22日は朝から地震。当日は、かなり揺れていましたが、少しずつ落ち着いてきたのか、そうでもないのか。そんな地震があったので、地震との関係を調べていたら、こんな論文が、。。。物理学を忘れているので、簡単には、理解できないですが。。。昨日が旗日、勤労感謝の日。22日の地震関係でしょうか。水曜日の祝日が何とか。。。また、休み明けからは今年一級の寒波が。都心で雪ちらつき、11月の積雪というのは54年ぶりだとか。。。。そうそう、また、今日も、朝、6:23に地震が。。。何もなかったようですが。。。被害は。。。今年は寒くなるのか、どうなのか。その当たりは、来春向けのアブラナの作付けにも関係してくるので。いずれ、天候には気をつけないと。。。 で、今日11月24日は、平成29年度・博士課程前期2年のII期入学試験・合格者発表。オープンラボのおかげもあり、3名の受験生が無事、合格に。自己推薦入試での合格1名と合わせて、次年度のM1の学生さんは4名体制。渡辺が仙台に赴任した2005年からで、2回目。研究室を若い力で盛り上げて、次年度が2年目となる新学術領域研究「植物新種誕生原理」の研究推進にもがんばってもらえると、確信しております。来年の4月からのことが今から楽しみです。よろしくお願いします。
推薦入試、II期入試の4名とも、現在の専攻は、植物とは少し離れた分野。その異分野での研究のベースを次年度からは、ぜひ、渡辺の所で植物科学研究に活かして下さい。楽しみにしておりますので。ちょうど、年末、年度末も近いことから、実験も忙しいと思いますが、可能であれば、植物を育てること、それを観察することをしてみて下さい。ちょうど、渡辺がHPを使って、学部1年生向けに行っている「展開ゼミ」のような感じでよいので。何かの折りに、仙台の近くまで来ることがあれば、是非、お立ち寄り下さい。お待ちしております。
わたなべしるす
PS. 渡辺は季節外れですが、少し骨休めの時間を頂戴して。申し訳ありません。エネルギーを充填して、また、年末まで走りきりますので。
祝、大学院合格-2016、その弐(11/24)
2016年11月24日 (木)
サイエンスリサーチ!二日目
2016年11月22日 (火)
こんにちは,こんばんは.
M1のオオハタです.
さて今回は,みさきちゃんの記事に引き続き
サイエンスリサーチ2日目のお話です!
集合時間が8時半だったので,起きれるか心配でしたが...
無事全員そろって時間通りに実験を開始することが出来ました.
まずは前日土曜に花粉をつけた雌しべを
蛍光顕微鏡で観察する準備から.
雌しべをNaOHに浸してやわらかくしたのち,
アニリンブルーで染色します.
高校生の皆さんがとても意欲的だったので,
「どうしてこの処理をするんですか?」
など実験に関する質問をたくさん受けました.
いや~,こうして改めて聞かれると
案外上手く答えられないものですね...!
いつも当たり前のように行っている実験操作の
意義を再確認するいい機会になりました.
つづいて,染色が終わった雌しべを
ガラスにはさんでサンプルを作製し...
蛍光顕微鏡を用いて花粉管の観察を行いました.
きちんと花粉管が伸びているものと,
自家不和合性によって自身の花粉を拒否するもの,
2パターンの雌しべの観察しました.
4人ともちゃんと花粉管を観察することが出来たので,
なんとか一安心.
二日間にわたる交配実験はこれにて終了です!
細かい手作業,お疲れ様でした~.
続きまして,温室へ.
葉っぱがギザギザしているみずなと
葉っぱがつるっとしているみぶなを材料にして,
葉形の違いを実際に目で見て観察しました.
ここでは,TAのみさきちゃんから葉形の違いについて説明がありました.
4人は高校で「平家かぶら」について研究しているそう.
昨日のディスカッションで,
なべさんから葉形の観察について意見をもらっていたようなので
今日の温室での葉形観察で学んだことを
学校での研究にぜひ活かしてほしいですね~.
観察を終えたあとは,
種付けをお手伝いしてもらったり.
オカモトさんが実験で扱っているスギナを観察したりしました.
お次は,研究室に戻って
昨日のディスカッションの続きです.
なべさん,オカモトさんからのたくさん貰ったアドバイスを
学校に戻ってからぜひ役立ててほしいですね~.
素敵な発表になるよう,応援しています...!
ディスカッションが終わったあとは,
なべさん先導のもと,のんびり片平キャンパス内をお散歩しました.
正門の前で4人そろって記念撮影.
天気もよく,あったかくて,
紅葉もきれいでお散歩日和でしたね~.
これにて二日間のサイエンスリサーチは終了です!
最後に集合写真をぱちり.
このポーズは,高校生4人の研究材料にちなんで
"かぶ"のポーズです.笑
二日間,本当にありがとうございました.
また来年も楽しみにしております!
