12月にしては暖かい。もちろん、ずいぶん冷え込んだ時期もあったが、研究室のイベントとしては、年末の大掃除は完了しているので、後は、忘年会くらいであろうか。師走という忙しさが、この12月だけでなく、ほぼ通年になってしまっているので、他にもいくつか案件があるような気がするが、何とかなるレベルの問題かも知れないし、そうでもないかも知れないが、まずは片付けることであろう。そんな12月24日。世の中的には、クリスマスイブでしょうか。。。一方では、かつて、史上最年少記録を有していた加藤一二三九段(神武以来の天才と言われていた。。たしか。。。)とその記録を塗り替えた才気・資質あふれる藤井聡太四段の公式戦初対局が第30期竜王戦6組ランキング戦になったと。76歳と14歳の対決。14歳の時、何をしていたのか。中学生。。。受験を考えていたくらいか。。。思い出さない。では、76歳。これから25年後。何をしているのか。。。これも想像できない。加藤一二三九段がこれまでの史上最年少記録を有していたという矜持を見せるのか、。。。全く想像ができない。想像できないことばかりとはいってられない。サイエンス、少なくとも、植物科学の世界で、62歳差で勝負を決することはないような。。。と言うことを言わず、両者が展開する局面を刮目を開いて、拝見することで何かが見えてくるような気がする。 そんな対局、両者、緻密に計算した展開が期待できるというか、どんな局面でも、可能な限り計算して、物事を行わないと、計算違いで、とんでもないことになる。ところが、ええ??と思うようなことをみつけた。「3.9+5.1=9.0は減点対象」。小学校3年生の算数のテストらしい。。。。どう考えても。計算結果は、合っているような。。。というか、有効数字が下一桁である数字同士の足し算と考えれば、間違ってない。自分の理解が間違っているクイズかと思ったが、どうやら、そうではないらしい。もちろん、有効数という概念は、小学校3年生の頃に習ったかというと、ずいぶん後になってからのような。。。記事を読む限りは、有効数字下一桁の部分が「零」になると、消すのが約束とか。。。そんなこと、すでに記憶にない。。。何をどう定義するかによって、物事は違うかもしれないが、物事の本質を理解したところでの議論をしないと、変な方向への議論と也、物事の理解が盤石にならないような気がする。どうであろうか。
日本の名前がついた元素名が確定したとか。日々の精進というか、鍛錬があって、ここまでたどり着いたのだろう。子供頃のアニメ・マジンガーZに出ていたものとは、ちょっと違う名称ではあるが。。。いずれ、感動もので、敬意を表したい出来事であった。そういえば、長年の研究と言うことでは、昔から「怒ったまま寝るな」という格言のようなものがあるとか。。。と言うか、そんな状態で寝るのは、大変なような。。。ただ、その怒りの原因というか、記憶が残りやすいとか。そのまま寝ると。それを現代の科学で実証したと。。。なるほど。Open accessのJournalなので、いかがでしょうか。時間が許す方。渡辺には、慣れないtermが多いので。。。いずれ、何らかの方法で、怒りを消して寝ることが理想なのであろう。あるいは、怒りに対して、慈悲の心を持つと言うことなのだろうか。。。ただ、失敗を忘れないという意味では、この方法で記憶に刻みつけるというのも。。。そんな寝る場所。昔はよく利用した寝台列車。備品を再利用して、利用できるようになったとか。揺れない列車は寝やすい。これは、昔、体験したことがある。こんな昔活躍した寝台列車にも、活躍できる場所があると言うことは、渡辺もまだまだ、がんばらないと。。。加藤一二三九段には及ばないが、それに近いくらいは。。。
わたなべしるす
PS. 外来生物の根絶に向けて、遺伝子編集技術が利用できると。。。なるほど。。
才気、盤石、鍛錬(12/3)
2016年12月 3日 (土)
忘却、訓練、新刊(12/2)
2016年12月 2日 (金)
こんばんは。M1の岡本です。早いもので、もう12月ですね。
12月と言えば、イベント事が沢山で、毎日が記念日みたいなものです。
今日はどんな記念日なんでしょう?
