1月以来の石川・小松への出前講義。4月からの異動の関係で。ちょっとした大きなハプニングが。。。計算外でした。そんな諸般というか、大人の事情は関係なくないのですが、。。。秋の北陸巡業。今回は、小松市内の3つの小学校へ。あれ????といっぱいクエスチョンマークを思い描く方もいるのでは。。。そうそう、いつもの謎解きのwelcome boardがないのは、残念ですが、。。。昨日の観音寺一高の「無限に広がる大宇宙。。。」ではないですが、きっとそのうちということで。 さて、変な前置きが長くなりました。スタートは安宅小学校。中海小学校でお世話になっていた三星先生が異動になり、小松空港からほど近い安宅小学校へ。玄関には、welcome boardが。ありがたいことです。で、空港に近いので、ジェット機の音もこれまでの出前講義で、一番大きいくらいのような。。。この「音」は大変と思いつつも、そんな中でがんばっている皆さんには、いつも感動。それから、「安宅」と言えば「安宅の関」。その話は最後に。。。で、出前講義の内容は、キャベツとブロッコリー。2つとも、Brassica oleraceaに分類される野菜。つまり、交配で遺伝子を混ぜることができると。これは、結構不思議に感じることだったようです。もちろん、植物の一般的構造の復習も「トマト」を例にして。みんなよく理解していました。
で、実際に、ブロッコリー、キャベツのそれぞれの部分は、葉、茎、蕾(花)のどれになるのか、実物を見ながら。あとで、スーパーによる機会があり、秋の長雨、各地での集中豪雨による野菜への被害で、ずいぶん野菜が高騰しているのを。。。それぞれの班でわかるように多くのキャベツ、ブロッコリーを用意頂きました。申し訳ないというか、ありがたいというか。。。実物を見ながら、新しい植物を考える。10の班に分かれて。あっという間にできるところ。一方、そうでなくて、ずいぶんかかるところ。どこの小学校でも同じです。それでも何とか、予定の範囲内で。
そのあとは、グループごとに発表を。いずれの班もしっかりと「音」に負けることなく。質疑応答にも、しっかりこたえて。大事なことですね。また、多くの班がちゃんとグループの中で、役割分担というか、そのあたりがしっかりできていました。よいことだなと。で、最後は、謎解き。両親から遺伝子をもらうと言うこと、また、茎からは、葉、花が出ていると言うこと、しっかり理解してもらえたのでは。クラス担任の先生方も、最後の片付けの時に、おもしろかったと。もちろん、児童の皆さんも。校長室では、校長先生からも。ありがとうございました。今日から、野菜を見る眼が少し変わって、あれ、不思議だなと思う心が芽生えれば、幸いです。
最後になりましたが、今回の出前講義でお世話になりました、小松市立安宅小学校・山村校長先生、三星先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. この出前講義と次の出前講義の間がほとんど移動の時間のみ。と言うことで、少し早起きして、安宅の関へ。武蔵坊弁慶が石を担いでるのは、何ともいえず。渡辺には、「武蔵坊、義経」と言えば。。。岩手県代表・弁慶高校。。。「9回裏、ダブルプレーの阻止、八艘飛び、サヨナラ負け。。。」と言うことが、最初に。そんなで、岩手大にいた頃は、東北本線の渋民駅にいったことも。。。と言うことは置いておいて、関所のとなりには、安宅住吉神社が。何でも、弁慶、義経にあやかって、「全国唯一、難関突破」の守護と。是非、難関突破を目指したいというのは、研究者の常なる思い。ということで。朝から気合いを込めて。よろしくお願いいたします!!!!!!!!!でした。何とか、願いを聞きとめて頂くというか、それにもまして、精進することだと、痛感したのでした。 PS.のPS. この安宅小学校、この後の芦城小学校には、北陸先端科学技術大学院大学・サービスサイエンス研究センター・研究員・岸上様も同行頂きました。不思議なご縁で、岸上様がJST発行のScience Windowを編集されていた時代に、渡辺が書いたコメント等に、細かく対応頂いたり、また、そのコメントを取り上げて頂いたり。。。そうした社会とのつながりをまた、別の形で体現できたのは、何よりでした。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