M1 オオハタ
【招待講演】東北大学総合技術部 平成28年度生物・生命科学群研修「植物の不思議と子供の頃の遊びから学ぶ」(11/22)
2016年11月22日 (火)
朝から地震で、昼間の会議中、この招待講演中に大きく揺れることがなかったのが、ほっとできることで。。。学内向けの招待講演、と言うか、FD(Faculty Development)。どの様に訳すのが正しいのか。いまだに、ぴんとこないのですが、前回は、基礎ゼミ関係で、お願いされたのが、2013年のこの時期。ちょうど、3年ぶりの登板でした。今回は、生物・生命科学群に所属されている総合技術部の方の研修会での講義。キャンパス、所属部局などにより、農学部、理学部、薬学部、多元研など、こちらがどの様に講義のピントを合わせればよいか。。。少し頭を抱えましたが。。。 最初に、渡辺と同じくらいの年齢の方もいらっしゃれば、そうでなくて、ずいぶん若い方々も。と言うことで、今で言う「技術職員」、昔というか、学生の頃の「技官」の方々にお世話になった様な話から。。。農学部農学科にいたので、畑の管理をされたいた大友さん、電顕室を管理されていた佐藤さん、交配を教えてもらった今野さんなど、多くの方がいましたし、いろいろなことを教えてもらいました。そのおかげで、草刈機、耕耘機も動かせるようになった訳なので。。。ただ、一方で、色々な学内外の変革で、そうしたポジションが少なくなったのが、本当によかったのか。。。頭を抱えるところですが。と、ずいぶん、前置きが長くなり。。。前半は、渡辺の研究のこと、アブラナ科植物の自家不和合性。これも、話を忘れましたが、技術の塊。当時、10kbを超える遺伝子断片を単離したり、全塩基配列を決めるのは、大変なこと。それでも76kbを決めたり、そんなことがあって、今の研究に到着できているわけで。技術の発展と他の技術とのコラボがあってこそ、今の研究成果があるのだと。。。動画などを交えながら。。。
後半は、キャリア教育のスライドを使いながら、昨今のアウトリーチ活動への関わりについて。ドイツのマイスターではないですが、高い技術力がある訳なので、そうしたことをオープンキャンパス、片平祭りのような研究室公開の場で、活かすのはどうでしょうか。また、子供頃は、そうした、ちょっとすごいものに憧れるわけで。渡辺が小学校の頃、水の電気分解でできる「水素」と「酸素」を混ぜて、点火する。。。今は、なかなかできないようですが、子供心に楽しかった、すごかったのを覚えています。あと、話し忘れましたが、コンデンサへの蓄電と放電。そんなちょっとしたことが、子供たちへの科学の目を開かせることができると。また、研究室にいたり、工場のような所を管理されていたり、いずれ、そうしたところにいると、大なり小なり、学生さんと接するもの。教官とか、院生とは違ったコメントができるのではないかと。高い技術力をベースに。また、誰かと巡り会う、渡辺であれば、師匠は日向先生でしたが、害虫の松田先生には、虫のことを。作物の星川先生には、何で、そんなことが先取りしてできるのだと言うこと、病理の江原先生には、とてもまじめに取り組むことを教えてもらったような。。。そんな心の師匠として、学生さんたちに接してもらえると、違った側面で力量が発揮できるのではないかなと。。。最後は、いつもの組織論ですが。。。同世代の方には、ちょっと離れた世代の方には、申し訳ありません。これからの技術で大学を支えると言うことで、何かの参考になれば。。。講義の後に、アウトリーチ活動のことで、質問を頂きました。部署は、片平キャンパスだったような。渡辺でよければ、いつでもご相談ください。ありがとうございました。
最後になりました、今回の企画に招待してくれました、中嶋様、高橋様、高田様をはじめとする関係の方々に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、こうしたことでお役にたてれれば、幸いです。
わたなべしする
PS. 会場には、農学部の現在の電顕室をお世話されている方にも。お声かけいただき、ありがとうございました。懐かしさと引っ越しの大変さなど、色々なことが、。。青葉山の新しい電顕室にも伺うことができればと思いますので。また、よろしくお願いいたします。
PS.のPS. 時間の関係で、すれ違いでしたが、現在は、研究教育基盤技術センターで特任助教をされている坂園さんも「研究器機の供用について」と言うような話をされたようで。。。あれこれとあって、すれ違いでしたが、また、お世話になります。
【速報】2016年11月22日, 5時59分頃, 福島県沖(M7.4)地震に伴う影響(11/22)
2016年11月22日 (火)
