東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成29年度 活動ブログ

平成29年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2017.12.02

なんでコレ知らなかったんだろ??

テストが終わりました!仙台二華高等学校1年の佐藤雄大です。テスト最終日の放課後に男子高校生がやることといえば、ブログか予防接種くらいだと思いますが、僕はその両方を今日やろうと思います。男子高校生の鑑ですね。  槇原敬之ではないですが冬がはじまり、コートを着ないとすっかり寒くなりました。雪合戦が楽しみな季節です。手袋を忘れたことを恨み手をかじかませながら工学部のドアを通りました。    第3回減災アクションカードゲームでは、震災の時のこと...自分があのときとっさにとった行動、ライフラインが完全に断たれた中での生活、公衆電話にできた長蛇の列、そしてあの夜暗い地上から見えた満天の星...を思い出しながらカードを取っていました。まず自分の安全を確保するためにどうするか。そして落ち着いたら次にどうするか。また、周りの人が油断、不適切な判断をしていたらどうするか。災害は、いつか来るとみんな知っていますが、誰も明日来るとは思っていません。災害が発生したとき、もしかしたら明日、もっといえば3分後に、生かせる知識得られたことはとても良い経験になりました。(次の問題の場所設定がビーチだと予言する能力に目覚めた点でも良い経験です。)    プラズマって、なんだ。かっこいいやつ。ハリーポッターとヴォルデモートが杖から出してるやつ。その程度しか知識(?)のない僕は、安藤先生の講義でプラズマの正体にただただ驚いていました。プラズマというと空想科学や映画の世界というイメージで、仙台市科学館にある球状の装置はいったい何者なんだとずっと思っていましたが、実はプラズマとは「電気を帯びた気体」のことで、固体液体気体に続く第四の相!さらにそれが身近なところに存在、利用されている、そしてとんでもない可能性を持っている!今まで空想と思っていてすみません、プラズマさん。。。    そして、研究倫理の話についても、かなりの衝撃を受けました。省エネ≠節約。節約というのはある程度欲求を抑えることだが、過度な節約・節約の強制は弱者・体の不自由な人・少数派を圧迫する。大事なのは数的な平等ではなく幸せの平等、言うなれば平和。そのためには、充分なエネルギーが必要である。しかし夢のエネルギーだと思われていた核によって原発事故が起こり、また兵器の開発がなされてしまった。地球カレンダーの12月31日に生まれた人間は地球を壊しうる力を持つ核エネルギーを知ってしまった以上、それを知り、正しく利用する責任があり、それで地球を壊してはならない。科学は、常に倫理・社会と密接に結びついているということを強く感じました。  ここで、復習をする過程で疑問に思ったことがあります。資料23ページの「この式を変形すると、」で一段目から二段目の式変形で、おそらく(v/c)^2が微小と見たときの近似式だと思うのですが、ここでのvとは何を意味しているのでしょうか。「光速よりも早く動く電車」の速度を表しているならばv>cでこの式変形は成立しないので、電車の速度ではないとは思うのですが。。。それともまた別の解釈があるのでしょうか。。。   そして始まった2時間目、渡辺先生の進路選択アドバイス。小学生の時の自分、今の自分、高校卒業後の自分、大学の研究室の自分、職業に就いてからの自分、何をしてきたか、何をしているか、何をすべきかを考えるきっかけとなりました。昔は全く野球をしていないのにプロ野球選手になると言ってみたり、玉の囲いも知らないのにプロ棋士になると言ってみたり、非現実的な、けれど愉快な夢を持っていて、次第に現実的でかつわくわくするような夢を持つようになりました。しかし、昔と今とで変わらないのはヒーローになりたいということです。やはり男子は一度はヒーローに憧れるものです。というのも、人生を楽しみ頑張っている悪の組織をつぶすだけを目的とするヒーローではなく、人を助ける、人に感謝される、そんなヒーローです。  以前僕は、かなり悩みに悩み抜いたことがあります。「自分は今、コンビニの中にいて、炭酸を飲みたい。カルピスソーダか、MATCHか。どうするべきか。どうしよう。」誰もが経験のある、とても深刻な悩みです。このとき、僕が辿り着いた結論は、「たぶんどっちを選んでも満足するだろうな」ということです。そのころの僕にとっては衝撃的な発見で、ニヤニヤしながらカルピスソーダを飲みました。それ以降も、受験校をどうするか、弓道部か山岳部か、悩んだことはありましたが、自分が満足いくまで両者を調べたあとは、「どっちを選んでも満足する法則」に則り直感で決めてきました。MATCHを飲んでいたら、高校が今と違かったら、弓道部に入っていたら、今より良かったかもしれませんが、それは僕が知ったこっちゃないことで、今が幸せなのですべてはALRIGHT YA BABYなのです。   また、「これでメシを食うんだ」という自覚、「何でもいいから一番」という目標、「自分の器」の理解、「不思議の根幹」の追究、これらによってイノベーションが起こせる!そう思い、感動しました。  今回の第6回講義を振り返り、プラズマも人生戦略も、「なんでコレ知らなかったんだろ?もったいない。。。」と思うことが何度もありました。以前ブログでも書いたように、身の回りは疑問であふれていて、その陰には自分の知らない衝撃的な事実があり、わくわくするようなフロンティアの塊なんだな、と感じました。

投稿者:宮城県仙台二華高等学校

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