昨日の寒さに比べると、日曜日は少し気温も上がり。。。そういえば、土曜は科学者の卵養成講座。受講生と修了生などとの交流もあり。懐かしい顔も拝見でき、皆さん、がんばっておられるなと。。。きょうは、東北新幹線ではなく、東海道新幹線が40minほど、運転見合わせ。正確性では、世界トップクラスの新幹線と思いましたが、要因は別の所に。。。そんな科学技術水準が高いのは、ずいぶん昔からだとか。。。たしかに、変化アサガオは、江戸時代からのものだし。。。現在では、南海トラフ地震予測に向けてというニュース記事も。そうそう、それから、2週間前の記事も書いた分だけの公開でしたが、今回もそのように。2週間前のような頻度ではないのですが。。。
12/18(日):ふくしまサイエンスフェア「バナナからDNAをとろう」
先日お知らせした「ふくしまサイエンスフェア」。今年で5年目。最初の頃は、福島県内の高校生が小学生向けのイベントを行っていたのが、SSHなど行っていない高校であったり、市内の中学校からのイベントも近年は参加するようになり、幅広く「科学の楽しみ」を広げようと。。。大事なことだなと。。渡辺の企画は毎年「バナナからDNAをとろう」。生きとし生けるものには、生命体の設計図である遺伝子の本体のDNAがあるわけで。。。それを目に見えるようにしてみようというもの。 簡易的なプロトコールを使って、20-30minでできるように。もう少し短縮もできましたが、実験をやってもらっている方々に、考えながら実験ができるように。午前、午後と2回でそれぞれ2回で。合計4回の実験。また、自宅に戻ってからもできるような材料ですので、ぜひ、また、やってみて下さい。というか、また、来年もこの時期に、こうして出前講義ができればと思います。今回も、こうした企画・運営を頂いた福島県立福島高等学校・SSH関係の先生方、生徒の皆さんには、この場を借りて、お礼申し上げます。
実験はいつもの内容ですが、慌ててでたのもあり、白衣を持っておらず。。。急遽、福島高校の生徒さんからお借りして。。。理由は、後述の通りで。。いずれ、とても助かりました。ありがとうございました。また、実験のお手伝いを頂いたのも、同じく福島高校の2年生2名と3年生1名。3年生と言えば、この時期、センター試験まで、あと1ヶ月という所ですが、AO入試で合格したと。。。HPでのお知らせを失念しておりましたが、去年、渡辺の所で、飛翔型「科学者の卵養成講座」を行ってくれていた大沼さん。カメラマンをお願いしたので、4人で一緒に写真を撮ればよかったのですが、。。すっかりそんなことも忘れていて。。。また、来年もご一緒できればと言うか、お手伝い頂ければ、幸いです。というか、ありがとうございました。皆さん、とてもしっかりとfollowを頂きました。渡辺だけでは、4回の実験は難しいものがありましたので。。。
今回は、会場の隣のNHK福島放送局が本企画の取材をして頂き、その日の12:15過ぎからの県内向けのニュースで。「科学の実験 楽しむ催し」と題して、1-2minのニュースでしたが、渡辺も最初の頃に、この実験の様子が。ありがとうございました。実際の映像は、また、福島高校の先生方を通じて、拝見できればと。。。今日は、映像だけでしたので。。。
また、SSHの今後の方向性など、イベント以外のことでの交流ができたのは、こちらとしても貴重な時間でした。ありがとうございました。
12/21(水):仙台明治青年大学「食卓の野菜を科学する---野菜・果物の形態・歴史・栽培---」
仙台市の生涯学習事業「仙台明治青年大学」。昭和41年にスタート。つまり、明治時代に青年だった方々が、現在でも学び続けたいと言うことで、この名前が冠されたままとか。。。こうした世代に近い方々にお話しする機会は思い出すと、2008年に長野県小諸市で「食と農コミュニケーションづくりの集い」というのに、参加したこと。あとは、このところ、毎年、8月末のイベントになっている「みやぎ県民大学」。いずれもお年を召した方でもたくさん参加頂き、皆さん、学ぶことに積極的だなと。。。ふと、そんなことを、考えながら、講義をするわけですが、今回は、それよりもさらに平均年齢が高く、76歳。800名の受講生から毎回600名が参加すると、。。感動でした。 こちらがお話ししたのは、普段食べている「野菜・果物」。知っているようで、意外と知らないことも。と言うわけで、野菜、果物の花とその野菜、果物の関係。リンゴの花と果実が180oひっくり返っていると言うことに始まり、キャベツの仲間などの紹介。このあたりまで来ても、こんな話でよいのかと、緊張していて。。途中で、「オクラ」という野菜の名前を言わないといけないのに、思い出して、会場から教えていただいたり。。。
そもそも、野菜の植物だったものが作物、果樹になるためには、どんな条件が必要か。なるほどという感じで聞いていただいたり、こちらの話に笑っていただけたのは、講義を引き受けて、ほっとでした。自家不和合性ということも、言葉としては、難しいものがありましたが、現象を動画見て頂くと、なるほどというか、「へーーー。」と、感嘆の声を上げていただいたのは、やっぱり、動画はすごいと、。。話をした方が驚きでした。他の講師の方々の講義の内容を伺ってないので、比較ができないのですが、笑って講義を聴いていただけたのは、よかったのではないかと。ほっとした終了の時間でした。ありがとうございました。
と言うわけで、2016年のアウトリーチ活動もこれで終わり。色々なことがありましたが、何とか、終わることができ、また、続きは年明けからと言うことで。。。お世話になった方々に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 水曜日の出前講義の午後に、新聞社の取材が。。。無事、取り上げていただければ、また、お知らせすると言うことで。。。ただ、取材いただいた方と1hrほど、お話をしたのですが、最後に、こちらの資料をお渡ししているときに、お互いに同郷だと。。。取材に来られた方は、南予の宇和島。渡辺は、東予の今治。少し離れていますが。。。世の中、やっぱり狭いです。びっくりでした。ありがとうございました。