【出前講義】小松市立安宅小学校・出前講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(10/20)
2016年10月20日 (木)
【出前講義】香川県立観音寺第一高等学校・公開授業研究会及びSSH運営指導委員会(10/19)
2016年10月19日 (水)
初冬のような寒さであったり、秋のような暑さだったり。。。植物は元気に花を咲かせていますが、人間には、ちょっと酷な気温の上下動で。。。すごい台風がまた、発生したようですが、日本にはあまり影響がないような。。。もちろん、要警戒というか、警戒を怠らないのは、大事なことのような。何事も。 SSHでの公開授業は今回の観音寺一高だけでなく、小松高、浦和一女高でも拝見したような。ただ、「主体的で対話的な深い学びをめざして」~アクティブ・ラーニングとクロスカリキュラム~と銘打って、次期の指導要領から本格的に実施が見込まれているものへのチャレンジ。アクティブラーニングは、ずいぶん世の中的には、話題になっているので、おいておいて。クロスカリキュラム。領域横断的な取組。われわれにも求められる重要案件。国語の「詩」が取り上げている「宇宙物理学」を理解しておくことが、「詩」を理解する上でいかに鍵となるか。というか、「詩」を作った方は、たぶん文系。でも、そうした宇宙物理学を知っているからこそ、こうした発想ができるわけです。そう考えれば。確かに。文理関係なく、相互に理解することがどれだけ、大事か。このことを伺いながら、ふと思い出したのは、宇宙戦艦ヤマトのイントロ。「無限に広がる大宇宙、。。。」。国語は苦手で、何かを想像することも。でも、このシーンを思い出せば、広い宇宙空間のずーーーーーーと先で、何かが起きようとしている、そんなことはイメージできるわけです。もちろん、子供心に、そのフレーズがかっこよかったからも知れないですが。。。
運営指導委員会は、6年間の取組とその先を見すえて。先の宇宙戦艦ヤマトのイントロではないですが、先を見すえて、何をどの様に対応するのか。その当たりは、いつも企業秘密で。。。いずれ、担当の先生方とdeepな議論、ブレインストーミングができたことはありがたい時間でした。tactics, strategy, intelligenceなどの面から考えても、貴重な時間でした。ありがとうございました。
最後になりましたが、観音寺一・高井校長先生、SSH主任・床田先生、教務主任・圖子先生、進路課長・石井先生をはじめとする関係の先生方にはお世話になりました。ありがとうございました。次年度を楽しみにしつつ。
わたなべしるす
PS. 運営指導委員会の前に校長室で、運営指導委員の方々と昨今の教育事情についてのちょっとした討論会。「アクティブラーニング」とは。「イノベーション」とは、というか、真の意味は、。。SSH, SGH, 21st COE, G-COEなど、日本語的には何となくイメージできても、それをそのまま、英語にしたら。。。確かに。。。何より、今の教育問題の根本はどこにあるのか。。。その当たりは、・・・・ですが、的を射る解答でした。では、どうすればよいのか。もちろん、そこに問題があるのですが。人の話くらい、ちゃんと、静かに聞くというような昭和の時代、当たり前だったようなことの解決をどうすればよいのか。。。とある雑誌で拝見した特集「亡国の教育改革」にあったようなことなのだろうと。。。この日本国の様々な社会情勢などを踏まえつつ、きちんとした解を求めないと。。。15minくらいの短い時間でしたが、とても濃い内容でした。ありがとうございました。 PS.のPS. 問題は、教育だけでなく、いろいろなところで。。。どうやって何を改善したら、よいのか。分野は関係ないのかも知れないなと。。。
【出前講義】仙台市立木町通小学校・4年生特別講義「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(10/17)
2016年10月17日 (月)
