先週末の金曜日は、旧遺伝生態研のイベント。詳細は学生さんが書いてくれるであろうことを期待して。。そんな金曜日は晴れ間があったものの、週末は曇り、雨。今週いっぱいは雨が降るようですが、来週には晴れ間が見えるだけでなく、気温も一気に30oC後半に。20oCちょっとの気温で適応していたものを、この1 weekで10oCくらい上昇した気温に適応させるのは。。。もちろん、植物にとっては「太陽光」が必要になるので、晴れ間と気温上昇は不可欠なわけですが。。。 5月の講義でも話をしたように、論文であれ、レポートであれ、論旨をまとめたところで、どんなイントロをつけるのか、どんなタイトルをつけるのか、そんなことで興味を持ってくれたり、そうでなかったり。もちろん、専門のレポートであれば、それなりの専門性が必要なのだと思います。渡辺も自家不和合性のレポートを書くのであれば、イントロにはこれまでの自家不和合性研究をふまえますので。ただ、一般教養としてのレポートであり、評価をするのは専門が異なる教官。そう考えたときに、もう少し最初の導入のところを工夫できたのではないかと。また、最終稿で、どこを修正したかと言うことを明確にしてくれた方もいれば、そうでない方も。文字の色を変えると異様な工夫があると、なるほどと思うわけです。また、こちらからのコメントをスルーするには、それなりのもっともらしい「理由」でdefenseすることが要諦。uptakeする必要がないからと言うのは、いかがなものかと。。。せっかくの修正するチャンスですから。あと、文章を書くことと同じ位大事なのは、〆切を守ること。これも社会に出ると、重要な因子の1つになりますので。
また、文章力をつけるために肝要なのは、書き続けること。もちろん、大学生、いろいろとやりたいこともあるだろうし。。。渡辺も学生時代、そうでした。ただ、今になって反省すると、文章を論理的に書くということをもう少し早い段階でトライしていたら。。。そんなことを思うわけです。大学、大学院、社会人と年齢を重ねるほど、多様な文章を書くことが必須になる時代。AIが発展しても、それなりに文章力は評価されると思います。これからもたくさんの文章を書いてみてください。 最終回の講義で、恒例となっている「渡辺基準で選んだおもしろいレポート」に○○賞というのを。それなりに、学部間のバランスを取ったのですが、母屋に厳しい結果になったのかもと思うと、心苦しいのですが。。。おもしろいという観点であって、高い文章力、構成力があるかというのは、また、別次元ですので。個々が文章を書くことに研鑽いただければと。。。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」ですので。
わたなべしるす
PS. 講義が終わったあと、この講義恒例の「受講生との懇談会」。教員、学生さんとよい意味で次年度のことを含めて、議論ができたのはありがたいことでした。なお、講義の最後のところで紹介した、渡辺の展開ゼミのお知らせは、こちらからです。興味のある方、mailで必要なことをお知らせ下さい。お待ちしております。
【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」レポート最終稿へのコメント, 表彰(7/23)
2019年7月22日 (月)
おつかれさまケーキ会☆
2019年7月19日 (金)
皆さん、こんにちは。B4のこんです。
先日行われた、博士課程前期2年の課程自己推薦入学試験。
水曜日に、その結果発表があり、合格が決まりました。
準備にあたって、たくさんの方からご助言をいただき、ありがとうございました。
これからどうぞよろしくお願い致します!
そして、おつかれさまケーキ会をしていただきました!
今回は、パルコ2の「カフェコムサ」のケーキ。
旬の果物がたっぷりとのっていたり、ずんだを使用していたり、星やハートの形がのっている彦星、織姫のケーキがあったり。芸術的で、心ときめくスウィーツたちでした!!
私は、マンゴーとイチゴのタルトをいただきました。
大好きなタルトを用意していただき、また、メッセージ入りのクッキーもつけていただき、ありがとうございました!とてもおいしかったです☺
なべさん。買ってきていただいた、ますこさん、矢野さん。お世話になった皆さん。ありがとうございました!!
今後もパワーアップできるよう、日々精進してまいります!
