東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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News Release

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【研究成果】改訂 遺伝単 遺伝学用語集 発刊(3/15)

2021年3月15日 (月)

 宮城県内の感染者がここ数日50名前後。首都圏の4県の次に感染者多い状況。10万人あたりの感染者はついにtopの東京都の次に。。。この1週間でどうなるのか。気になるところと言うか、気をつけないと。

 月半ばの15日。2017年に発刊した「遺伝単 遺伝学用語集」の改訂版が発刊に。初版では用語種の編纂と言うよりは「自家不和合性」についてのトピック記事を掲載。今回は、日本遺伝学会・遺伝学教育用語検討委員会のメンバーとして、原稿の改訂作業を行い、「改訂 遺伝単 遺伝学用語集」として発刊に。渡辺よりも卓越した方々が多いので、これと言うことができたのか、気になりますが、植物遺伝学のところ、生殖に関わるところは、ある程度の形できたのではと。。。初版から100 page弱の情報増になっていますが、値段は本体 2,800円(+消費税)と据え置き。用語集なので、書き物をするときのお供に。あるいは読み物としても楽しんで頂けるかと。

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 わたなべしるす

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【お知らせ】日本植物生理学会・みんなのひろば・植物Q&A・質問コーナー「異型花柱性」への回答(3/11)

2021年3月11日 (木)

 写真を撮るのを忘れたのですが、学内のソメイヨシノのつぼみもばらつきはあるものの少しずつ膨らみ、月末には開花という予想がその通りになるのでは。春が早いのはもちろんよいことかも知れないのですが、一方で、春の菜の花のシーズンが始まるので、それに対しての準備も怠りないように。という一方で、宮城県内の新型コロナvirusへの感染者が右肩上がりに上昇しているのも、気がかりなところ。

 さて、前回は11月中旬に声をかけて頂き、植物の質問に答えるのが、日本植物生理学会・みんなのひろば・植物Q&A・質問コーナー前回は、雌雄異熟の問題。知らない植物だったので、植物の理解からでした。今回もサイエンスアドバイザーの勝見先生にお願いされて「異型花柱性」について。いわゆる自家不和合性なのですが、雄しべ、雌しべの位置が相互にずれているというもの。これから咲くというか、街中で見かけるサクラソウを観察してみると分かるかと思います。

20210311173004-512125d3a99cfc74750697b7cae2fb590e618633.JPG いつもであれば、渡辺が対応するのですが、今回は1ヶ月くらい前の研究室のゼミの時間に高田君がこの内容を取りまとめてくれていたので、彼に素案を作ってもらい、こちらで修正したものを最終案として、採用して頂きました。文章を書くと言うことでよい機会を頂きました。ありがとうございました。HPに掲載されたのは、回答をした28日だったようなのですが、すっかり失念していて。気がついたら、10日あまりすぎての広報。菜の花のシーズンがもう少しで始まる少し前。「サクラソウ」を花壇、歩道のプランタ、花屋の店先で探してみてはどうでしょうか。


 わたなべしるす

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【感謝状】仙台市教育委員会より「仙台市理科特別授業」に対して感謝状(2/17)

2021年2月17日 (水)

 2/13(土), 23:08に起きた福島県沖での地震(M7.3)で震度5弱の揺れが。。。渡辺の研究室がある3階建ての建物の3階。構造上の影響が大きいのか、2011.03.11の時も今回も大きな被害が。14日からの週で何が予定されていたかも、失念するような状況を確認したのが、日曜日の朝。15日の月曜日で、研究室の方々のおかげで何とか実験ができるくらいの復旧。翌日に会議があることに気がついたのも、少し落ち着いてから。そんな「いっぱいいっぱい」の状態での16日、火曜日。

20210217162632-1dba3558a60ea2dc9c91733c381600530aa8cb7c.JPG20210217162645-1ef4a7381c6ea2b6e235d8ae1990eebd22f1b20f.JPG 本来は2月16日(火)に、仙台教育委員会から令和2年度「仙台市理科特別授業」に対して感謝状ということが。。。会議などと重なり、贈呈式にはお邪魔できずでしたが、翌日には手元に感謝状が到着。ありがとうございました。特別授業は今年度で6年目。令和2年度は、仙台市内の5つの小学校(館小学校七北田小学校長命ヶ丘小学校原町小学校)へ5回の出前講義を行い、その貢献に対する感謝状。今年度から統括頂いたのは川口先生。小学校との調整等、大変お世話になりました。ありがとうございました。来年度もまた、コラボ頂けると言うことで、ワクチン接種なども始まることから、新型virusが収束してくれることを祈るばかりです。関係の皆様、年度末に書けて、多忙を極めると思いますが、くれぐれもご自愛ください。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 研究科のHPにも、記事を掲載頂きました。こちらから、ご覧下さい。


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【お知らせ】ふくしまサイエンスフェア2020 オンラインに協力(12/22(火)から動画公開、12/4, 17追記)

2020年12月 4日 (金)

