前半が、1, 2年生向けの渡辺がやっている植物の生殖、自家不和合性という研究の話とキャリア教育。後半は、主として、3年生の農学、生物系を目指している受験生向け。ただ、前半の講義に引き続きという方、2年生の受講生もそれなりの数がいたのは、さすがだなと。先の記事にも書いたように、農学部への進学して、農家になるというわけでなく、その先の就職の幅は、多様になっています。講義の最初のところで、農学部への進学を考えている方を調査したら、食品系、環境系、動物系など様々で、しっかり考えて、今回の講義に臨んでいるなと。。。植物系というか、遺伝学の楽しさというか、講義では、そんなことを少し考えつつ。 では、そうした学部がどの様なものであり、「いきもの」を学ぶという点では、共通点はあるものの、結構違うような点もあると。なので、それらを理解した上で、農学部、理学部生物学科、工学部化学バイオ系に進学してほしいと。それぞれの学科も昔というか、渡辺が受験した頃というか、その当時の名前なら、なるほど、こんなことを研究するのだと、わかりやすい名前であったのが、時代の流れもあるのでしょう。カタカナ、環境など、目を引きそうな学科、コースの名前が並んでいますが、そこは、しっかり今のICTを活かして、netでそれぞれの先生方の研究を調査してほしいと。意外な始祖(オリジン)に行き当たることもあるかも知れないですから。。。
渡辺の研究室は、元々は、農学部農学科の流れをくむところ。でも、いまは、大学院生として、来てくれた学生さんたちは、先の3つのいずれかの所属ですから。それぞれの特徴を活かして、がんばってくれているわけで。それはそれでよいことだと思っています。遺伝学の言葉で言えば、集団は、heteroな方がよい訳なので。。。
渡辺自身、このような道に進んだのは、大学で「植物育種学」をまなびたいということがありましたが、何より、自家不和合性、指導教員の日向先生に出会って、その研究に対するコンセプトというか、共同研究でいろいろなことを展開するというか。そんなことに感動したから。その意味では、共通一次で点数が伸びず、大雪が降って、愛媛・今治から、仙台まで来ることになったのは、よかったと。だからこそ、今があると。
この後は、午前からの講義と同じで、先輩である辺本さんに講義の時間を交代。講義を聴いている生徒さんのニーズに合わせて、話す内容を調整している当たりは、さすがだなと。細かなことは、きっと、辺本さん自身がこのHPから情報発信してくれると思いますので、はしょることにしますが、しっかり物事を考え、日々努力して、よい師匠に出会い、それらを大切にすること、それによって、今があると。また、子供の頃からのいろいろなきっかけももちろん、大事。でも、それよりも、しっかりと人間としての指導教員を見てほしいと。。。研究室での時間は、思っているよりも長いですから。
最後に、また渡辺が、。。講義の予定時間を過ぎても大丈夫という生徒さんたちでしたので、少ししゃべりすぎたかも知れないですが、直近の受験に向けての何らかのヒントであったり、こんなことを考えればというきっかけになったのであれば、幸いです。と、ここで、講義が終わったのですが、そのあとの質問コーナー。かなりdeepで、こちらも考えさせられるものでした。
その中身は、渡辺が研究しているサイエンスの内容。時間の関係で飛ばした部分ですが、アブラナ科植物の自家不和合性。「自他識別」というか、「自己・非自己」の問題というのは、自家不和合性に限らず、いろいろなところで見られることで、哲学的な問題でもあるのだろうと。また、亜熱帯、熱帯というような日本とは異なる環境の作物について、研究ができるところ。農業経済系の進学先としての商社。大学院から他の大学へということはどうなのか。可能なのか。また、どういうことを考えるのが、大事なことなのか。それは、先に書いたような「相性」であったり、これという研究であったり、大学生になって、しっかり自分自身と向き合って、考えてほしいと。あと、最後の質問でシビアだったのは、実際に行きたい大学、学部と進路などで指導される大学とのずれ。。。もちろん、センター試験が終わってからになるのかも知れないですが、それまでに、本当にやりたいこと、それが実現できる大学、学部を考えてほしいと。。。3年生のこの時期、模擬試験の点数が伸びなくて、悩んでいた渡辺。。。それから考えると、ずいぶん、ちゃんと考えていると思いました。そのことを大事にして、がんばって下さい。もちろん、学部は兼担してないので、大学院からですが、植物、遺伝学をやろうという方々、オープンラボなど、いつでもwelcomeですから。
