昨日で関東まで梅雨入りとか。その関係だと思いますが、大阪は曇りですが、ずいぶんと湿度が高くて。。。少々風邪気味なので、湿度が高いのは、のどにはやさしい環境で。始まったのは、2012年からでしょうか。大阪府立天王寺高等学校のSSHでの出前講義。SSH関係のイベントで、福島県立福島高等学校へ。そこでお目にかかったのが、武井先生と鐵岡先生。鐵岡先生は異動になられましたが、武井先生は今もいらっしゃり、いつもなら、土曜日の午前に講義枠を入れるのですが、渡辺の学部1年生向けの講義「大学生のレポート作成入門--図書館を活用したスタディスキル--」がちょうど、来週、再来週と入った関係で。。。無理をお願いして、月曜日の午後枠の講義に。お昼ご飯が終わり、一番眠たい時間。この時間の講義になったのが、申し訳なかったのですが。。。学校の玄関には、今年も「ウメの果実」がちゃんとできており、講義で詳しいことは話ができなかったですが、結実しているウメとは、自家不和合性の異なる対立遺伝子があるのだなと。。。というか、今年も樹木がきちんと管理されているのだなと。。。これを見るたびに感動です。
伺って、講義まで少しの時間、谷井校長先生、武井先生と昨今の生徒さんたちについて。先日の岩手県立盛岡第三高等学校でも、グレーゾーンへのチャレンジと言うことで、話になりましたので、ここでも。そんな話題があったからというわけではなく、普段から、谷井校長先生が生徒さんに向けて、将来、それもどんな職業で社会に貢献するのか、高校はその通り道でしかないと言うことを話されているからだと思いました。というのも、講義の最初に渡辺の紹介を谷井校長先生から頂きましたが、その時に、言われたことは、これからのキャリア形成、そのために、大学で何を学ぶのか、その学んだことを将来の社会に対して、どの様に貢献するのかというイントロでした。それを聴いている生徒さんたちが、とても自然でした。普段からこうしたことを話されていて、生徒さんたちの心の中に準備がなされているのだなと。そんなことを強く感じた一瞬でした。
いつも言うことかもしれないですが、タイトルは少し仰々しいものになっていますが、話す内容は何のことはない、渡辺の小学校からの人生を振り返り、なぜ、そのように考えたのか、そのような決断をしたのか、また、ちょっとしたところに人生の転換点となるような「きっかけ」はあるものだと。。。で、イントロは、渡辺の小学校時代から。学校と自宅とのちょうど真ん中当たりに「ツバキ」の花がたくさん咲いている場所があり、そこで、花の蜜を頂いていました。昔なら、それはそれで1つの道草の1つ。もちろん、そこのツバキは、ヒトの背丈の数倍あったので、手が届かないような所にも。でも、そんな大きな木ばかりでなく、限られた花の場合も。では、そんな時、どうすることを考えるのか。もちろん、安全かとか、雨上がりで、蜜が薄まってないかとか。。。でも、なによりも帰り道で、ちょっと頂くわけです。こっそり。であれば、いわゆる、グレーゾーンへのチャレンジ。どこまでがよいか、ということを自分で考えること。そういえば、学部の4年生で、植物育種学研究室に配属なった時にお世話になった鳥山先生には「何を使ってもよいです。でも、それをちゃんと元の場所に戻すように」と。。。先輩方には、勝手にものを使うことにうるさい方もおられましたが、そうした中で、どうやって生きていくのか。うまくやるこつというと怒られるかも知れないですが。。。でも、その「よい加減」を知ること、いい加減にと言うことではなく、「よい加減」で。
あと、子供時代に覚えたことは、意外と忘れないと言うこと。というか、繰り返してやること。大事です。あやとりをやってくれた方。ありがとうございました。時間の関係で渡辺が実演できなかったのは、少し残念だったのですが。。また、こんなことをやってみようというか、こんな職業に将来就きたいというのは、ちょっとしたきっかけであると。渡辺は当時のアニメ。マジンガーZ、仮面ライダーなどなど。その当時の科学力。もちろん、アニメの空想の世界ですが。今でも実現されてなくて。。。でも、博士、教授がかっこよくて。運動、絵を描くことなど苦手で、理科が好きだったので。。そんな博士、教授である科学者がかっこいいと、思ったのだと思います。そんなことでよいように思うわけです。
