宮城県内の新型コロナvirusの日平均感染者数が130名。2月半ばに10名以下だったことを考えると、この増加スピードが問題なのだと。学部学生の時に、植物病理学で植物に感染するvirusについても講義を受けましたが、植物体でのvirusの増殖スピード、他の個体への感染など、講義を受けたのだろうか??当時はもちろん、PCRの仕組みができた頃だったので、それを応用していればできたのかも知れないし、他個体への感染ももちろん、今ならできるのだろうと。。
今や、渡辺が講義をすることに。ただ、「蔓延防止等重点措置」が仙台市に4/5(月)から発出されることから、今年度も、渡辺が担当する講義はon-demandでになるかと。そのうちの1つは、「大学生のレポート作成入門--情報探索から執筆まで--」。渡辺の講義内容は、1コマ目(5/18(火))が「自然科学系の領域におけるレポート、論文作成の実際とその過程で生じる方法論」、「情報収集」について。翌週の5/25(火)は、実際に論文を検索して、この講義の特徴である「レポート」を書くための情報を集めるということ。例年であれば、実習などもできるのですが、コロナ禍で今年度も難しそうですが、大学のネットワーク下でなくても、検索できるような情報の集め方については、講義できるかと。
日時:5/18(火), 5講時(16:20-17:50)、on-demandでの講義。
自然科学における論文作成の実際
日時:5/25(火), 5講時(16:20-17:50)。on-demandでの講義。
自然科学における文献検索と引用
講義全体を受講すれば、単位になります。一方で、on-demandであれば、そこだけを講義を聴講することも可能。その当たりの情報は、また、お知らせします。
それから、もう1つは、図書館での動画教材「情報探索のススメ」の視聴について。「学術情報の集め方」「図書の探し方」「雑誌論文の探し方」「新聞記事の探し方」の4種類のメニューから、好きなものを視聴することができます。どの様な方々がこうした情報を求めているかを調査すると言うことで、申込が必要な形式。申込はこのlinkから。
レポートというか、文章を書くことは、大学、社会のどこでも大事な技術。是非、こうした機会にその基礎を学んで下さい。
わたなべしるす
PS. 4/5(月) 12:00, 講義のlink先の情報が図書館で修正されました。今年度の講義のパターンです。受講するしないの目安にして下さい。
【お知らせ】大学生のレポート作成入門--図書館を活用したスタディスキル--(自然科学における論文作成の実際、文献検索と引用)--の講義、学部一年生向け、5/18(火), 25(火)に実施及び、図書館での動画教材「情報探索のススメ」の視聴について(4/3, 5追記)
2021年4月 3日 (土)
【お知らせ】2021年度生命科学研究科第I期入試説明会とその登録方法(4/1)
2021年4月 1日 (木)
4/5(月)~5/5(水)の間、大阪、兵庫、宮城の3府県に「まん延防止等重点措置」が適応されると。。それに連動するかのように、大学のBCPレベルも2から3に。。研究室メンバー全体で感染防止に努め、収束に貢献できればと。。。 そんなコロナ禍であったからというのは理由にならないのですが、1月28日付けの研究科のHPに「2021年度実施 生命科学研究科 第I期 入試説明会について」という記事があります。その中に、入試説明会は5月8日(土), 9日(日)の2日間でオンラインで行うことになっています。研究室の説明は簡単に動画で見て頂き、2日間でオンラインでもう少し詳細な研究室情報をお話しできればと思います。
「第I期入試説明会の登録方法」についても、3月31日(水)に研究科のHPに登録するsiteがopenになっていますので、是非、登録して5月に議論ができればと思います。研究室のことについては、渡辺も説明しますが、大学院生などにも参加してもらう予定です。同年代の方と話をすると、また、イメージも違いますので。 では、植物の生殖システム、自家不和合性、受粉という世界に興味がある方、申し込み下さい。今年受験というのではなくて、まだ、1年、2年、3年という方ももちろん、welcomeですので。お待ちしております。
わたなべしるす