【出前講義】12/18(日)~12/24(土)のアウトリーチ活動(出前講義)(12/18)
2016年12月18日 (日)
【出前講義】12/4(日)~12/10(土)のアウトリーチ活動(出前講義)(12/7, 10, 11, 12, 14:00追記)
2016年12月 7日 (水)
他の案件が忙しかったのもありますが、あれこれとあったりして。今週は、渡辺のふるさと・愛媛・今治での「ふるさと出前授業」の1週間。9月以来になるわけですが、1週間ほど前から、天気予報を見ている限り、雨の日もあるとかで、天候を心配していました。今回は、初めての試みとなる、今治から少し離れた島嶼部の小学校へという企画もあり、しまなみ海道で島が橋で結ばれたとはいえ、そうでない部分もありますので。。。そんなところへは、フェリーか、高速艇で行くしかなくて。。。というか、四国と本州が橋で結ばれるまでは、それを利用して、帰省したりしていたので。そう考えると、懐かしい出前講義になったわけですが。天候がよいとはいえ、冬の海なので、幾分しけていて、船が揺れるのも、一興で、。。 いつもよりも、少し文章が長くなったのは、「ふるさと」で、と言うことで、ご容赦下さい。また、記事を改訂するたびに、記事の更新として、お知らせしますので。
12/5(月):今治市立岡村小学校・関前中学校「花の不思議な世界」(2016年度ふるさと出前授業-8)
最初は島嶼部でも地図上では、今治から2番目くらいに近いのでは、と思う、旧越智郡関前村岡村島へ。岡村小学校と関前中学校、合同での出前講義。今治桟橋から船でと言うのも久しぶり、感動でしたし、何より、高校1年の時の同級生が2名、岡村島出身だったような。そんなで、高校1年の夏休みに岡村島までクラスで、遊びに行ったような。さすがに35年ほど前の記憶、岡村島についても、ほとんど思い出せず。。。唯一、覚えていたらしかったのは、フェリーに乗って、四国の陸地沿いに船が移動していたのは、そうだったなと。。。岡村港で、下船して、まっすぐ歩いて、5minほど。岡村小学校と関前中学校が。建物は、1つで、1Fが小学校、2Fが中学校。また、小学校が3名、中学校が2名に校長先生、教頭先生を含めて、7名の先生方で、指導されていると。そんなこともあり、小中合同での出前講義。仙台市教育センターからの依頼で行った作並小学校では、小学校3年生から6年生までの10名くらいでしたが、それよりも学年の幅が広く、また、人数も少ないのは、はじめてのような。ただ、その分、deepに講義をできたような。。。 渡辺の自己紹介のあと、植物の花の名前。普段からよく観察しているなと。また、「科」という分類単位もはじめてだったようですが、バラ科の果樹の特徴もしっかり捉えていて、関前の自然をしっかり活かしているのだなと。雌しべの先端の電顕写真には驚きのようで、その小ささであったり、花粉に模様がある理由もしっかり理解していて。動画で雌しべの先端の細胞に花粉管侵入が起きる様子の変化についても、動画を見ながら、よく気がついていたのは、感動でした。リンゴをモデルに開花から、結実まで。島内にもちろん、リンゴの果樹はないと思うのですが、先のバラ科果樹のことをベースに、しっかりこたえてくれ、普段から、自然に触れることの大切さをこちらも改めて、感じさせてもらいました。
リンゴの種類は、愛媛ではいつも苦戦します。ここでも同じでしたが、ミカンの品種はたくさん知っていました。これからは、リンゴの品種も覚えて下さいねと。。。最後の難関の「自家不和合性」。この動画には、さすがに感動だったようです。何よりも、本当に雌しべが自己と非自己花粉を識別しているような。。。なぜ、こんなことをしているのか。。。ちょっと難しいようでしたが、しっかり考えて、遺伝的多様性を持つことの大切さを理解してくれたようでした。そのあと、リンゴの果実のどこに花が咲いてあったのか。実際の果実を見ながら。。。もちろん、そのあとには、最近、はやりの「種子の大切さ」について、。。どれだけ、リンゴの子孫を大事にしてないか。その当たりも、覚えてくれて、春になったら、種子を植えてみて下さいね。講義の最後に、代表の小学生からしっかりとしたお礼の挨拶。ありがとうございました。これからも、がんばって下さい。そのあと、みんなで世界に向かって情報発信。みんな見てくれていると思います。
講義が終わったあとには、児童、生徒の皆さんだけでなく、先生方も交えて、給食。地産地消ということで、調味料を除いて、ほぼ、今治市内のものとか。。。それも感動でした。筍芋(京いも) x 唐芋(えび芋)でできた新しいサトイモ・媛かぐやも食材に。。。栽培してみるのもおもしろいかなと。。。講義の始めと終わりの時間には、越智校長先生と昨今の教育事情などについて。都市部ではないところでの教育をどうすればよいのか、また、そうしたところをこれから、どうやって維持するのか。渡辺にできることは少ないかもしれないですが、渡辺がこの職を終えるであろう15年後の日本の縮図を見ているようで。。。なんとか手を打たないと。。。そんなことを改めて、考えさせてもらった出前講義でした。
帰り際には、学校の皆さんで玄関まで送って頂きました。ありがとうございました。中学生の皆さんは、今治市内の高校でまた、お目にかかるのを楽しみにしています。そうそう、途中の休憩もせず、2コマ連続で講義を続けるといってくれたのは、富田小学校以来のような。いずれ、集中力もすごいものがありました。
このHPを書いている頃には、岡村小学校、関前中学校のHPに、それぞれ今日の記事が書かれていました。岡村小学校のHPには、とてもたくさんの写真も使って頂きました。ありがとうございました。島内の方々への広報も兼ねる資料にも、後日掲載とか。その資料も楽しみにしております。
12/5(月):今治市立立花小学校「キャベツとブロッコリー」(2016年度ふるさと出前授業-9)