高校時代に何が重要なのか。今から考えるとですが。もちろん。数学で論理的な考え方を身につけたのは、確かであり、それは「公式」に頼らず、自分で必要なら公式を導いて考えること。論理的な思考力は、文系、理系問わず、大事なことですから。また、苦手だった、国語と英語。でも、今となっては、論文、申請書などの文章を書く上で、不可欠な要素。また、昔のように原稿用紙に書くわけでないので、ワープロソフトが使える時代。つまり、まずは書いてみる。それをあとから、どの順番に並べるのかという構成力を鍛えればよいわけです。昔は、作家のように脳みそに文章構築力があらかじめないと書けない時代でなく、誰でも書くことができるわけです。後述するように、普段、先生方が書かれている文章を見習ってほしいなと。。。何より身近なよい手本ですから。英語。これが、最近はくせ者。グローバルと言うことで、しゃべることが重要視されていますが、日本は明治時代の先達のおかげで、「日本語」で高等教育までを学習できると言うこと。つまり、その反動として、他の国とは異なり、英語を使うことが少ないこと。また、AIが発達したら、ほぼ同時通訳も可能になるのではという可能性。。。日本語も英語もある種、1つの言語。そう考えると、どの様に接して、どの様に身につけて、活用するのか、その当たりは、これからの社会でも大事になることだと。何より、普段の生活が「日本語」ということ、その日本語で脳みそが論理的にできていることの大事を学んでもらえたのではと。。。
あと、1年半もしないうちに大学進学という大きな岐路に。その時に、どの様に決断をするのか。それによって、人生は大きく変わるわけです。あのとき、もし、渡辺の共通一次試験がよくできていたら。。。そんなif(イフ)をいってもしょうがないですが、そうなっていたら、全然違う人生があるわけです。もちろん、今考えると、あのとき、試験の点数がよくなくてよかったと。だからこそ、今のniceな人生があるのだと。是非、人生を振り返り、その決断がよかったと思える人生にしてほしいと。そのためにも大事なことは、どんな教授の下で指導を受けるか。人間、教えられたようにしか、教えることができないというか、もちろん、反面教師にすることもありますが。つまり、自分にとってよい影響を与えてくれる、また、相性のよい教官と出会ってほしいと。週末には、京都大のいろいろな研究室を訪問するとか。是非、そんな目で見てほしいなと。。。もちろん、世界トップクラスを目指せるようなそんな場所を見つけてほしいと。。。渡辺もあと15年ほど、がんばりますので。
是非、将来に対する展望、それでもできるなら俯瞰的に。近視眼的な目の前のことでなくて、5年、10年先のことを。なかなか、難しいことなのですが。。。また、これというような座右の銘を持ってほしいと。「蒔かぬ種は生えぬ」といいますが、「播いた種は収穫しないと。。」。雑草としてはびこってはいけないわけです、後始末の大事さでしょうか。また、自分がやってみたいという分野の歴史を知ること。それは、先人が何を考えて、今に至っているかを学ぶよい機会。そんな読み物、意外とどんな分野でもありますので、是非、探してみて下さい。ということで、駆け足の「キャリア教育」の〆は、いつもの「夢と野望を抱き、努力を惜しまず、失敗にへこたれない人」になってほしいと。![]()
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質問コーナーでは、現在の研究はどの様にして決めたのか。SSHの探求活動では、自分でテーマを考えることが大事と言われますが、大学、大学院でも大きなテーマは、教授から提供されるもの。ほとんどの場合。もちろん、実際の細かな手法は、それぞれが工夫をするわけで。また、研究が発展してくれば、それはそれで、教官と相談をしながら、細かなことを決めるわけです。それから、大学、公的研究機関、民間企業のそれぞれで研究を行うことの違い。。。これは、とてもシビアな問題ですが、というのも、大学が法人化され、研究費を獲得することが研究室を運営する上で、1つの大事なことになってしまったので。。。よいことか、どうかは別として。![]()
質疑のあと、代表の方からお礼の言葉。とても感動でした。最初のツバキの花のところで、少し時間をとって、生徒さんたちに考えることをしたわけですが、それがよかったと。今日のは少しおもしろそうな話になると。何というか、渡辺が今時の大学人らしい講義をしないこともあり、その違いを感じ取ってくれたのであれば、よかったなと。。。また、お礼の言葉に加えて、学年の歌といっていたでしょうか、「埴生の宿」という唱歌を全体で合唱。代表の方が指揮をしながら。これが感動でした。かなりぐっときてしまい、いつもなら、最後に気の利いたコメントをして、全体写真を撮るところ、そんなことを忘れるくらい。。。もう1つ感動だったのは、この2年生の学年が70期になると。。渡辺が35期。ちょうど、渡辺が高校を卒業して、それと同じ年数がたったのだと。。。学部・大学院生として7年。そのあと、大学人として。。若い世代に負けないように、こちらもがんばらないといけないのだと、。。先日の名人位を失冠した羽生三冠ではないですが。。。
