夕方近くまで、盛岡での日本植物生理学会・高校生生物研究発表会。そのあと、急ぎ、仙台へ。去年はSSHの探求活動発表会に参加できたのですが、今年はできなかったのが、岡山県立倉敷天城中学校・高等学校。そんな中、仙台で3月19日~22日に日本物理学会が開催。渡辺が高校生の時、物理Iは苦手で、物理IIはそれなりだったのを。高校3年生の時に植物で遺伝・育種学をやると決めるまでは、物理、化学系をと考えていたのが。。。今は、物理学とは遠くなりましたが、それでも、物理学での考え方などは、これからの遺伝学、生物学、農学をやる上で重要なのだろうと。そんなことは思いつつも。なかなか、難しい本を手に取るのは。。。その日本物理学会でも高校生向けの「Jr.セッション」というのポスター発表の機会を開催していて。その発表会が3月21日開催されると言うことから、岡山県立倉敷天城中学校・高等学校でSSHの探求活動として物理学の研究をしている中高生4名と指導されている塩飽先生が研究室見学で来訪。 片平キャンパスにきて頂いたのは、18:00より少し前だったかも知れないですが、渡辺の盛岡からの到着がその時間位の時間で。お待たせしてしまいました。研究室がある本館のまで道に迷わず、来られていたのが、niceだなと。。。結構、皆さん、キャンパスの中で迷われますので。寒い中、お待たせでしたので、研究室へ。最初に、渡辺の所を説明できるような資料を配付して、大学で何をしたいのか、また、オープンキャンパスなどでは、大学の教員と議論して、自分と相性がfitする教官を見いだしてほしいと。もちろん、研究したいと思える分野はあるでしょうが。。。また、研究をするなら、目指すは世界一。どの分野もそうかも知れないですが、「Nature, Science」のJournalを目指そうと。。。発表してから、6年目になろうとしている、渡辺の別刷を渡しながら。。。
物理学の世界はよくわかりませんが、遺伝学では古い本の中に、今解決できる大事な問題があると。なので、昔のことも大事にしてほしい。また、物理、化学の世界と生物とはちょっと考え方というか、何というか、違うと。生物で言えば、細胞の中に、どれだけの分子のmRNAがその瞬間に存在し、どの様な状況にあるのか。物理、化学では、必ず考えること。生物では、そうはいかない複雑系。その複雑系でも遺伝子1つが壊れると、表現型は大きく変化することも。それを理解しようというのが、生物学、遺伝学。物理学、化学では少し扱いにくい事象なのかも知れないですが。それでもこれからは、領域融合的共同研究が重要になるのでと。。。
学生さんの居室、研究室のいろいろなものを見学して。初めての方もいたでしょうし、これまでに他の研究室を見てこられた方も。いろいろなところを見て、これという研究室と出会ってほしいと。また、塩飽先生から以前にDNA sequencerというか、塩基配列決定を今のように自動化しようとした方を講師としてお呼びしたとか。。。開発までの秘話は聞いたことはありますが、ここでは。。。ただ、実物を見て、これから先、いろいろなことが自動化されるであろうし、それらは物理学、化学、生物学などいろいろな分野の融合の結果、大きなイノベーションが起きるのだろうと。
学会発表の前日に分野違いの研究室で物理とは違う話を聞いたり、岡山から近い愛媛・今治から出てきて、仙台、盛岡で何を為し得て、今になったのか、展示してあった愛媛新聞などの記事を見ながら。そんなことを書いた冊子は、皆さんに渡るほどはなかったですが、参考になれば。。。最後まであきらめず、やることです。そんなことを、盛岡での植物生理学会「高校生生物研究発表会」のアドバイザーの先生方もそう言われていましたので。。。がんばって下さい。もちろん、最後は、世界に向けて情報発信。最後になりましたが、今回の研究室見学を設定頂きました塩飽先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。