平成28年度文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究

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植物新種誕生原理植物新種誕生原理

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研究経過

Nature PlantsにNews & Viewsを寄稿しました(高山班)

February 13, 2020 1:21 PM

Category:研究成果

main:高山班

Nature PlantsにExpanding the RNase worldと題した紹介文を寄稿しました.

多くの植物は受粉時に自他識別し、自分とは受精せず、非自己のみと結びついて子孫を残すしくみを持っています.これは種の遺伝的な多様性を保つために重要です.このしくみは自家不和合性と総称されていますが、植物は自家不和合性を実現するために多種多様な分子メカニズムを獲得してきました.なかでもS-RNase型の自家不和合性は様々な植物種が採用していますが、その進化起源はまだ十分に解明されていません.

Nature Plantsに掲載された紹介論文では、多くの重要な作物種を含むミカン科において、S-RNase型自家不和合性システムがあることが初めて報告されました.植物においてS-RNase型システムの進化起源が古いことが支持されました.植物の自他識別システムはどのように多様化して現在に至ったのか?植物の環境への適応との関係は?などさらなる進化原理の解明が待たれます.

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バイオサイエンスとインダストリー(B&I)に解説が掲載されました(高山班)

February 1, 2020 1:06 PM

Category:研究成果

main:高山班

バイオサイエンスとインダストリー(B&I)誌の2020 VOL.78号に、「植物が異種の花粉を排除する仕組みを発見」という記事を寄稿しました.

昨年Nature Plants誌に報告したStigmatic Privacy 1の論文について和文で解説しました.

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当領域の成果が、朝日新聞「科学の扉」に掲載されました!

January 16, 2020 5:18 PM

Category:新聞発表・メディア報道, 研究成果

main:木下班, 東山班, 高山班

 

本領域の研究成果が、1月13日付の朝日新聞「科学の扉」に掲載されました。

計画研究の東山班、高山班、木下班の研究が、組み合わせて紹介されています。

ぜひ紙面でご覧ください。

 

朝日新聞Digitalでもご覧いただけます。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14324300.html?_requesturl=articles/DA3S14324300.html

 

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*出展:朝日新聞Digitalサイトより

東山哲也教授が、2019年度朝日賞を受賞しました!

January 16, 2020 4:37 PM

Category:受賞関連

main:東山班

領域代表の東山教授が、2019年度朝日賞を受賞いたしました。

 

「朝日賞」は学術、芸術などの分野で傑出した業績をあげ、わが国の文化、社会の発展、向上に多大の貢献をされた個人または団体に贈るために、1929年に創設されたものです。

 

被子植物がどのように受精し、子孫を残すのかという19世紀後半以来の謎を解き明かし、「植物の受精の仕組みを解明」された研究業績が評価されての受賞となりました。

 

授賞式は、1月29日(水)に東京都内で挙行されました。

 

<朝日賞 2019年度>
https://www.asahi.com/corporate/info/12987791

 

https://www.asahi.com/articles/ASMDT62SKMDTULPI003.html

 

<受賞者スピーチ>

https://www.asahi.com/corporate/award/asahi/13089246

 

おめでとうございます!

 

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名古屋大学の犬飼先生との共同研究の成果がPhysiologia Plantarumに発表されました。

January 13, 2020 11:24 AM

Category:研究成果

main:

sub:辻班

名古屋大学の犬飼先生との共同研究の成果がPhysiologia Plantarumに発表されました。イネの側根の発生とオーキシンの情報伝達を分子の研究です。D1の萌子さんも参画した共同研究です.

Lucob-Agustina N, Kawai T, Takahashi-Nosaka M, Kano-Nakata M, Wainaina CM, Hasegawa T, Inari-Ikeda M, Sato M, Tsuji H, Yamauchi A, Inukai Y. (2020) WEG1, which encodes a cell wall hydroxyproline-rich glycoprotein, is essential for parental root elongation controlling lateral root formation in rice. Physiol Plant. doi: 10.1111/ppl.13063.

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