平成28年度文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究

平成28年度文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究

植物新種誕生原理植物新種誕生原理

Nagoya University Live Imaging Center

研究経過

日本農学会「農学進歩賞」を受賞しました!(赤木班)

November 29, 2019 7:20 PM

Category:受賞関連

main:赤木班

岡山大学大学院環境生命科学研究科の赤木 剛士准教授が、日本農学会「農学進歩賞」を受賞され、2019年11月22日に授賞式が執り行われました。

同賞は、人類と多様な生態系が永続的に共生するための基盤である農林水産業およびその関連産業の 発展に資するために、農学の進歩に顕著な貢献をした者を顕彰するもので、本年度は、日本農学進歩賞選考委員会における厳正な審査の結果、10名の方が受賞されました。

http://www.nougaku.jp/award/award1.2019.html

 

赤木 剛士 岡山大学大学院環境生命科学研究科

研究業績課題名:果樹作物における性決定機構の解明

 

おめでとうございます!



【オンラインニュース】47NEWSに清水先生の取材記事が掲載されました(瀬々班)

November 29, 2019 7:12 PM

Category:新聞発表・メディア報道

main:瀬々班

瀬々班、清水健太郎先生(チューリヒ大学 教授 / 横浜市立大学 客員教授)の取材記事「【世界から】スイス、食糧危機と戦う日本人生物学者」が、47NEWS(よんななニュース)に掲載されました。

ぜひご覧ください!

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000003-yonnana-soci&p=1

(Yahoo!ニュースのページへリンクします。)

 

*47NEWS(よんななニュース)は、全国の52新聞社と共同通信のニュースを束ねたウェブサイトです。

国際活動支援センター北米海外拠点のLuca Comai教授を招聘しました(赤木班)

November 12, 2019 5:10 PM

main:赤木班

赤木班では,当領域の国際活動支援センター北米海外拠点のカリフォルニア大学デイビス校よりLuca Comai教授を招聘し、国際共同研究推進のためのディスカッションを行いました。

 

当研究グループでは、植物の画一的な性別をもたらす因子以外にも「揺らぎ」を示す原因やその進化機構、他生物との共進化性を生み出す要因について研究を進めており、

これらを対象とした大規模ゲノミクスにおけるアプローチ、遺伝学的な手法展開について議論を重ねました。

 

大学で開催したComai教授のセミナーでは、農学部限定にもかかわらず、100人以上の方々の参加を頂き、立ち見が出るほどの大盛況でした。

Comai教授の招聘にあたり,当領域の国際支援班からのサポートをいただきました。ありがとうございました。

 

image2.jpeg

image1.jpeg

image3.jpeg

性の成立進化には、性決定遺伝子の多面的機能が重要な役割を果たすことを解明(赤木班)

November 12, 2019 5:01 PM

Category:研究成果

main:赤木班

赤木班は、植物の性の成立進化には性決定遺伝子の多面的機能が重要な役割を果たすことを明らかにし、Proceedings of the Royal Society B誌にその成果を発表しました。

 

起源が両全性である植物にとって、性の成立、特に「オスの成立」は、本来、進化的なメリットが無く大きなリスクを伴うものであると考えられています。

その成立や固定には、雄性にとって優位に機能する性的二型性(sexual dimorphism)の獲得が必須であり、その積極的獲得において、性染色体の構築や異形化が促進されると考えられていました。

 
本研究では、性染色体の由来が非常に古いにもかかわらず、全く異形化を生じていないカキ属とマタタビ属に着目し、オス化に寄与するY染色体上の性決定遺伝子が本来持っている多面的効果について性的二型性との関連性を調査しました。
その結果、性決定はいずれも系統特異的に付与された「新機能」であり、それらの遺伝子が本来持っていたであろう多面的機能が性的二型に直接的に寄与していることが明らかになりました。
つまり、これらの二属では「オスになったから性的二型を手に入れた」わけではなく「オスに優位に働く環境を作る遺伝子が性決定をも担うようになった」可能性が示唆されました。
同時に、これらの種では、性決定遺伝子付近に性的二型を促進する因子の蓄積が必要では無いため、性染色体の異形化が起こっていない可能性が示唆されました。

 

<発表論文>

Akagi T and Charlesworth D.

Pleiotropic effects of sex-determining genes in the evolution of dioecy in two plant species.

Proc Biol Sci. 2019 Oct23;286(1913):20191805.

doi: 10.1098/rspb.2019.1805

学部4年の佐藤奈緒さんが、第14回ムギ類研究会 優秀発表賞を受賞しました!

November 12, 2019 11:38 AM

Category:受賞関連

main:辻班

sub:辻班

第14回ムギ類研究会で、学部4年の佐藤奈緒さんが優秀発表賞を受賞しました。奈緒さんおめでとうございます!

研究経過Top ≪ Prev 4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14