次回は、倉敷にお邪魔できればと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 3/24(木), 18:00。倉敷天城中学校のHPに、渡辺の研究室訪問、日本物理学会ジュニアセッションポスター発表会での発表、閉会式、渡辺のHPに記事が掲載されていることまで、書かれてありました。というか、発見しました。遅くなりました。こちらが気がつくのが。。。色々なことを学んだ2日間になったのではないかと思います。また、伺ったときに、お目にかかれるのを楽しみにしています。というか、さらなる成長を楽しみにしております。
【研究室訪問】岡山県立倉敷天城中学校・高等学校・SSH課題研究の生徒・研究室見学で来訪(3/20, 23追記)
2016年3月21日 (月)
【出前講義】第57回日本植物生理学会・高校生生物研究発表会・オーガナイザー(3/20, 28追記)
2016年3月21日 (月)
3月のこの時期になると、2011年3月11日(金)に起きた「東北地方太平洋沖地震」のために、2011年3月20-22日に「要旨発表による開催」となった第52回日本植物生理学会(仙台大会)。地震が起きた夜、携帯電話に学会、学会誌PCPの編集関係の電話が。仙台市内の状況、10日後にどれくらい回復するのか。。。すでに外は暗く、寒く、携帯のテレビからの情報しかない状況で。。。新幹線はどうなるのか、食糧関係は、。。。そんなことで夜遅くまで外と話をしていたような。。。学会そのものの運営もそうでしたが、それと連動した「高校生生物研究発表会」もどうなるのか。。。そんな学会から今年で5年目。第57回日本植物生理学会が岩手大で開催。渡辺が1997年12月~2005年3月までお世話になったところ。2004年度には21st-COEに採択され、2008年度まで特任教授として、併任もしていたこともあり、今回の「高校生生物研究発表会」のオーガナイザーをお願いされ、5年前は、こんなことをしたのだろうなと思いつつ。。。で、仙台はもちろん、積雪はありませんが、盛岡の日陰には、雪が残っていて。。。 70-80課題のポスター発表があり、参加頂いた高校生、その指導者の先生方の人数は200名弱。ポスター発表会は、一般発表と並列に並んでおり、最初に開会式をする専用の場所も高校生が掲示しているポスターの合間。体育館の中で、マイクなどもないことから、失礼とは思いましたが、渡辺が椅子の上から、発表におけるいくつかの注意事項を。その中には、SSHなどの発表会に行くと、高校生が発表することが多いのですが、そうしたことはなしで、よりたくさんのポスターを見て、議論ができるように。国内外の学会でのスタンダードですから。また、奇数と偶数で、ほぼ1hrほどでチェンジすること。さらに、日本植物生理学会には、サイエンスアドバイザーという専門の異なる先生方(今関先生、勝見先生、佐藤先生、柴岡先生で、専門の異なる名誉教授。学会誌のPCPに学生時代、助手時代に投稿したとき、編集委員長をされていた先生であったり、いろいろなところでお世話になった先生方。こうした活動にも、ご協力頂けることに、毎回、感動を頂きます。ありがとうございました。)がおられ、その先生方が毎年、この高校生生物研究発表会で、積極的な質疑をされておられるのは、いつも感動します。当日は、広い体育館が朝の寒さで、最初はその寒さがと思いましたが、暖房を入れて頂いたことと何より、参加された方々に加えて、一般参加の教員、大学院生の方々もたくさんの質疑をされていて、本当に盛り上がりました。
発表会の全体の統括だけでなく、できるだけポスターを拝見して、可能な限り、質問も。たくさんを見ることができなかったですが、異形花型自家不和合性を持つ植物について、解析をされている発表、雑種植物の調査、国立公園の復元、自然界の酵母を使った発酵、植物と光、海草からバイオエタノール。などなど。もっと拝見したのですが、十分にコメントできなかったり、申し訳ありません。でした。
