この記事を書いているのが、台風19号が通過した週の土曜日。小学生の頃に、すごい台風が来て、雨漏りがしたり、庭の木々が折れたのを思い出すのですが、その時の台風よりも今回の台風19号の方がすごかったような。今回の台風19号での被害から1日も早い回復を祈るばかりです。北陸新幹線は25日には全線再開とか。。水没した映像を見たとき、どうなるのかと思っていましたが。。。
そんな台風一過の月曜から鹿児島・屋久島への出前講義。今回は、屋久島環境文化財団・屋久島環境文化研修センターとのコラボで、島内の2つの小学校へ。いつもであれば、5, 6根年生対象が多いのですが、今回は3, 4年生に。屋久島という暖地で「リンゴ」の話というのどうかと思いましたが、。。。リンゴなどは、センターで準備頂きました。また、講義をhelpしてくれたのが、屋久島環境文化財団のキャラクターの「まるりん」。島の子どもたちにはとても人気でした。おかげで講義もactiveなものになりました。ありがとうございました。
10/15(火):屋久島町立安房小学校・特別講義「花の不思議な世界」
最初に伺ったのは、屋久島空港の南側にある安房小学校。安房港から山手の方に行ったところにある小学校。玄関先には、大きな「屋久杉」が。脇にある椅子の大きさと比較頂ければ、その大きさが分かるかと。講義が始まるまでに、永田校長先生、麓教頭先生、センターの方を交えて、今日の講義について概略であったり、ここで講義をするきっかけなど。教室の机、椅子は屋久杉を使ったものなのか、とてもniceなもの。 4年生だけに「花の不思議な世界」を講義するのは、はじめでてないかと。幅広く、学年をまたいでと言うのは、仙台市立作並小学校、今治市立関前小学校・中学校、上島町立魚島小学校・中学校ではあったのですが、そんな心配もどこへやら。花の名前から積極的だけでなく、よく知っていたのが感動。さらに、花粉管発芽、花粉管伸長のところも、考えながら、しっかりこたえてくれたのが、niceでした。また、これというのを答えても間違っているな、あるいは、説明が十分にできないと思ったら、潔く、次の友達にバトンタッチ。現在行われているラグビーW杯の流れるようなパスがつながるような。
花粉管伸長、自家不和合性の動画はここでも感動の嵐。「へーーー」という言葉の連続。自家不和合性という形質が必要な理由もしっかり答えてくれて。また、黄色いリンゴが増えてきていることを考えたり、考える「理科」をしっかりと体感して、実現できているのがとてもniceでした。講義が終わったところで、代表の方から今日の講義の感想とお礼の言葉。ここまではよくあるのですが、最後にクラス全体で「ありがとう」という感謝の歌をうたって頂きました。はじめてのことで、感動、感動でした。ありがとうございました!!
PS. 講義の2コマの間、講義が終わったあとに、多くの児童の方々が質問だったり、サインを求められたり。講義でもそうでしたが、それ以外のところでもとてもactiveで。また、東北から来たという方も。世の中、不思議なところでつながっているのだなと。また、玄関先に教訓が。「日々努力せよ 他人につくせ 計画をたてて実行せよ」という言葉が。その重みの大きさを実感して、実行しないといけないと。ありがとうございました。とても刺激的でした。
PS.のPS. センターの近くには、屋久杉の歴史などを展示した施設・屋久島町屋久杉自然館も。その歴史を知ると、それはないだろうと言うことだったり、その年輪に刻まれた歴史のすごさも。ここでも植物のすごさに感動でした。
PS.のPS.のPS. 島内の道路沿いには、たくさんのアメリカセンダングサが。秋になると、枯れた種子を投げて遊んでいたような。島内の子どもたちも同じようにやっているのは、自然の恵みを活かしているなと。さらには「オナモミ(オオオナモミ、イガオナモミかも)」を知っていると。よく遊び、よく観察していると感動でした。
10/16(水):屋久島町立宮浦小学校・特別講義「花の不思議な世界」
