東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

中間発表。(文:本間可奈)

2016年11月16日 (水)

こんにちは、文学部の本間です。画像は、わかりにくいですが以前とある山に紅葉を見に行ったときの写真です。当時はまだ秋でしたが、山の上なので少々寒かった記憶があります。現在はキャンパス内の木々も紅葉がきれいですが、気温ははもうすっかり冬の寒さで、豆苗とロマネスコの成長に支障が無いか心配です。

遅くなってしまいましたが、中間発表をしたいと思います。


(1) 中間発表の記事を投稿するまでに、この展開ゼミを通じて、植物の発芽、生長を観察し、どの様なことが一番驚くべきことであったか。必要に応じて、これまでの写真、あるいは、とってあったけど、掲載していない写真でもよいです。それを載せながら、説明をして下さい。
 20161117001118-6cb8bfbe0414e1e6b795352dc6c56baac8d695da.JPG 一番驚くべきであったのは、多くの方が書いていることですが、植物の生命力の強さです。以前いただいたコメントにもありましたが、私はロマネスコを発芽させる際、ろ紙に少量の水しか含ませていませんでした。私は十分な量だと思っていたのですが、植物にとっては足りない量だったようです。しかしロマネスコはきちんと発芽してくれました。種を8つシャーレに蒔いたのですが、発芽した(もしくは種が開くところまでいった)ものは6つでした。

 20161117001615-df75d9e8e081e335b3ef2b6d53e8bbe89e61e3ba.JPG ロマネスコに限らず豆苗もですが、どうしても家を空けなくてはいけないとき、水をあげる余裕がないときにも植物が成長していくのを見ていると心強くなり、頑張ろうと思えました。しかしながら大事なことは植物の生命力の強さに甘えずしっかり世話をしなくてはいけないことだということは胸に刻んでおきます。

 20161117001635-61f8868fa77a24a5db6cb7beddf1f0c1c0bcf162.JPG また豆苗を失敗したことは、驚いたしショックでもありました(ちなみに画像は現在の豆苗です。まだ食べられずにいます...)。このゼミを始める前は、豆苗は市販のものを育てれば繰り返し食べることができるものというイメージでした。要するに、豆苗は比較的簡単に育てられるだろうと思っていたのです。そんな中での失敗だったので、植物を育てるというのは簡単ではないのだと、簡単に育てられる植物など無いのだと痛感しました。

 

 

(2) これまで数多くの記事が投稿されていますが、自分を含めて、この記事がよかったというのを数個指摘して、どの様な観察、気が付きがよかったのか、いつの誰の記事というのをlinkなどを入れて、わかるようにして、書いて下さい。

 まずは、10月28日の農学部平岩さんの記事です。葉、茎、根に分けてそれぞれをしっかりと観察している点が素晴らしいです。特に葉について、記事を引用すると「コマツナは双子葉類なので、葉脈は網状脈です。」(引用終わり)など、葉脈にも着目するなんて、観察眼が鋭いなと思いました。またその以下に次々と疑問点を書いていますが、疑問がたくさん浮かぶのはしっかりと興味を持って取り組んでこそできることで、簡単にできることではありません。

 次に、11月15日の農学部沼澤さんの記事です。画像に加工がしてあることに手が込んでいると驚きました。加工のおかげで何を伝えたいのか、読む側にとても伝わりやすくなっています。また観察報告の前に導入として白菜の話をして、苦みの原因を説明していますが、不思議に思ったことをちゃんと調べ上げ報告していることが素晴らしいと思います。私の場合は不思議に思っても後回しにして結局調べないことが多いので反省です。

 

 

(3) 同様に、渡辺他、いろいろな方がコメントをしていますが、そうしたもので、この記事のコメントが参考になったというのがあれば、これも数個を選んで、どの様に参考になったのか、(2)と同様に記して下さい。
 まずは11月5日の私の記事に対する渡辺先生のコメントです。このコメントを見て初めて徒長気味だということに気がつき、対策をすることができました。徒長の際には11月9日の農学部桂さんの記事へのコメントが参考になりました。実際に徒長対策をどうするのか、リンクとともに説明があり私もその通りに土寄せをしました。また、私が植え替えについて書くと11月3日の工学部鈴木さんの記事のリンクを貼ってくださったのも助かりました。リンク先の鈴木さんの記事は丁寧に植え替えの手順が書かれており、大変役に立ちました。そして11月2日の理学部福島さんに対するコメントで、収穫した植物の最長や最短、平均の長さを測っておくと良いと書かれていて、そういえば私は長さを測ることを怠っていたなと気づかされました。ただ植物を育てることを楽しむのではなく、長さがどうだとか色はどうかなど、研究にも力を入れなくてはいけません。