発表会のあとには、この岩手大での発表会から、ポスター発表と表彰式の間の時間を「情報交換会」を企画。ポスター発表では、自分の発表について、どちらかと言えば、質問を受けて、答える側。そうでなくて、普段の研究活動などで困っていることなどを、議論できる場をということで。会場の関係で、小さないくつかのグループに分けてと言うことができず、全体での質問となってしまったのですが。それでもたくさんの質問が飛び交い、それをfollowできる専門の先生方から回答を。
その中に、先の発表会で活躍頂いたアドバイザーの先生方もご参加頂き、また、学会長の福田先生も。ありがとうございました。場所などの問題の改善点はありましたが、次年度以降もこうしたイベントがあればと。。。小さなユニットでできれば、と。。。
最後の表彰式では、アドバイザーの先生方から、最優秀賞のポスターの内容についてのコメントを頂き、学会長の福田先生から手渡しを頂きました。ここでもアドバイザーの先生方、学会長の福田先生にお世話になりました。表彰状に加えて、副賞も、中身は。。。また、アドバイザーの先生方からのコメントの中には、「観察することの重要性」、「粘り強く継続して続けること」、「身の回りのものを使って工夫すること」、「当たり前と思うことを疑問に思うこと」など、渡辺も学ばないといけないなと思えることがたくさん。今回の発表会に数多くのポスター発表をしてくれた高校には、この学会の会頭である上村先生から特別賞を。また、あわせて、今回の会で発表した全ての生徒さんたちにこれからも植物を含めて、よりよい研究を進めてほしいと言うことで、奨励賞も。。。よい企画を経験させて頂きました。
わたなべしるす
PS. そういえば、この記事をupload使用とした、3/21(月)は大学のnet systemのversion upで昼間はnetがdown。。。このHPをみたいと思っておられた方をはじめ、多くの方にご迷惑をおかけしました。。。
PS.のPS. JSPPアドバイザーの先生方は、学会のHPのみんなの広場・植物のQ&Aで、一般の方々からの植物についての質問にも広く答えておられ、渡辺もダイコンのことで、コメントをしたことがあります。今後とも、渡辺にできることがあれば、お手伝いできればと思いますので。。。
PS.のPS.のPS. ポスター発表の合間には、SSHでお世話になっている先生方との情報交換も。とある県の高校入試問題には、生殖に関わるような問題も出たとか。渡辺も苦戦でした。。。。情けない。。。 PS.のPS.のPS.のPS. 3/28(月), 22:00。発表会当日、盛岡タイムスの記者に取材を頂き、その新聞が3/22(火)の新聞に掲載されたというお知らせを頂きました。ありがとうございました。記事のタイトルは、「盛岡三高、市立高も参加 日本植物生理学会 岩大で生物研究発表会」というものです。渡辺がこの発表会の意義などをコメントしております。
【研究室訪問】山形県立鶴岡南高等学校理数科・SSH理数セミナーI・研究室訪問、実験実習「バナナからDNAを」、特別講義「自家不和合性、植物の生殖」(3/18, 10/5追記)
2016年3月19日 (土)
今年のソメイヨシノの開花は例年よりも早いとか。仙台は現在、ちょうど、ウメが満開の時期のような。いずれ、あっという間に、春のバラ科の開花シーズンが終わるのだろうな。。。そんな中、ここ数年、年度末最後のアウトリーチ活動は「山形県立鶴岡南高等学校理数科の研究室訪問、実験実習、講義」。今年で5年目となりました。リクエストを頂いた時点では、年度最後のアウトリーチ活動の予定でしたが、3/20(日)に、研究室見学に岡山県立倉敷天城中学校・高等学校の生徒さんが来るということで、いつもの年とは少し実施日程がということはありますが、いずれ、定例の山形県立鶴岡南高等学校の生徒さんたちにきていただけるのは、ありがたいことです。