最後になりましたが、SSHの米口先生、村上先生をはじめとする多くの先生方にはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今年も2本立のniceな企画で、ありがとうございました。なによりも、卒業生である辺本さんも話す機会を頂き、年齢が近い分、渡辺よりも遙かに刺激になったのではと思います。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. このところ、恒例となっているのが、いろいろなことに答えてくれた生徒さんに論文の別刷をプレゼント。最後に、サイン会を。サイン会をしたためということではないですが、いつもなら、最後に全体での集合写真を撮るはずが、。。すっかり失念してしまい。。。申し訳ありませんでした。来年こそは。。。
PS.のPS. 2コマの講義が終わったあと、米口先生、寺岸指導主事、中谷内先生を交えて、SSHのあり方とか、これからの展開の方向など、。。ずいぶん、貴重なご意見を頂戴しました。ありがとうございました。すっかり低迷している東北地区のSSH活動など、いろいろなことに活かしていけるよう活用したいと思いますので。ありがとうございました。 PS.のPS.のPS. 今回は伺えなかった石川県立小松高等学校。出前講義で伺ったとき、SSHの講義を拝見したり、野球部監督をされていた越智良平先生。伺ったときに、寺岸先生から愛媛県の方が、先生をされていると聞いて、びっくりしたのを今でも覚えています。寺岸先生が異動されたのは、先も書きましたが、なんと驚くことに、越智先生もこの4月から、渡辺のふるさと、愛媛県の聖カタリナ学園高等学校の教員として異動し、野球部監督を。。。5月14日(土)に、渡辺は東京で大学院入試説明会なのですが、その日に、渡辺の母校と練習試合とか。。。。結果などは、また、このHPから。。。いずれ、びっくりというか、世間の狭さと感動でした。これまで、小松高等学校ですごい采配をされていたのを、愛媛で。ぜひ、愛媛県の高校野球レベル向上に貢献いただければ。。。今後が楽しみになってきました。今後ともよろしくお願いします。
PS.のPS.のPS.のPS. 6/3(金) 13:00. 色々なことがあって、高校のHPを見るのを失念していました。5/11(水)に金沢泉丘高校のHPに記事が上がるとともに、SSHだより、平成28年度第2号に記事が書かれてありました。ありがとうございました。
【出前講義】石川県立金沢泉丘高等学校・SSH特別講義「農学、生物学、生命科学系学部、学科の紹介-高校生物で考えるより、広い学問領域と渡辺の経験則から-」(5/7, 6/3追記)
2016年5月 8日 (日)
【出前講義】石川県立金沢泉丘高等学校・SSH特別講義「農学・生命科学入門--アブラナ科植物の自家不和合性と研究者への道--」(5/7)
2016年5月 7日 (土)
連休前半は涼しいというより、寒い天候。後半にかけては、風が強かったり、雨から晴れとか。それでも、アブラナの農繁期には、まずまずの天気だったのでは。いろいろな宿題が片付いたような、増えたような。。。それでも、この土日の休みを使って、全て片付けることができるように。そんな連休最後の土曜日。例年、この時期は北陸遠征。お世話になっていた石川県立小松高等学校の寺岸先生が異動になり、その関係でこの春は、石川県立金沢泉丘高等学校へ。ここ数年お世話になっているのが、SSHを担当されている米口先生。例年通りに、1年生向けと受験生向けを設定頂きました。ここのSSHの特徴というか、おもしろいところは、その年の理数科の大テーマというのがあり、今年は「雪」。。。渡辺は、仙台に来たきっかけが大学受験の時の大雪でしたし、仙台に来てからも、ずいぶん雪には悩まされました。なによりも、大学に入学して4月に仙台に来て、連休が近い4月20日を過ぎてから、道路が白くなったのを見て、。。。これはすごいところに来てしまったと。。。そんな話も交えながら、。。 あと、講義は、渡辺の独演会というか、いつものように時間を考えてはいても、ついつい、しゃべってしまいがちなところを。。。今回は、ちゃんと制御できるように。渡辺の研究室には、石川県立金沢泉丘高等学校の卒業生が2名、1名はアルバイトの笹嶋さん。あと1名がD2で今年から、JSPS・DC2になった辺本さん。その辺本さんに是非、講義をしてほしい、卒業生であり、先輩であり、年も近くて、大学院生として活躍している辺本さんは、後輩から見て、何よりの刺激になるからと。。。統括されている米口先生からのお願いで。。。その通りだと思いました。渡辺が高校時代、大学の先輩との接点は、教育実習。その時に、もっとあれこれ聞いておけばよかったと。よく考えたら、東北大に行かれた先輩が教育実習に来ていたのかもしれないと。。。年齢が近い分、親しみと現実味があると思いますので。。。