最後になりましたが、谷井校長先生、SSH担当の武井先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。昨年度は時間の関係で、自家不和合性の講義に伺えなく、申し訳ありませんでした。今秋には是非、伺って講義をしたいと思いますので。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 講義を行った場所に移動する間に、2つの黒板が。1つには、昨今の時事問題をどの様に考えるのか、また、それは、将来の皆さんが考えないといけない大事な問題だと。そんなことが書かれてありましたが、書いている内容に感動しただけでなく、このホワイトボードの記事を2年生の先生方で「毎日、書き換えている」ということ。渡辺も常々、HPへの記事をできるだけ頻繁に書こうと思いますが、3 wordsを使ったものを書くのは、どんなに多くても1回/week。学生さんにも月に1回くらいは、記事をといいますが、。。なかなか、達成は難しいこと。そんな中で、こうした文章を毎日更新というのは、本当に大変なこと。先生方の高い向上心と生徒さんたちを育てようという意識の高さを実感しました。渡辺もこれからの教育活動に活かさないといけないと。。。
PS.のPS. また、あわせて、最初に少し記した、渡辺がなぜ、この天王寺高校にこうして毎年来るようになったのか、そのきっかけを進路指導部長でもある武井先生がプリントにまとめて頂き、掲示されてありました。ありがたいことです。
PS.のPS.のPS. 校長室で拝見した何というか、感動の言葉。毎日、生活していく上で、大事にしないといけないことだなと。これらの積極的な校長先生の思い・行動が生徒さんたちの行動をよい方法に変容させるのだなと痛感した1日でした。本当にありがとうございました。
PS.のPS.のPS.のPS. 6/9(木), 13:00。出前講義先で、天王寺高校での講義の時に、座長をされたり、帰り際のcareを頂きました、大向先生からmailを頂き、そのmailに2枚の写真が添付されていました。2年学年主任の富野先生がホワイトボードに、渡辺の先日の講義のことを記してくれました。そのボードの記事には、講義についてことだけでなく、普段の生活で、何を大事にしなければならないのか、最後の所に記されてあったのが、感動的でした。これからの講義の時、渡辺自身も気にかけないといけないと思いつつ。そのボードの写真が1枚目です。
2枚目は渡辺が書いたHPの記事を印刷したものをホワイトボード横に貼り出して頂き、その記事に対してたくさんの生徒さんが関心を持って、読んで頂いたとのこと。。。ありがとうございました。HPの方には、linkを入れており、より深い理解ができますので、時間があれば、HPの方をパソコン、携帯端末から、読んでみてください。携帯端末からでも見やすいformatになるように調整してありますので。![]()
【出前講義】大阪府立天王寺高等学校・SSH天高アカデメイア「農学・生命科学系大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」(6/6, 9追記)
2016年6月 6日 (月)
はじめまして!
2016年6月 3日 (金)
はじめまして!
今年度から学生アルバイトとしてお世話になっております、武田です。
まだアルバイトについては慣れないことだらけですが、研究室の皆さんのおかげで楽しい時間を過ごしています。
先日はこちらの研究室で歓迎会を開いていただきました。素敵な先輩方に囲まれながら、美味しいケーキをたくさんいただきました!
ショートケーキを食べているなべさんがとてもキュートでした。ご馳走さまでした!*_ _)
初めてのHP更新ということで、ここからは簡単な自己紹介をしたいと思います。面白いことは何も言えません!すみません!
それでは改めまして...
4月から学生アルバイトをさせていただいています、学部生1年の武田です。
出身は宮城県です。
自宅から大学に通うため、特に自炊の必要も無く...まわりには県外出身の人がとても多いので、日々、皆さんの主婦力に感動しています。
わたしも趣味を「料理」と言えるようになりたいので、せめて3日に1度...いえ、週1で。頑張りたいと思います。
初対面の方に必ず言われるのは「背高いね?!」の一言です。
研究室では上履きに履きかえるので、厚底を履いているから、という言い訳が出来ないのが最近の悩みです(涙)
筋肉をつけると身長が伸びにくいと聞いたことがあるので、私もまゆ先輩をこっそり真似して、腹筋ムキムキを目指したいと思います。
まだまだ未熟者なわたしですが、周りの皆さんに支えられながら、何事も頑張っていきたいです。
最後に、具体的な6月の目標を...
①財布を失くさない
②パスワードを忘れない
③会話中に効果音を入れ過ぎない
④次のケーキ会にむけて甘いものを控える
これからお世話になります!
よろしくお願いしますm(_ _)m
バイトさん歓迎会!ケーキ会!