岡村港からの帰りは、高速艇。来島海峡の所では、潮の満ち引きがあり、。。そんなことも、懐かしく感じながら。午後からは、このところ、毎年伺っている今治市立立花小学校の5年生。ここ数年は、2学年でなくて、5年生を対象に。今年は「キャベツとブロッコリー」。伺ってすぐと、講義のあとに、徳永校長先生とお話の時間を。どこで伺っても同じかも知れないですが、「今の子供たちは、とてもまじめで。。」。渡辺の頃は、先生がしてはいけないというと、どうしてもそれをやりたくなると言うか、そんなことでも盛り上がり。。。 12月に講義がずれ込んだこともあり、机と椅子で班ごとに分かれて。そんな時、どこかの班の椅子の数が少なかったようで。。。もちろん、椅子が足りないと言うことを、先生にいうのも普通なのかも知れないですが、昔であれば、となりの班から椅子をちょろまかして。。。であったり、どこかあまりがありそうな椅子を探したりしたような。。。最初に、校長先生との討論の時間があったので、自分で考えて行動することの大切さを、少しお話して、渡辺の自己紹介。遺伝学、育種学と言うことに高校時代に興味を持って、と言うことで、イネのjaponicaとindicaを交雑したらという話をしたら、japonica、indicaという単語を知っていて。。。びっくりでした。植物の生長をトマトをモデルにして、考えてもらい、そのあと、他に、これと同じような生長をするものはと。。。キャベツ、ブロッコリーの生長は?キャベツの抽苔、開花を見たことがあると言う方は少なくて。それでも、見たことがあると言う方がいるのは、学校の帰り道などでしっかり観察ができているからだろうと。では、同じ種である、キャベツとブロッコリーを交雑したら、どんな野菜ができるのか、それをグループ毎に。
いつもは、キャベツとブロッコリーをこちらで半分にするのですが、今回は、先生方で半分にして、セットにして用意いただき、このあたりも、これまでの10年間の出前講義で、どこかの小学校でお目にかかっている方々がいらしたからだと。。ありがとうございました。いつもは、色マジックで、とりのこ用紙(模造紙)に絵を描いてもらうのですが、今回は、クレヨンを用意頂きました。これであれば、とりのこ用紙の下に新聞紙を敷かなくても、問題ない。なるほどと。。。次年度以降、参考にしたいなと。。。班ごとに、色々な特徴があって。絵を描いている間にも。。。。時間はあっという間にきて、プレゼンの時間に。
プレゼンは、ほとんどしっかりできていたのですが、一部、誰がしゃべるのか、前に出てもめているところが。。。以前にもそんな小学校があったので、ちゃんとまとまってやることの大事さを。。。班ごとに黒板の裏表を使って、ポスターを貼ってプレゼンでしたが、自分たちのは自分たちではり付けて。。。とてもしっかりしていました。一方で、ちゃんとプレゼンをしないでふざけていると、先生にしかられるというのも、今治の文化というか、遺伝子というか、感動でした。そういえば、以前、この立花小学校での出前講義で、竹内校長先生がピシッとしてないとき、指導されていたのを思い出したのでした。また、質疑応答もしっかりできていました。講義の最後は、いつものように、最後まであきらめないで、がんばるようにと。。。そのあとに、世界に向けて、情報発信。
帰り際に、5年生の担任の先生から、渡辺と同じ桜井小学校の卒業で、6年生の時の担任が渡辺と同じ白石先生だったと。。。。不思議なご縁というか、感動でした。ありがとうございました。また、どこかで、お目にかかれることを。。。ありがとうございました。
この記事を書いているのは、すでに水曜日。講義が終わってすぐの月曜日の夕方には、渡辺の出前講義のことが、立花小学校のHPに。ありがとうございました。
12/6(火):今治市立吹揚小学校「花の不思議な世界」(2016年度ふるさと出前授業-10), 12/7(水), 20:30追記
前日が、岡村小学校・関前中学校と午前中。午後は、立花小学校へ。2日目の午前は。今治市立吹揚小学校。この「ふるさと出前授業」という冠をつけて頂いたり、毎回の出前講義日程を調整頂いている高橋校長先生がいらっしゃるところ。去年、市内の4つの小学校(今治小、日吉小、美須賀小、城東小)が統合されてできたところ。講義は、去年に引き続き、リンゴをモデルにした「花の不思議な世界」。玄関先にwelcome boardを準備頂きました。ありがとうございました。 渡辺の自己紹介と言うイントロのあと、よく見かけるけど、ちょっと色を変えたりして、花の種類の問題。それを発展させて、植物の分類。◎△科というような。バラ科、キク科の特徴を理解してもらえたのでは、。。また、雄しべが花弁に変化するという「八重咲」になること。それが遺伝子の変化だと言うこと。ちょっと、難しかったでしょうか。そのあとは、雌しべの先端の電子顕微鏡写真。さらには、それを動的に観察したもの。花粉は雌しべから給水されて、ふくらむわけですが、先の花の問題などとあわせて、皆さん、よく考えて、しっかり手を挙げて、発表していたのは、niceでした。花粉がふくらむために、気体、液体、固体のどれが入っているのか、そのあたりも、不思議なようでした。
後半の難関は、自家不和合性。なぜ、自分の花粉でなくて、他人の花粉を混ぜるのか。「進化」と言う言葉を使って、説明できる方もいて、感動でした。自家不和合性の動画はかなり不思議なことで、感動を頂いたのでは。。また、リンゴを半分にして、どこに花が咲いていたのかをしっかり観察。また、リンゴの種子を捨てて、燃やしてしまうのは、植物にとっては、とても悲しいことだと。。。前日の岡村小学校・関前中学校での講義と同じように。来春から、種子を大切にして下さいね。
最後のいつものように、「毎日、がんばること、努力すること、続けること」と言う標語のようなもの。いつ頃、これを作ったのか、覚えてないのですが、高橋校長先生が、今治小学校、美須賀小学校時代に、このスライドを使ったところ、ぜひ、毎回使ってほしいと言うことで、気にいって使っているというわけです。そのあとに、代表の方から、しっかりとした挨拶を頂きました。ありがとうございました。次は、高校生になった頃、また、お目にかかれるのを楽しみにしています。
お昼は講義をした児童の皆さんと。時間の関係で短い時間でしたが。。。そのあと、高橋校長先生と今年度のふるさと出前授業の反省というか、振り返り。あと、次年度からの体制などについて。最初の今治小学校、常盤小学校に始まり、10年間、お世話役、ありがとうございました。
