連休明けから肌寒い日が続いている仙台です。
昨日から新学術領域研究の班会議で研究室のメンバーは名古屋に出張中。
静まり返った研究室にはお留守番部隊の私と増子さん、尾形さんの3人。
寒さと静けさで沈みがちですが、、、素敵なプレゼントで一気に気分上々!
仕事も捗りそうな予感!!
長い冬を乗り越えた後、一気に暖かくなり花が咲く春の季節、私は大好きです。
ちょっと遠出してみたり、体を動かしてみたりしたくなる季節ですよね。
GW中は島巡りをしたり、娘とバトミントンマジ対決をしてみたり、日頃の運動不足解消の為、頑張りました!!そして、連休明けからは地区の運動会の為、縄跳びの練習に勤しんでいます。
(体が重いので跳び手ではなく、回し手ですが、、、)
近づきつつある健康診断のためにも、筋肉痛の体に鞭打って頑張ろう!!と誓う今日この頃です。
出張中の皆さん!お土産はカロリー控えめのものでお願いしま〜す♡
いとう
お留守番
2018年5月10日 (木)
入試説明会&OPEN LAB.(仙台5/19東京5/12)
2018年5月 8日 (火)
さて、今年も学生諸氏が宣伝してくれてますが、入試説明会及びオープンラボが近づいて参りました。
東京会場は入試説明会のみ、仙台会場では入試説明会のちに各研究室の研究室公開(オープンラボ)が開催されます。
植物分子育種分野になってはじめてのオープンラボになります。
教授や学生と直に話せるチャンスですので、ぜひ、雰囲気や研究内容など確かめにいらしてくださいね。
今年まだ大学1~3年生だし、という貴方も、大丈夫。数年後のイメージ作りに、是非ご活用ください。
当研究室、改組になっても場所は変わっていません(本館3階303号室です)。
以前、卒業生の岩本くんが在学中に作ってくれた道案内記事がありますので、いらっしゃる時の参考になさってください。
今年のポスターはタータンチェックとなっております。ぜひ、目印にしておいでください。
ちなみに、過去のポスターはこちらのページの一番下にあります。いろんな柄でキレイです。
昨年度以前の様子は、以下をご覧くださいね。
今年も研究室にいらしてくださった方には、ケーキ等ご用意してお待ちしております。
東京会場、仙台会場とも、事前登録なしでも参加OKですが、事前登録されているとスムーズかと思います。
登録は、生命科学研究科公式ウェブサイトから、ぜひどうぞ。
というわけで、お待ちしています!
マスコ
【アウトリーチ活動】ふたば未来学園高・教員生徒・研究室見学(5/2)
2018年5月 3日 (木)
仙台も朝方には雨模様。昼前にはほぼあがった状態ですが、予報通り寒気が入ったのか、夕方にかけて、ずいぶんと気温が下がって。。。明日の天気はよいようですが、急な天候の崩れなどがあるのでは。。。今日で現憲法施行から71年目。憲法に絡んで、議論がされているようですが。。。。渡辺個人としては。。。別の意味で、重たい1日でもあるので。。。
ふたば未来学園高・教員生徒・研究室見学(5/2)
4月はいくつかの高校に出前講義などで、伺ったのですが、その中に、福島県立福島高等学校が。昨年度というか、この3月まで福島県立福島高等学校でお世話になっていた橋爪先生が福島県立ふたば未来学園高等学校へ異動に。。。そんな中、学校のイベントで来仙。合間を縫って、鈴木先生と研究室見学をしたいという生徒さんの3名で、連休の谷間に来て頂きました。福島県立ふたば未来学園高等学校開校の経緯については、渡辺が書くよりも高校のHPを参考にして頂いた方が。。。そんな中、SGH(Super Global High school)に指定され、activeに活動されていると。橋爪先生と一緒にいらした鈴木先生と東北大で行っている「科学者の卵養成講座」の講座の内容であったり、SGHを含めた高大連携、さらには、現状の教育問題なども短い時間でしたが、貴重な議論をすることができた時間でした。ありがとうございました。ゆっくりとした時間ではなかったですが、研究室の実験器機なども見ていただき、有意義な交流の時間でした。ありがとうございました。 改めて、今年度のどこかで時間を作って、伺うことをしてみたいというか、現実を見てみることが、大学人として、大事なことなのだろうと。そんなことを考えさせてくれた1日でした。ありがとうございました。今後ともよい形で交流ができればと思います。
わたなべしるす
PS. アルバイトの方を含めた学生さんの中に、橋爪先生から化学を学んだという方が、3名ほど。。。急に予定が決まったことなどもあり、すれ違いになったのが残念でしたが。。話をすると、色々な言葉が出てくるところが、すごい師匠なのだなと。。。こうありたいものだと。。。