 ついに師走。。。年の初め頃は新型なんとかと言っていたのが、あっという間に世の中というか、世界を席巻、というより覆い尽くす感じ。閉塞感という言葉が適切だった2020年のような。。。。もちろん、年内、年明けすぐに、年度内にやるべきことは山積み。それを片付けるのが第一優先。そんな12月最初の金曜日。

20201204080810-7c3bda4258045b7126f55e78ebef091f59cf198c.JPG この年末のこの時期になると、SSH事業の運営指導委員を仰せつかっている、福島県立福島高等学校の「ふくしまサイエンスフェア」が開催され、開催されれば9年目となるはずが、「3密」を避けるために、いわゆる「オンライン」開催に。研究室スタッフにお手伝いして頂き、動画を撮影、編集してもらいました。もちろん、実験内容は「バナナからDNAをとりだそう」。いつもなら、福島市内、その周辺の子供たちへのということでしたが、オンライン。準備してもらうものがありますが、是非、やってみてください。では、どこで、その動画が公開されるのか。などは、以下の通り。

 YouTubeチャンネル「こむこむチャンネル」(公開開始は12/22(火) 9:00~ です!!)
  https://www.f-shinkoukousha.or.jp/comcom/?p=6647

  「こむこむチャンネル」へのlinkは上記のURLからどうぞ。

20201204080547-8fd8043077b0481a32b8eb0a34a65bc161c6d553.pdf いつもはお目にかかれる高校の皆さんとは今年はだめになりましたが、来年はと思っています。動画を見ながら、実験を楽しんでください。もちろん、渡辺の以外にもたくさんありますので。


 わたなべしるす

 PS. 12/17(木) 13:30. 今回のサイエンスフェアの予告動画が作成され、公開されました。渡辺の実験は予告編では見ることができません。その分、どんな実験なのか、楽しみにしてお待ち下さい。なお、公開開始は予定通り、12/22(火) 9:00~ です。仙台はようやくプラスの気温(0.3oCで、積雪10cm。今年の冬は積雪が多そうな予感。。。

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【お知らせ】日本植物生理学会・みんなのひろば・植物Q&A・質問コーナー「アリノトウグサの雄性先熟について」への回答(11/19, 22追記)

2020年11月19日 (木)

 仙台の今日の最高気温が21.7oC。西日本では25oC以上という夏日になったところも多かったとか。東京都の新規感染者が500名を超えたとか。。植物を育てていて、virusが発生すると、押さえ込むのが大変なことは実感できているのですが。。。いずれ、この週末はおとなしく、宿題を片付けるのがよいのではと。。。

20201119180343-e524cd20d97e58a50431dca535db9149fd86d895.JPG さて、時々、声をかけて頂き、植物の質問に答えるのが、日本植物生理学会・みんなのひろば・植物Q&A・質問コーナー。ちゃんと調べれば、前回、何に答えたのか分かるのですが、今回はサイエンスアドバイザーの勝見先生にお願いされて「アリノトウグサの雄性先熟について」について。雌雄異熟というのは、両性花での他殖性を担保するための大事な仕組み。実験に使っているアブラナは雌性先熟。師匠の日向先生には「菜の花は、彼女の方がおませなんですね」といわれて、蕾受粉をしていたのを思い出します。

 今回調べ物だったのは「アリノトウグサ」という植物。アリノトウグサ科。Google先生に聞いてみても、植物がイメージできなかったのですが、日本にも分布しているようですが、山野草に詳しい方と出かけないと、見つけるのは難しそうなのですが。これから冬になるので、春になったら、菜の花以外の植物の花にも目を向けてみようかな。少なくとも、現状のコロナ禍が1日も早く収束してくれることを祈るばかりです。

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 わたなべしるす

 PS. 不思議なご縁で、勝見先生には30年近く前にお目にかかり、その後、植物生理学会の高校生発表会のセッションで。しばらく、こちらが学会に行ってないこともあり、ご無沙汰しておりました。渡辺が研究している自家不和合性というか、植物生殖科学研究の先駆けともいうべき方のことを教えて頂き、ただただ、驚いて、昔の本を引っ張り出して、旧字体とにらめっこしながら、というここ1週間ほどでした。偉大な先達が見つけたきっかけを大事にして、それをこれからの研究のモチベーションにするのが、大事なことなのだろうと。。。ありがとうございました。

 PS.のPS. 11/22(日), 21:30. 「植物生殖科学研究の先駆けともいうべき方」は、台北帝国大学農学部で、自家不和合性等の植物生殖生理学を研究されていた、安田貞雄教授。ここ数日、いろいろ調べたら、渡辺の前任地の岩手大学農学部の前身である「盛岡高等農林学校・教授」をされていたと。自家不和合性の研究もされたようで。。驚きの連続でした。何かの機会に、このことをまとめることができればと。。ふと、そんなことを。きっかけを頂きました、植物生理学会サイエンスアドバイザーの勝見先生に感謝です。ありがとうございました。




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