帰り際に、学校の中に、季節の花をいけたものを発見。昔は、どのクラスにもあったように思うのですが、最近はなかなか、お目にかかることもなくて。。。花を研究しているからではないと思いますが、見かけると、ほっとします。これまで伺っていて、気がついたのかも知れないですが、立派な書き物を発見。片平キャンパスの隣の片平丁小学校で見つけたものと同じで。歴史的なものは、大事にしないと。。。そうそう、この記事を書いているのが、水曜日。吹揚小学校のHPには、火曜日の昼すぐに、渡辺の出前講義の記事がupload。感動です。ありがとうございました。
どこに書こうかと思いましたが、この吹揚小学校のところだろうと。空き時間を使って、今治駅からすぐの所にある今治小学校の跡地に。校舎の一部が切り取られたり、「キャベッコリー」の育成をした花壇は、駐車場に。。。寂しさを感じた瞬間でした。。。
12/6(火):今治市立清水小学校「キャベツとブロッコリー」(2016年度ふるさと出前授業-11), 12/7(水), 23:20追記
午前中が吹揚小学校。午後からは今治市立清水小学校へ。渡辺が通っていた桜井小学校の隣の隣の学区。今回、はじめて伺うことに。隣の学区の富田小学校の校区は子供の頃、ずいぶん、遊びに行ったことがあるのですが、清水小学校の校区へ行くことはなかったような。より山際の朝倉小学校の方へは、よく行ったのですが。。。
村上校長先生には、これまで、上朝小学校、鴨部小学校への出前講義でお世話になり、講義が始まる前後に、昨今の教育事情について、意見交換というか、議論ができたのは、とてもありがたいことでした。今の小学校5, 6年生が大学生になるのが、10年近く後。小中高大連携と言うことをよく言われますが、今行っている小学校での教育体系が大学にも影響すると言うことが、わかるという点では、貴重な時間でした。ありがとうございました。 今回は「キャベツとブロッコリー」での講義。正確なところはわかりませんが、今回お世話頂いた先生の中に、桜井小学校でお世話になった先生がいらしたと。桜井小学校では、「キャベツとブロッコリー」の講義を数年続けて行ったこともあり、その影響だったのか。いずれ、植木ばちにキャベツとブロッコリーを移植して頂き、キャベツとブロッコリーも各班ごとにアルミのケースに入れて、準備されていて。。。とてもしっかりした準備、ありがとうございました。前日の立花小学校同様に、トマトを例にして、植物の生長を。果実の中の種子が子孫であると言うことも。しっかり理解してくれていました。トマトと同じような生長例を色々な野菜で考えてもらい、では、キャベツとブロッコリーの生長はどうのか。ブロッコリーが蕾と言うことは、かなり多くの方が理解していて、すごかったのは、キャベツが結球したあと、どうやって抽苔するかという細かなことは、理解されてなかったようですが、抽苔しているのは、見たことがあると。学校、通学路、自宅の周りの環境をしっかり観察しているのだなと。では、この2つのキャベツとブロッコリーの雑種はどの様なものか。12のグループに分かれて、とりのこ用紙に。
絵を描くために用意した時間が20minくらい。そうそうに班の意見がまとまり、書き始めたところから、なかなかまとまらないところも。絵を描いて、プレゼンの準備をするために、時間の延長も考えたのですが、担当の先生から「間に合っている班があると言うのは、そうでない班もできる」と。これには、なるほどと。。。大学でもレポートなどの〆切があるわけで。その延長などのリクエストなどあることもありますが、この言葉は、大事なことを学んだなと。
プレゼンは、多くの学校では、誰か代表の方が行うところが多いのですが、清水小学校では、班の全員が短い文章かも知れないですが、しっかり分担して。班のメンバーみんなで行ったと言うことについては、しっかり自覚もできるし。なるほどと。。。プレゼンの絵の中には、概形を示して、あわせて横断面を書いている班も。こうした工夫をすること、ぜひ、これからも続けて下さいと。質疑も、最初は少し盛り上がりに欠けましたが、後半は、全員に質問をしてもらう時間もなくて。。。とても活発になって。最後には、もちろん、謎解き。12のグループのうち、2つほど、ちょっと、理科で学んだ、植物の形態のルールから外れていそうなのがありましたが、それ以外は、しっかり考えていたのは、よかったと思います。最後は、世界に向けて、情報発信。
帰り道に、学校の花壇を拝見したら、たくさんのキャベツとブロッコリーがきれいに栽培されていて。学校の周りには、田畑が広がっているので、そうした農家の方々からサポート頂けば、キャベツとブロッコリーの花を咲かせて、交雑種を作ることもできるのでは、。。。かつて、今治小学校で行ったように。
12/7(水):今治市立波方小学校「花の不思議な世界」(2016年度ふるさと出前授業-12), 12/10(土), 11:40追記
今治でのふるさと出前授業も3日目。実際に記事を書いているのは、4日目の朝の岩城小学校に向かう高速艇の中。朝なので、風も静かで。。。ちょっと話がずれましたが、3日目は、今治市立波方小学校へ。今治駅から、下りに乗って2駅目。市町村合併前には、越智郡波方町。松山までの各駅停車の電車であれば、駅があるなと言うのは見たことがありますが、この駅で降りるのは、はじめてのこと。今治市立波方小学校に伺うと、全員が校庭に。ちょうど130年記念の航空撮影をすると。。。天候の関係で、この日になったというので、急遽、渡辺も参加させて頂き、と言うか、参加してよいのかと思いつつ。白い文字にする関係で、児童の皆さんは体育の帽子を。渡辺は、タオルをお借りして。5-10minくらいだったでしょうか。上空をセスナ機が数回旋回して、。。「ドローン」を使ってと言うのも、最近なので、ありかと思いましたが、かなりの上空からの撮影を考えると。。。そんなことを考えながらの直立不動の時間でした。 そんなことがあった後、瀬野校長先生とお話の時間を頂戴して、昨今の教育事情を。話をしていた中で、以前、吹揚小学校ができる前、4つの学校が統合される準備期間に4校合同で出前講義を行った時期が。その時、城東小学校の教頭先生をされていたと。。。やっと、脳みそが整理されました。