というのも、渡辺が大学、大学院、助手時代、それ以降もずっといろいろな面でお世話になった、師匠である日向先生の母校が、山形県立鶴岡南高等学校。そんなこともあり、渡辺の定年まで、というと、ずいぶん大げさかも知れないですが、何をおいても、このアウトリーチ活動は賜りますので。。。何よりも、現在の渡辺がこうした活動ができているのも、師匠の日向先生のおかげですので。そんな風に思うのも一昨年にこの世を去られて、いらっしゃらなくなって余計にそう思うのかも知れないです。 9:00からのスタートだったのですが、30min近く早い到着。高校の頃、5min前行動とかいって、早めにということを言われていましたが、この行動力に感動させられました。で、今年も研究室見学だけでなく、例年通り、実験、研究室見学、講義という一連の流れで。今年度の研究室訪問の1年生は20名。去年より少し多いですが、実習などをする上では、ちょうどよい人数で。最初は「バナナからDNAをとて見よう」という実験。2名ずつの10グループでがんばってもらいました。高校での実習で、ブロッコリーからDNAをというのをやったことがあるそうですが、それよりは操作が簡単で。あとは、お渡しした簡便に記した実験のプロトコールの行間を読むというか、どこを工夫するかということは、次年度からやることになるであろう、課題研究だけでなく、普段の高校での授業でも考えるということの大事さを理解するきっかけになってくれればと思います。今年度は、最後の講義の時間を少し長めにと思い、少し時間を短くしての実験でしたが、ちゃんと皆さん、うまくいって、ほっとでした。
2つ目のテーマは、研究室見学。TAの辺本さんに外のガラス室を。岡本君にはカメラマンとして。。渡辺が研究室案内。今年度もずいぶん多くの高校生などが来てくれるたびに、案内してくれているので、こちらは安心。高校では見ることができないいろいろなもの、アブラナ科植物の多様性を実感できたのではないかと思います。花粉症の関係で、アブラナの。渡辺は中の説明を。渡辺のイスで教授の気分を味わいたいという生徒さんも多くいて、何かの励みになればと思います。また、研究室が広いと、感動を頂いたのは、ありがたいですね。。。
最後は講義。渡辺の自己紹介の前に、庄内地方の著名な方はという質問に、「石原莞爾」、「ウド鈴木」という答えが、。。名誉市民はということに対して、「横綱・柏戸」というのが出てこなかったのは、少し残念でした。こちらで調べたとき、「第28代・木村庄之助」が鶴岡市名誉市民だったのは、こちらも存じ上げず。。。で、渡辺の師匠であった日向先生も鶴岡南高の卒業生であり、名誉市民。また、渡辺が所属しているというか、昔は、附属農学研究所。そこで教授をされていた菅先生も同じく鶴岡南高の卒業生。そんな中で、渡辺がこうしてお世話になった先生方の後輩の皆さんに講義をするとは。。。ありがたいことです。作物の花とその名称は、よく知っていましたね。感動でした。いつものように、niceな解答に渡辺の論文の別刷を。庄内の自然をよく観察していると、実感できた瞬間であり、そのことがきっと将来の科学であったり、日本国のために役立てる人材になれると。ふと、そんなことを思いました。
ハチがいろいろな花を飛ぶと、雑種ができないか、そうでなくて、できる可能性はあるわけですが、何が壁となっているのか。そんなことを考えてほしいわけですが、その以前の問題として、「花の旬」、つまり、いつその花が咲くのか。結構難しいようです。というのも、シーズンを問わず、共通な花があったりするからなのか。注意力がいってないからないのか。。。もちろん、自家不和合性のような他殖の仕組みがなぜ必要なのか、そのために、雌しべの先端で、自己・非自己花粉を識別していると。SP11-SRKというちょうど、鍵と鍵穴に相当するような分子を使って。また、受精の所は、これもいつものことですが、名古屋大の東山先生から動画をお借りして。東山先生も鶴岡南高の卒業生。知っている方もいて。受精の動画には、やっぱり感動のようでした。自家不和合性のような「鍵と鍵穴」分子が胚嚢の助細胞と花粉管の間で相互作用が起きていると。また、その花粉管の受容体である鍵穴分子も先日同定されたと、Natureに報告されたことを。多くの著名な先輩のようにがんばってほしいと。質問では、他殖の中でも同種、異種の区別はどうなっているのかなど、鋭い質問がたくさんでした。その感覚を2年生からの課題研究に活かして下さい。
