台風5号は、関東沖を北上し、火曜日の早朝には、温帯低気圧に。そんなで週明けの月曜は朝から雨模様。夕方にかけて、強く降ることもあって。。。世の中ではもちろん、日々、色々なことが起きているわけですが、ルールの解釈でやり直しというのが。。。ルールをきちんとやるというのは難しいのだなと。 そんな梅雨の走りの月曜日。ほぼ3年ぶりに、Penn. StateのProfessor Kaoを招聘して、セミナーを。今週、岐阜で開催されている、The 25th International Congress on Sexual Plant Reproductionで、講演をされるための来日で、今回も来仙頂きました。渡辺はその学会の「Scientific Advisory Board Members」を務めているのですが()。。。こちらからの紹介、Professor Kaoの紹介でもあったことは、初めて会ったのが、1991年のInternational Congress of Plant Molecular Biology in Tscusonだと。30年近く前になるわけですが。。
自家不和合性のことを記したのが、C. Darwin。「The effect of self and cross fertilisaton in vegetable kingdom」と。self-sterilityと言われた時代もあったと。何かの書き物に、こんなことを書くのですが、意外と知られてないこと。講義の途中で出てくる引用文献。学生・助手の頃に読んだ論文の数々。とても懐かしいのは、年を取ったと言うことなのかもと。また、雌雄因子の相互作用を壮大な系で実験をしていたり、こちらも学ぶべきところもたくさんあり。。。「量が質を凌駕」するとでも言えばよいのか。アブラナ科植物の自家不和合性とは、異なるシステムとはいえ、今回も数多く学ぶことができたセミナーでした。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. セミナーの前後には、これまでの研究教育など、多様なことについて議論。いわゆる、大学に入る年齢の人口が激減する時代に。そんな時に、何をどうすることが大事なことなのか。。。様々なアプローチを考えないといけないと。。。そんなことでも、貴重な時間でした。また、何かの機会に訪日頂ければと。。。
第33回生命科学セミナー「S-RNase-Based Self-Incompatibility in Petunia」開催(6/11)
2018年6月12日 (火)
【アウトリーチ活動】仙台市立長命ヶ丘小学校・特別講義(6/8)
2018年6月 8日 (金)
気がついたら、金曜日。来週は国内での国際会議。海外からの来客も。。。仙台も梅雨入りするのか。。。渡辺の主たる興味は、サイエンス、将棋、鉄道でしょうか。もちろん、歴史、いろいろありますが。。。鉄道で言えば、長崎新幹線に新しい動きが。。。どうなるか、難しいところですが、四国に新幹線というのは。。。難しいなと。。
6/8(金):仙台市立長命ヶ丘小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー」(楽しい理科のはなし2018--不思議の箱を開けよう--主催:河北新報社、協賛:東京エレクトロン)
4年前から始まった、コラボでの「楽しい理科のはなし2018」(2015年が仙台市立泉ヶ丘小学校、2016年が仙台市立長町小学校、2017年が仙台市立片平丁小学校)。主催が河北新報社、協賛が東京エレクトロン、後援に仙台市教育委員会、大和町教育委員会、協力が東北大学という「(楽しい理科のはなし2017--不思議の箱を開けよう--」。今日の青空と企画にぴったりの横断幕。これを前に置いての講義は、わくわくします。何より、サポート頂く、河北新報社様、東京エレクトロン様に講義に関わるものを準備頂きました。ありがとうございました。 今年度は、渡辺が学校評議員を務める「仙台市立長命ヶ丘小学校」。昨年の秋に、仙台市教育センターからの出前講義で伺って以来。今年も5年生。去年の5年生とは少し違った雰囲気でしたが。スタート時間が少し遅くなったり、意外と植物の形態の特徴についての説明のところで長くかかったこともあったりで、TAとして手伝ってくれたM1の小川さん、高橋さんを紹介できたのは、最後のところ。。申し訳ありません。なんとか、講義の流れをと思う方が先になって。。。まだまだ、修行が足りないなと。。。
