こんにちは。仙台二華高等学校1年、関 百咲です。
3/17~26まで、科学者の卵養成講座 海外研修プログラムに参加してきました。そこで体験したことと学んだことを、何回かに分けて記していきたいと思います。
≪全体を振り返って≫
*成果ベスト3
1 : 何かを見た時、科学がどう使われているかを考えられるようになった
2 : 分からないことは自分なりに仮説を立ててから、調べるようになった
3 : 自分からたくさん質問できるようになった
*反省点ワースト3
1 : 英語の聞き取れなかった部分を放置してしまうことが多かった
2 : 移動中に寝てしまうことが多く、ホストファミリーとの会話の機会を逃してしまった
3 : レポートを書くのにかかる時間が長く、睡眠時間を削ってしまうことがあった
*総括
初めに海外研修への選抜通知を見た時は、手違いか何かなのではと目を疑いました。講義後の質問や英語サロンなどでは自分よりもっと知識があって違う視点を持っている人と沢山出会い、自分の未熟さを充分に感じていたからです。しかしこの海外研修では、9人の仲間も引率の先生方もホストファミリーの方、STEMやUCRの方々は「この人のように○○ができるようになりたい」「この人と一緒に○○をしたい」と思える人ばかりで、とても新鮮だったしそう思えた自分にも驚きでした。皆さんといる時間は自分に自信をつける為ではなく、一緒に科学を考え、たくさん吸収できるものを吸収するための時間であると、無意識のうちに感じていたのだと思います。
また、研究発展コースを担当して頂いた金子先生には出発直前までやり取りをしていて、ここまで目をかけて頂けるなんて想像もしておらず、自分もそれに応えるような発表をしなければならないと思えました。
そして最も感じたのは、英語が聞き取れないと何も分からないこと。しかし、断片だけでも聞き取って、質問をしたり知識で補ったりして、理解する努力をするのが、英語力よりも大切なことなのだと今になってわかりました。研修中、自分の「知りたい」という気持ちが普段より大きく高まる場面が多々ありました。そんな時は、ほかの選抜生の方に影響されたのもありますが、慣れない英語で質問を出来ていました。言語のきちんと通じる日本でも、それを実践したいと思います。
この海外研修では数多くの知識もそうですし、自己管理能力、英語力も養えましたが、一番は学ぶための学びができたこと、さらには尊敬できる仲間を得られたことです。ほとんどの場面で自分の能力以上のことを求められ、力不足を感じていました。しかしそれが成長に繋がっているのがあとから実感できました。
科学者の卵養成講座事務局の皆さんには、このような一生の糧となる体験をさせていただき、そして研修前から面倒を見ていただき、なんとお礼を申し上げれば良いか分かりません。安藤先生には、「先生や先輩に頂いた恩は本人に返すものでなく、下に返す」と教えて頂きました。この言葉には非常に感銘を受けました。皆さんにはさらに成長した私の後輩たちをお見せできるよう努力します。
事務局の皆さんに加え、ほかの卵の皆さん、選抜生の皆さん、発表まで協力してくださった発展コースの2人の先輩と金子先生・TAのお2人、そして科学者の卵養成講座への参加を促してくれて、普段からもめいっぱいに支えてくれる両親に感謝の気持ちを表したいと思います。本当にありがとうございました。
2018年4月2日 仙台二華高等学校1年 関 百咲
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投稿者:宮城県仙台二華高等学校