講義が終わったあとに、代表の高校生から今日の講義のお礼の言葉。とてもしっかりしたコメントを頂き、今回の講義等がよい刺激となり、これからの進路に活かしてもらえることを時間できました。最後は、例年通り世界に向けて情報発信。進路を決めている生徒さんが多く、その中には農学部で研究をして、農業を盛り上げたいと。感動でした。ぜひ、渡辺の所で、自家不和合性研究をして、先輩たちの偉業を超えるすごいことをやりましょう。楽しみにしております。
最後になりましたが、引率頂きました、鶴岡南・三宅先生、ありがとうございました。また、次年度も楽しみにしておりますし、是非、科学者の卵養成講座にも、より多くの方がご参加頂ければと。。。また、今日の実験、講義、研究室見学をお手伝い頂いたTAの辺本さん、岡本君、また、準備を頂いた多くの方々に 感謝します。ありがとうございました。研究室見学等のアウトリーチ活動も、冷静に考えると、日曜日の日本植物生理学会での高校生発表会でのコメンテーター、審査員、夕方には、研究室見学。という2つのイベントで、今年度も無事終わりに。。。研究室の皆さんのおかげです。今年度もありがとうございいました。
わたなべしるす
PS. 引率できて頂いた三宅先生。帰り際に、話をしたら、専攻は農学部で、植物育種学。。。びっくりでした。もしかしたら、どこかの学会でお目にかかったことがあったのではと。世の中狭くできていると、また、今日も思ったのでした。
PS.のPS. サインをしていたら、渡辺が共同研究されている先生をよくご存じだと。。。あまりにびっくりでした。同郷とは言え。。。やっぱり、世の中は。。。でした。
PS.のPS.のPS. 10/5(水)、今日、鶴岡南高等学校から、「つるなんSSH通信」を頂きました。21号になります。そういえば、以前、頂いた20号に、この時の訪問の記事があったと。そのlinkを入れようと思っていたのですが、忘れるのは、あっという間で。。。ここから、「つるなんSSH通信」20号の東北大訪問の記事のpdfへ。。。お時間の許す範囲で、ご覧頂ければ、幸いです。
うどん おかし ホワイトデー 三つ目
2016年3月16日 (水)
マスコです。去る3月11日、東日本大震災から、5年が経過しましたね。
もう5年、まだ5年、さまざまな捉え方があると思いますが、5年経ってみると振り返る余裕も出るもので、津波さえなければと考えたりもしますねえ。原発の関係で多くの人が大変な思いをすることもなかったでしょうし、沿岸部で亡くなる方も少なかったでしょう。しかし、起こった事が仕方がない。短期的な手当ての時期がいよいよ終わり、長期的な復興へ掛る過渡期だなあ、という感じがしますねー。
とまあ、そんな震災から5年の節目の日、渡辺先生が香川の方から頂いたという讃岐うどんをご馳走になりました。丁度、渡辺先生の大きい仕事が終わった日でしたんで、自らうどんを茹でてくださいました。なんと9人前もあったので、ラボメンバー皆でたっぷり頂く事が出来ました。ありがとうございます!渡辺先生がお湯を沸かし、慣れた手つきで茹でてくださっている間、メンバーは天ぷらやおにぎり、天かす、卵など、最寄りの西友から調達してきました。ネギは伊藤さんがもってきてくださいました。ありがとうございます!ゆうたろうくんは就活だったので食べられなくて残念でしたが、また機会があるさーー。
もちもちして、とっても美味しいうどんでした。讃岐で2番目に美味しいうどんだってパッケージに書いてありましたよ。冷やで食べたり、熱くして食べたり、各自楽しみましたよ!ごちそうさまでした!
