東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」レポート最終稿へのコメント, 表彰(7/23, 24, 25追記)

2018年7月23日 (月)

 週末日曜の仙台の最高気温が36.7oC。いわゆる、猛暑日。空気が体温と変わらないというのは。。さすがに、この日ばかりは、自宅で避暑していたわけですが、。。。あけて、月曜は朝から気温が下がりっぱなし。雨でも降れば、もっと、心地よくなると思うわけですが、人工降雨というわけにもいかず。。。もう少しバランスよく、降雨を制御できれば。。。そんな仙台とは異なり、関東では、41.1oCというこれまでの最高気温を更新したり、東京都内でも40oC越えとか。。。さわるもの全てが暑いのでは。。。

20180723153021-39fe350a3851876e75d0faa6a37cb101faa65224.JPG そんな先週半ばから週末にかけて、5月に講義を行い、6月に初稿のレポート提出のコメント・採点などがあった「最終稿」の評価。いつもであれば、評価が終わったところですぐにという分けなのですが、先週はあれこれとイベントがあって。。。前回の記事にも書いた通り、いかにおもしろい流れのレポートにするのか。そんなこともあって、ストーリー構成を変えてみるなどを前回コメントしておきましたが、それらを踏まえて、よく改訂されているのもあれば、ある種の自己主張として、自分の主張を通そうとするために、Defenseした方も。。。どちらがよいとか、そうでないかというのはありますが、どちらを行うにしても、論理的に問題がない論旨になっていることは、大事なこと。それから、個別のコメントにはあまり書かなかったですが、最初のイントロに対して、最後の結論というか、落としどころをどこに持っていって、なるほどと思わせるのか。そのためには、改めて、タイトルを見直すと言うことも、大事なポイント。ある意味、全体のバランスと言うことにもなるでしょうか。今は、レポートとして文章を書いて、どうかと言うことの段階。3年もしたら、卒業論文というレポートとは異なる自分の主張をどの様に入れるかという「論文」を閣ということにチャレンジするはず。その時、最初と最後のバランス、論理展開、なるほど、読んでおもしろいなと思わせるイントロなど、今回のレポートの講義で学んだことは、たくさんのことがあると思います。それらを活かして、レポート、論文、報告書、申請書などにチャレンジしてみて下さい。

20180723153059-17c3a761700eb67a731bbb96b567ea3bb8234a6c.JPG なお、当日は、渡辺の評価基準の世界で、表彰をしたいと思います。「もらっておごることなく、もらえなくてへこむことなく。」ということで、これからも文章書きに精進して下さい。そのうちまた、どこかで。。。


 わたなべしるす

20180723153111-8b0504e5d31b67194724fa2767cb6792e5fc46ca.JPG PS. 7/24(火)、レポートの講義も、この日が最終日。例年のごとく、レポートの講評。あわせて、「渡辺賞」なるものを、学部のバランスを取りながら、「○○で賞」というような表彰を。。。ちょっとしたことでも、表彰されるというのは、うれしいことではないかと思います。渡辺が学生時代には、そんなことはなかったですので。。。

20180724204234-0841addeb8de4ed6922f23ff0e9878f2bea5ff85.JPG20180724204250-6dd304baea47c9b27b2cdcbb823b5aab73188fb8.JPG20180724204301-f08fe6b557c7d77614d9beeb83c68aa7230cd2a6.JPG 講義が終わったあと、この講義に限られたことですが、受講生との懇談会。次年度に向けての意見交換の場であったり、様々な情報交換の場になるかと。今年度から、講義を担当されるというか、主担当者の附属図書館副館長・柳原先生は、文学部の方。関西の文系の先生方との科研費を行っており、不思議なご縁を感じた、懇親会でした。ありがとうございました。

 PS.のPS. 7/25(水), 19:30。昨日の講義の最後のところで紹介した、渡辺の展開ゼミのお知らせは、こちらからです。興味のある方、mailで必要なことをお知らせ下さい。お待ちしております。

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激戦、悲願、理(7/20)

2018年7月20日 (金)