ご挨拶
2018年4月25日 (水)
初めましてこんにちは、四月からアルバイトとしてお世話になります。農学部一年の八巻慶汰です。出身は福島県伊達市です。ももで有名です。とても甘くてウマイので、みなさん福島に来たときはぜひ食べていただきたいです!ちなみに好きな果物はパイナップルです。
仙台に引っ越してきてもうじき一か月になるので、だんだん杜の都のうねうねした坂道や青葉山への登山にもなれてきました。私が戦国武将なら、この土地は攻めたくないですね。農学部がある青葉山新キャンパスは熊も出没するみたいですし(畏怖)。
高校ではSSH部でお魚の研究をしていました。淡水魚と海水魚が共生できる飼育水についてです。興味がある方は「好適環境水」で検索してみてください。とてもおもしろい水です。魚といえば、転居前に新潟県の水族館に行ってきました。新潟大の近くにある、マリンピア日本海です。ここはトンネルのある大水槽で有名です。マイワシやスズメダイの魚群がとても迫力あり、大きなエイも泳いでます。裏にある愛らしい顔(・━・)もばっちり見れます。実はあれは鼻と口らしいです。
私が一番すきな魚もいました。チンアナゴ・ニシキアナゴです。砂から顔を出している姿はいとらうたしなのですが、埋まっている下半身?は約40センチあるので、全貌は少し苦手な方もいるかもしれませんね(⌒━⌒)。
こんなことを書いていると、海洋コースに行くと思われそうですが、生命科学コース志望です。実験、その他いろいろと大変らしいので、頑張りたいと思います。仕事にも早く慣れたいと思います。研究室の方々、いつもいろいろと教えてくださり、ありがとうございます。まだまだ未熟ものですが、よろしくお願いします。
八巻
【アウトリーチ活動】宮城県宮城第一高等学校・進路講演会、栃木県立栃木高等学校・SSHオープニング講座(4/24, 4/26)
2018年4月24日 (火)
週末までは、ずいぶんと晴天続きで。一転、週明けの月曜日は1日中、12oC程度。3月の気温なのでは。。。火、水曜日は雨の予報。20oCを下回るような気温の方が植物にも、人間にもよいのですが、週末の旗日というか、最初の連休のところは気温が上昇とか。。沖縄の西表島では、今年初の熱帯夜とか。。。昨年よりは遅いようですが。。。南北に長い日本列島を象徴するような気温の変化かなと。。。世の中的には、愛媛県今治市関連の問題は解決の糸口が見えず。。。一方、プロ野球界の「鉄人」が亡くなられたと。。。先週の野球解説で声を聞いたような。。。生き方も同じように「鉄人」だったのだろうと。というか、そうありたいと。。。
4/24(水):宮城県宮城第一高等学校・特別講義「進路、人生をこれと思う方向に進めるために!!」
そんな雨降る火曜の午後。かれこれ、10年くらいになると思います。宮城県宮城第一高等学校への出前講義。最初の頃は、理数科対象でしたが、途中から、1年生全体への講義に。以前は研究室に同校の卒業生がずいぶんいた時期もあったのですが、今は、増子さんだけに。。。時代によって、メンバー構成も波がありますので。
講義の中身は、先週の福島県立福島高等学校での「キャリア教育」と同じ内容。ただ、同じスライドを使っても、その場の雰囲気で、話す内容が変わってしまうのが、よいことなのか、そうでないのか。。。講義の最初に、小学校時代に渡辺の出前講義を聴いたことがある方。という調査をするのは、この学校での通例に。仙台市内なので、いくつかの小学校で出前講義をやっていることもあって。。。今年は3名だったでしょうか。お目にかかった方々が。ありがたいことです。講義はいつものように、こちらから問いかけながらの、いわゆる、双方向での形式。なれてないのか、最初は少し反応がと思いましたが、。。イントロは、渡辺の出身地、愛媛県今治市。最近、ずいぶんと世の中で話題になっていますので。そんなことを話したのも、色々なことに興味を持ってほしいと。そんな多様な刺激がこれからの人生で活きてきますので。そんな渡辺が遺伝学をやるきっかけは、テレビのドキュメンタリー番組。人生の曲がり角というか、そんなことは意外な場所にありますので。 小学校時代の渡辺は基本、今の子供たちと同じ。違うのは、パソコン、スマホ、ゲームなどがなくて、遊ぶの外で。そこで以下に色々なことを考えているか。工夫しているか。あと、科学に興味を持つようになったのも、当時のアニメの科学力。今のアニメですごい博士が出てきたら。。。きっと、違ってくるのではと。科学力を子供時代に身につけたものに、学研の科学と学習があったのですが、今の世代にその話をしても。。。実際に実地検証しないといけないので。あること、ないことの有意差を。難しいのだと。。。現実には。。。
