東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成25年度活動ブログ

平成25年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

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2013.11.12

★11月9日の講義について

こんにちは。宮城第一高校の小松陽花です。

第4回目の講義も内容がとても濃く、聴き入りました。

◎「エンザイム ハンター~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」
 (中山亨教授)

 講義の中で出てきた"花の色を変える"、という話題。私の中でとても印象に残りました。
フラボノイドの一種、アントシアニジンも右側のベンゼン環についているOHの数が多いほど、色は青みを増すみたいです。
サルビアで言えば、OH1個で赤、バラはOHが2個でもだいたい赤、リンドウはOHが3つで紫に近い青。
それは花の種類によって全く違うみたいですが・・・
なぜ花の種類によって違うのかとというと、花弁の色の違いの原因は、OHの数だけでないからです。
例えば、植物の液胞のPHが塩基性であるほど色は青みを増します。
他にもインターネットで調べてみたのですが・・・。全然HITしませんでした。残念。゚(*´□`)゚。

花の色の変化と言えば、紫陽花が有名!
土壌に含まれるアルミニウムを吸収されると青、吸収されないと赤になるそうですね。
よく、酸性なら青、アルカリ性なら赤と言われますが、
土壌のPHが土壌に含まれているアルミニウムが土壌に溶け出すかを左右しているからなんだそうです。ちなみに、アジサイは「紫」の「陽花」(←私の名前!笑)と書きます。

また、「ひらく、ひらく『バイオの世界』」をいただきました。ありがとうございました。

◎「がん」を知り、診断し、治療する―病に立ち向かう病理学の世界―
 (堀井明教授)

 講義の最初から衝撃を受けました。まさか、2人に1人が一生のどこかでがんになるなんて!
がんが恐ろしいということについては知っていましたが、具体的な割合については知りませんでした。
半分の人が助かるということですが、残り半分については助からないということですよね・・・。

まず、がんはなぜ出来るのか。
原因として、生活習慣(タバコ、お酒、食事)やウイルス、遺伝的要因があるようです。
遺伝的要因→細胞分裂するときに、塩基配列を写し間違えて(遺伝子変異)それが修復されずにそのまま細胞になることでがんになります。(しかし、それは進化の仕組みと同じ・・・)
がん遺伝子の活性化、がん抑制遺伝子の不活性化が大きく関係しているそうです。

がん細胞はなぜ有害なのか。
役目をもたないただの細胞が際限なく増殖するからです。通常の細胞よりも早く細胞分裂をし、自分のスペースを広げ続け、ついには臓器不全になってしまいます。
また、がん細胞は、転移をします。リンパ液や血液にのって移動することで全身にその範囲を広げます。

この講義を聞いて、「がんになりたくない・・・」という思いを新たにしました。講義の最後にURLを教えていただきました、「日本人のためのがん予防法」をしっかり読んで予防に努めたいです。



次回は12月ですね。それまであと1カ月、楽しみにしています( ❤´ ▽ ` )ノ
昨日は雪が降りました。もう冬ですね!風邪ひかないようにがんばりましょう♪

では、また*(^Θ^)/*



  *小松陽花

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