 猛暑という言葉を超える言葉というのだろうか、酷暑という言葉を見かけるようになった。身の危険を感じるような暑さと言えばよいのだろうか。。。日暮れ当たりに一雨あれば、少しは気温が下がるのだが、地面などの温度は放射冷却だけでは、下がりそうもない。まだ、4, 5日は続くとか。。。もちろん、関東以西では仙台とは比べものにならない「酷暑」であり、西日本豪雨からの復旧に向けて、物資の代替ルートでの輸送がなされているようであるが、大動脈ともいえる山陽本戦が11月くらいまで部分的ではあるにせよ、つながってないのは大きな痛手である。1日も早い復旧を願うばかりである。そんな「酷暑」の中での作業とは、次元が違うものの、先日の棋聖戦。通算100期というタイトルをかけたものであったが、達成できなかった激戦。その結果、八大タイトルは8名の棋士が。この状態が未来永劫、続くとは思えないが、さらなる激戦で複数のタイトル保持者が出るという淘汰が生じるのであろう。いずれ、平成から次の時代へと言うところで、大きな局面の転換期なのだろう。

20180720162112-2c4de44c0e906424e8aefb8d11065decb2bae70a.JPG 処暑というのだろうか、暑さを凌ぐのを。。。絶滅が危惧されている「ウナギ」。土用の丑の日は、来週あたりとか。クロマグロは、世代を完全に回せる「完全人工養殖」の系があるが、ウナギはかなりの困難らしい。ただ、どこかでそれを打破できなければ、この時期の風物詩もなくなる。まさに、悲願なのであろう。植物もその種類によって栽培条件が異なることがあるが、魚の場合、その理(ことわり)を理解するのは容易ではないのであろう。この技術が確立されたとき、まさに、感慨無量なのかも知れない。感慨無量と言えば、国産ジェットが初の展示飛行とか。。。これも悲願であり、達成されることを切に祈っている。

 先週の米沢出張では福島経由で山形新幹線を山形県内ではじめて利用した。山間地を通ること、レール幅が通常の在来線より広いとはいえ、新幹線のスピードとは言い難い。。。。ただ、すべてを山形新幹線のようにというわけにもいかない。それを打破するシステムとして、トライしていたのは見かけたことがあるが、現実には難問が山積らしい。地元にとっては、まさに悲願なのであるが。。。技術の力不足なのかも知れない。あるいは、理が十分に理解されてないというのだろうか。この難局を何らかの形で、突破することは必要なのであろう。先の西日本豪雨の雨の量が多くなった理が解明されつつあるとか。。。酷暑という局面を乗り越えて、ここで激戦を一閃突破して、秋の実験につながるようにしないと。。。祖先の叡智を理解しつつ。。。できることを限界までやってみるしかないのであろう。暑さに負けることなく。。。

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 わたなべしるす




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【アウトリーチ活動】米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス, 清真学園高等学校・SSH特別講義, 東桜学館高等学校・SSH講演会(7/12, 13, 17, 18, 23追記)

2018年7月14日 (土)

 一昨日の伊藤さんの記事ではないが、梅雨明け前から夏のような暑さ。そんなことをいっているからか、土曜日には、梅雨明け。。。それも、仙台とは思えないような「高湿度」。日差しがあると、30oCとは思えないような暑さ。湿度が高いことが体感温度にこんなにも影響するとは。。。何事も五感で感じることが重要なのだと。西日本豪雨から1週間とか。それでも2,000人が孤立状態。。。1日も早い復旧を祈るばかりです。この豪雨の原因を探る研究も。何らかの方法で、大きく成長する前の積乱雲をばらばらにするとか。。。雨をまとめて、一定量以上は海に流れるようにするとか。。。空想の話と言われるかもしれないですが、そんなことをまじめに考えた方がよいような。。。

20180714125543-2365b906a483112cd5fdf694b31d0fe4bb6133c4.JPG 米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス(7/12)

 山形県では現在、3つの高校でSSHを実施しているような。1つが山形県立鶴岡南高等学校。今年度は実施できなかったですが。。。2つ目が、山形県立東桜学館高等学校。昨年度、はじめて講義に伺い、今年度は来週、課題研究について、講義に伺います。3つ目が、山形県立米沢興譲館高等学校。科学者の卵養成講座では、これまで多くの受講生を輩出していることもあり、どこかで機会があればと。。。「異分野融合サイエンス」というこれまでのSSHでは、異分野融合の重要性はいわれるものの、こうした講義を行うのは、はじめて。1回目は、「バイオ産業科学と社会課題--アブラナ科植物における自家不和合性の基礎から応用--」ということで。本来は「モデルケースの人生を見えて、自分の人生を考える」という、キャリア教育も計画していたのですが、時間の関係で、8月10日の実施枠へ。そんなことになったも、今回の講義に、野菜、果実を用意していただき、実物を見て「考える」という新しい企画で行ったこともあって。

