第5回講義スケジュールが変更となりました。
開講カレンダーはこちらから
第5回 2017年2017年10月14日(土)
13:00~14:50
講義「自然を正しく理解する?-やってみても分からない-」
講師:川添 良幸教授
15:00~16:50
講義「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」
講師:堀井 明教授
東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))
2017.08.29
第5回講義スケジュールが変更となりました。
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第5回 2017年2017年10月14日(土)
13:00~14:50
講義「自然を正しく理解する?-やってみても分からない-」
講師:川添 良幸教授
15:00~16:50
講義「がんを知り、診断し、治療する~病に立ち向かう病理学の世界~」
講師:堀井 明教授
2017.08.29
研究基礎コース(平成29年度)の開講カレンダーを更新しました。
第4回は、英語交流サロン、
徳山教授による講義「理論計算機科学への招待~数学を用いた最適化と高速化~」、
渡辺教授による講義「ダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性~花粉と雌しべの細胞間コミュニケーションとその分子機構~」です。
場所は青葉山キャンパス 工学部中央棟大講義室です。
皆さんにお会いできるのを事務局スタッフ一同楽しみにしています。
お楽しみに!
2017.08.21
飛翔型「科学者の卵養成講座」事務局からイベントのお知らせです。
東北大学大学院理学研究科・公開サイエンス講座 「地震はなぜ起きるのか?」が 開催されます。
日時:9月16日(土) 13:30-15:00
場所:東北大学大学院理学研究科 合同C棟2F 青葉サイエンスホール (最寄り駅は青葉山駅)
詳細、申し込みはこちらから
http://www.sci.tohoku.ac.jp/jishin/
2017.08.18
みなさん、来週早々、21日(月)にアメリカを横断するように皆既日食があることを知っていますか?
日本時間では22日早朝(夜明け前)になりますのでもちろん見られませんが、ウェザーニュースや他のサイトで、実況中継を予定しているようです。
ただ、日本時間では22日朝の2時から4時になるので、翌日学校がある場合は、無理しないように。
もし興味がありましたら、下記のサイトを参考に、いろいろ調べてみて下さい。
https://weathernews.jp/s/topics/201708/150165/
ちなみに、日本でつぎに見られるのは2035年9月2日で、18年後だそうです。
(安藤記す)
2017.08.16
今年の夏、南東北を会場に高校総体(インターハイ)http://2017soutai.jp/ が開催されました。あわせて、同じ時期に宮城県を会場とした総合文化祭(みやぎ総文2017)http://www.miyagi-soubun.jp/が開催されたことをご存知でしょうか?
8月2日から4日まで石巻で、みやぎ総文2017の自然科学分野の発表会があり、参加してきました。同じく卵講座に関わっている先生方も参加してましたが、今年の受講生や昨年の受講生もちらほらいたようで、参加した皆さん、気がついたでしょうか。
また、8月9,10日には神戸の国際展示場を会場にSSH校の生徒研究発表会が開催され、こちらにも参加をしてきました。ともに約200件の研究発表があり、各県代表や各SSH校で行われている研究について知る機会を得ました。その中で感じた点について、受講生の皆さんにもお知らせしたほうが良い点もありましたので、ここに記します。
研究発表では、物理/化学/生物/地学それから、数学や工学など様々なテーマで発表がありました。物怖じせず堂々と発表しているところは、代表として練習をしているかと思いつつも、さすがだと思いました。研究内容は身近なところに関心を持って深く掘り下げたものや、大学などとコラボしてすすめているものまで様々でした。先端機材を使ってデータを示しながら発表している場合などは、一見してすごいのかもと、そのフィールドに馴染みがない分、思わせるものがありました。でもだからといって研究の評価が高いかどうかは別です。
とくに毎回気になる点は、発表している研究内容の中で、発表者が自分で行ったところはどこか、新しい視点やアイデア、結果が含まれているか、それがどう面白いのか、何も知らない人にわかりやすく伝えているかなどが出来ていない発表が多いことです。先輩らがやってきた研究を引き継いで行ってきた場合や、どこかでやっていたテーマを見つけ、自分たちでもやってみた場合などで、こういった先行研究をきちんとフォローして、自分の発表している研究がどう違うのかについてまとめていることが少なく感じました。
みなさんが各高校で課題研究などを行っているのなら、ぜひこういった点は気をつけてほしいと思います。
あと、こういった条件で実験をしたらこの結果になりました。実験は10回やったから間違ってません。という発表もありました。再現性があることは良いのですが、結果が示すもの、その奥に隠されている原理原則について探求できていないケースもあります。たとえば、ある植物を育てる実験をやってみました。温度や湿度を変えできた種子の数を平均したらどうなるかやってみました。だけでは小学校の自由研究でしょうか。その実験で何を示したいのかが曖昧なケースも有りました。どういう深掘りができるか、さらに踏み込んだ考察を期待します。
また、自分たちが考えた理屈を主張するばかりで、他の可能性についてどう否定していったのか、曖昧な点が残されていないかについて、十分検討も理解もできていないこともあります。もちろん、その実験をしていろんな状況がわかっているのは発表者自身ですので主張したい気持ちもわかりますが、ポスターや口頭発表資料の中できちんと論理的に説明できていなければ、曖昧だと判断されてしまいます。まだわかっていない点があることは、研究成果として不十分なのではなく、課題点を明確にしたということで評価されます。研究がうまくいかなかったのは、現象を説明する可能性のうちの一つを潰したということです。どんどん失敗して、可能性を潰していけば良いだけです。
ときに実験をしていると手段が目的化してしまうことがよくあります。Aという事象を調べようと思ってBという装置を作っているうち、装置づくりが目的化してしまうケースです。もちろん装置づくりは大変で、いろんな工夫点が必要ですが、それで終わってしまっては、もともとのAという事象を調べる目的がどこかに行ってしまいます。かといって、テーマによっては1、2年でできない場合もありますね。こういったように、途中で装置づくりを研究テーマに変更する場合は、難しいポイントをどうクリアしたのか、どこかで拾ってきたアイデアなら、ちゃんと先行研究を示しながら自分の工夫点はどこかを示す事が大事です。
受講生のみなさんも、そのうち間違いなく研究活動に携わることがあるでしょう。その際にこういった点にも留意して進めてくださることを期待しています。
(安藤記す)
(追記)
ブログに、「自分の夢」について記述がありました。周りの人に言っても理解してくれない、やってもしかたないなど否定される、ことで悩んでいるような話でしたね。
大学にいる先生方には、人のいうことを聞かない人や、常識でしょという意見を否定してきた人がたくさんいます。新しい世界を拓くのはそういった人です。なので、否定する人が多いほど将来有望な夢なのでしょう。頑張ってください。