二十四節気の小雪。「緊急地震速報」が朝から。ゆっくりとした長い搖れが。朝のちょうど、眠い時間だったので。。。研究室がある青葉区が震度4。研究室にきて、外のガラス室、研究室の確認。結構な搖れがあったようで、少し本が落ちていたり、搖れで引き出しが空くところも。東北新幹線も遅れが出ているくらいで。。。ただ、仙台空港は、津波警報が宮城県沿岸にでているので、午前中くらい、欠航になるような。。。いずれ、陸、空に影響が出ているようです。 10日ほど前には、ニュージーランド南島で、M7.4の地震。日本だけ出なくて、地球全体で、何かが起きてなければよいのですが。。。そんなことより、今日は午後から会議と学内スタッフ向けの講義が。。。その間くらい、何も起きないように。。。
わたなべしるす
屈指、代償、源流(11/21)
2016年11月21日 (月)
半月くらい書き物をしてないのかと思ったら、1ヶ月半くらいであった。ちょっと、heteroな組合せの3 wordsとなると、2ヶ月半くらい。。。どうも最近、筆が重いというか、。。。もう少し書くようにしないと、筆の速さと脳みそを維持できない。10月からは、展開ゼミが始まったのもあるかも知れないが、あれこれあるときは、研究室のスタッフにも助けてもらっている。と考えると。。。今の研究を始めて、来年の3月で30年になる。助手になってからだと、25年が過ぎた。その間、色々な学生さんと一緒に実験をしたり、色々な方と共同研究もさせてもらった。これはすごいという「屈指」の「才能」、「資質」を有した方々とも。。。おかげで、ここまで何とかできたのだと思う。こちらができたのは、環境を整え、みんなにがんばってもらうこと。あとは、経験と勘でこんな風にしてみたらということは、コメントできる。と言うか、これくらいかも知れない。そんな屈指の方々も、分野が異なれば、色々とある。ただ、どの世界でも、後進をどの様に育てるのか、大事なことかも知れない。あるいは、実用上、まだ、頑張れると。そんな風に、残りの15年ほど、頑張ってみることにする。 そんな大学での研究生活も元をたどれば、高校から大学へのいわゆる、大学入試である、共通一次試験と東北大の二次試験を何とか通過したから。高校3年の今頃は、週末、色々な大学の模擬試験とか言う、予備校主催の模擬試験をやっていたような。ただ、不思議と、東北大だけは、受験してなくて。。。体力的に屈指のと言うわけではなくて、小学校時代の毎日の4kmの徒歩通学、高校時代の13kmの自転車通学、そんなので体力を維持していたのであろう。その体力も、さすがに、高校3年の今頃には、限界に来ていて、かなりの代償を払ったような。。。ただ、そんな体力、気力などについて、1995年だったと思う、フランス出張の時に、植物病理のえらい先生から、「20代の頑張りが、30代で。30代での頑張りが、40代で。」ということと、「20代の頑張りの代償は、30代に。。。」ということも。どちらも正解だろうというのは、20年以上たってよくわかる。どこかでがんばるからその先がある、それがあったから、そんなにすごくなくても、屈指というものを超えて、逆転できたような気がする。その共通一次もあっという間に、今の大学入試センター試験に。それも2020年度には、また、変更されると。。。これでよいのか。歴史で検証するしかないのかも知れない。
とある会議で、最近の子供は、木に登ってはいけないとか。危ないから。子供の頃は、どこまで先に行けるか、かなり競っていたし、木が折れて、落ちることも。それも大事な体験。また、学校の帰り道に知らない人に声をかけられると、学校にお知らせとか。。。時代も変わったものである。というか、子供の頃、ヒーローと◎△星人がちゃぶ台をはさんで、議論していたような。。。その時の前提が、周りとよりよい連携ができるから、地球は大丈夫と。。。。そうなってくると、現実味を増してくる。今の状態が、そのテレビの世界に。大丈夫なのだろうか。子供の頃にもどれば、何もなかったから、遊ぶものも、高価なものも。だから、縦、横の色々なつながりで、いろんなことをしたような。もちろん、ちょっと危ないようなことも。でも、その危なさも、どこまでかを経験して、勘を働かせて、と言うことで、事なきを得てきたような。。。ものが豊かになることも大事。ただ、何をどうやったら、うまくいくのか、考えることが、もともとの「源流」のような。もちろん、ものがあってもなくても、考えること、工夫することは大事なわけで。。。時代を逆転させることは無理なのかも知れない。ただ、完璧にとはいかないまでも、源流にさかのぼり、物事を再生する、そんなことができれば、ご先祖様から伝承された源流を維持して、発展させることができるような。。。そんな源流にさかのぼるような遺跡であり、技術が発見されたり、公開されたり。。。失われた◎□と言うことが言われる。それを取り戻すのは、容易ではない。大きな代償もある。それを払っても、これはという屈指のものを達成するという気概で。そんな教育研究を展開しないと。。。。ふと、そんなことを思った出張の帰り道であった。
わたなべしるす
PS. 老人ホームで、思わぬものが活躍しているようで。。。昔は、ずいぶん、お世話になったのですが。最近は時間もなくて。。。たまには、と思うことも。。。