こんにちは、宮城県仙台二華高等学校1年の桑原優菜です。
少し遅くなってしまいましたが、第7回科学者の卵養成講座を振り返りたいと思います。
1.英語交流サロン
今回のテーマは「留学」についてでした。
留学生の方とお話する中で、留学の本当の魅力、留学をすることの意義が改めて分かったような気がします。
"I have to do anything what is needed in my daily life." 留学生の方のこの言葉が強く印象に残っています。勉強の傍ら家事を全てこなすのはとても大変だけれど、自力で生活をすることで初めて学べることもたくさんあるとおっしゃっていました。
「今までは黙っていても母が食事を作ってくれていたし、洗濯物だって毎日洗ってくれていたのに」日本で一人暮らしをして初めてその生活が当たり前ではないことに気づいたといいます。日本に来たからこそ、両親の存在の大きさや両親への感謝の気持ちが分かったという話を聞き、はっとさせられました。
今回の交流サロンを通して、もし海外へ留学に行ける機会があれば積極的にチャレンジしてみたいなと思うことができました。
2.「エンザイムハンター ~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」
酵素に対して、学校の理科の授業で習ったような「タンパク質やアミノ酸を分解して...」というようなイメージしか持っていなかった私にとって、酵素は私たちの身近な生活に大きく関わっていることを知り学ぶことがたくさんありました。
特に、酸性ウレアーゼを生産する微生物を探す研究には、本当に驚かされました。「微生物の潜在能力は無限である」という信念に可能性を見出し、先の見えない研究を地道に続けられた姿勢に、科学者としてのプライドや執念を感じました。
また青色の花を作る研究でも、「必ずやり遂げる」という強い意志と明確な目標があったからこそ、目指していた場所へたどり着けたのではないかと思いました。
酵素のことだけではなく、科学者、研究者としてのあるべき姿を学ぶことができました。
3.科学者の卵OB・OG/大学生・院生との交流会
この交流会では、私が目指したいと思っている学科で実際に学んでいらっしゃる大学生の方々のお話をたくさん聞くことができました。大学受験を控え高校生の私たちがするべきこと、興味のあることを深めることがいかに大切か、大学生活のことなどを知ることができ、有意義な時間になりました。大学生の方に「ゴールからの逆算をして今何をすべきか考える」という話をしていただき、私自身とても納得したところがあったので、実践してみようと思います。
今年の卵の講座もあっという間に終わってしまいました。
毎講義のあとのレポートにいつもどきどきあたふたしながらも、科学に関する知識はもちろん、知らないことを頑張って知ろうとする貪欲な姿勢、間違いを恐れず英語を話す積極性など、卵の講座を通じて大切なことをたくさん学べた年になりました。年明けの卵の講座ではさっそくTOEICがありますが、全力で取り組みたいと思います。
サイエンスチャレンジ、英語交流サロンなど様々な場面でお世話になったみなさん、ありがとうございました。
次回、来年からもよろしくお願いします。
投稿者:宮城県仙台二華高等学校