週末にかけて、いくつかの案件が片付く一方で、増加。。。秋のこのシーズンは、いわゆる「科研費」なのですが、今年度は一休みできるものの。。。それにしても。。。いずれ、この難局を気合いと根性で、完璧に乗り切る。と言うのが、月末にかけての重要課題かと。。。そんな中、仙台市立木町通小学校で「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」の講義。秋の長雨にも負けず、学校の花壇には、大きなヘチマが。。。いつだったかは、うまく育たず、どこかの小学校からという年も。また、一昨年は4年生の担任の先生がたくさんの食用の「ヘチマ」を用意いただいたことも。いずれ、いろいろなことがある、この講義。いつものように、玄関先でwelcome boardが。ありがたいことです。この日は、別の来客も。。。校長室で校長室の前で少しだけ、お話をして。不思議なご縁、ありがとうございました。 最初は、渡辺の自己紹介。去年のヒマワリの講義以降、この小学校に転校してきた方も。四国、愛媛に行ったことがあるという方も。今治タオルを知っているという方も。ずいぶん、知られてきたのだなと。。。今日のテーマは、ヘチマのなかまであるウリ科。ヘチマを春に種子から栽培したはずなのですが、覚えてない方も。。。。教えた先生方は少しショック。ヘチマ、ウリ科の特徴はつる(蔓)性。これのおかげで、狭い面積に育つことができると。
6月に出版した「植物学の百科事典(丸善出版(株))」の中で「植物の性」と項目を執筆したこともあり、ウリ科の雄花、雌花が出る仕組みを。ちょっと難しいと思いましたが、ちょうど、落葉の時期。「エチレン」と言う化学物質というか、植物ホルモンが働いて、雄花、雌花ができていると。こんなことで脱線し、そのあとに、種名の話をしていたら、属名、種名の上に、◎△科というのがあるという話をしたら、その上は、綱と言うのがあると。実は、今は一般的ではないようでした。APG植物分類体系には存在しないとか。。。このHPで訂正しておきます。出も、そんなことを知っている児童の方がいたのは、びっくり。あと、花粉を運ぶ、ハチなどの媒介昆虫がいなくなったら。。。これは、仙台市立荒町小学校でも話したこと。植物がなくなり。。。ちょっと、怖い話でしたが、植物を大切にしてくれるのでは。。。そんなで、ちょっといつもちがう脱線気味の話が全体のイントロ。
本題は、「メロン」、「スイカ」、「ゴーヤ」、「カボチャ」、「キュウリ」の果実、果実の横断面、種子、子葉、雌花の写真を見ながら、どれが対応するか。果実は簡単です。もちろん。その果実を見て、ゴーヤのことを「ツルレイシ(蔓茘枝、と書くのだそうです)」とこたえてくれた別の児童の方が。これも、感動もの。園芸用語では、ゴーヤを使わないで、ツルレイシというのが多いとか。懐かしい響きと知っている驚きとが。また、用意いただいたキュウリとヘチマの横断面を見て、いわゆる、心皮の数が3つあるのを観察。よくわかるのは、メロンの横断面。でも、こうしたウリ科の果実の横断面は、なかなか見ることがない。その理由は。。。。お話をしたら、さすがに先生方も含めて、へーーーーでした。そんな時に、種子がある部分が中心に偏っているのはなぜかと言うことを途中で質問した方が。。。イントロの種子が大事という話と連動させて、考えてもらい、種子の大事さを改めて、わかってもらえたのでは。
種子、子葉の形は、似たものがあって、見分けにくいと。もちろん、大きさなどを一緒に考えると、わかるものもあるのですが。最初にいつもと違う話をしたので、親づる、子づる、孫づるの話を忘れて、メロンにTの茎がついているものとそうでないものがあるのは、何の違いなのかと言うのを説明を忘れました。ちょっと、調べてみてくださいね。難しいかな。最後は質問の時間。たくさんの質問がありましたが、全部に回答できず。。。こちらがいろいろありすぎて、質問の内容を失念してしまったのですが、みんな鋭い質問でした。
いつもなら、児童の皆さんとの給食なのですが、最初に書いたように案件が湧いてきているので。。。申し訳なかったのですが。。。校長先生と昨今の教育事情だけは。すこしだけ。何とか少しずつでも解決できるように努力をしないと。ここまで育ててくれた「日本国」をよりよい方向にするためにも。最後になりましたが、渡邉校長先生、4年生の先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。次は、来月でしょうか、リンゴの話で伺います。
わたなべしるす
