4/17(水) 23:14頃、豊後水道を震源とするM6.6の地震で、愛媛県南予、高知県西部を中心に震度5-6の搖れが。朝のニュースで確認しただけで、どのような状況か気になるところです。
4/18(木):福島県立福島高等学校・SSH特別講義「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」
年度初めの出前講義は、福島県立福島高等学校へ。前日の豊後水道地震をイントロに使ったのですが、3.11を経験していたからだと思います、多くの方が知っていたことは危機管理がなせる技。その感覚を大事にして下さい。で、肝腎の講義の内容は、課題研究になぜ取り組むのか、その取組をきっかけに「キャリア形成」という将来に向けた展望を持つこと。単に大学に進学したいと言うことから、何をしたいのかということの明確化。少しずつversion upしていますが、これが講義の大枠。
時代の変化とともに、自然の中での学びなどが少なくなっていることから、それらを補完することも考えた「課題研究」という解答がないことへのチャレンジ。失敗から学ぶということなど、これから始まる「課題研究」にしっかり取り組んでほしいと。また、キャリア形成については、渡辺のこれまでの学びを小学校から振り返り、なぜ、その道を選んだのかなど紹介しましたが、これからを考えるヒントになったでしょうか。講義を1.5hr程度、そのあと、30minの質疑応答の時間。いつもであれば「キャリア形成」についての質問が多いのですが、この学年は「サイエンス」に関する質問が多く、自家不和合性の利用、メカニズムなど、講義でスルーした点に興味を持ってもらったことはうれしい限りでした。さらに深い学びのために、講義でも紹介した大学公式のPodcast番組を聞いて見て下さい。最後の代表挨拶では話をした2点についてしっかり理解し、チャレンジしようという意気込みも見ることができました。考えること、不思議に思うこと、やってみることを習慣にしてください。これからを楽しみにしています。
講義の前後は丹野校長先生をはじめ、SSH関係の先生方と高大連携、生徒の成長などについての貴重な意見交換もでき、とても有意義でした。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. この日は黄砂がかなり飛散していた日。あまり遠くない山もかすんで見えるような。。。この時期は多いとは言え。。。
【アウトリーチ活動】福島県立福島高等学校・SSH特別講義(4/18)
2024年4月19日 (金)
分野名が植物生殖システム分野になりました
2024年4月 1日 (月)
新年度ですね、こんにちは!マスコ(スズキ)です。
仙台の桜の開花宣言はまだですが、片平キャンパスの気の早い桜はもう咲いておりますよ。
さて、我らが植物分子育種分野渡辺研、2024年4月1日から名称が変わり、
植物生殖システム分野
となりました。
それに係りまして、ホームページ各所の分野名が更新されていたり、研究コンセプトなどが更新になっています。キャッシュが残っていると前の分野名表示のままになりますので、PCではブラウザのスーパーリロード(Ctr + F5 同時押し)、スマホではキャッシュクリアをお試しください。
引き続き、今年度もよろしくお願いいたします。
マスコ(スズキ)
積雪と卒業式とケーキ会(3/26)
2024年3月26日 (火)
今年は2, 3月の気温が逆さま。週末に夏タイヤに替えた途端、昼前から雪に。15:00頃には一面真っ白。Brassicaを栽培しているガラス室の温度も0oC。日付が変わる頃には降雪も終わり、明日の日中は12oCの最高気温。一体、どの気温が今の気温なのだろう。花が長持ちすることを考えると、気温が低めで推移するのがよいとはいえ。20oC近い最高気温、積雪で0oC、翌日は10oC越え。。。ただ、そのあとは、15oCを超える最高気温の予定。やっぱり、開花は予定通りなのかもしれない。