↑オガタさんの家の庭で育てていたという、ステキなお花とパチリ。
【アウトリーチ活動】仙台市立館小学校・特別講義(7/18)
2019年7月18日 (木)
仙台の梅雨もいつまで続くのか。ちょっと変わったハスの花が開花したとか。そういえば、小学校の頃、学校の帰り道に「ハス」というか「レンコン」の田んぼがあったような。葉っぱの上で、コロコロと転がる水滴を見て、葉っぱがほしいなと思ったことが何度も。ただ、道沿いにはなくて、田んぼに落ちないようにするのが難しくて、give upしたような。。。いずれ、梅雨の時期に思い出すのは、そんなことで。台風5号の影響なのか、今日もぐずついた天候で。。。
7/18(木):仙台市立館小学校・特別講義「花を解剖して花の構造を理解しよう」
で、今年で4(or 5)年目になる、仙台市理科特別授業。今年度は5つの小学校へ。最初は、仙台市立館小学校へ。以前、片平丁小学校、仙台市教育センターでお世話になった大友先生が今年度から校長先生として赴任。着任早々にorderを頂き、人のつながりのありがたさを実感でした。講義のお題は「花を解剖して花の構造を理解しよう」。玄関先でwelcome boardがお出迎え。ありがとうございました。 渡辺が子供の頃といわなくても、今から20年くらい前であれば、学校の帰り道で道草をして、道ばたの花をばらばらにして帰ったものです。渡辺が子供の頃は、むぎぶえ、まめぶえをならしながら、帰ることも。もちろん、ムギは問題なのですが、時代の寛容性があったことが、今の自然を見るチカラを養成してくれたと。そう考えると、学校の帰り道にちょっと拝借をしていた世代がその次の世代にそれはいかがなものかというのは、教育をするものとしては、頭を抱えるわけです。
そんなことで、花を解剖して、その微細な構造を見るなんて言うことは、ずっと先でやってみればよいこと。それよりは昔の子供のように、野山の花を分解して、感性を養ったり、経験値を上げることは、学校の行事としてでもやらないといけないこと。そんな観点で「花を解剖して花の構造を理解しよう」という講義を開講しているわけです。大友校長先生が丁寧に渡辺を紹介してくれたあと、渡辺が子供時代にやっていたちょっとした遊びについて、紹介を。花だけでなく、昆虫などの動物を使って、いろいろなことをしていたと。今日の講義では、花を分解して、それを紙の上にどの様に並べるのか。いつもの学校の授業では、こういうようにやるというのを言われるところを、そうでなくて、自分たちの自由でとなると。。。最初は試行錯誤でしたが、自由な発想で、2コマを頑張ってくれました。
顕微鏡も準備頂き、拡大して、花弁の表面を見たり、新しい昆虫(??)らしきも見つけたのですが、観察前にどこかへ。「花」を1つとっても、いろいろな要素で学習することの楽しさを理解してもらえたのではないかと。。。講義の最後のところで、代表の方からお礼の言葉。とてもしっかりしていました。今日のことを大事にして、夏休みにいろいろなものを解剖してみて下さい。学校の周りにはたくさんの自然がありますので。
順番的には、最初の講義の前の時間ですが、大友校長先生、理科専科・佐藤先生と今回の講義の趣旨であったり、これまで、片平丁小学校で行ってきたことなどを。何より感動だったのは、渡辺の講義のやり方というか、話し方というか、そんなことを評価頂き、近隣の小学校、校内の先生方にも声をかけて頂いたとか。ありがたいことです。今回は通常の講義ではなかったですが、次回は広く近隣の小学校の先生方とも交流できる時間があればと。。。最後になりましたが、大友校長先生、理科専科の佐藤先生、5年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。たくさんのことを繰り返してやってみたり、じっくり観察することで今までとは違う世界が広がったのでは。。。また、次年度もお世話になります。
わたなべしるす
祝、大学院合格(7/18)
2019年7月18日 (木)
先々週の土日が、2020年度・博士課程前期2年の課程自己推薦入学試験。今年度は、1名の学生さんが受験。昨日の夕方のうちに発表があったのですが、渡辺研究室を希望されていた学生さん、合格。おめでとうございます。渡辺の任期である10年余りのスタートを引っ張ってくれる大学院生として今から楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。8月には、一般枠での受験も。次年度に向けてまた、若い方々が頑張って頂けるというのはうれしい限りです。
わたなべしるす
通過点、念願、理解(7/10)
2019年7月10日 (水)
2月末に3 wordsを使ったコラムというか、何となく思うことと言うか、そんなことを書くのが止まっている。不思議なくらい忙しい。理由はよくわからない。いずれ、やることがたくさんある。右から左に片付けている速度が落ちているのか、脳みそにキレがないのか。何かを改善しないと、物事がまとまらないような気がする。改善ではなくて、「カイゼン」の方がよいのかも知れない。仙台に来た頃、新幹線は大宮と盛岡の間。いわゆる、大宮暫定開業。それが今や、北海道まで。ただ、北海道までといっても、問題はいろいろあるようで。その1つの改善策が記された記事を見つけた。なるほど。。コストがどれくらいかかるかによるが、いずれ、新鮮であることは良いことなのだろう。さらなる改善が行われる通過点であることを期待する分けなので。。。 学生の頃は、時間がたくさんあった。その分、特急料金をケチって、周遊券を使っていた。今はそんなものはないのだろうか。時刻表を見るが、それらしいのがない。当時は、仙台と上野が東北本線、常磐線経由でまつしま、ひたちというのがあったような。。5hrくらいかかっていた記憶が。。。周遊券には急行券代が含まれていて、学生には格安で便利であった。その常磐線も震災の影響でいまだ全通せず。2020年3月には、念願の全線開通だと。もちろん、この全線開通も通過点なのであろうが。。。直通運転で東京までになるのだろうが、時間がどれくらいなのか。気にかかるところである。でも、かつての風景を思い出しながら、乗ることができればと。そんなことを考える。
そんな学生時代、デジカメがあるわけでなく、写真は基本白黒。デジカメ時代の到来で、一時期生産停止していたものが、復活したとか。。。暗室で長いフィルムから、フィルムケースに必要量を巻き取って、自分で現像。もちろん、ネガフィルムからポジの写真にするのも、学生の大事な仕事。あの壮大な時間を考えると、デジカメの便利さを理解できる。ただ、こんなからくりであったということを理解できる大事な機会でもあったような気がする。時間と便利さ、どちらをどうというのは難しい。いずれ、何かが変化する通過点であるとき、その念願の壁を打ち破ったことを感じ取り、ことの大事さ、重要性を理解できるのであろう。
わたなべしるす
PS. 共同研究でお世話になっている大阪教育大の鈴木先生から、執筆された本を献本頂いた。遺伝学のことを話していても、簡単に説明できないところもあって。とても助かりました。ありがとうございました。また、いつの日にか、お礼を。