みなさんこんにちは。仙台二華高等学校1年の桑原優菜です。
第6回科学者の卵養成講座を振り返りたいと思います。
1.英語交流サロン 減災アクションカードゲーム
今回の英語交流サロンでは、留学生の方と減災についてゲーム感覚で話し合いました。東日本大震災以来、「いざというときのとっさの行動」についてあまりきちんと考えてこなかったと思うので、とてもいい機会になりました。
特に印象に残ったのは、自分が選んだカードについて説明したあと、留学生の方に「そのあとはどうするの?」と聞かれたことです。このゲームでは、「災害が起こったあと、まず何をするか」を考えましたが、もし実際に何か災害が起こったときは、後々のことを考えつつ、今とるべき行動を瞬時に判断する必要があるのだな、ということを痛感しました。
私が震災を経験したのは小学3年のときで、当時は周りの大人の指示に従っていれば良い部分もありました。しかし高校生になった今は、1人の大人として、災害から命を守るための行動を自分で判断する力が求められていると思います。そのきっかけとしても、今回の減災カードゲームは大変役に立ったように感じます。万が一の事態に備えて、日頃からの注意や心構えが大事だと思いました。
2.「プラズマと核融合」
プラズマという言葉自体はもちろん知っていましたが、プラズマとは一体何なのか、プラズマが私たちの日常にどうかかわっているのかについては深く考えたことがなく、とても興味深い講義でした。プラズマは私たちの目に見えない物質なのでなじみの薄い印象でしたが、実際は私たちの生活に大きく関わっていること、また資源として枯渇する恐れが低く、さらにはクリーンなエネルギーとして注目されているということに驚きを感じました。もしプラズマを利用した発電が実用化されれば、今日の発電方法と地球温暖化をめぐる様々な問題への対処が可能になるのではないかと思いました。
3.「教授の進路選択アドバイス~人生を戦略的に考える~」
自分のやりたいことは何なのか明確にするという話を踏まえた、講義後のレポートの1番目の課題が印象的でした。
過去の自分から時系列に並べて、そのときどきに「やりたかったこと」を整理しまとめることで、自分の向き不向きが少し分かったような気がします。これらを踏まえたうえで、今の自分なら何ができるか考え、「戦略的に」これからの人生を組み立てていくことが必要だと思いました。
英検の問題集にあった長文の一部ですが、心に残っている文があります。
"Assess what is possible and achievable, and give yourself time to achieve your goals."
今自分にできること、達成可能なことを見極め、目標達成のために必要な時間を「自分のために」とる、つまりタイムマネジメントの重要性を指摘しているように感じています。人生を戦略的に組み立てていくには、決まった時間の中で実現可能な目標を立てることが大事なのかな、と思いました。
上の英文の続きです。この言葉で締めます。
"The occasional setback is inevitable, and should be considered not as a sign of failure but as a stepping-stone to success."
みなさん、次回もよろしくお願いします。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校