で、例年より1日ずれて、3/26(日)が東北大の卒業式。大学院生にとっては修了式でしょうか。研究室ではM2の横田君が無事「修了」。4月からは民間の会社で頑張ると。Brassicaが実験素材で、会社で扱う材料は違うかもしれないですが、何も言わない植物からたくさんのことを学んでくれたと思います。その学びを会社でも活かして下さい。楽しみにしております。それから、アルバイトの佐々木さんが卒業式の帰りに研究室に立ち寄ってくれました。コロナ禍がスタートした4月に大学入学。慣れない状況だったかもしれないですが、お世話になりました。そうそう、4月からM1として配属になる直江さんも来訪。4月からのことなど、多くのことを相談できました。歓迎会はまた、4月になってからということで。
そんな3月の卒業式シーズンとはいえない時期だったですが、修了生、卒業生、来客を交えて、今年度最後のケーキ会。コロナ禍でそんなことをしていたのだという情報発信も停滞していましたが、4月からは研究・教育・普及だけでなく、研究室でのイベントなども情報発信しますので。
わたなべしるす
【セミナー、アウトリーチ活動】生化若手東北支部主催「学振セミナー」、たねまきめぶき「キャベツの秘密」、鹿児島県立国分高等学校 理数科・研究室訪問、兵庫県立豊岡高等学校・課題研究討論会(3/2, 10, 19追記)
2024年3月 4日 (月)
2月上旬に4-5月の気温になり、そのまま春が来るかと思ったら、平年並みの冬らしい天候に。先週の雪が残り、気温も余り上がらず。春先らしい天候で、ソメイヨシノの開花が平年に近くなればよいと。一方で、スギ、アブラナの花粉も飛び始めか、少々、アレルギー反応が。
3/2(土):生化若手東北支部主催「学振セミナー」
そんな土曜日。以前にもお知らせしました、生化若手東北支部主催「学振セミナー」にzoomを介して登壇。最初の2名の方はJSPS-DCを獲得した博士課程の大学院生から。どのような申請書を書いたのかという、実践的な話。渡辺は、日本学術振興会学術システム研究センター・主任研究員という立場で、特別研究員への応募、採択などの統計情報から、特別研究員のweb siteを見て公開されている情報をしっかり活用してほしいと。今回のセミナーが申請書を改善するヒントになればと。頑張ってください。
3/2(土):たねまきめぶき「キャベツの秘密」
今年で3年目となる小学生向けオンラインワークショップ「たねまきめぶき」。今年も「キャベツ博士」と銘打って、「キャベツの秘密」を紹介。去年までと異なるのは、こちらで話の順番を決めるのではなく、受講する児童のみなさんの希望で話の順番を決めるやり方。話をするのが難しい場面もありましたが、実際にキャベツを解剖してみると、今まで見たことないものが見えてくると思います。少し気温が下がっていますが、あと1ヶ月もしたら、春らしい気温に。野原に出かけて、植物を観察してみてはどうでしょうか。
3/10(日):鹿児島県立国分高等学校 理数科・研究室訪問
科学者の卵養成講座も15年目。3/9(土)には、発表会と閉講式。いつもは対面とリモートを組み合わせた「特別講義」。年度末ということで、発展、研究推進、重点コースなどでの研究内容を口頭、ポスター発表。鹿児島県立国分高等学校はSSHも実施しており、研究力も高いことから、研究推進コースで参画してもらいました。しっかりした研究・発表で「オーディエンス賞」も受賞。
翌日の10日には、研究室見学と研究打合せ。この研究が発展して、新たな賞を受賞するのを楽しみにしています。また、科学者の卵養成講座もあと4年継続だったかと。さらに優れた研究を展開して、参画してください。仙台でお待ちしております。
3/19(火):兵庫県立豊岡高等学校・課題研究討論会-岩手県立盛岡第三高等学校、東海大附属高輪台高等学校、鳥取県立鳥取西高等学校、四校合同企画-
今年度最後のアウトリーチ活動は、兵庫県立豊岡高等学校の企画による「課題研究討論会」。リモートシステムを活用した岩手、東京、鳥取、兵庫を結んだ課題研究の討論会。通常の発表会の場合、発表することに力点がおかれるわけですが、質疑応答の時間が短いのが通常。そこで、発表は動画にして事前に学習。そのあと、2つの高校がブレイクアウトルームを使っての討論会。同じ分野だけでなく、異なる分野の課題への質問にもトライ。4回の異なる組合せでしっかりした質疑応答ができていたかと思います。
また、この企画には豊岡高校を卒業した大学生も質問者として協力。高校生にとっては数年後の自分たちの目標になるわけです。異なる高校、世代が「議論」をするということでよい形の交流会でした。で、渡辺は質問、助言、最後の講評でした。次年度の開催も楽しみにしています。
わたなべしるす