講義の最初は、渡辺の自己紹介。これを書いている時点でかなりの時間が過ぎており、記憶が。。。ただ、この自然豊かな中で色々なことを学んでほしいと。。。で、いつもの花の問題。アサガオでなく、ヒルガオという理由。色々な情報から考えること、大事にして下さい。愛媛ですから、ミカンができるまではみたことがあっても、リンゴの花はないのではと思ったら、中予・南予の境くらいの所に行ったとき、見たことがあると言う方も。よくみているなと、これは感動。これまで、ナシを観察したことがあると言う方はいたのですが、リンゴははじめてのような。。
受粉反応を電子顕微鏡、動画で見てもらうのが、一般的なのですが、ここでは、ユリの花を用意頂き、実際に受粉をやってもらいました。やる前に、実際にやったことがあると言う方がかなりいたのも、しっかりしていると。雌しべの先端の色が変化して、受粉の確認。やったことがあるとはいえ、感動だったようです。雌しべの先端の花粉を受容する細胞がこんなに小さいというのは。。。また、動かないと思っている植物も動くのを見て、感動だったようです。
ミカンでもそうですが、摘果をすることで、できるだけ大きく、また、樹勢に影響が出ないようにします。リンゴも同じで。摘果をしないとこんなに小さくなると。これはこれで驚きだったのでは。グローバルという時代。海外に行ったとき、日本の良さを感じる1つのポイントが、このリンゴかも知れないですから。見てみて下さい。
最後の難関が、自家不和合性。動画で、自己花粉は吸水できず、非自己花粉には雌しべが給水する。これはかなり不思議な世界だったようです。同じ花粉なのに、なぜ??とクエスチョンマークがたくさんついたのでは。なぜ、そうやって、自分とは違う遺伝情報をもらい、子孫を残すのか、植物のしたたかさの一端を垣間見てもらえたのでは。。。最後の観察は、リンゴの果実。どこに花があったのか。リンゴだけでなくて、色々な果実を食べると思います。そんな時、考えてみて下さい。最後に、代表の方から、講義の感想。やっぱり動くものは、引きつける力がすごいようです。それは確かでした。講義のあと、6年生と一緒に、給食を一緒にしながら、質問を受けて。。。最後は握手で。。
校長室には、この小学校の卒業で、渡辺と同じ愛媛県立今治西高等学校の先輩である洋画家の知内兄助氏の絵画が。立派な先輩がいるとこうしたものが。。。なんと言っても、絵になります。われわれの研究の別刷では。。。ふと。そんなことを。
学校と駅との間をお世話になった先生は、渡辺と同じ桜井小学校の卒業生であったり、今治自然科学教室でお世話になった先生であったり。やっぱり、世の中、狭くできています。ありがとうございました。
学校のHPには、渡辺の出前講義、航空写真の記事が講義を行った水曜日の午後にはupload。これがuploadされているのが、土曜日。。。ちょっと今回はいろいろありました。
12/8(木):上島町立岩城小学校「花の不思議な世界」(2016年度ふるさと出前授業-13), 12/11(日), 9:00追記
4日目は、上島町へ。市町村合併の時にできた町で、弓削町、岩城村、生名村、魚島村が統合されたような。岩城島に伺うのははじめてですが、弓削島には、高校1年の時に、弓削町の佐島出身の同級生がいて。。。そんなで伺って以来。岩城島には、旧愛媛県果樹試験場岩城分場がしまなみ農業指導班・岩城駐在所として、残っており。。また、レモンの島としても有名で。この分場にも渡辺の高校3年時の同級生がカンキツの品種改良を長年されていたのですが、異動になり、今は別の部署とか。これらの島は、しまなみ海道と直接つながってないこともあり、高速艇での移動。途中、大島・友浦港、伯方島・木浦港を経由して、岩城港へ。 渡辺が通っていた桜井小学校も海、山がある場所でしたが、岩城小学校の校庭からはすぐに瀬戸内海を見ることができ、花壇には、レモンの木が植えられて、玄関先には収穫したレモンが籠盛りに。。。渡辺の研究室の入り口にも色々な植物を植えていますが、それともまた違った「瀬戸内海の原風景」のようなところで。。。この年になると、ほっとする景色の中に学校がある。。。
試験場の分場があったり、レモンの島と言われる岩城島で「リンゴ」をモデルに講義をするというのも。。。よく考えると、ちょっと、準備不足の部分ですが、最後の所に自家不和合性を持ってくることもあって。。。よく考えれば、カンキツにも自家不和合性が関係しているわけですが、分子機構が未解明なこともあって。。。渡辺の自己紹介のあと、花と植物の名前。確か、最初にこたえてくれたのが、ガーベラだったような。。。いずれ、よく理解していましたし、バラ科果樹の名前も。
雌しべの先端での花粉の反応を見るところ。今回の講義場所に暗幕がなく、この日は朝から晴天で。人数も5, 6年生合わせて、30名くらい。この講義をして、はじめて、スクリーンの前に集合して、動画を観察。何が起きているか、ここも動画は「へーーー」という感動が。開花から結実で摘果をするわけですが、その理由。受粉を助けてくれる「訪花昆虫」の意義など。あれこれ、考えてくれました。リンゴの種類は、ほとんど知らない設定だったのが、関東圏から来られた方がいて。。。ほとんどの品種を知っている方が。。。もちろん、カンキツの種類は、10を超えるくらい知っていて。。。
最後は自家不和合性、果実形成過程での花の痕跡、また、リンゴを食べる時に、種子の部分を捨ててしまっているのは、。。今回の講義でも何回も使ったポイント。自家不和合性で花粉が自己・非自己を考えているようなのは、びっくり。もちろん、花の痕跡があると言うのも。また、種子を大事にしてないという、仙台市立荒町小学校で話をしたことも、これから、種子、子孫を大事にするきっかけになってほしいなと。