前振りが長くなりましたが、講義は、4月に仙台一高で行った講義パターン。前半が渡辺がやってきたサイエンスである「植物の生殖と自家不和合性」。後半は、渡辺の小学校時代から現在までを振り返って、ロールモデルとして考えてもらうキャリア教育。その後半のところで、辺本さんにも同じように、高校時代、現在に至るまでのことを語って頂く、heteroな構造の講義形式に。1.5hrの持ち時間でしたが、あっという間に過ぎたというのが実感で。
時代背景もあるのだと思いますが、小学校時代、学校の帰り道に道草をしにくい時代。そのことが、今の子供たちの「観察力」、「注意力」というような、子供時代に養成されるであろう力量の育成が難しくさせていて。もうすこし社会が寛容であってよいはずなのに。。。いつも言う言葉で言えば、大人たちは、自分が子供時代、いろいろなことを帰り道でしたはずで、怒る大人も上手にしかっていたのかも知れないですが。。。その当たりのバランスが。。。そんなこともあるのだと思います。以外と畑などにある農作物の生長、開花などを見てないのだなと。。。渡辺が見ていたかと言われると。。。高校になって、遺伝学をやろうと思ったときには、すでに見てなかったですが、小学校の頃には、ずいぶんなことをしましたので。。。それなりに見ていたのだろうと。。。その関係だと思いますが、作物の花と作物を結びつけて考えるのが、難しくなって。。。このことは、きっかけで、明日から身の回りの興味あることに「注意力」を向けて「観察眼」を育成してもらえればと。。。
植物の生殖、これも実は複雑な現象。ただ、お隣、富山県が有名なチューリップ。子供の頃、隣の家に植わっていた花の葯をつまんで、雌しべの先端につけると、雌しべの色が変化したのだけは覚えています。何で、そんなことをしたのか。。。今でも、わからないのですが。。。多くの植物では、昆虫が花粉を運ぶことで、受粉され、受精に至ると。もちろん、他種の場合は、うまくいくことも、そうでないことも。動物に比べると、雑種ができ、後代でも維持されることが多いというのは、環境への適応力が高いと言ってよいのか、。。。ここで驚きだったのが、ヒマワリの上のハチがどこからどこへ行くのか。どこへと言うときに、これまでの先輩たちの回答は、全然、季節感のちがう花。ということは、「ワープ」をしないといけないわけで。。。ところが、注意力と言うことで持ち出した「作物の花」の絵の中に実は、解答例があるというわけで。冷静に考えると。。。ところが、これまで長く出前講義を行っていますが、このことに気がついた生徒さんは、ゼロ。。。ところが、今回、はじめて、冷静に、さっき、議論した花の中でいえば。。。感動でした。何が起きているのか、さっきまで何を考えていたのか。それを考えれば。。当たり前とはいえ、問題文の中に、解答があるというのに等しいわけですが、観察力、注意力の素晴らしさ、大切にして下さい。
子孫を残すと言うことで、多様性を保つことは、動植物を問わず、大事なこと。植物の場合、両性花であることがほとんどなので、どうやって、工夫しているか、雌雄異熟、自家不和合性などなど。自家不和合性がどんな現象で、どの様に注目され、どんな仕組みなのか、ということを概略の形で説明。いつもなら、東山先生から頂いた受精の所の動画を見てもらうこともあるのですが、後半のキャリア教育のところにも力点をおきたいので。今回は、cut。またの機会に。。。ただ、今の高校理科生物の教科書には、自家不和合性現象も取り上げられているとか。なので、今回の講義の植物の受粉、受精など、基本的なことは、理解してもらえたのではと。。。
後半は、キャリア教育というか、渡辺が小学生の頃から、高校生、現在に至るまでを振り返り、渡辺をモデルとして、これからの受験、大学生生活、その先のことを考えてほしいと。特に、今回は、渡辺だけでなく、何よりも、高校の先輩である辺本さんが、自分の体験談を交えて。。。受講生にはよい刺激になったのではと。。。渡辺の小学校時代、覚えたのは、道草とあやとり。何よりも繰り返してやることが大事だからと。小学校時代だけでなく、いつまでたってもかもしれないですが、。。。特に、記憶力が厳しくなる高校生以降は、しっかり考えて、繰り返して、いろいろなことにトライしてということかと。渡辺が科学に興味を持ったのは、例のごとく「当時のアニメ」の影響。マジンガーZのような超合金のすごいものは、今でもないわけで。そう考えれば、当時のアニメがどれほど、子供たちに夢を与えたのか。。。逆に言えば、われわれのような科学者と言われるものがどれだけ夢を提供できるのか。。。いつも考えさせられます。