前日が安房小学校。翌日は、鹿児島港からのメインの港が近い宮浦小学校へ。前日の曇りから、少し雨模様。屋久島では、天気予報で「晴れ」であっても、予報の場所以外では雨が降るとか。玄関先には、この小学校の子どもたちに求める3つの言葉「智恵出せ 汗出せ 力出せ」と。朝から力を頂きました。また、welcome boardもお出迎え。ありがとうございました。講義の前に、少しだけ、鍋田教頭先生とお話の時間。ありがとうございました。 さて、講義は、3, 4年生の合同と言うことで体育館で。この日の講義でもキャラクターの「まるりん」が講義のお手伝い。渡辺の自己紹介の後、花の名前もよく観察できていました。もちろん、オナモミも。自然の中での生活が大事なことを改めて実感。
花粉発芽、花粉管伸長の動画。4年生でヘチマを使って、花のことを学ぶと思うのですが、3, 4年生への講義でしたが、そのからくりを考えながら、発表してくれたのは、とてもniceでした。リンゴ果実の生長で「摘果」をする理由もしっかり考えていました。さらに、リンゴ品種が変化していることへの危機感。時代によって変わることはあるかも知れないけど、防ぐことができるなら、赤いリンゴが残ってほしいと。
自家不和合性の動画はもちろん、感動してもらうことができ、その理由もこの学年には難しい内容でしたが、みんなでfollowして、よく考えていました。最後はリンゴ果実の縦断面、横断面の観察。普段は縦断面のはず。横断面というようないつもやらないことをやってみてほしいと。講義が終わったところで、代表の方からお礼の挨拶。とてもしっかりしていました。屋久島の自然をしっかり観察して、頑張って下さい。
最後になりましたが、2日間、屋久島環境文化財団・屋久島環境文化研修センターの讃岐様をはじめとする関係の皆さんにはたくさんのサポートを頂きました。ありがとうございました。また、こうした機会があることを楽しみにしております。
PS. 今回のコラボの講義について、南日本放送、南日本新聞から取材が。この記事を書いている時点で、web上などで、配信記事を見つけられないのですが、分かり次第、また、このHPからお知らせします。
10/22(火):仙台市立荒巻小学校、北仙台小学校児童・研究室見学「植物の不思議な世界」
秋雨と言うよりも、冬が近くなった気温の低い雨。そんな10月22日(火)「即位礼正殿の儀」で祝日に。午前中に市内の小学生2名が研究室を見学。植物が好きだと言うことで、自宅でも植物を栽培しているとか。 2年生と言うことで、何から話をすればよいのか、まずは「動く遺伝子」を色で示しているトウモロコシ。「動く」、「遺伝子」と言っても、理解が難しいのだと思いますが、種子もお渡ししたので、来春に播種すれば、また、違ったパターンで育つかと。また、昔、沖縄に行った時に手に入れた「モダマ」。大きなマメができているのには、びっくりだったようで。いずれ、研究室にある「植物」に関する本を見てもらったり。アサガオとか。お二人ともこの年代から英語を学んでいるとか。渡辺の論文の別刷を渡して、時がきたら、読んでもらえればと。。。
そのあとは、研究室というか、実験室の見学。液体窒素、ピペットマン、PCRなど、見たことがないものがほとんど。-80oCの冷凍庫にはびっくり。また、遺伝子の並びを解析するシークエンサーもちょうど動いていて、自動で動くというのが、びっくりだったでしょうか。植物の観察をする大きな顕微鏡、薄く植物を切る装置なども。最後は低温室での植物の栽培も。1回の説明では、分からないこともあったかと。また、時間を見つけて、見学に来てみて下さい。さらに、成長した姿を楽しみにしていますので。
わたなべしるす
PS. アウトリーチ活動とは関係がないのですが、大学院生だった頃、お世話になった害虫研の先輩が今はポジションを得て、大学で研究を。最近の著書を送って頂きました。世界情勢、歴史を考える上では貴重な本でした。ありがとうございました。
【アウトリーチ活動】屋久島町立安房小学校、屋久島町立宮浦小学校・特別講義、市内小学生・研究室見学(10/15, 16, 22追記)
2019年10月19日 (土)
台風19号
2019年10月16日 (水)
1日の寒暖差が身にしみる季節になってきました。
技術職員の伊藤です。
寒暖差に身体がついて行かず体調を崩しやすい時期です。 加えて、台風19号の被害に遭われ今も大変な状況にいる方々も大勢おられると思います。
仙台でも夜中に何度も緊急速報のメールが鳴り、避難勧告が出た地域の学生さんが研究室に避難したりと緊張した1日でしたが、片平キャンパスは大した被害もなく、当研究室のスタッフ、学生さん達も皆、無事でした。