PS. 今年度も市内の大学生とおぼしき方が教育実習で見学を。。後ろで見ておられただけでしたので、話す機会がありませんでしたが。。。渡辺も学部4年の時に、母校の高校で実習をしたり、授業参観をしたり。懐かしいです。渡辺も分類的には、「学校の先生」となるのかも知れないですが、いずれ、教育は国家の根幹。がんばってほしいなと。。。渡辺の講義を聴いたことが、どこかでお役に立つことがあれば、幸いだなと。。。 PS.のPS. 学校の花壇には、ナス科のピーマン・トマト。こちらは、秋の長雨に耐えて、収穫できそうな感じ。一方、ウリ科のカボチャは、写真には収めなかったですが、たぶん、うどんこ病だと思いますが、かなり蔓延していて。。。この雨では、確かに、大変だなと。。。こんな所にも秋の長雨の影響が。。。
【出前講義】栃木県立宇都宮女子高等学校・SSH特別講義「大学教授からの進路選択アドバイス」(10/14)
2016年10月15日 (土)
ようやく秋らしい天気が続くようになり、湿度も低く、それなりの天候で。朝の気温が下がってきた分だけ、農作物の生長には、ちょっとですが、食味という点では、うまみ成分が増えるのでは。。。ふと、そんなことを。そんな週末の金曜日。先週末は、宮城県総合教育センターで実験助手をされている先生方への講義。今週末は、9年連続となる「栃木県立宇都宮女子高等学校」への出前講義。 最初に伺っていた頃は、アブラナ科作物の自家不和合性というサイエンスの話。いつの頃からか、それに、キャリア教育を加えて。ちょうど、先月の母校である愛媛県立今治西高等学校での講義パターン。少し慌ただしくて、いつもバランスに困るわけですが。また、数年前から、保護者の方も参加というパターン。石川県立金沢泉丘高等学校でも同じような企画だったような。。。いずれ、バランスが難しくて、前半しゃべりすぎると、後半のキャリア教育が駆け足で。。。今回も時間配分は失敗でした。。。ただ、9年前に来たときには、女子校と言うことで、ずいぶん緊張して話をしていましたが、数をこなすことで、そんなこともなくなり。。。気になるのは、先生方、保護者の方がいる前で、こんな話をしてよいのか、。。これは、いつも気になる点ですが。。。
前半のサイエンスの話。渡辺が研究対象としているのは「花」。普段食べている野菜、果物の花の写真と名前。意外と、よく知っていたなという感じ。クダモノトケイソウというのが、パッションフルーツという連関まではいかなかったですが、トケイソウというものに目が行っていることは、大事なことで。ただ、一方で、ウリ科のキュウリ、メロンなどの雄花を見て、こたえてくれた方がいて。しばらく、別の花の答えをしてくれていたのに、また、違う生徒さんが「キュウリ」だったか、そんなウリ科の名前を。。。さっき、こたえてくれたのを聞いてない。。。これは、さすがによくないと。。。五感という感性があり、人の話をきちんと聞いていること。大事なわけで。注意力は、生きていくため、観察力という点でも大事なことになるわけです。しっかりしましょう。あと、こうした答えをしてくれた方に渡辺の論文の別刷をプレゼント。2部ほど、2年前のNatureに掲載された別刷りを用意。それ以外の論文の別刷も、もちろん。Natureの別刷は2部しかないと言うことを最初に説明したにもかかわらず、3人目の方が、なぜないのかというコメント。これも少し頂けないなと。。。これも注意力ですね。それから、別の生徒さん。10種類近い別刷を用意しましたが、その中から、どれを選ぶのか、5min以上かけている方が。。。考えているのかと思ったら、最後は「どれにしようかな、神様の。。。。」というような乱数のような形で。。。。これは、これまでの出前講義でも初めての体験。びっくりの◎△乗。注意力という感性と同じように、決断力も大事なのではないかと。
それから、花のもう1つの問題。ヒマワリの上のハチ。どこから来てどこへ行くか。。。本来は、種の障壁を説明するためなのですが、ヒマワリと同じ季節に咲く花に対する注意力。ヒマワリの上から、チューリップの上にという回答が。。。おかしいと気がつかない方が。。。ちょっとまずいですね。注意力、観察力という点で。もちろん、物理学理論を用いて、時空を越えることができるのであれば。。。渡辺が子供時代にわくわくしてみていた「宇宙戦艦ヤマト」のように。。。そうはいかないわけです。ここまででずいぶん時間を消費して、自家不和合性、受精の仕掛けであったり、ダーウィンがなぜ、植物の自殖、他殖に興味を持ったのかなど、このあたりから駆け足でしたが、いずれ、植物もいろいろなことに注意を払って、考えていることは理解してもらえたのでは。。。