20180714125943-3af18c839ff3cc72aa933351e52a1c56bd89ddb2.JPG20180714125954-b8e9ff44f58f3c25edea468d0c4063b97cc25741.JPG20180714130011-b2c275fff79a46dd536b6510992d36c092cd5cc1.JPG 3hrの講義と言うこともSSHでは、初めての企画。6月末に今治での「ふるさと出前授業」で、野菜などの実物で、本物を見ることがインパクトがあるのは、こちらも理解していたので、最初の1hrを使って、野菜、果実などの横断面などを見ながら、その分類、多様性などを考えることに。オウトウ、モモ、リンゴがバラ科果樹ということは、果樹王国の山形県だけあり、開花したところをよく見ていたと思います。一方で、トウモロコシ、オクラ、ピーマンの果実からそれを分類する。少し難しかったかも知れないですが。。。身の回りの野菜・果物に対する理解が今までとは違ったのではないでしょうか。当たり前を当たり前と思わない心を醸成していただければと。。

20180714130028-c84e0c26e7a96832e84c92efa0fdb0a4f8cb7c06.JPG20180714130040-b9fb3f7088a7cf40058eff94a4b08800e44c659d.JPG20180714130051-9a69b32cd856e7e4cc6a09bc68c8120c50c185c6.JPG 後半は、植物の生殖、自家不和合性について。もちろん、この時にも、実物のオウトウ、トウモロコシなど、大活躍。オウトウも自家不和合性。では、佐藤錦の雌しべには、佐藤錦以外の例えば、ナポレオンなどの花粉を交配。これで、ちゃんとした、佐藤錦ができるのか。受精のしくみをきちんと理解できていればよいわけです。小中高で、動物のことは多く学ぶ機会が多い割に、植物のことを学ぶことが少ないことが影響しているのか。。。種子と果実の受精時の関係。改めて、考えるきっかけになったのでは。もちろん、自家不和合性を利用したF1雑種種子の育種とかも。少し難しい内容もあったかも知れないですが、山形の自然を改めて、見直す・観察する機会になってくれればと。。。最後に、代表の方から、今日の講義についての感想。育種に興味があり、これからしっかり自然の観察をしたいと。がんばって下さい。

20180714130110-6e29e2a15ab95c183d13fd203e8510c73188d0c1.JPG20180714130124-6c75db349ff1cc5bd875a63eff2501b9c4015bd9.JPG20180714130139-3dc2f3b8412517de74f9c98fa2744261fc31abf5.JPG20180714130153-32b97ef41472536062a967f7d69503b908e28926.JPG 講義を始める前に、横戸校長先生、海和教頭先生、熊坂先生を交えて、昨今の高大連携、SSHの実施など、多岐にわたり、お話しする時間を頂けました。ありがとうございました。今年度中にまた伺う機会もありますので、こうした場を、改めて、設けて頂ければ、幸いです。最後になりましたが、実施に当たり、今崎先生、熊坂先生をはじめとする関係の先生方には、大変お世話になりました。本物を見ることの大切さを改めて、強く実感できた3hrの講義でした。ありがとうございました。次回は8月の研究室訪問で、お目にかかることができるのを楽しみにしております。

20180714130211-85038f1dd2f82b7b50a2cb91bd0e0ac24ca2211d.JPG20180714130222-e987525ff925cfb76a1707acf048261f18c2b690.JPG20180714130235-a6c23fce9ea5ed1647059fc775565119e10804b4.JPG PS. 7月も半分終わろうとしているのに、片付かないものが多数。時間を見つけて、山形県立米沢興譲館高等学校の歴史である「史料室」を拝見と思ったのですが。。。今回は、かなえることができず。。。是非、また、次回以降に拝見できればと思います。よろしくお願いいたします。