キャベツ、ブロッコリーを栽培したことはないので、写真と実物を見てもらい、この2つの植物の遺伝子を持っている「新しい植物は??」ということで、グループごとに。これまでは、保護者の方々が参加いただきましたが、新しい取り組みとして、新採でこられた2名の先生方が、先生の威信をかけて、5年生の皆さんと勝負。5年生が勝てば、まさに、「ジャイアントキリング」。模造紙に絵を描く時間は十分ではなかったですが、しっかりまとめて。。。
いざ、プレゼンに。それぞれ、よく考えて、植物の生長の様子を理解してくれていたのだと思います。質問をしたり、それに答えたり、その答えが不十分だったとき、さらに、質問をする。なれないことで、難しいことかも知れないですが、昔であれば、近くの広場で遊ぶとき、これをしたい、あれをしたいと、議論をして、決めていたわけで。。。いまや、ゲーム機を持っても、相互にコミュニケーションをしないで、個別という時代。なかなか、そうした、いい「加減」で、やり合うと言うことの難しさを感じることもありますが、しっかりしているところも。是非、身につけて下さい。
さて、ジャイアントキリングは。。。やっぱり、ここは先生。10個の班のプレゼンの模範となるような、なぜ、この形なのか、なぜ、ここから花が咲くのかなど、原因というか、理由を考えて、説明することの重要さを伝えていただきました。ありがとうございました。これで、先生の威厳も保たれたのでは。。。さすがでした!!
最後は、渡辺から謎解き。遺伝子を混ぜても、両親のどちらかに似ていることはよく経験していること。また、「なぜ」という、心を持つこと、不思議だなと思ったら、考えることの大事さを。そのあとで、代表の2名の方からお礼の挨拶。とてもしっかりしていました。この企画の最後は、いつもの全体での集合写真。色々な方のお力添えで、無事終了。ありがとうございました。
PS. 学校評議員を仰せつかっているので、次に伺うのは、またその時に。ということで。。
PS.のPS. 先日、とある、学内での会議に出ていて、記念の品を頂きました。会議に出て、そのようなものを頂くとは。。。恐縮でした。何より、議論が盛り上がり、今後のコラボに向けて、よい礎ができたのではと思っております。ありがとうございました。
就活、ケーキ、それぞれの。。。(6/5)
2018年6月 5日 (火)
なんとかの約束というか、決まりで、就活の採用面接は6月に入ってからとか。。。今日は中国地方まで梅雨入りとか。仙台もそういえば、晴れてはいても、少し湿度が高いような。。。梅雨の間の体調管理も大事なことという記事も。。。そんな中、就活をしていたM2の深沢君が研究室に。いろいろと考えた末に、社会に出てがんばろうと。つまり、就活を終えて、再来週の月曜からは社会人として、心機一転、そんなことをお知らせに、。しっかりと自分で何ができて、何をするのか、そんな決断も大事なことなのだと。改めて。 そんなで急遽、ケーキ会を。。。参加できなかった皆さん、ごめんなさいね。また次の機会に。どこのケーキなのか。。渡辺はお願いだけをしたので。すみません。また、誰かが追記をしてくれるかと。。。最後のところで、記念品の贈呈。卒業式のように予定が分かっていれば、色紙などを用意できたのですが、急なこともあり、花と記念の品の「琉球ガラス」を。夏を迎えるに当たり、とてもきれいな青色。最後に、深沢君から一言。色々な苦労があった分、しっかりとした社会生活になることを祈りつつ。
そういえば、同じ学年に入学し、3月に卒業した学生さんから、赴任先のお知らせも。。本人の想定とは違っていたようですが、新しいものを生み出すセクションでがんばるのだなと。新製品が世に出るのを楽しみにしております。ということで、仙台も来週あたりは梅雨入りなのでは。。。それまでにあれこれと片付けることをして、若い方たちに負けないようにしないと。。。もちろん、就活まっただ中のM2の学生さん。がんばって下さい。
わたなべしるす
PS. そういえば、今日の郵便の中に、研究というか、学問の歴史をきちんと調べたものが論文として、評価されていると。。。ここで取り上げられていたのは、原子物理学。原子モデルがどの様にしてできたのか。。。これに限らず、知られてないような古典を理解することが大事なことなのではと。。ふと。。。
マスコ追記:今回のケーキはロワイヤルテラッセでした。菓匠三全グループですよ!