今回の台風で、雨が強くなり、自宅近くのマンホールから水が溢れてきている様子を見ながら、こんな暗闇の中、避難指示が出た場合、自分自身がうまく避難できるかとても不安になりました。
ましてや小さい子供やお年寄りがいる家庭などを考えると、非常に難しいのだろうなと。
普段からの意識と備え、訓練などが重要である事を再認識しつつも、、、ニュースで被害を目の当たりにすると不安が大きくなる日々です。
今は被害に遭われた方々が1日も早く日常生活に戻れる事をお祈りしております。
第36回生命科学セミナー「シロイヌナズナにおける細胞膜H+-ATPaseの働きと活性調節機構」開催(10/8)
2019年10月 9日 (水)
台風19号が来襲の3連休で関東を直撃する模様。。。仙台は日曜日の午前中がピークになりそう。netの記事がある時点で、マリアナ諸島近海で、最大瞬間風速75m/sというのは、どんな風なのか。もちろん、このレベルで日本に来るのは、困るわけで。。。おまけに、今週末は、卵の開催日。。。何とかなりそうにも見えるし、。。。そんな週末が気になる火曜日。少し曇り気味でしたが、以前から、HPで広報していた、コペンハーゲン大・林博士をお招きして、細胞内から外へプロトン(H+)をATP加水分解エネルギーで輸送する、H+-ATPaseについてのセミナー。渡辺が苦手とする生き物の「恒常性」に関わる部分とおぼしきところ。 これまでの研究から、気孔の孔辺細胞のお話がmainで。普段はコラボをしているところでお願いしている生化学的解析などのきれいなdataが。なるほどでした。また、普段から考えているシグナル伝達系がいくつものステップで分かっていて。こちらも解析手法では学ばないと。。。ある意味反省でした。花を使っていると、気孔からのガス交換のことなど考えることがないのですが、どこかで関係していることはきっとあるだろうと。繋がりがあることを期待しつつ。ありがとうございました。そうそう、最初にデンマーク、コペンハーゲンの概略のお話も。最近の出張はアジア、アメリカが多く、欧州へ行くことがないので。何かの機会にと。。。
わたなべしるす
PS. 恒例となっている月1回のケーキ会。せっかくですので。こんな時にやるのがよいのではと。準備してくれた皆さんに感謝です。
第35回生命科学セミナー「ラズベリー黄化ウイルスの花粉伝染メカニズム」開催(10/4)
2019年10月 5日 (土)
この週末から、プロ野球はクライマックスシリーズ。いずれ、短期決戦。長いシーズンでの戦い方、短期決戦への望み方など、勝負事なので。そんな週末前の金曜日。岩手大・農学部の磯貝先生をお招きして、生殖過程と植物病理の境界領域のセミナーを。渡辺が岩手大・農学部にいた頃からお世話になっており、また、こちらに来てからも21st COEでご一緒することもあり。今回のセミナーと言うことに。
こちらがセミナーに伺うことはあっても、来て頂くのは初めてということで。花粉経由のウイルス感染。ウイルス感染を起こすと、植物にいろいろな表現型が出るのですが、果実に大きな影響が出るというのは、生殖過程の最後のところで、大事な欠落が生じることで。。。いずれの実験もなるほどと納得。花粉を使って、おもしろい実験ができるのではと思ったくらいで。。。是非、コラボできればと。で、本来なら、写真の撮影などをしないといけないのが、バタバタしていて。。。すみませんでした。さらに発展した話をまた、して頂ければと。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 来週は海外からの来客によるセミナー。今度は、写真など、忘れないように。。。
【アウトリーチ活動】仙台市立黒松小学校、仙台市立長命ヶ丘小学校、仙台市立七北田小学校・特別講義(9/24, 10/1)
2019年10月 1日 (火)
この記事を書き始めたのが、10月1日。なんとかの日、というのがありますが、今年は、消費税が10%になった日。それに連動したのか、日銀短観で景気を不安視するところもあるとか。。。経済の話と自然科学研究。連動してないようでしているのが、研究費。消費税が上がっても、これまで、その増税分があがったかと言えば。。。そんなこと考えている暇があったら、科研費の申請書を書かないと。。。と思う、9月最後、10月最初の出前講義(心の中では、かなり、・・・と言う状態を見せないように。。。)。
