1. 英語交流サロン
今回で3回目の開催となり、程良い緊張感を持って臨むことが出来た受講生が多かったように感じます。
前回までのトークタイムとは打って変わり「減災アクションカードゲーム」を通しての交流となりました。ゲームのルール上、他のグループメンバーと同じカードを選ぶことは出来ないため、自分の望むカードは制限時間内に素早く手に入れなければなりません。今回は地震が発生した際にいる場所などを基に冷静に正しく状況を把握し、的確な行動を選択することが求められましたが、このことは実際に災害が発生したとき、また、普段の私たちの生活でも非常に重要なことであると考えます。
英語で自分の考えを正確に伝える力を養成するとともに、 常日頃から状況判断能力や行動力を養っていきたいと思います。
2. 「プラズマと核融合 〜プラズマ・宇宙・エネルギー〜」
プラズマとはどんなものであるのか、核融合、そしてプラズマが拓く未来社会に関して正しい理解を深めることが出来ました。
始めに蛍光灯の内部温度が約10000℃であるということを知り、非常に驚きました。高温の粒子が内部に存在しているにも関わらず、何故ガラス管が溶融しないのかという安藤先生の問いかけに対して、私はガラス管の表面に熱を遮断するものが存在するのではないかと考えました。しかし実際は、粒子の密度が小さいために、衝突してガラス管の温度を上げる程の熱を持たないから、ということでした。安易に物事を予想することの危険性を痛感するとともに、物事を構成する要素としての原因と結果の関連を探求することへの興味が湧きました。
また、今日におけるエネルギー問題の解決の一助となるだけでなく、宇宙開発や生命・環境への作用、物質・材料の創出にも大きく貢献するということを知り、プラズマの持つ大きな可能性を感じました。 安藤先生、ありがとうございました。
3. 「教授の進路選択アドバイス 〜人生を戦略的に考える〜」
「人生」というと漠然とした印象を抱きがちですが、実体験を交えながらユーモラスにご講義いただきました。
講義の中で沢山の実践的なアドバイスをいただきましたが、その中でも特に印象に残ったのが「毎日の自然の変化を見逃さない」ということです。忙しさにかまけて漫然と日々を過ごしている人が多いと思いますが、ふと目を周囲のものに向けるとそこには必ず小さな変化があるはずです。例えば、昨日までは蕾だった道端の花が咲いていたり、昨日まで咲いていたタンポポが綿毛になっていたりすることが挙げられます。それらの変化は自分にとって嬉しい変化である場合もあれば、時には悲しい変化である場合もあります。いずれにせよ、それらの変化に気付くことが出来るような心身の余裕と自然に対する興味・関心は自分のたった一度きりの人生を充実させることに繋がると私は考えています。
アドバイスいただいたことを胸に、日々の生活や残り少ない科学者の卵養成講座を充実したものにしたいと思います。
渡辺先生、ありがとうございました。
投稿者:岩手県立一関第一高等学校