調べてみると、今日は日本人宇宙飛行記念日であり、原子炉の日でした。
まず、なぜ今日が日本人宇宙飛行記念日なのかというと、1990年12月2日、当時TBSの記者だった秋山豊寛さんがソ連のソユーズTM11号に搭乗し、日本人初の宇宙飛行に成功したからです。すごいですね。ジャーナリストでは初めて宇宙空間から宇宙を報道しました。そんな彼の宇宙からの第一声は「これ、本番ですか?」という如何にもジャーナリストらしいセリフでした。
次に、なぜ今日が原子炉の日なのかというと、1942年12月2日、アメリカのシカゴ大学に設置された実験用小型原子炉で、イタリア人のノーベル物理学者エンリコ・フェルミらによって、ウランの核分裂の持続的な連鎖反応に成功し、最大出力は0.5ワットの原子炉が世界で初めて誕生しました。つまり、原子力をエネルギーとして利用することが現実のものとなりました。しかし、せっかくのエネルギー源は第二次世界大戦で原爆として、記憶に新しいと言えば東日本大震災での放射能漏れをもたらしました。日本は島国で他国よりも小さく、資源も少なく、また原子炉は二酸化炭素排出量が少なく環境に優しい面もあります。日本は地震大国でもあるので、住み続ける為にどうしたらいいのかを国民一人一人が模索していくべきかも知れませんね。
しかし、難しいです。人間なのでどうしても忘れてしまう生き物だと思います。
そんなことを戒める為でしょうか、今日は生命科学研究科での防災訓練が実施されました。忘れたころにやってくるのが震災です。こういう訓練が大切ですよね、いつかの為に。
今日は風も強く、晴れているけどクソ寒い日でした。こんな日にやるなんて。ほんと戒めなんですね。
防災訓練は11時ジャストに震度5の地震が宮城県に来た設定でめちゃくちゃ大きなサイレン音と共に始まりました。なべさんは本日いらっしゃらないので、高田さんを筆頭に渡辺研・菅野研はヘルメットを被って外に出ました。
意外と本格的なんだな~と思いました。外にまで出る避難訓練なんていつぶりでしょう?小学校以来?中学校以来?ですかね。放送がかかり、すぐに上履きで校庭に出た記憶があります。上履きが汚れて嫌だな~とか校長先生がみんなの前でじっとしていて、その姿を見て皆が静かになると「皆さんが静かになるまで、5分かかりました...」とかいう、意味わかんない、それはそうと上履き洗うの嫌だな~と思っていました。
話が逸れましたが、全体で集まるとこんなに人数がいることに驚きました。ヘルメットを大半の人がしていましたが、していない人もいました。そんな感じじゃだめですよ。忘れたころに来るのが震災なので。
見てください、菅野研の方は急いで着の身着のままで避難して来ました。すごい。命が大切ですからね。
集合した後は中庭で消化器の取り扱いの説明・実演という流れでした。参加したのは1/5~1/3ぐらいの研究室です。そんな感じじゃだめですよ。忘れたころに来るのが震災なので。
消化器はABC消化器 粉末型でメーカー問わずオールマイティで三段階のステップで使えるタイプです。初期消火対象なので、使用する際は出口を背にして、火元の床30㎝を狙って下に向けて使用するのがポイントです。6.5㎏と重いので、床においてレバーを握るのがコツです。持てたら持ってもいいかもです。
ぶしゃぁぁっぁぁぁあああああああああああああああ
すごい勢いで出ましたよ。出てる出てる。いざという時にサッと使いたいものです。
また、このタイプの消化器は天井までの火は対応していません。逃げてくださいね。
PS. 余談ですが、今日は何の日?と個人的に聞かれたら今日はカードキャプターさくらちゃんの新連載の新刊発売日でした。そうです、以前興奮してなかよしでの新連載を報告した漫画です。
早速生協に行きました。
流石生協!!!!!!!!!!!!!!!!!置いてある!!!!!!!!!!!!!!
大好き!!!!!!