 PS.のPS. 講義の翌日、担当の今崎先生から「何気ないことにも疑問が潜んでいること、ものの見方を変えることで新たな課題が見えてくるということが、身に染みて生徒へと伝わった」というようなmailを頂きました。ありがとうございました。今回の企画を他のSSHなどでも応用できると言うことを実感できました。ありがとうございました。



 清真学園高等学校・SSH特別講義(7/13)

 前日の米沢興譲館高校に続いて、茨城県鹿嶋市にある、清真学園高等学校の1, 2年生が12名、研究室見学に。昨年に続いて、この時期、東北地区にある大学で研修をしているとか。前日は山形大・工学部へ。米沢市内にあります。米沢興譲館高校へ出前講義だった渡辺とすれ違いだったと言うことに。昨年度もこの時期に、研究室に来て頂き、2年連続。

20180714130757-78cebbd4fe83c340e1597ad19725909a209972da.JPG20180714130912-21a83174f8d6845119dd7ba57a5b693668714208.JPG 講義の最初に、身の回り、自然を観察して、自分で考え、行動することの大事さを。manual通りに物事が起きることは、ほとんどないわけで、それに対して、しっかりした対応力をつけることの重要性を。渡辺が所属する大学院生命科学研究科について、また、渡辺の研究室についても概説を。続いて、先の考えながらということに重点を置いた企画。「バナナからDNAを」。プロトコールは、とても簡単に書いてあるわけです。それを見ながら、どのくらいでやってみるのか、自分の判断でやってみると言うこと。途中で失敗もいくつかありましたが、それも大事なこと。最近は、失敗をしないようにということで、色々なセイフティネットを張り巡らせることが多いだけに、それだけでも、新鮮だったのでは。。。予定よりも少し時間がかかりましたが、無事、皆さん、実験は成功。考えることの大事さについては、帰りのバスの中で、さらに、担当された先生方から、指導があったのでは。。

20180714130932-d41b58dcf35fe2e1c183fc4c14ad48234025574b.JPG20180714130943-95dab36ed705b664afe25bfae17484f9b10d2831.JPG20180714131001-96346133fc3abf7805fc8077175bc65e6d1fb5ab.JPG20180714131033-7610d1fd6371a18c170672d0b8efb8f8be5da4d0.JPG 後半は、研究室の見学。はじめて見るようなものであったり、また、この時期に、まだ、菜の花がガラス室で咲いていること。また、アブラナの葉っぱの表面にワックスがあること。二倍体のB. rapa, B. oleraceaは自家不和合性で、B. napusが自家和合性と言うことも。30oCを遙かに超えるガラス室。ここは、短時間で。。。それでも観察の大切さは、理解してもらえたのでは。

20180714131053-ddafd49ab0667e25c563f80f84399d01c2717bcc.JPG20180714131104-885be330eeee14913871063ff26cf98ae7c4a7ac.JPG20180714131117-f8f091bb281234540b457e4608e7cb282d809a4e.JPG 最後になりましたが、今回の企画を頂きました、十文字先生、大録先生、紫谷先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。考えて、行動することの重要性を伝えることができるようなプログラムにさらに、発展させたものにしたいと思いますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。また、TAとして、準備から実験のサポート等をして頂いたD2・岡本君、M1・小川さんにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

20180714130826-7e9ced26dc979890102c006ccd5a8c8839c33539.JPG20180714130839-288f9e9759d4445888c2b302e6147cf739adfb38.JPG PS.のPS. 講義の翌日、担当の大録先生から生徒さんのコメントを。「他人に指示されて動くのではなく、自分で考えて行動するということがとても大切だと分かりました。どうやったら実験が成功するか周りを見ながらよく考えたので楽しかったしとても勉強になりました。」


 山形県立東桜学館高等学校・SSH講演会「SSH課題研究を始めるに当たって」(7/17)