さて、うどんを取り分けている写真にもちょっと写ってましたが、居室にはお菓子コーナーがあります。頂き物だったり、誰かが買ってきてくれたりしたお菓子が常に置いてあるのです。今月は、頂き物のお菓子やお茶が多かったのでちょっとご紹介。
他にもたくさんあったんですけどね。食べちゃったりしてね。紹介できない分もあってすいません。これだけお菓子があっても、現在残っているお菓子はほんの僅か。恐ろしい事です。皆で食べたり、バイトさんにあげたりして、沢山のお菓子が廻り廻っているという事実。改めてすごいですね。核家庭では腐らせる可能性もある量ですよ。これだけ頂き物をするというのも、渡辺先生や、皆の尽力あっての事なんで、ほんと感謝ですね。マジごちそうさまでっす(栗羊羹をもちゃもちゃ食べながら)。
さて、おかしと言えば、3月14日はホワイトデーでしたね。去る2月14日のバレンタインデー、女性陣は男性陣に日ごろの感謝を込めてチョコレートを渡しました。とっても辛いチョコを食べることになった超ラッキーな方(なべさん)もいましたが、概ね甘いチョコだったと思います。多分。あれから1か月、男性陣から、なんとお返しを頂きましたよ!ありがとうございます!わざわざ岡本くんが、仙台三越まで買いに行ってくれたそうです。赤い包みに金のリボン、中身は高級ジュェリー、いや、高級ペクチンゼリーでした。彩果の宝石、という、さいたま発祥の有名なやーつですね。美味しく、香りよいので大好きです!私は柑橘ミックス、伊藤さんはベリーミックス、なべもとはトロピカルミックスを頂きました。男性陣の皆さま、ありがとうございました!大事に頂きますね。
そんなこんなで最近渡辺サブグループにやってきた美味しいものご紹介でした。おわり。
マスコ
おまけ:
↑のゼリーは、私が貰った、柑橘ミックスの中に入っている、オレンジのゼリーです。甘くて香りよく、おいしいです。さて、過日より、研究室には、ゼリーでないオレンジが沢山あり、時々剥いて食べているのですが(渡辺先生のお土産です)、最近その皮があるネタに使われています。
それは。。。
三つ目がとおるの写楽保介。 "和登さん!"
または、幽遊白書の飛影。 "右腕だけで十分だな"
または、3×3EYESのパイ(三只眼人格の時な)。 "愚か者!!"
ほんとのおしまい。
マスコ
【出前講義】栃木県立栃木高等学校・学問探究講義「農学・生命科学入門--アブラナ科植物の自家不和合性と研究者への道--」(3/14)
2016年3月15日 (火)
ここ数日、朝の気温が氷点下にならないまでもかなり寒い日が続いて。。。一時期のかなりの暖かさで、ソメイヨシノの開花も早まったのかも知れないですが、積算温度なので、足される数字が少し小さくなって、遅くなるくらいかも知れないですが、一方で、春のアブラナの開花シーズンには、気温が低い方が、花持ちがするので。。。 そんな寒さの中、出前講義は栃木県立栃木高等学校へ。栃木県は、男子校、女子校が旧制中学の名残などでは今もあり、毎年伺っている栃木県立宇都宮女子高等学校は、女子校。一方で、男子校へと言うのは、たぶん、今回が初めて。渡辺は共学でしたが、理系の場合、2年生の時は、クラスに数名しか女子がいなかったような。。。そう考えると、あまり変わらないのかも知れないですが。。。講義に参加してくれた生徒さんの中に、科学者の卵養成講座の受講生の方も。ありがたい限りです。同じような講義なのですが、聞きに来てくれるというのは。今回の講義パターンは、同じ栃木県内で、SSH実施校でもある、宇都宮女子高等学校で、10/22(木)に行ったものと同じパターン。少し時間が短かったのですが、無理を言ってというか、こちらのいつもの暴走で、1hrの講義が1.5hrほどに。。。聞いていた生徒さんには、予定があったのではと思いつつ。。。