キャリア教育の最初の問題は、どれくらいの加減でやるか、先日のノーベル生理学・医学賞の大隅先生ではないですが。これが結構、難しい問題だったような。やる、やらないと言うことではなくて、その時の状況に合わせて、バランスをとって、「いい・加減」を読み取って、行動する。大事なことで、もちろん、失敗もあるかも知れないですが、失敗をして、覚えることもたくさんあるわけです。そんな失敗という貴重な経験を、子供時代にできるかによって、大人になってからの伸びが違うと。今からでも遅くないので。しっかりチャレンジして下さい。あと、高校時代に学んでほしいのは、数学で自分で考える力を養成すること。答えを覚えても、役に立たないですから。また、文章を書く力。日本語で。英語も大事かも知れないですが、AIの発達で、自動翻訳も近いうちに。そうなると、母国語でどれだけ考えるかが勝負。そのためにも、SSHで文章力を養成して下さい。それから、高校から大学への進学での障壁となるのが、センター試験の結果。志望校に行ける方もそうでない方も。そんな時、くじけず、いけるところでがんばる。渡辺もそうでした。そんな時、支えてくれる方を探しておいてほしいと。それを言うのを失念していたのですが。
それから、これはという師匠を見つけてほしいと。志望校に行けなくても、そんな師匠は見つかるものです。渡辺もそうですから。また、どうせやるなら、世界トップクラスを目指すこと。人生で。大学が目的ではなく、その先を見すえてほしいと。そのためにも、講義の最後に話をした「組織論」。夢・野望を抱き、努力をして、失敗にへこたれないで、がんばってほしいと。質問では「夢」をどうやったら、持つことができるのか。。。。最近、こうしたことが多いです。世の中が、不景気だからなのか。。難しく考えすぎで、こんなことが好きと言うことから考え始めたら、どうでしょうかと。渡辺の子供頃の夢というか、かっこいいと思ったのは、マジンガーZなどのアニメ。その科学力のすごさ。また、今の遺伝学をやろうとしたのも、テレビの影響。そんなところもきっかけはたくさんあるわけですから。そのためにも、座右の銘で話をした「明日のために今日の屈辱に耐えるんだ」という、宇宙戦艦ヤマト・初代艦長・沖田十三の言葉。それから現在からこれからへと言うことで「環境は人を創り、人は環境を創る」という、理化学研究所所長・原子物理学者・仁科芳雄博士のことを話したと思います。ポテンシャルはあるわけです、最後まで、あきらめず、やってみることではないでしょうか。最後はいつものように、世界に向かって情報発信。
講義が始まる前の少しの時間、萩原校長先生と昨今の教育問題などについて、議論をできたのは、大変貴重でした。高校側、大学側のいずれから見ても、同様の問題意識を再認識でき、では、それを解決するには、どうすればよいのか。もちろん、難しい問題ですが。さらには、講義が終わったあと、担当の吉永先生、1年学年主任の近澤先生とも、講義の内容を踏まえて、近年の高校生の特性というか、そんなことも伺え、この後、そうした波が大学にも来るのだろうと。参考になりました。ありがとうございました。最後になりますが、萩原校長先生、SSH担当の吉永先生、1年生の近澤先生をはじめとする関係の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。また、次年度も講義に来ることができれば、幸いです。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 記事を書いているのは、いろいろなことが金曜の夕方にあったので、翌日の土曜日。ちょうど、科学者の卵養成講座の開催日。数学と有機合成化学の講義。数学の講義では、なるほどと思うことが。。ちょっと発想を変えると、こんなこともできそうだなと。講座の運営をしながら、そんなことも。。。。もちろん、数学の発展が思わぬことをという新聞記事も。。。こちらは何が真実なのか。。。そんなことも講義の中で取り上げられて。それもびっくり。化学の立場で歴史を振り返ると。。。なるほど、そんな逆転が起きる可能性もあったのかと。。。そうそう、宇都宮女子の先輩もがんばっておられました。メンターとして。。。 PS.のPS. 最近、忙しくてほとんどタッチできてないのが「国際植物の日」のイベント。そんなイベントでお世話になった方が現在は、新しい職場で仕事をされていて、同じキャンパスで別企画をしていて。。。偶然とは。。ありがたいことです。また、どこかでお世話になることができれば。。。声をかけて頂き、ありがとうございました。