もったいなくて開けれないです。読めないです。
でも、読みたい。
じゃあ読むので、ここらへんで
おしまい。
祝、大学院合格-2016、その弐(11/24)
2016年11月24日 (木)
22日は朝から地震。当日は、かなり揺れていましたが、少しずつ落ち着いてきたのか、そうでもないのか。そんな地震があったので、地震との関係を調べていたら、こんな論文が、。。。物理学を忘れているので、簡単には、理解できないですが。。。昨日が旗日、勤労感謝の日。22日の地震関係でしょうか。水曜日の祝日が何とか。。。また、休み明けからは今年一級の寒波が。都心で雪ちらつき、11月の積雪というのは54年ぶりだとか。。。。そうそう、また、今日も、朝、6:23に地震が。。。何もなかったようですが。。。被害は。。。今年は寒くなるのか、どうなのか。その当たりは、来春向けのアブラナの作付けにも関係してくるので。いずれ、天候には気をつけないと。。。 で、今日11月24日は、平成29年度・博士課程前期2年のII期入学試験・合格者発表。オープンラボのおかげもあり、3名の受験生が無事、合格に。自己推薦入試での合格1名と合わせて、次年度のM1の学生さんは4名体制。渡辺が仙台に赴任した2005年からで、2回目。研究室を若い力で盛り上げて、次年度が2年目となる新学術領域研究「植物新種誕生原理」の研究推進にもがんばってもらえると、確信しております。来年の4月からのことが今から楽しみです。よろしくお願いします。
推薦入試、II期入試の4名とも、現在の専攻は、植物とは少し離れた分野。その異分野での研究のベースを次年度からは、ぜひ、渡辺の所で植物科学研究に活かして下さい。楽しみにしておりますので。ちょうど、年末、年度末も近いことから、実験も忙しいと思いますが、可能であれば、植物を育てること、それを観察することをしてみて下さい。ちょうど、渡辺がHPを使って、学部1年生向けに行っている「展開ゼミ」のような感じでよいので。何かの折りに、仙台の近くまで来ることがあれば、是非、お立ち寄り下さい。お待ちしております。
わたなべしるす
PS. 渡辺は季節外れですが、少し骨休めの時間を頂戴して。申し訳ありません。エネルギーを充填して、また、年末まで走りきりますので。
サイエンスリサーチ!二日目
2016年11月22日 (火)
こんにちは,こんばんは.
M1のオオハタです.
さて今回は,みさきちゃんの記事に引き続き
サイエンスリサーチ2日目のお話です!
集合時間が8時半だったので,起きれるか心配でしたが...
無事全員そろって時間通りに実験を開始することが出来ました.
まずは前日土曜に花粉をつけた雌しべを
蛍光顕微鏡で観察する準備から.
雌しべをNaOHに浸してやわらかくしたのち,
アニリンブルーで染色します.
高校生の皆さんがとても意欲的だったので,
「どうしてこの処理をするんですか?」
など実験に関する質問をたくさん受けました.
いや~,こうして改めて聞かれると
案外上手く答えられないものですね...!
いつも当たり前のように行っている実験操作の
意義を再確認するいい機会になりました.
つづいて,染色が終わった雌しべを
ガラスにはさんでサンプルを作製し...
蛍光顕微鏡を用いて花粉管の観察を行いました.
きちんと花粉管が伸びているものと,
自家不和合性によって自身の花粉を拒否するもの,
2パターンの雌しべの観察しました.
4人ともちゃんと花粉管を観察することが出来たので,
なんとか一安心.
二日間にわたる交配実験はこれにて終了です!
細かい手作業,お疲れ様でした~.
続きまして,温室へ.
葉っぱがギザギザしているみずなと
葉っぱがつるっとしているみぶなを材料にして,
葉形の違いを実際に目で見て観察しました.
ここでは,TAのみさきちゃんから葉形の違いについて説明がありました.
4人は高校で「平家かぶら」について研究しているそう.
昨日のディスカッションで,
なべさんから葉形の観察について意見をもらっていたようなので
今日の温室での葉形観察で学んだことを
学校での研究にぜひ活かしてほしいですね~.
観察を終えたあとは,
種付けをお手伝いしてもらったり.
オカモトさんが実験で扱っているスギナを観察したりしました.
お次は,研究室に戻って
昨日のディスカッションの続きです.
なべさん,オカモトさんからのたくさん貰ったアドバイスを
学校に戻ってからぜひ役立ててほしいですね~.
素敵な発表になるよう,応援しています...!
ディスカッションが終わったあとは,
なべさん先導のもと,のんびり片平キャンパス内をお散歩しました.
正門の前で4人そろって記念撮影.
天気もよく,あったかくて,
紅葉もきれいでお散歩日和でしたね~.
これにて二日間のサイエンスリサーチは終了です!
最後に集合写真をぱちり.
このポーズは,高校生4人の研究材料にちなんで
"かぶ"のポーズです.笑
二日間,本当にありがとうございました.
また来年も楽しみにしております!