【研究成果】シロイヌナズナ花柱上での花粉吸水におけるアクアポリンによる制御反応を解明、国際科学雑誌「Plant Biotechnology」に掲載(3/31)
2021年3月31日 (水)
気がついたら2020年度が今日で終わり。大学にいると、年度の変わり目の方が「1年間」終わったという感じが出てくるのを、毎年、感じています。明日からの2021年度も2020年度と同様に、新型コロナvirusの感染は落ち着かず。。。収束が見えない状況なのかと。 一方で、3月中にソメイヨシノが満開になったとか。そういえば、ここ数日の暖かさも尋常ではなかったですから。暖かさに伴って、植物への水やりの頻度も多くなって。来週にかけては少し気温も平年並みに近づくようですが、いずれ、普通がよいですね。何事も。
さて、今回はその「水」関係の研究成果が、国際科学雑誌「Plant Biotechnology」に掲載されました(Windari et al. (2021) Two aquaporins, SIP1;1 and PIP1;2, mediate water transport for pollen hydration in the Arabidopsis pistil. Plant Biotechnol. 38: 77-87.)。Plant Biotechnologyは、freeでpdfをdownloadできますので、ご覧頂ければ、幸いです。なお、今回の研究は、三重大、名古屋大、東京大との共同研究であり、シロイヌナズナのアクアポリン遺伝子の変異体を用いて、花粉動態の変化を調べることで、受粉反応時の花粉吸水初期反応にアクアポリンが関与していることを示したものです。
わたなべしるす
【広報誌掲載】令和2年度東北大学全学教育貢献賞受賞に伴う記事が、本学全学教育広報誌「曙光」に掲載(3/17)
2021年3月17日 (水)
令和2年度東北大学全学教育貢献賞受賞のお知らせを書いたのが、今日の午前中。その受賞に関連して「全学教育」に関連した記事を依頼頂き、「大学生のレポート作成入門~新たな全学教養教育の形を目指して~」と題した書き物ものとして、全学教育広報誌「曙光」 No. 51に掲載されました。こちらが気がつくよりも早く、附属図書館からお知らせを頂き、急ぎ、このHPの記事に。 原稿の中身はこのlinkのpdfを読んで頂くと言うことで。やまない雨はないというとおり、明けない夜もない。今のコロナ禍からどうやって抜け出すのか、その意味では掲載誌「曙光」というのは時代を表す言葉のような。。宮城県内の感染者はこのところ増加し、週の平均が50名程度に。何とか収まってほしいのですが。。。収束にはもう少しと言うことで「遠き曙光」の2021年3月。夜明けの光明を見たいが、今しばらくの我慢が続きそうである。
わたなべしるす
【研究成果・受賞】令和2年度東北大学全学教育貢献賞受賞(3/16)
2021年3月17日 (水)
3/20(土)が春分の日。ということは、記事を書いている3/17(水)は彼岸の入り。「暑さ寒さも彼岸まで」とはいうものの、仙台ではもう少し季節は遅く流れているというか、もうしばらくは寒い日が続きそう。そんな3月中旬。
そんな中、平成29年度に続いて、東北大学全学教育貢献賞を「『カレントトピックス科目』大学生のレポート作成入門:図書館を活用したスタディスキル」と、題して、2回目の受賞となりました。第一回目は「基礎ゼミ、展開ゼミ」への貢献でした。今回の受賞は、レポート執筆、図書館の多様な文献利用。レポートの査読評価、を全学の学生を対象に、5名の教員と図書館の学習支援実施部会の支援で達成できたもの。本講義は平成16年度にスタートでしたが、渡辺が参画したのは、平成23年度から。主として、理系の研究への取り組み、必要とされる論文執筆術などと図書館databaseの実際の利用についての実習と講義も。 講義の責任者である文学部・有光先生が受賞式で滝澤教育担当理事から受賞。こんな講義やっていてよかったなと思う瞬間でした。ありがとうございました。何より、厳しいレポートをがんばって書き続けてくれた受講生の方々にも感謝です。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 研究科のHPに全学教育貢献賞の概略を記した記事も。ありがとうございました。