようです。ブランケットにより作られた三重水素と重水素で再び核融合を起こせば、無駄がなく、安全なものになると思い、夢の発電方法に感動しました。
最後に行われた「教授の進路選択アドバイス」の講義では、生きるために何が必要なのか渡辺教授に教えていただきました。中でも印象に残ったのは、「人生崖っぷち」という言葉で、やりたいことや、やるべきことを先延ばしにせず、また様々なことにチャレンジしていきたいと思いました。自分の夢をかなえるために、自分自身を振り返りながら、進んでいきたいです。
早いもので科学者の卵養成講座も後半に差し掛かってきました。現在の自分と第1回目の講義の時の自分とを比べると、身の回りの自然に目を向け、どうしてこんな現象が起きるのだろうと考えるようになったなと思います。今回の第6回の講義へ向かう途中の新幹線からは、群馬よりやや早いきれいな紅葉を見ることができ、思わず紅葉の仕組みについて調べる自分がいました。講義はもちろん、来月は新幹線からどんな景色を見ることができるのかも今からわくわくしています。第7回講義でもみなさんとお会いできることを楽しみにしています。
投稿者:群馬県立高崎女子高等学校