【アウトリーチ活動】大阪府立天王寺高等学校・SSH天高アカデメイア(5/31)
2018年6月 4日 (月)
週末にかけて、研究室の空調が不調で。。。今回はかなりの長期でしたが、何とか、週末には通常通りに。諸事で色々なことに対応する必要が。。。
5/31(木):大阪府立天王寺高等学校・SSH天高アカデメイア「農学・生命科学系大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」
2012年の震災の翌年から始まった、天王寺高校のへ出前講義。最初の頃は、サイエンスの講義でしたが、このところは、キャリア教育にシフト。渡辺の講義の週末には、大学への見学会も予定されているとか。渡辺という1人のサンプルでしたが、何をどの様に考えて、これからの高校生生活、大学、社会人を歩むのか。世の中の景気がよいことがよいことなのか、難しいわけですが、何よりも、自分で観察して、考えると言うこと。また、2060年くらいまでは、今の高校生が日本を背負う分けなので、そうした自負を持って、行動してほしいと。 講義のあとには、20minを超える質疑の時間が。多様なことについての質問は、講義を理解した上で、よく考えているなと。最後に、全体を代表して挨拶してくれた方もとてもしっかりしていました。それぞれの目標でがんばってください。もちろん、遺伝学、育種学を学んでみたいという方、welcomeですので。講義の前後に、吉岡校長先生、担当の中尾先生など、数名の先生方と高大連携というわけではないですが、昨今の教育事情についてdeepな議論ができたのは、こちらとしては、とても収穫でした。よりよいコラボをできればと。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 講義に伺うとき、駅からちょうど、雨脚が強くなり、また、パソコンとプロジェクターをつなぐケーブルが不調で。というのはいいわけになりますが、写真撮影をお願いするのをすっかり失念しており、気がついたのが、代表の方が挨拶を頂いていた時間。。。申し訳ありません。去年の写真などでご容赦ください。
5/19オープンラボでした
2018年5月30日 (水)
こんばんは、M1のおがわです。
いまさらのようですが、先日のオープンラボについてレポートします。
記事の更新が遅くなってしまってすみません...。
すでに渡辺先生の記事で触れられていますが、去る5月19日、生命科学研究科の入試説明会(仙台会場)とオープンラボが開催されました。
午前中のポスターセッションでは参加者のみなさんに資料を配布しつつなべ研の研究について説明をするお仕事。まだまだ入学したてて自分の研究のことも勉強中の身ですが、みなさんに興味をもってもらえるよう頑張って説明をしました。少しでもおもしろいと思ってもらえているといいなあ...。
午後のオープンラボですが、告知していた通りなべ研恒例ケーキ会です。素敵なケーキをご用意しましたよ~!
こんなケーキを食べながらのオープンラボ。
本当にたくさんの学生さんに来ていただきました。大学4年生はもちろん、1~3年生、高校生の方まで!ありがとうございます!みんなでお話したり研究室や温室の見学をしたり。どうかな?なべ研おもしろいと思ってもらえたかな?
M1のふたりも頑張りましたがなかなか細部まで手が回らず、尾形さんや岡本さんに頼りっぱなしでした...。もっとうまく対応できるよう精進しなくては。
それから、ラボを訪問してくれた大学生の方から、バームクーヘンと紅茶をいただきました。お気遣いありがとうございます。みんなでおいしくいただきました。
今回のオープンラボですが、いろいろと気が回らず、みなさんの集合写真を撮ることを忘れてしまいました。ごめんなさい。次はちゃんと撮影するよう心がけます。
冒頭の写真は最後まで残ってくれていたおふたりと。遅い時間まで話を聞いてくれてありがとうね。
そんなこんなでどたばたしていたオープンラボ、なんとか無事に終わってなによりでした。実は最後におもしろいことがあったのですが、このことはその場にいたメンバーだけの内緒で。
参加してくれたみなさん、本当に本当にありがとうございました!
なべ研に興味をもったらぜひ受験してくださいね♪
M1 おがわ