9/24(火):仙台市立黒松小学校・特別講義「花の不思議な世界」
今年で、5-6年目になる、仙台市教育センターから依頼の出前講義。今年度は7件のリクエスト。青葉区の小学校が1校。残りは泉区。不思議なアンバランスですが。8月末の片平丁小学校に続いてのこの出前講義。で、はじめて伺う、黒松小学校。数年前まで、NSPを七北田小学校で支えて頂いた椎名先生が異動された赴任先。近くを通ることはあっても初めてのところは、あれこれと考えるものが、最近のGoogle mapという代物のおかげで。無事に。で、玄関先でwelcome boardがお出迎え。ありがとうございました。 リンゴの花から果実ができるまでの不思議についての講義。最初に自己紹介というか、理科専科の先生に教えてもらっている、それも大学で「化学」を専攻していた先生に。渡辺も小学校時代から理科専科の先生でした。そのおかげで、理科が好きになったと言っても、過言ではありません。文科省でも検討事項に。そんなところから、講義をスタート。花の名前をどれくらい知っているのか、もちろん、形だけでは分からないものもあって。。。写真から考える大事さもしっかり理解していて。受粉のところで、媒介昆虫が飛ぶと何が起きるのか、彼らは何がしたいのか。実際にモデルとしてお手伝いをしてもらいながら。。。ミツバチが飛んでいるのを見かけたら、そっと、見てみて下さい。実際の受粉反応、花粉と雌しべの相互作用、動画で見ると、なるほどだったのでは。もちろん、自家不和合性の動画も。遺伝的多様性を植物も必要というのが、感覚で理解してもらえたのでは。
リンゴの場合、摘果をするわけで、なぜ、日本ではそんなことができるのか。諸外国ではほとんどされてないのか。もちろん、最近ではかなり大変になっているわけですが。それよりも問題なのは、赤いリンゴが減っていること。赤くすることが大変な農作業。それを理解できないまま行くと。校長先生の年齢くらいになると、黄色いリンゴばかりに。。そうならないように、よい消費者になってほしいなと。最後は、リンゴの横断面、縦断面を観察。さらなる不思議があったのでは。そうそう、立派だったのは、2コマを続けての講義。途中の休憩はなし。トイレにという方は、先生に話をして。それで数名でした。大学の講義時間に近いくらい、しっかりと集中できているのは、普段からの先生方の指導の賜物かと。最後になりましたが、櫻場校長先生、理科専科の椎名先生、5年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、次年度もということをいって頂き、うれしい限りです。
PS. 出前講義の翌日、椎名先生から理科の授業での定着度というか、リンゴの話をしたり、リンゴを食べたという子供たちのお知らせが。聞いたことが刺激になり、さらに、不思議を探すことができるようになることを祈りつつ。
PS.のPS. 校長室でそったく(くちへんに卒業の卒、啄)の機。「そつ」が卵の中からひな鳥がつつく様子。それに応じて、親鳥が外からつつくのが「啄」。いろいろなことがこうありたいものだと。。。思わず、写真を頂いたのでした。
10/1(火):仙台市立長命ヶ丘小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー」
学校評議員を仰せつかっている長命ヶ丘小学校。1月には、評議委員会と出前講義。今回は5年生向けに「キャベツとブロッコリー」。どちらもB. oleraceaの野生型のものから栽培化されたもの。キャベツは寒い地域。ブロッコリーは温暖な地中海沿岸とか。もちろん、誰も見たことがないのが。。。で、キャベツとブロッコリーの両方の遺伝子を持つ植物はどんなものなのか。実験をするとしたら、春のシーズンに、両者を交配して、その種子をとって、秋から春にかけて栽培すればよいわけ。でも、すでに秋。今からスタートすると、5年生の場合、6年生の春に交配。その種子を秋に播くと、中学生になる春にどんな植物か分かるという時間がかかるという問題が。。。だから、品種改良をするのには時間がかかるわけです。イネの場合、10年近いですし、果樹になると、もっと長くなるわけで。。。で、玄関先でwelcome boardがお出迎え。ありがとうございました。 