広報、歴史、表彰(10/9)
2016年10月 9日 (日)
10月の最初は25oCくらいあったのが、今日あたりから最高気温も20oCを下回るように。これで平年並みとか。ほっとするやら、ずいぶん涼しいと感じるような。。。そんな日曜日。学内外のちょっとしたイベントの調査。最初が学内の付置研・電子通信研究所「電通研公開2016」。オープンラボのような感じ。研究科の広報委員長を仰せつかっているので、広報のあり方をかねて、調査。歴史が長いのもあるかも知れないですが、岡部教授が開発の「マグネトロン」。電子レンジに至る最初の発明。さらに出力が大きくなると、M6000TCシステムのようになるのだろうか。。。その脇には、八木・宇田アンテナが。テレビ受信ができたり、多くの応用が。。。このアンテナは「歴史」的なものであり、いずれ、感動もの。片平キャンパス内であっても、南ブロックにある付置研であるのもあって、なかなか、見る機会がなくて。。。本物という感動が。歴史的というのもあるかも知れないですが。なるほど、こういう広報のあり方。スペースの活用にありなのだろうと。で、肝腎のオープンラボで「はんだ付け」を30年ぶりくらいにできることを期待したのですが、長蛇の列で。。。。残念でした。また、機会を見つけて。 で、片平キャンパスの正門から入ってすぐ右手の建物が渡辺の研究室のある本館。その東側が「東北大学史料館」の秋冬にかけての土日開館。企画展「学都仙台を支えた「天財」-斎藤報恩会と東北大学-」が開催中。去年も企画展があったような。。。この時期、去年は、そうそう。多忙でした。とあることで。。。。なので、記録がないのだろうと。で、斎藤報恩会は八木・宇田アンテナへのサポートは先述の通り。さらに、宇田式超短波無線電信電話機。これを見たのは、はじめてのような。子供の頃、電気好きだったのもあって。感動。また、渡辺のポストを過去にたどると、1939年に設置の付置研・農学研究所。その設置にも斎藤報恩会の寄付があり、冷害の研究、馬鈴薯の研究へのサポートも。昨今、基礎研究へのサポートと言うことが話題になっているわけですが、物事をどうすればよいのか。なるほどと考えさせられた歴史的空間でした。すぐ、となり。また、お邪魔して、deepな調査をしたいものだと。。。
学校評議員を仰せつかっているのが、片平キャンパスが学区になる仙台市立片平丁小学校。9月に仙台市立片平丁小学校・夏休み作品展を拝見したわけですが、その時の作品が、平成28年度・第63回仙台市児童生徒理科作品展でtopとなる市長賞として、表彰。感動ですね。9月に拝見したときも感動でしたが、おめでとうございます。さらに、発展するだろうことを、楽しみにしております。今度は、小学校でのイベント、出前講義等で、お目にかかることができればと。。。片平丁小学校と連携が始まったのは、片平市民センターでのイベントがきっかけ。この場所には、昔、先の付置研・農学研究所があったところ。何とも不思議なご縁が。そんなことを大事にして、さらに、教育研究に励まないと。そんなことを実感できた1日でした。
わたなべしるす
PS. 昨日土曜の夕方には、渡辺が学部、大学院、助手時代を過ごした農学部の日向研の同窓会。先輩方から貴重なコメント、なるほど、そんなことをと言うことを頂きました。ありがとうございました。是非、それを実現して、また、お話を伺えればと思います。そんな中で、10/30(日)に雨宮キャンパスで「種子」の話があると。興味深いのですが。渡辺はその時間帯に川内キャンパスで、大学祭での模擬講義。完璧にoverlap。。。どうしたものか。。。いずれ、お時間のある方。雨宮キャンパス最後のイベントですから。。。 PS.のPS. 展開ゼミ2016のシステムが現在不調。。。ちょうど、連休に重なり、修正が追いつかず。。。記事をuploadしたい受講生の皆さん、楽しみにしている方々。申し訳ありません。少しばかりお時間を。。。