前半は、植物の生殖、自家不和合性とその仕組み。最初は、作物の花とその作物名。イチゴのとちおとめは有名ですし、最近はスカイベリー、とちひめ、なつおとめというのもあるとか。スカイベリーは見かけたことがあり、かなり大きな果実で感動した覚えた。。。で、渡辺はある種の職業病というか、いろいろなものをキョロキョロと見ているので。では、今の生徒さんたちは、結構難しかったですが、クダモノトケイソウである、パッションフルーツを正解した生徒さん。よく知っているというか、感動です。そんな正解をしてくれた生徒さんたちには、渡辺の論文の別刷を。これから理系でサイエンスをやりたいという方には、ちょっとした刺激になったのでは。もう少し観察すること、身の回りに興味を持って下さいね。
また、植物の受粉をまじめに考えること、意外とないわけで。ヒマワリの上にハチがいると、そのハチはどこから来て、どこへ行くのか。当たり前のことですが、花には旬があるわけですが、意外と知らない。。。。ヒマワリの上にいるハチは、。。。「チューリップ????」。と答えた方がいる一方で、それは、おかしいという方がいてくれたのは、ほっとでした。その後は、遺伝的に近いものを交雑することは、よくないと言うことを。近交弱勢というわけですが、それを回避するために「自家不和合性」があり、その分子メカニズムがアブラナ科植物などでは、理解されつつあることを。また、同様の分子構造のものが「鍵と鍵穴」となり、受精の所も制御していると。動画も交えてなので、感動もあったのではないでしょうか。
後半は、キャリア教育。渡辺自身の小学校から現在に至るまでの話を。時間が足りないというか、over気味でしたが、。。なんとか。高校時代に「考える」、「論理的な文章を書く」ということがしっかりできていれば、大学、その先で、きっと役に立つと。もちろん、SSHなどの活動でそうしたことをやっているでしょうから。是非、数学でも考えるようにしてもらえればと。。。担当の加藤先生から事前学習と言うことで、前半のサイエンス関係でなく、後半のキャリア教育に関係する方のことについて、戦略と戦術、座右の銘など、これからを生きていく上でのことをあれこれと考えるきっかけになったのであれば、幸いです。また、渡辺は、四国から東北という異なる文化圏に。これも人生のよい刺激になりました。なかなか難しいことかもしれないですが、渡辺と逆に、西日本の大学に行って、学ぶというのもよいことではないかと思います。講義のあとには、いくつかの質問も。しっかり考えて、これからの毎日を送ってもらえればと思います。最後は、恒例の世界に向けて情報発信。また、どこかでお会いできればと。。。
講義の前後には、上岡校長先生、担当の加藤先生を交えて、講義、SSH、進路など、昨今の教育問題について、deepな議論の時間を頂きました。ありがとうございました。最後になりますが、上岡校長先生、担当の加藤先生、1, 2年生の講義担当の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。また、こうした機会があれば、幸いです。
わたなべしるす
PS. 講義のことばかり書いたので、追記として、高校の歴史というか、なんというか。案内頂いた校長室から、教室に伺う間に渡辺が小学校の頃に使っていたような木造の歴史ある建物が。先生から伺った話では最上級生の3年生になると、そこで学ぶことができるとか。また、講義室の途中に歴史を感じる建物を見つけたのですが、写真を撮ったり、中を拝見する時間がなくて。。。そうしたら、講義のあと、校長先生から「栃高の旧跡」と書かれた冊子を頂きました。全部の頁を載せることはできないのですが、講堂、記念図書館が国の登録有形文化財になっているというのが、時の文部大臣・有馬朗人の名が記されて。。。歴史は大事にするものだなと。。。 PS.のPS. 栃木県立栃木高等学校のSSHの運営指導委員をされているのが、科学者の卵養成講座を一緒に運営している、安藤先生だと。。。びっくりでした。年度初めに「プラズマ」の講義をされて、東北大を広報したとか。渡辺も同じように可能な限り、広報しましたが、たくさんの方、東北大で学んで頂ければ。。。
PS.のPS.のPS. この記事を書いているところで、栃木県立栃木高等学校のHPに昨日の記事のことを発見。ありがたいことです。色々な学問領域の講義があったのだなと。