 先週末は「海の日」をはさんでの3連休。たまっていた案件をあれこれと片付けつつ、できるだけ休養も。。。子どもの頃であれば、30oCを超えても、さほどでもなかったのが、このところ、湿度は高く、30oCを超えられると。。。体力不足と言えば、それまでかもしれないですが。。。先週は、山形県立米沢興譲館高等学校へ、SSH特別講義。あけて、今週は、昨年度からSSHをスタートさせた中学校併設型の中高一貫校である山形県立東桜学館高等学校へ、「SSH課題研究を始めるに当たって」という講義を2年生向けに。仙台も昼過ぎに32oC近い気温を観測するような日。奥羽山脈を越えた山形県側は、もっと暑いかと思ったですが、さほどでも。。。学校への最寄りの「さくらんぼ東根駅」前には、代表的なサクランボ品種である「佐藤錦」、「ナポレオン」の樹が。自家不和合性を有しているので、相互に受粉樹として、機能していると言うのは、聞いたことあっても、ものとして、見るのははじめて。。。本物はやっぱり感動です。

20180717184908-74316bf01e553118cd15c1d9db5375c9826560af.JPG20180717184925-0636212b910a291f9d9f70b3369c7d4d2662c952.JPG 前半は、課題研究を行う上での基礎的なこと。研究するときに、反復実験が必要であるということ、グループで研究をすることが一般的であることから、ノートにきちんと日々のdataをまとめると言うこと。まとまったところで、何を考えるのか。それが議論すると言うこと。こうしたことを踏まえて、論文の形にすること。論文を書くとき、実験をしたほどに、材料及び方法を書いておけばよいと言うこと。もちろん、結果も。その上で、議論を実験をしつつまとめて、それに見合うイントロを書くということ。もちろん、そうでない書き方をという、書物もあるかも知れないですが、慣れないとできないこと。この基本形をベースに、最後に、概要とタイトルをつけること。実験を始めたときと、最後の結論に至ったとき、タイトルは変わるというのが、一般的であること。こうした実験結果を場合によっては、ポスター等で発表するときも、研究の内容をしっかり理解した上で、話をすること。

20180718182704-20ce1f4aa0d5056a7c3154e8ffc81c8ffa2e2e1c.JPG 後半は、渡辺のこれまでを振り返る「キャリア教育」。課題研究とは異なりますが、課題研究であったり、高校での色々なことに活かして頂ければよいかと。実験をするときも、いくつかの実験はできるかも知れないですが、1つの形あるものにまとめると言うこと。これからの高校生活、その先もどうやって、1つのよりよい方向に持って行くというのは、ある種の共通性もあると思いますので。講義が終わったあとの質疑の時間もdeepというか、課題研究のことをしっかり考えているのだなと言う質問がたくさん。多くの失敗を糧にたくさんのチャレンジをしてみて下さい。最後に代表の方からの挨拶も、課題研究の講義だったですが、それ以外のことにも活かしたいというのは、こちらの講義の趣旨でもありましたので。。。なによりでした。

20180718182728-e807f75fe9a7201077d1a024be07c599d21a5d82.JPG 講義が終わったあと、官校長先生、SSH担当・兼子先生とSSHの現状、今後の展開などについて、貴重な議論の時間を頂きました。1つのイベントを行うにしても、どのタイミングで行うのがよいのかなど。こちらも色々なことを考える時間になりました。ありがとうございました。最後になりましたが、官校長先生、SSH担当・兼子先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 講義が終わったあと、今年度の探求型「科学者の卵養成講座」に参加してくれる1年生の方が挨拶に。とてもしっかりしていました。最後まで休まず、がんばることかと思います。楽しみにしておりますので。

 PS.のPS. 7/18(水)、当日の写真撮影をお願いするのを失念しており、渡辺の発表の様子を撮影したものをSSH担当の兼子先生から送って頂きました。ありがとうございました。そのmailの中に「文系の生徒も刺激を受けたようでした」。という文面を見つけて、今回の講義が、文理を問わず、有意義なものであったことを実感でき、ほっとできました。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS. 7/23(月)。先週の土曜日の21日に、科学者の卵養成講座が開講式と第1回目の講義だったのですが、裏番組として、科学者の卵養成講座の修了生の中から、5名を集めて、とある、企画もののイベントとして、渡辺の講義というか、議論というか、4hrほどの長丁場で。。。詳細は、9月にHPで公開できると言うことで、少しお待ち下さい。夏休み明けにと言うことで。。

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夏日が続く梅雨

2018年7月12日 (木)