で、講義では、植物の生長のルールを復習して、この2つの遺伝子を持った植物を模造紙に書いてみるというもの。2つのクラスでそれぞれ4つの班に分かれて。それだけでは、緊張感がないので、担任の先生方もチャレンジ。先日のW杯ラグビーのような「ジャイアントキリング」が起きるのか。模造紙に書いたものをプレゼンして、それに続いて、質疑応答。発表に積極的なグループ、鋭い質問を連続でするグループ。それぞれのクラスの特色もなかなかのもの。そうした積極性を大事にして下さい。何よりよく観察して、よく考えて、よく議論して、絵を描いて、プレゼンをできたことはniceでした。また、2コマ連続の講義。途中の休憩も特に入れずで、よく頑張っていました。
ほとんどのグループが植物のルールに則り、想定される植物を書いていたのは、niceでしたね。また、鋭い質問にも耐えるdefence力。これも大事なこと。理香というと、何かと覚えることと思われがちかも知れないですが、考えるということを大事にして下さい。そうそう、先生方も最後にプレゼン、さすが、先生。子供たちに説得力のある説明力。この説明力を身につけて、次の機会には是非、勝利を。。。講義の最後には、2名の代表の方が、今日の講義についてのお礼の言葉。とてもしっかりしていました。がんばって下さい。最後になりましたが、板橋校長先生、伊藤教頭先生、5年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、次年度もということをいって頂き、うれしい限りです。
PS. 講義が終わったあと、去年の3年生向けの「ヒマワリ」の講義をしたクラスの方々がご挨拶に。去年のことを覚えてくれているのは、うれしいですね。今年は4年生。来年の講義でお目にかかりましょう。
10/1(火):仙台市立七北田小学校・特別講義「花の不思議な世界」
午前中の長命ヶ丘小学校に続いて、午後からはかつて、NSPを年間で行っていた七北田小学校。入り口を入ると、校舎の中には、卒業生の「羽生結弦」選手に関する新聞の拡大版など、。。子供たちには、目指す目標ができてよい環境だなと。そんな大きな写真のわきに、玄関先でwelcome boardがお出迎え。ありがとうございました。 講義は1週間前の黒松小学校での講義と同じ。この時期、科研費でパンクしている渡辺のミスで、黄色いリンゴのリクエストをすることのミスが。。で、いつものように、最初にお花の名前。ヒルガオの理由をきちんと説明できたこと。なかなか、niceでした。リンゴはバラ科なのですが、バラの花は一般には、5枚の花弁よりも多い枚数。なぜ、。。これをうまく説明できなかったのですが、いわゆる、homeotic mutant。どこかのパーツが別のパーツに変わると言うこと。ショウジョウバエのアンテナペディアを思い出せばよかったのですが。。雄しべの数が減って、花弁に変わり、豪華に見えるようになったもの。そんな品種、多いですから、花屋さんで観察してみて下さい。
受粉反応、自家不和合性の動画は、感動だったようで、「おーー」という歓声が。なぜ、遺伝子を混ぜる必要があるのか、他の遺伝子を持ったものとで子孫を残すのか。遺伝的多様性が重要と言うことをしっかりこたえてくれました。ちまたでは、赤いリンゴ品種が減ると言うよりも、黄色、緑色系のリンゴ品種が増えている理由。均一に色づかせることがとても大変と言うこと。でも、多くの人は、真っ赤なリンゴがよいと言うこと。それでは、日本の農業、リンゴ農家は立ちゆかないことを実感。これからが、リンゴの季節。スーパーなどで、リンゴを見かけたら、作っている人の立場も考えて見るようにしてみて下さい。
講義が始まる前に、今回のプログラムを統括頂いている仙台市教育センター・長谷部先生、相澤校長先生を交えて、最近の教育事情などの議論を。小中高大とつながる教育。何をすべきなのかと言うことが実感できた時間でした。ありがとうございました。最後になりましたが、相澤校長先生、5年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、次年度もということをいって頂き、うれしい限りです。
PS. 先にも書いた、仙台市教育センター・長谷部先生が今回の講義を見学に。ありがとうございました。継続してよりよい出前講義を行いたいと思いますので。
わたなべしるす