高校で学ぶいろいろな教科、科目。今にして思えば、そんなものいるのかと思うところもありますが、逆に、あの当時、大変だったけど、学んだので、今があると思えることも。数学はある程度できた方ですが、考える力、マニュアルに頼らない力を養成できたのも、この数学のおかげ。とおもったり。何より、国語、英語は苦手で。。。共通一次、いわゆる、センター試験も60%くらい。。。ただ、大変でしたが、そのおかげで、何とか今、英語の論文をhandlingできているわけで。。。文章を書くのも苦手でしたが、今はそれなりに。。という気がします。このあたりも大事にしてほしいと。
大学では。。。教員との相性。結構、難しい問題ですが。。。一定の年齢になるまでは、○△先生のお弟子さんと言われるわけで。。。渡辺もようやく、日向先生のお弟子さんと言われることが少なくなったわけです。大学の偏差値も大事かも知れないですが、指導教官をしっかり選ぶこと、それも大事ですから。それによって、人生が180o変わることもたくさんありますので、くれぐれも。。このあたりで、先輩である辺本さんに講義の時間を交代。講義を聴いていた生徒さんの中には、小中高校の後輩の方もいたのでは、。。中学校はいたようでしたので。。。そんな辺本さんがこんな高校生時代を送っていたのだと、細かなことを知ったのも、渡辺には、はじめて。ジェットコースターのようなといっていましたが、その中で、たくさんの経験を積んで、大学、大学院という今があると。。その中で何よりも「見てくれでなくて、実(じつ)」を大事にしてほしいと。また、友達を含めた、人との出会い、それによって、不思議なご縁もあるわけで。。。先輩から言われることの方が、渡辺から言われるよりも、全然、現実味とインパクトがあったのではと思います。渡辺に交代したあとは、座右の銘として、「今日の屈辱に耐え、明日のために生きるのだ」ということも久しぶりに。。。もちろん、最後の〆は、いつも組織論。夢と野望を抱いて、目標達成のために、がんばってほしいと。。。
講義のあとは、質問コーナー。たくさんの質問を頂き、答えたのは覚えているのですが。。。いざ、文章に書こうとしたら、。。すみません。この講義の後に、3年生向けの別の講義もあったからかもしれないのですが、質問の内容を思い出せず。。。申し訳ありません。思い出したら、また、追記しますので。。。
最後になりましたが、SSHの米口先生、村上先生をはじめとする関係の先生方には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。渡辺が指導している、指導していた学生さんの高校にお邪魔しての出前講義はこれまでも数多くありましたが、その学生さんと一緒に講義をしたのは今回が初めてのこと。このような企画を頂いたことに感謝するとともに、さらに数多くの学生さんを社会に出ても、立派に通用するように、サイエンスだけでなく、いろいろな面で教育研究できればと思います。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 高校への集合時間より少し早く到着でしたので、高校の玄関周辺を少し散策。そのあと、宮崎校長先生との議論の時間を。宮崎校長先生には、以前、小松高校に出前講義で伺った時、当時は、副校長先生として、お世話になった方で。その当時のことであったり、昨今のSSHのことなど、30minほど、deepに議論できました。ありがとうございました。
PS.のPS. 前日に米口先生との連絡で高校のHPを拝見したら、今回の講義を公開すると言うこと、また、その広報用のポスターもかっこよく作って頂き、ありがとうございました。出前講義を保護者などの公開というのは、これまでも宇都宮女子高校でもありましたが、近くの学校にもというのは、初めてで、なるほど、広報のあり方として、niceだなと。。。研究科の広報を担当しているものとして、学ばないといけないと。。。ありがとうございました。
