東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成25年度活動ブログ

平成25年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

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2013.11.15

11月の講義と報告

みなさんこんにちは!お茶の水女子大学附属高校の土山です。
プロ野球シーズンも終わり、お日様も早く沈み、だんだんと寒くなってきました。
先日の講義について少し書きたいと思います。今回は生物に関する内容でした。

まずは中山教授の『エンザイム ハンター ~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~』について。
花の色は、植物細胞の中の液胞という部分に蓄積されているフラボノイド化合物によって決まります。黄色い朝顔やペチュニアを開発するために数万本のお花から酵素を精製したという事実に大変驚かされました。メインは植物でしたが、個人的に印象に残ったのはアゲハチョウのお話です。小学生のころ、自宅がペット不可のマンションだったので、昆虫をたくさん飼っていました。なので、虫には興味があります。アゲハチョウは産卵するときに前脚で植物の葉をひっかき、そこから出る化学物質を感知してその葉がミカン科かどうかを区別しているそうです。確かに、産卵時にチョウがそのような行動をするのは見たことがあったので、講義をきいて納得しました。

そして堀井教授の『「がん」を知り、診断し、治療する ~病に立ち向かう病理学の世界~』
学校の保健の授業で「がん」についての基本的なことは学習していたので、その知識をより深めることができました。講義をきいて自分が思ったことは、がんは他人事ではないということです。2人に1人が一生のうち、どこかでがんにかかると言われている時代ですから、例え自分はがんにならなくても、家族や友人など、いつかは必ずその病と真剣に向き合わなければならない日が来ることは認識しておくべきだと思います。そして、今の自分にできることを考え、行動に移すこと。知識を得たり、生活習慣を見直したりなどなど。

最後に、講義で頂いた『ひらく、ひらく 「バイオの世界」』について少しだけ。
学校の休み時間や生物の授業中に読み進めているところです。学校で扱うような内容から
先端技術や開発について、そして素朴な疑問までバイオについての内容盛りだくさん!
という印象です。今まで読んだ中で印象に残ったのは、「ワクチン入りのジャガイモを作る」
という内容です。ある病気の遺伝子を含んだ遺伝子組み換えのジャガイモを食べることで、
体の中でその病気に対する抗体が作られるそうです。この技術はワクチンの管理が難しい
発展途上国で実用化が期待されています。

来月は宇宙に関する講義ですね!非常に楽しみです!
今読んでいる本も宇宙に関する本です。次回までにもっと知識を詰め込んで
講義でたくさん吸収したいと思っています。

aki.JPG

↑前回の講義前に構内で撮影しました。紅葉がきれい!

それでは12月にまたお会いしましょう!

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