講義のあと、世界に向かって情報発信。6年生の方々と給食を。サインと握手。5年生とは、給食をご一緒しなかったですが、サインをする時間くらいは、。。また、高校生になったとき、お目にかかれるのを楽しみにしています。そうそう、玄関先には、いつだったかの国分小学校で見つけた「うしお」の入選作が掲示さていて。。。これが、今治の作文力をつける基本なのだと。田邊校長先生には、港と学校、試験場にもご一緒頂き。桜井小学校時代には、教頭先生としてお世話になったこともあり。。。これまでの色々なことを議論する時間が伺ってすぐ、給食のあとなどに。ありがとうございました。こうした自然の中で学べること、とても大事だと思いますので。。。また、伺えるのを楽しみにして。。。
5年生の担任の先生は、なんと、渡辺と高校の同級生。文系、理系と2年生以降別々なこともあって。。。当時は、45名の10クラス。知らない方が多いので。。そんなで、失礼しましたが、こうした機会があるのも、うれしいことで。ありがとうございました。また、お世話になることができれば。。。
出前講義に小学校に伺う前に時間があり、最初に記したしまなみ農業指導班・岩城駐在所へ。駐在所長の阿部様に、場内を30minほど、案内頂きました。イネなどの育種現場を見ることはあっても、ミカンとなると、なかなかで。貴重な体験であり、また、現場ならではの手法など、こちらもよい勉強になりました。ぜひ、また、時間を見つけて、伺うことができればと思います。ありがとうございました。
この記事を書いているのは、ついに、日曜日。講義が終わった午後には、岩城小学校のHPに出前講義のことがuploadされて。。。この速さに、感動です。というか、今回は、いろいろあって。。。お許しください。
12/8(木):上島町立弓削小学校「花の不思議な世界」(2016年度ふるさと出前授業-14), 12/12(月), 10:30追記
午前中が岩城小学校。そこから、高速艇で佐島港を経由して、弓削港へ。高校1年の時にも、佐島、弓削島にきているはずなのですが、思い出せず。。。この弓削小学校も、学校から海が見えるところ。この風景はやっぱり、ほっとしますね。玄関先には、welcome boardが出迎えてくれて、ありがとうございました。上村校長先生と講義が始まるまで、この弓削小学校、上島町などについて。もちろん、昨今の教育事情も。ありがとうございました。 講義では、自己紹介の前に、先に書いたような、35年ほど前に、この島に来たことがあったのですが、さすがに、それくらい前の記憶となると、覚えてなくて、でも、その時に、因島経由で、弓削島、佐島、生名島にいったことがあると。。。それに続いて、高校生の頃にどんなことをしたかったのか。それをやるために、東北大に行ったと。花の名前は、少し苦戦でしたが、電子顕微鏡での雌しべの先端の観察の所は、その小ささには、びっくりしたようで。ちょうど、このあたりで、1コマ目が終了だったような。1名だけがトイレ休憩でしたが、残りの方々は、そのまま残り、もどってきてすぐに、講義を再会。岡村小学校、関前中学校の時のように、しっかりしていました。
花粉管侵入の動画の所では、こちらも気がつかないようなことに気がついた方がいて。よく観察できていると思います。午前中の弓削島に比べると、カンキツの栽培が少ないようですが、それでも、自然をしっかりと観察していることの賜物ではないかと。また、カンキツでも摘果作業を行うわけですが、リンゴで行うと、こんなに違うという実感を。大きくなって、海外に行くことがあれば、その時に、改めて、日本のリンゴの大きさを実感してみて下さい。あと、リンゴ品種で、「陸奥」というのを答えてもらう時に、社会の歴史の時間に習っているだと思います、「陸奥宗光」から「むつ」と読むことができる方が。。他の小学校でも。では、陸奥宗光の功績は、。。渡辺は、日清戦争終結後の、「下関条約」の締結と言うイメージだったのが、それより先に、治外法権の撤廃、と言うのがあったようで、それをこたえた方、正解でした。失礼しました。
最後の難関は、なんと言っても、自家不和合性現象。まず、自己・非自己を雌しべの先端が識別していることに驚くとともに、何が違ってこんなことが起きるのか。。。その回答として、両者の花粉表面にあるものが違うと。。。アブラナ科植物の自家不和合性で言えば、ちょうど、花粉側S因子である、SP11のアミノ酸配列が違うわけですが。。。まさに、正解。でも、それでは、ちょっと、一般的でなくて、この鋭い回答には、頭を抱えたのでした。。。また、リンゴの果実のどこに、花があったのか。実際に実物を切っての観察。
最後は、荒町小学校でしゃべることを始めた種子を大事にすること。その意味は、理解してもらえたのでは。講義が終わったあとに、代表の方から、今日の講義についての感想とこれからの抱負。とてもしっかりしていました。また、どこかでお目にかかるのを楽しみにしています。最後の最後は、世界に向けて情報発信。
講義を終えて、堀尾教頭先生とお話しをする時間を頂きました。ご出身は、南予とか。南予での人口減少の関係で、こちらの東中予の学校へ、と言う方が多くなったと。。。少しの時間でしたが、これからの教育を考える上で、貴重な時間でした。ありがとうございました。講義が終わる頃には、瀬戸内に日が沈み始める時間が近くなり。。。ありがとうございました。
岩城港から弓削港へ、弓削港から今治港へもどるとき、岩城小学校で、給食のあと、校長先生と話をしていたとき、joinしてくれた先生が、出張で同じ船で、岩城と弓削の間でご一緒に。弓削にいくときには、見かけた方と思いつつ、声をかけてもらっても気がつかず。。。帰りの弓削港と岩城港へもどるときに、色々と話をさせて頂きました。以前は、渡辺の講義をビデオで撮影して頂くことが、結構、普通だったのですが、最近、そうしたことを、最初の学校との連携の時に、お知らせしておらず。。。出前講義に参加できなかった先生方に見て頂く、次年度以降への参考にするためには、大事なことだなと、改めて、反省でした。こんなコメントを頂けるの、高校の先輩。ありがとうございました。
この記事を書いているのは、翌週の月曜の朝、。。。弓削小学校のHPには、木曜日の夕方には、出前講義の記事がuploadされており、ありがとうございました。