高校生になってくると、それまでは比較的全ての教科で学習をこなしていても、少しずつ不得意というものが出てくるわけです。渡辺は、国語、英語がmainだったでしょうか。今となっては、なぜできないのか、分からないところはありますが、文章をこうして書くことはできているし、科学論文ですが、英語で書いています。その意味では、高校時代のことはそれなりに基礎になっているかと。。。あと、大事なことは、数学で考えるということ。どの当たりで世代が変わったのか。数学の問題集に解法がつくようになったこと。解法があると、それを見て、覚えようとする方向に走るので。そうでないように、考えることを習慣にしてほしいと。この講義が進路講演会ということで、進路、つまり、3年弱で、センター試験なのか、新テストなのか。いずれ、そうしたものを受験するように。何を大学でやりたくて、進学するのか、しっかりと考えてほしいと。。渡辺の所で院生をしていた先輩の話なども出しながら。。 大学で何を学ぶのか。。。何を学んだのか。渡辺の場合は、それでめしを食うということ、飯の種。もちろん、その過程で、よき師匠にも出会い。。。そう考えると、他の大学に進学していたら。。。もちろん、時代を逆算しないと分からないことなので。。。なかなか難しい選択肢ですが。また、世界を目指しての研究であれば、生物系というか、農学系というか、そんなところは、基本、Nature, Scienceへの論文掲載。fieldによっても違うと思いますが。。。ただ、世の中の博士、教授に比べて、遙かに厳しい世界も。渡辺がたまに書く、将棋の世界もその1つかと。最近の高校生は本を読まないとか。これも、スマホなどの影響なのか。渡辺も本を読むのは、苦手でしたが、それでも、それなりには。なので、気に入った本を読んでみること。また、歴史を学ぶのは、人間の成功失敗を過去の例として学ぶこと。そう言うようにちょっと角度を変えれば。。。ということではないかと。講義がほぼ終わるところで、写真撮影をお願いしてないことに気がつき。。。後の祭り。。講義のあとに、担当の佐藤先生にお願いして、頂いた写真がここに使わせて頂いております。
講義のあと、質疑の時間、10を超えるような質問があったのでは、。。こちらとしては、かなりこたえにくいような内容もありましたが、まあ、可能な限り。。。色々な質問がありましたが、感動的だったのは、親の背中をみて、その職でがんばりたいと。とても素敵な親御さんなのだろうと。。。そんなことを感じた時間でもありました。一方で、50年の人生しか歩んでないですが、何か、これというものを達成するとき、それに伴い、ある種の犠牲が生じることは、人生では多いことではないのかと。二兎を追う者は一兎をも得ずということにならないように、ということかなと。最後になりましたが、講義を設定頂きました佐藤先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。生徒さんたちからのレポートを楽しみにしております。
PS. 講義が終わったあと、昨年度・科学者の卵養成講座の重点コースだった生徒さんと議論の時間を。。。3月の発表会以来でしたが、何よりも、最後まで歯を食いしばってやってみること。そうすれば、先は見えてくると思います。頑張れ、受験生。
PSのPS. 講義でも話をしたとおり、歴史から学ぶことは大事なこと。昨日のテレビで、「先人たちの底力」というのを見ていて。。率先垂範と言えばよいのでしょうか。まずは、隗より始めよと言えばよいのか。。。最初から見ていなかったですが。。。改めて、人としてのあり方を学んだ時間でした。再放送されればよいのですが。。。
4/26(金):栃木県立栃木高等学校・SSHオープニング講座「高校での課題研究が、大学・大学院での研究につながる」