2016年6月 2日 (木)
こんにちは,こんばんは.
M1のオオハタです.
先日私は,研究室内で
"大学院卒業までに腹筋を割る!"
という宣言をしました.
目標は周りに宣言することで自分を追い込める,
なんてよく言いますからね.
なので,調子に乗って
ブログでも宣言しちゃおうと思います!
目標は高く...シックスパックを手に入れる...(小声)
目標が達成された暁には,きっと研究室の誰かが
叙々苑の焼肉をご馳走してくれることでしょう.
今この記事をご覧になっている方は,ぜひ次回オオハタに会ったら
「ちゃんと腹筋やってる?」
と喝を入れてくれると嬉しいです!頑張りますー!
さて,今日は
そんな私の目標達成を早くも遠ざけるイベントがありました.
バイトさん歓迎会(ケーキ会)です!
今年から新しく1年生の武田さん,内野さん,平岩さんが
バイトさんに加わりました.
歓迎会中に写真をたくさん撮ったので,
今回の記事は写真盛りだくさんでお送りします!
今日のケーキは,仙台国際ホテルのデリカショップで購入することに.
ケーキを買いに行ったメンバーは,岡本さん,美咲ちゃん,私.
お店の中に入るとカラフルでかわいいケーキやゼリーの他に,
たくさんの美味しそうなパンやお弁当が売っていました.
そのなかの一つ,海老と牛肉がごろごろ入ったカレーパンに
思わず目を奪われる美咲ちゃんと私...
お財布を持って行き忘れたのをいいことに
岡本さんにカレーパン食べたいな~アピールをし,
見事おねだりに成功しました.
岡本さん,ごちそう様ですっ!
そうして,楽しいケーキ会の始まり始まり~.
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ケーキをテーブルに並べて眺めているこの瞬間が
一番幸せかもしれませんね.
ここのお店はケーキだけでなく,ゼリーも涼やかで美味しそうでした...!
美味しそうなケーキを前に,記念に一枚.
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若くてフレッシュなバイトさんたちとおばさん(私).
さらにもう一枚.
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若くてフレッシュなバイトさんたちとオカモトおじちゃん.いい笑顔です.
ひとしきりケーキの撮影会を終え,いざ実食!
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美味しそうに食べるバイトさんたち.かわいいですね~~.
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ケーキを前にしてポーズをとるナベモトさん.か~わ~い~い~.
ケーキを食べ終わった後は,新しいバイトさんたちの自己紹介タイム.
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ほんわか癒し系の武田さん.
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笑顔がかわいい!内野さん.
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昔腹筋が割れていたらしい!?平岩さん.
皆明るくて可愛くてとってもいい子です.
三人ともこれからもよろしくね...!
そして,今回の歓迎会ではバイトさんだけでなく,
春から研究室で色々とお手伝いしてくださっている緒形さんの歓迎会も一緒に行いました.
以前美味しいシフォンケーキを作ってきてくださった尾形さん.(2016/5/19)
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なべさんとは大学の同級生だそうで,
二人の大学時代のお話も聞かせていただきました.
また,今回のケーキ代もなべさんからいただきました...!
いつもありがとうございます.ごちそう様です!
......今夜はいつもよりたくさん腹筋しないとなぁ~.