12/9(金):今治市立鴨部小学校・九和小学校・玉川中学校「キャベツとブロッコリー」(2016年度ふるさと出前授業-15), 12/12(月), 14:00追記
最終日は、旧玉川町。2つの小学校(鴨部小学校・九和小学校)と1つ中学校(玉川中学校)。場所の関係で、真ん中にある玉川中学校で、と言うのが、例年のこと。前日まで、少し曇ったことはありましたが、雨が降ることもなく、また、予報でも降ると言うことになってなかったのですが、。。朝から、かなりの雨。これは困ったと言うくらい。小学生は傘を差して、玉川中学校まで徒歩で。。。最後の最後に、渡辺の行いがよくなかったのか。。。申し訳なかったです。校長室で、玉川中学校・本宮校長先生、2つの小学校の先生を交えて、雨のことなど、話をしているうちに、開始時間に。 こんな自然豊かなところで、子供時代を過ごせることは、これからの人生の宝になると。他の小学校でもしゃべってきたことなのですが、改めて。。写真には、きれいに写ってないですが、キャベツとブロッコリーを畑から植木ばちにはち上げしたものを用意頂き、普段の生活で見ているかも知れないですが、小さなステージから、大きなステージのものも。近くの方が用意頂いたようで。ありがとうございました。
自己紹介とトマトをモデルに、植物の生長パターンを確認。ちょっと慌てていて、キャベツとブロッコリーの生長とその比較をしてから、これらに似た植物の生長をするものは。もちろん、たくさんこたえてくれました。普段から、よく見ているのだなと。。では、このキャベツとブロッコリーの遺伝子を混ぜた植物は、どんなものか。。。植物の形態と言うことから考えて。。。
2つの小学校からは6年生が参加。つまり、あと、3ヶ月ちょっとで、この中学校に通うわけです。中学校1年生は、それぞれの小学校からの1級上の先輩。先輩には、先輩らしく、がんばってほしいし、後輩は、先輩を追い抜くように。。。いずれ、がんばってくれました。書いている内容も、できた植物を上から、横から。また、外見と切ったところなど、よく工夫をしていました。
発表は、3つの学校対抗。質疑も中からという場合もありましたが、基本、小学校対抗。あるいは、小学校と中学校の対決。先輩からの質問、後輩からの質問など、質疑の時間を十分に取れなかったですが、とても盛り上がりました。もちろん、プレゼンが終わったところで、こちらから、謎解きを。ちゃんと、植物の形態をしっかり理解しているから、ちゃんとした絵を描くこと、質疑ができると。そのあと、代表者から挨拶。とてもしっかりしていました。ありがとうございました。また、どこかでお目にかかるのを楽しみにしています。
いつものように、学校毎に、世界に向けて情報発信。帰り道は、晴れ間ものぞいていて、こちらとしては、ほっとしたのでした。
給食の時間は、さすが、中学生。静かに食べていて、質問の時間となればよかったですが、。。少しだけという感じで。校長室に戻り、話をしていたら、校長室にいらしてくれた先生が、渡辺の高校の同級生と。。。色々なところで、同級生には、お世話になってばかりで。ありがとうございました。鴨部小学校、玉川中学校のHPには、金曜日のうちに、出前講義のことがHPにuploadされていました。ありがとうございました。こちらはようやく、書き終えたと言うところで。。。
と言うわけで、この週はずいぶん長くなりましたが、渡辺のふるさとである今治市、上島町での出前講義8件も無事、終了。これまでも書いてきましたが、小学校の後輩になる先生方、高校の先輩、後輩の先生方に本当にお世話になりました。こうしたつながりの大切さを改めて、感じた5日間でした。ありがとうございました。なにより、この「ふるさと出前授業」を10年間に統括頂いた、吹揚小学校・高橋校長先生、ありがとうございました。次年度以降も、よい形に継承したいと思います。
そうそう、この出張の間に、市内の高校などへ訪問する時間もあり、次年度以降の出前講義等について、議論の時間を頂戴しました。ありがとうございました。また、高校の同級生とも交流の時間も。同期ががんばっているのを拝見すると、こちらもがんばらないといけないなと。。。力を頂きました。ありがとうございました。
才気、盤石、鍛錬(12/3)
2016年12月 3日 (土)
12月にしては暖かい。もちろん、ずいぶん冷え込んだ時期もあったが、研究室のイベントとしては、年末の大掃除は完了しているので、後は、忘年会くらいであろうか。師走という忙しさが、この12月だけでなく、ほぼ通年になってしまっているので、他にもいくつか案件があるような気がするが、何とかなるレベルの問題かも知れないし、そうでもないかも知れないが、まずは片付けることであろう。そんな12月24日。世の中的には、クリスマスイブでしょうか。。。一方では、かつて、史上最年少記録を有していた加藤一二三九段(神武以来の天才と言われていた。。たしか。。。)とその記録を塗り替えた才気・資質あふれる藤井聡太四段の公式戦初対局が第30期竜王戦6組ランキング戦になったと。76歳と14歳の対決。14歳の時、何をしていたのか。中学生。。。受験を考えていたくらいか。。。思い出さない。では、76歳。これから25年後。何をしているのか。。。これも想像できない。加藤一二三九段がこれまでの史上最年少記録を有していたという矜持を見せるのか、。。。全く想像ができない。想像できないことばかりとはいってられない。サイエンス、少なくとも、植物科学の世界で、62歳差で勝負を決することはないような。。。と言うことを言わず、両者が展開する局面を刮目を開いて、拝見することで何かが見えてくるような気がする。 そんな対局、両者、緻密に計算した展開が期待できるというか、どんな局面でも、可能な限り計算して、物事を行わないと、計算違いで、とんでもないことになる。ところが、ええ??と思うようなことをみつけた。「3.9+5.1=9.0は減点対象」。小学校3年生の算数のテストらしい。。。。どう考えても。計算結果は、合っているような。。。というか、有効数字が下一桁である数字同士の足し算と考えれば、間違ってない。自分の理解が間違っているクイズかと思ったが、どうやら、そうではないらしい。もちろん、有効数という概念は、小学校3年生の頃に習ったかというと、ずいぶん後になってからのような。。。記事を読む限りは、有効数字下一桁の部分が「零」になると、消すのが約束とか。。。そんなこと、すでに記憶にない。。。何をどう定義するかによって、物事は違うかもしれないが、物事の本質を理解したところでの議論をしないと、変な方向への議論と也、物事の理解が盤石にならないような気がする。どうであろうか。