1ヶ月ちょっと前には、当時の1, 2年生向けに「農学・生命科学入門」ということで、30名程度の生徒さん向けに、渡辺が普段、研究を行っている「自家不和合性」の話と、その渡辺自身の歴史というか、キャリアというか、そんな講義を。この1ヶ月で、年度が替わっているので、講義をした生徒さんたちは、2, 3年生に。今回は、新1年生向けに、SSHオープニング講座ということで、昨今のSSHでは、一部の生徒だけでなく、学年全体の生徒さんたちで「課題研究」を行うということが、常態化。そうしたこともあり、講義では、「課題研究」をどの様に展開するのか、また、残りの時間で、少し短いversionでのキャリア教育を。 小学校、中学校の時に、自由研究を行い、入賞したような方も。ただ、一方で、自由な発想で研究を行うということは共通点はあるかも知れないけど、厳密に条件を設定し、どの因子を変えると、何が表現型として変わるのか、ということを行ってほしいと。一度にたくさんの因子を振ってしまうと、何が原因なのか分からなくなってしまう訳なので。それから、意外とできそうでできないのは、繰り返し実験をして、統計的な処理をすること。1回、結果が出ると、それに満足しがちなところを、そうでなくて、しっかり、そのdataの傾向を理解すること。実験によっては振れ幅が大きいこともありますし、その振れ幅の大きさが、別の要因を理解する上で、重要であったり。。。それから、大事なこととして、実験結果は、どの様なことも記録を取ること。失敗と思っても、それを残すことで、継続して実験をしてくれる後輩たちが同じ失敗をしないようにするための「大切な伝言」であると。。失敗すると、かっこよくないとか、そんなことを思いがちかも知れないですが、そんなことはないわけで。。
実験をしたら、それで満足という方も。それではよくないので、きちんとした発表、論文にまとめて報告して、1つの研究が完了だと。また、科学論文の書き方には、ある種のルールがあるので、それを守って、また、どの様なイントロ、タイトルをつけるかによって、それを見てみたいというようなわくわくするようなものにしてほしいと。これらは、大学、その先の社会人になっても重要なこと。難しいかも知れないですが、少しずつ学ぶこと、身につけること、何より、考えながら行動することを、この課題研究で行ってほしいと。
後半というか、1/3くらいの時間を使って、渡辺のこれまでの歩みを。科学者を目指したきっかけは、子供時代のアニメの影響。植物の遺伝学をやろうと思ったのも、高校時代のテレビ番組を見て。。。なので、何をやるにも、きっかけはどの様なことでもよいわけです。将来について、これということがないという方もいましたが、できることをやってみることではないかと。また、人生の転機もたくさんあるもので。渡辺自身、東北大に来たので、今の研究人生があると。そうでないところに言っていたら、別の職でということになったのでは。。。それはいつも思うことなので。ただ、今できることを、しっかりやること。できるだけ、積み残しであったり、後回しにしないで。。すぐにできることはすぐにしっかりやる。できそうでできないことかも知れないですが。。。最後のところは、いつもの組織論。盛り上がりがもう少しあるかと思いましたが、世代の違いか、男子校だからなのか。。。いずれ、失敗にへこたれないでやってみることですから。
最後の質疑の時間には、10を超える多様な質問が。文理選択、課題研究の方向性、将来について等、今回の講義を踏まえて、それぞれが色々と考えたのだなと、実感できるdeepな議論の時間でした。講義の前後には、大橋校長先生、SSH担当の須藤先生を交えて、SSHというプログラムの本質、今後の展開の方向性に始まり、多岐にわたった教育問題について、意見交換をできたのは、これからのアウトリーチ活動だけでなく、大学の教育をどう展開するかということのヒントを頂いたような、貴重な時間でした。ありがとうございました。最後になりましたが、今回の講義を設定頂きました、SSH担当の須藤先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。今後ともよりよい形でのコラボができればと思いますので。ありがとうございました。
PS. 前回の3月の出前講義の時も、歴史的建造物を拝見できたのですが、今回は大橋校長先生、須藤先生に、講義前の時間使い、「記念図書館(養正寮)」を案内頂きました。大正3年の建造物。その後の歴史にも耐えて、現在に。1Fは放課後の自習室になっていると。この建物のスペースを含めて、自分のスペースが確立されているというのは、感動でした。かなり遅い時間まで自学自習ができる。大学の研究室の居室のようなスペースで。こうしたことで、自ら学ぶことの大切さを実感できているのだろうと。2Fは、囲碁将棋部が毎日の鍛錬の場に。県内でもトップクラスの成績収めているというのもうなずけるような雰囲気がある空間でした。そんな空間にも、少し季節外れの来訪者も。。。昔取ったなんとかで、排除はしたのですが。。。ちょっと危うさがあったのは、反省でした。
わたなべしるす