PS.のPS.のPS. 午前の講義、午後からのこの後の講義のいずれにも、石川県教育委員会・寺岸指導主事と辺本さんの学部時代の指導教員であった石川県立大・中谷内先生も参加頂きました。いつもお世話になっている方々がいらっしゃる中での講義は緊張でした。お忙しい中、ありがとうございました。今後ともコラボできればと思いますので、よろしくお願いいたします。
新年度・オープンラボに係る更新の一覧(2016)
2016年5月 6日 (金)
新年度でオープンラボ近くで4月から色々HPに手を入れております。あれこれ足し引きしすぎてどれがどれかわかりづらいので、更新が一段落した今日、一覧にまとめてみました。
新たに書きおろし
在学中のメンバーの"渡辺研に来て良かったこと"が追加、2016年度オープンラボ配布資料もダウンロード出来ます
地下鉄南北線への対応、路線バス番号の変更
M2岩本・後藤、学アル木幡・小倉追加
教育成果に2015年度分を追加
外部資金獲得状況に萌芽(B)、基盤(B)を追加
日本学術振興会特別研究員・日本学術振興会招へい研究者受入に辺本萌(DC2)を追加
基盤(B)アブラナ科植物の自家不和合性と耐病性を制御する下流因子の共通性とクロストーク を追加
新学術領域研究(ゲノム遺伝子相関)、基盤(A)遺伝子導入SIシロイヌナズナを利用した自家不和合性自他認識下流因子の網羅的解析 を追加
コツコツ撮りためたタイムラプスとイカした(古っ)ギターサウンドで渡辺研の日常をお届け、見所は、あるメンバーがぐるぐる廻るところ(1分40秒あたり)
- 新学術領域研究のバナーを外し、科学者の卵のバナーを飛翔型に変更。
- TOPの学生募集中のバナーを2016年度オープンラボ仕様に変更。
- TOPお知らせカラムに熊本地震について追加。
まだ余震が続いている状況、不自由な毎日を余儀なくされている皆様、心安まらない日々を送っていらっしゃる皆様に、どうか1日でも早く穏やかな日が戻りますように
以上です。なんか忘れてたら、また足します。
今年度もよろしくお願いします!
マスコ
連休、パソコン、第9番(5/4, 5追記)
2016年5月 4日 (水)
昨日から連休後半。比較的涼しいと言うより、寒かった昨日までとは違い、午後からは晴れ間も見えて、アブラナの花持ちが少し心配に。それでも研究室でのトラブルもなく、順調に春の農繁期が終わることを祈るばかりであり、こちらは、それ以外の宿題を片付けないと。。。宿題が片付かないうちに、次の宿題が今日も。。。。どうやったら、この連休で片付くのか。。。頭を抱えるが、いずれ、何とかしないと。その中で、がんばっているのが、JR東日本の新幹線。駅とホームの電光掲示板が表示されないトラブルとか。。。この前も出張の時に、駅で一瞬消えていて、ホームを確認しようとしたら、点灯して、ほっとしたわけで。。。今回は、昼過ぎになっても、回復しないとか。そんなマニュアル対応で遅れが出てないのが、感動もの。連休のいそがしい時期に、こんなことが起きても、問題なく対応できる柔軟性、持ちたいものである。 こんな風にがんばる日本人の対応力。それと同じくらいすごそうなニュースも。渡辺が学生の頃にパソコンの主力は、NEC PC-9801シリーズ。研究室に配属された頃は、内蔵のHDなどなくて、FDだけでソフトが起動。そのうちに、自分で白黒画面のノートパソコンをgetして。その時代のOSは、もちろん、Windowsでなくて、MS-DOS 3.0だったような。その当時は、コマンドもいくらかたたくことができて、今なら、コピーをするのにも、選んで、移動したらよいが、そうでなくて、結構面倒だったが、keyboardだけで仕事ができて、便利であった。もちろん、マウスなど、使うことはなかった。今使っているパソコンは、何代目か。NEC PC-9801シリーズでなくなったのは。いつなのかも覚えていないが。。。少なくともNECのパソコンは手元にはない。ところが、そんな古いパソコンが今でも活躍というか、ずいぶんの値段で取引とか。。。MS-DOSの前のOSであるN88-BASICで動いているのもあるとか。。。感動である。どんなところで使われているのか。。。製造業のコアなコンピュータシステムは、昔のままとか。そういえば、どこかの研究所で、共同研究でお世話になったとき、同じように古いNEC PC-9801が使われていたのを思い出す。その時も、今のパソコンで動くようにプログラムを書き換えるのがたいへんだからとか。。。そう考えると、ものは大事にしておくものであると思ったが、時すでに遅しであった。