日本の名前がついた元素名が確定したとか。日々の精進というか、鍛錬があって、ここまでたどり着いたのだろう。子供頃のアニメ・マジンガーZに出ていたものとは、ちょっと違う名称ではあるが。。。いずれ、感動もので、敬意を表したい出来事であった。そういえば、長年の研究と言うことでは、昔から「怒ったまま寝るな」という格言のようなものがあるとか。。。と言うか、そんな状態で寝るのは、大変なような。。。ただ、その怒りの原因というか、記憶が残りやすいとか。そのまま寝ると。それを現代の科学で実証したと。。。なるほど。Open accessのJournalなので、いかがでしょうか。時間が許す方。渡辺には、慣れないtermが多いので。。。いずれ、何らかの方法で、怒りを消して寝ることが理想なのであろう。あるいは、怒りに対して、慈悲の心を持つと言うことなのだろうか。。。ただ、失敗を忘れないという意味では、この方法で記憶に刻みつけるというのも。。。そんな寝る場所。昔はよく利用した寝台列車。備品を再利用して、利用できるようになったとか。揺れない列車は寝やすい。これは、昔、体験したことがある。こんな昔活躍した寝台列車にも、活躍できる場所があると言うことは、渡辺もまだまだ、がんばらないと。。。加藤一二三九段には及ばないが、それに近いくらいは。。。
わたなべしるす
PS. 外来生物の根絶に向けて、遺伝子編集技術が利用できると。。。なるほど。。
忘却、訓練、新刊(12/2)
2016年12月 2日 (金)
こんばんは。M1の岡本です。早いもので、もう12月ですね。
12月と言えば、イベント事が沢山で、毎日が記念日みたいなものです。
今日はどんな記念日なんでしょう?
調べてみると、今日は日本人宇宙飛行記念日であり、原子炉の日でした。
まず、なぜ今日が日本人宇宙飛行記念日なのかというと、1990年12月2日、当時TBSの記者だった秋山豊寛さんがソ連のソユーズTM11号に搭乗し、日本人初の宇宙飛行に成功したからです。すごいですね。ジャーナリストでは初めて宇宙空間から宇宙を報道しました。そんな彼の宇宙からの第一声は「これ、本番ですか?」という如何にもジャーナリストらしいセリフでした。
次に、なぜ今日が原子炉の日なのかというと、1942年12月2日、アメリカのシカゴ大学に設置された実験用小型原子炉で、イタリア人のノーベル物理学者エンリコ・フェルミらによって、ウランの核分裂の持続的な連鎖反応に成功し、最大出力は0.5ワットの原子炉が世界で初めて誕生しました。つまり、原子力をエネルギーとして利用することが現実のものとなりました。しかし、せっかくのエネルギー源は第二次世界大戦で原爆として、記憶に新しいと言えば東日本大震災での放射能漏れをもたらしました。日本は島国で他国よりも小さく、資源も少なく、また原子炉は二酸化炭素排出量が少なく環境に優しい面もあります。日本は地震大国でもあるので、住み続ける為にどうしたらいいのかを国民一人一人が模索していくべきかも知れませんね。
しかし、難しいです。人間なのでどうしても忘れてしまう生き物だと思います。
そんなことを戒める為でしょうか、今日は生命科学研究科での防災訓練が実施されました。忘れたころにやってくるのが震災です。こういう訓練が大切ですよね、いつかの為に。
今日は風も強く、晴れているけどクソ寒い日でした。こんな日にやるなんて。ほんと戒めなんですね。
防災訓練は11時ジャストに震度5の地震が宮城県に来た設定でめちゃくちゃ大きなサイレン音と共に始まりました。なべさんは本日いらっしゃらないので、高田さんを筆頭に渡辺研・菅野研はヘルメットを被って外に出ました。
意外と本格的なんだな~と思いました。外にまで出る避難訓練なんていつぶりでしょう?小学校以来?中学校以来?ですかね。放送がかかり、すぐに上履きで校庭に出た記憶があります。上履きが汚れて嫌だな~とか校長先生がみんなの前でじっとしていて、その姿を見て皆が静かになると「皆さんが静かになるまで、5分かかりました...」とかいう、意味わかんない、それはそうと上履き洗うの嫌だな~と思っていました。
話が逸れましたが、全体で集まるとこんなに人数がいることに驚きました。ヘルメットを大半の人がしていましたが、していない人もいました。そんな感じじゃだめですよ。忘れたころに来るのが震災なので。
見てください、菅野研の方は急いで着の身着のままで避難して来ました。すごい。命が大切ですからね。
集合した後は中庭で消化器の取り扱いの説明・実演という流れでした。参加したのは1/5~1/3ぐらいの研究室です。そんな感じじゃだめですよ。忘れたころに来るのが震災なので。
消化器はABC消化器 粉末型でメーカー問わずオールマイティで三段階のステップで使えるタイプです。初期消火対象なので、使用する際は出口を背にして、火元の床30㎝を狙って下に向けて使用するのがポイントです。6.5㎏と重いので、床においてレバーを握るのがコツです。持てたら持ってもいいかもです。
ぶしゃぁぁっぁぁぁあああああああああああああああ
すごい勢いで出ましたよ。出てる出てる。いざという時にサッと使いたいものです。
また、このタイプの消化器は天井までの火は対応していません。逃げてくださいね。
PS. 余談ですが、今日は何の日?と個人的に聞かれたら今日はカードキャプターさくらちゃんの新連載の新刊発売日でした。そうです、以前興奮してなかよしでの新連載を報告した漫画です。
早速生協に行きました。
流石生協!!!!!!!!!!!!!!!!!置いてある!!!!!!!!!!!!!!
大好き!!!!!!
もったいなくて開けれないです。読めないです。
でも、読みたい。
じゃあ読むので、ここらへんで
おしまい。