M1 オオハタ
【招待講演】東北大学総合技術部 平成28年度生物・生命科学群研修「植物の不思議と子供の頃の遊びから学ぶ」(11/22)
2016年11月22日 (火)
朝から地震で、昼間の会議中、この招待講演中に大きく揺れることがなかったのが、ほっとできることで。。。学内向けの招待講演、と言うか、FD(Faculty Development)。どの様に訳すのが正しいのか。いまだに、ぴんとこないのですが、前回は、基礎ゼミ関係で、お願いされたのが、2013年のこの時期。ちょうど、3年ぶりの登板でした。今回は、生物・生命科学群に所属されている総合技術部の方の研修会での講義。キャンパス、所属部局などにより、農学部、理学部、薬学部、多元研など、こちらがどの様に講義のピントを合わせればよいか。。。少し頭を抱えましたが。。。 最初に、渡辺と同じくらいの年齢の方もいらっしゃれば、そうでなくて、ずいぶん若い方々も。と言うことで、今で言う「技術職員」、昔というか、学生の頃の「技官」の方々にお世話になった様な話から。。。農学部農学科にいたので、畑の管理をされたいた大友さん、電顕室を管理されていた佐藤さん、交配を教えてもらった今野さんなど、多くの方がいましたし、いろいろなことを教えてもらいました。そのおかげで、草刈機、耕耘機も動かせるようになった訳なので。。。ただ、一方で、色々な学内外の変革で、そうしたポジションが少なくなったのが、本当によかったのか。。。頭を抱えるところですが。と、ずいぶん、前置きが長くなり。。。前半は、渡辺の研究のこと、アブラナ科植物の自家不和合性。これも、話を忘れましたが、技術の塊。当時、10kbを超える遺伝子断片を単離したり、全塩基配列を決めるのは、大変なこと。それでも76kbを決めたり、そんなことがあって、今の研究に到着できているわけで。技術の発展と他の技術とのコラボがあってこそ、今の研究成果があるのだと。。。動画などを交えながら。。。
後半は、キャリア教育のスライドを使いながら、昨今のアウトリーチ活動への関わりについて。ドイツのマイスターではないですが、高い技術力がある訳なので、そうしたことをオープンキャンパス、片平祭りのような研究室公開の場で、活かすのはどうでしょうか。また、子供頃は、そうした、ちょっとすごいものに憧れるわけで。渡辺が小学校の頃、水の電気分解でできる「水素」と「酸素」を混ぜて、点火する。。。今は、なかなかできないようですが、子供心に楽しかった、すごかったのを覚えています。あと、話し忘れましたが、コンデンサへの蓄電と放電。そんなちょっとしたことが、子供たちへの科学の目を開かせることができると。また、研究室にいたり、工場のような所を管理されていたり、いずれ、そうしたところにいると、大なり小なり、学生さんと接するもの。教官とか、院生とは違ったコメントができるのではないかと。高い技術力をベースに。また、誰かと巡り会う、渡辺であれば、師匠は日向先生でしたが、害虫の松田先生には、虫のことを。作物の星川先生には、何で、そんなことが先取りしてできるのだと言うこと、病理の江原先生には、とてもまじめに取り組むことを教えてもらったような。。。そんな心の師匠として、学生さんたちに接してもらえると、違った側面で力量が発揮できるのではないかなと。。。最後は、いつもの組織論ですが。。。同世代の方には、ちょっと離れた世代の方には、申し訳ありません。これからの技術で大学を支えると言うことで、何かの参考になれば。。。講義の後に、アウトリーチ活動のことで、質問を頂きました。部署は、片平キャンパスだったような。渡辺でよければ、いつでもご相談ください。ありがとうございました。
最後になりました、今回の企画に招待してくれました、中嶋様、高橋様、高田様をはじめとする関係の方々に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、こうしたことでお役にたてれれば、幸いです。
わたなべしする
PS. 会場には、農学部の現在の電顕室をお世話されている方にも。お声かけいただき、ありがとうございました。懐かしさと引っ越しの大変さなど、色々なことが、。。青葉山の新しい電顕室にも伺うことができればと思いますので。また、よろしくお願いいたします。
PS.のPS. 時間の関係で、すれ違いでしたが、現在は、研究教育基盤技術センターで特任助教をされている坂園さんも「研究器機の供用について」と言うような話をされたようで。。。あれこれとあって、すれ違いでしたが、また、お世話になります。