MS-DOSで動かしていた頃は、パソコンを自分で整備して、使いこなしていたような。色々なfree softwareも使って。ところが、Windowsになってから。。。使うと言うよりも、使われている感じ。MS-DOSからWindowsへの切り替えの時、ずいぶん、たいへんだったこと。また、メモリも足りなくて、仮想メモリとか言うのを使いこなして。かなりたいへんだった。いまや、メモリもずいぶん大きくなって。そんな時代の流れの中というか、子ども頃に見ていた「宇宙戦艦ヤマト」。その中に、第11番惑星というのが出てくる。もちろん、今よりも100年以上先の話なので。。。ところが、今日の新聞に第9番惑星の存在を裏付けるようなことがあったとか。宇宙というか、星のことは苦手なので。。。どうにもならないのだが。。。いずれ、すごい計算機で、計算をした結果であろう。NEC PC-9801では、ちょっと追いつきそうにないような。。。そんな古いパソコンであっても、マニュアル対応ができること、その方が、本当は便利なことなのであろう。何かあったときに、JR東日本の新幹線のようにマニュアル対応ができる訳なので。そんなマニュアル対応を見習って、連休中に宿題を片付けよう。
わたなべしるす
PS. 連休を利用して、卒業生が来ることも結構多いのだが、今年は今のところは、いらっしゃらないようで。ただ、出前講義で小学校で教えて、研究室を訪問してくれた方が、今は高校生になって。ひさしぶりでしたが、小学校の時の面影もあるとともに、すっかり大きくなって。感動でした。しっかり高校で学んで、渡辺の研究室で一緒に研究することになれば、望外の喜びです。遠いところ、ありがとうございました。 PS.のPS. 5/5(木), 16:00. 昨日の記事で、卒業生がこの連休は現れないと書いたら。。。渡辺が書いたのと入れ違いで、菅野研の卒業生の三苫さんが。だったと。今日もいらしてくれました。ありがとうございました。
PS.のPS.のPS. 5/5(木), 16:00. 昨日、たいへんなことになった東北新幹線。今日は復旧したとか。。。ほっとしますね。電光掲示板があるのは。
ゴールドを求めて
2016年5月 2日 (月)
M1の深沢です。
世間ではゴールデンウィークといわれるこの期間、いかがお過ごしでしょうか。
ゴールデンウィーク(Golden week)というのは和製英語らしいですが、直訳すれば金色の週間。
というわけで、先週末は2つの金色の物を見に行ってきました。
まず向かったのは、東北大学の川内キャンパスから徒歩5分ほどにある仙台市博物館。
休日に博物館に行く大学院生とか、インテリな感じですね。
ちなみにこういうのがありまして、東北大学・大学院の学生や教職員は常設展を無料で見れるんです。
そんなわけでタダで見てきたのはこちら。
黒漆五枚胴具足(くろうるしごまいどうぐそく)と言うそうです。
伊達政宗の甲冑の中では最も有名なものじゃないでしょうか。
やはり目を引くのは、三日月型の金色の前立。
右側(写真だと左側)が短いのは、右手で刀を振るときに邪魔にならないようにという、意外と実用的な意味があるそうです。
仙台市博物館のメインの展示物ということもあって、立ち止まって見たり、写真を撮る方が多かったです。
ところで黄金のファラオと大ピラミッド展という特別展もあったんですが、時間の都合で残念ながらこっちは見てないです。
さて、地下鉄を乗り継いで次に向かったのは泉中央駅から歩いてすぐのユアテックスタジアム仙台。
趣味の1つのサッカー観戦です。
ベガルタ仙台のチームカラーはゴールドなんですね。
仙台に住んでいることもあって、ベガルタ仙台は応援しているチームの1つです。
まあ、あえて1つに絞るなら、ここのサポーターなんですけれども。
ちなみに試合の方は0-2で完敗。
いろいろあったらしいですが、いずれにせよ勝てる試合では無かったという感じです。
ゴールデンウィークも後半に入りますね。
休暇や帰省、はたまた仕事と、いろいろな過ごし方があると思います。
自分はさらなる黄金を求めて?、黄金色に咲く温室のアブラナに囲まれて過ごす予定です。
ところで、今月には生命科学研究科の入試説明会がありますね!(あまりにも不自然で強引な話題転換)
21日の土曜日の午後に開かれるオープンラボではケーキが出るみたいですよ。
イメージ的にはこんな感じだと思います。
少しでも興味がある方も、大いに関心がある方も、是非来ていただけると嬉しいです。
もちろん、東京や秋田、盛岡で開催の説明会も大歓迎です。
詳細はこちらのニュースリリース記事や、こちらの告知動画の記事、こちらでご確認ください。