毎日暑いですね。
渡辺先生も書かれているように、梅雨なのか、夏なのかよく解らない天気が続いている仙台です。


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朝、水をあげて出かけても
20180712133803-ea2091609bf3999c65995bbbf10c609d7e0444f2.jpg夕方にはこんな状態になっていて、、、
20180712133859-a975c23718bb9993f1fd970cf7204ec621cf6451.JPG水分補給、大事ですね。



シーズン真っ只中で毎日部活に明け暮れる我が子達。
帰宅後の第一声は決まって「疲れた〜〜〜」
20180712134123-caa4de61e29329ffbda4b96c6a295c89bb469449.jpg休息、大事ですね。


暑いと食欲も落ちてしまいがちですが、、、
20180712134308-d71773369ae301ef53f7a1c2b08651cfc701ac5d.jpgのサムネイル画像甘いものを補給するのも大事です。



研究室は機械類の管理のため温度を一定に保っているので、


株分けしてもらったコダカラベンケイソウが研究室の片隅でこんなに大きく成長したり、
20180712134804-c0b499f7116dc75ad37f8e509b80b72ded8de099.JPG
いただいた鉢植えも毎年咲き過ぎ?な程、花をつけます。
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水分、栄養、休息
どれがかけても健康ではいられません。


西日本の大雨災害で被災された方々にも、十分な栄養と休息が取れる環境が早く戻って来てくれますよう、心からお祈り申し上げます。


いとう

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苦難、逆回転、乾坤一擲(7/11)

2018年7月11日 (水)

 週末をはさんで、中国・四国・近畿での雨はすごかったというレベル以上であった。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々の1日も早い復旧を祈るばかりである。7年4ヶ月前。東日本大震災。その時のことを思い起こさせるような河川の決壊。車が流れる様子は当時、そのものであった。もちろん、震災当日は、ほとんどそんなことを知るよしもなかったのであるが。。。いつから、このような気象条件になったのであろうか。仙台にきた、1984年当時、梅雨の時期の涼しさと言うよりも、寒さを実感した。梅雨を第2の冬ということもあった。梅雨明けまで、暖房器具が手放せなかった。今は、その逆で、冷房が欠かせない。どちらも「苦難」かもしれないが、巨大台風であったり、地球全体での気象の変化を人類の叡智を集めて、この苦難を突破するしかないのであろう。

20180711192853-26ed850d0ae2aa5a5801ddec37b868c9be5ee11e.JPG 瀬戸内側の梅雨時期は、しとしと降る雨で、梅雨明け前には、かなりの雨と雷が来ると、梅雨明けというのを思い出す。その梅雨明け前の雨がこの豪雨だとしたら、あまりの変化である。小学生の頃、台風の襲来で裏山が崩れそうと言うことで、公民館に避難したことはあったが、これほどになるとは。。。瀬戸内の地形はあまり広くない沿岸部から山が海岸線近くまで迫った地形が特徴なので、陸の孤島になっているところも、被害が大きくなったような。。。この40年あまりで、地球全体でなにがどうなったのか、時間軸を逆回転して、解析することは。。。もちろん、専門家の方々はされているのであろうが。。。

 そんな中で、避難のタイミングについての議論を見つけた。いろいろなことはあろうが、空を見上げて、今であれば、いろいろなところにある気象情報から、個々人がきちんと考えることの重要性をという声も。もちろん、1つの答えというわけにはいかないにせよ。。。空と地面の様子を見て考える。お天道様を理解すると言うことなのだろうか。どんな決断をするのか、天と地を意味する乾坤、そこで自ら決断するという、乾坤一擲。そこまで言うのは酷かもしれないが、東日本大震災の時にいわれた「津波てんでんこ」ということは、まさに、その通りなのかも知れない。3.11とは異なり、ずいぶんと気温も高いこの時期。復旧作業ももちろんであるが。体調管理をされて、1日も早い復旧をというのが、東日本大震災を体験したものとして。。。黙祷。

20180711192704-ecb86b2475b51009adcff37bf3e2111be3e47329.JPG
 わたなべしるす

 PS. 被災された方々のことを思うと、main記事には書けないが、世界的なスポーツイベントもあと数日。これからの方向性について、なるほどという提言が。。。ここだけの問題とせず、広く考えて見ると、より幅広く適応できるのではと。。。難しい問題と言わないで。。。



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