 

 

(4) 以上の(1)~(3)を踏まえて、残りの最終発表会まで、1ヶ月以上ありますが、どの様なことに注意して、また、何を目標として、この展開ゼミの講義を受講し、記事にしたいかを記して下さい。

 第一には更新の頻度です。中間発表前はこの講義の形式に甘え更新を怠ってしまいました。「最低週に一回」とは思いますが、これはあくまで「最低」です。受講者方々の中にはすでに更新回数が2桁に届きそうな方、すでに収穫を始めている方もいらっしゃいます。その方々に比べ私はずいぶんと出遅れてしまいました。植物は日々変化するので書くネタは、尽きないでしょうから、日々植物に対してアンテナをはって過ごしたいと思います。

 第二にはブログの内容の充実です。⑶でも触れましたが、今まで私は「植物を育て無事に収穫する」ことだけを目指し、観察や研究をおろそかにしていました。たとえゴールが「収穫」だとしても、これは講義なので途中経過も大事にしなくてはいけません。もっともっと植物に興味を持ち、疑問に思ったことはきちんと調べて報告することを心がけます。

 第三には有言実行です。今までの私は目標や疑問を書いただけで満足していたように思います。実は、この講義に参加しようと思った理由の一つには何でも三日坊主的な自分を直したいというものがあったのですが...。これではいけません。上で述べたことはもちろん、すでに投稿したブログ内で述べている疑問(例えばこの記事の鉢の大きさにより植物の大きさは変わるのか?等)を満足がいくまで調べ上げ、自分の中で答えを出したいと思います。

 そして最終的には、やはりロマネスコと豆苗の両方をおいしく食べることが目標です。せっかく自分で育てるのだから、ただ収穫まで育て上げて終わりではなく、おいしさにもこだわって育ててあげることができたらたらいいな、と思います。


以上が私の中間発表です。なんだか反省だらけになってしまったのも前半に私が怠けてしまったからです。心を入れ替え収穫まで責任を持って育てたいと思います。まずは、豆苗リベンジの準備から始めます。

コメント

文学部・本間さん

 遺伝の渡辺でございます。1週間ぶりくらいでしょうか。また、11月に入ってから、順調に投稿して、これをいかに維持するかと言うことだと思います。しっかり、後半戦、がんばって下さい。植物の生命力のすごさに少し頼りすぎでしょうか。甘えることなく、しっかり、肥培管理をして下さい。他の方の記事にも書いたとおり、ロマネスコの状態が今の状態としたら、少し施肥が足りないのではないでしょうか。子葉の色に注意していた方がいたと思いますので。また、もう少し土を足した方が、徒長気味なのを防げるような気がします。他の受講生の方の投稿、中間報告を改めて、読んでみてください。土を足すこと、また、水をあげすぎるというかわいがりすぎも、注意かも知れないです。生命力のすごさへの頼りすぎと言うことと同時に。植物なんて、水をあげていれば、と思ったのかも知れないですね。そうはいかないのが、生き物です。後半戦、前半戦のことを反省しながら、しっかり取り組んで下さい。

 どんなところに注意が行くかというのも、それまでの学生さんたちの生活というか、活動に依存するところがあります。なので、その当たりは、本間さんらしさを出して、もちろん、他の受講生の方々の記事を参考にしたり、こちらからのコメントを読んで、背伸びしすぎず、また、努力を怠らず、トライしてみて下さい。

 結果ももちろん、重要ですが、大学、その先の社会人になったとき、その過程で何を学んだのかが、その先でさらに重要性を増すことになります。失敗しても、なぜ、失敗なのか、と言うことをしっかり理解できれば、色々なことが違って見えると思います。と言うことで、この講義を通じて、三日坊主をなおして、疑問に思ったことは調べたり、読んだり、考えたりして、よい記事を投稿して下さい。楽しみにしておりますので。


 わたなべしるす