M1 オオハタ
【出前講義】岩手県立盛岡第三高等学校・SSH緑丘セミナー「大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」(6/1)
2016年6月 1日 (水)
今日から6月。クールビズでという所もあるとか。。。研究室はあまり変化がないような。。。朝からずいぶんと強風が。この時期には季節外れの寒気が入っているとか。それが原因のような気もするが、もしかしたら、昨日の第74期将棋名人戦七番勝負第5局で、挑戦者・佐藤天彦八段が4勝1敗となり、名人位に。。。挑戦者の勢いによる風なのか、羽生三冠となったことへの寂しさの風なのか。。。いずれ、20代の若手ががんばるのは、どの世界でもありがたいことなのですが、渡辺より少し下の世代がすごかった将棋界に新しい風が吹こうとしているのは事実で。。そんな風が吹く中でも、東北新幹線は遅れることもなく。。。このあたりが日本の技術力というか。。。もちろん、これ以上の強風になったら、というか、ならないことを祈りながら。というか、田植えが終わった水田が少し緑が濃くなったのを眺めながら。。。
そんな6月は、一昨年以来の岩手県立盛岡第三高等学校・SSH緑丘セミナー。1, 2年生対象のキャリア教育。講義のきっかけは、前副校長の下町先生から3年前にお願いされ、その当時は、2年生の課題研究をやっているメンバー向けに。だったのが、一昨年から一気に拡大して。。。今回統括頂いたのは、SSH担当・円井先生、進路課長・野尻先生。こうして継続頂けるのも、ありがたいことです。玄関には、welcome boardが。ありがとうございました。前回は11月開催だったように記憶しているのですが、進路選択が年々早くなっているのでしょうか。最初に、今年度赴任された山形校長先生から、渡辺の紹介。身に余るような紹介で。。。その後は、渡辺をモデルにして、小学校時代から、現在に至るまでどの様に歩んできたのか。渡辺の子供の頃にしていたいろいろなことも、あわせて紹介。その時、何を考えていたのか、どこまでチャレンジするのか。そんなことの大事さも。
小学校、中学校くらいまでは、それなりにがんばれば、何でもできたわけえですが、高校生以降は、そうはいかない。そうしたときと言うか、どうやって工夫をするか。特に、大きいのは、記憶力。覚えることをできるだけ減らして、考える工夫を。。。それが、これまでの経験を活かして、考えると言うことだった様に思うと。。。もちろん、それだけで現在があるわけではなく、繰り返して、身につけたことは、それはそれで大事で。。。「あやとり」をいつものように実例で示しましたが、繰り返してやることの大事さは、わかってもらえたのではと思います。
また、少なくとも、高校時代に考えることの基礎力を身につけさせてくれたのが「数学」の問題集。答えの数字しかなくて、あとは、自由に考える。目的地まで、最短コースで行くことももちろん、よいことかも知れないですが、そうはいかないとき、try and errorで、何とか。あと、渡辺の時代には、論理的な文章を書く時間、機会はほとんどなかった高校時代。また、今のようにパソコンがあって、これと思う文章を羅列してみて、それを入れ替えてみる。昔の原稿用紙ではそうはいかない、最初に構想力が問われるわけです。もちろん、構想力は、大事なわけですが、最初からというのは難しいので、まずは、パソコンとワープロソフトで、よい文章を構築することをトレーニングして下さいと。大学、社会人になってから、きっと、その大事さに気がつく時がきますので。
今回も前回同様に、保護者の方の出席が。5月の金沢泉丘高校・SSH出前講義の時にも、保護者に声をかけて頂いたようですが、実際には、参加がなかったのが、今回は、かなりの参加者がおられ、保護者と同年代か、渡辺の方が少し年をとっているのはあっても、ここまで言ってよいのかというのは、いつも考えさせられます。ただ、先日の科学者の卵養成講座でも、ずいぶん多くの保護者の方が参加されており、渡辺の講義にうなずかれていたのを拝見しながら、それでよいのかなということも。。。今日は、生徒さん、保護者の方々までの距離などの違いもあり、少しそのあたりの感覚がわかりにくい部分はありましたが、今日の講義を題材に、議論をできる素地ができあがれば。。。そんなことを思いながらの講義でした。
もちろん、大学で何を学んで、何を将来するのか。今の時代、netであったり、オープンキャンパスもある訳なので、ぜひ、自分がこれと言うことを見つけて、その師匠になる方と話をしてほしいと。渡辺の頃とは、その当たりはずいぶんちがいますので。また、物事の最後のツメの部分、その部分は何をやっても「気持ち」が勝負を決めると。そのことは、高校の部活などでも、実感できるではと思いますので。もちろん、スライドの最後は、いつもの組織論。なんとなく、納得してもらえたのではないでしょうか。
質疑では、いろいろありました。先日の科学者の卵養成講座の続きかと思うような質問があり、びっくりでしたが、動画だけで、自殖性、他殖性などに思いが及ぶというのは、ある種の感動でした。その時に言うのを忘れていましたが、是非、渡辺の研究室で、自家不和合性の研究をして、世界を、Natureを目指しませんか。welcomeですので。また、課題研究をする上での重要なこと。何より、繰り返して実験をすること。考えることですね。グループのみんなで。何より、失敗を恐れず、色々なことにチャレンジして下さい。失敗をして、学べることがたくさんあるわけです。してなければ、わからないこと。それも多いですから。あと、高校生の時に、遺伝子の研究。もちろん、わかりますが、それより大事なこと。それは、観察力。変化に気がつくと言うことです。これはできるだけ若い頃から身につける、子供の頃から。それが大きくなって、ものを言うようになりますので。是非、今からでも大丈夫です。チャレンジして下さい。
そんな質疑の後は、生徒代表の方から挨拶。これからの人生、色々な決断の連続だと。。。こちらが言わないといけないことを、今回の話を聞いて、理解してもらえたのは、何よりもありがたいことでした。感動でした。がんばって下さい。あと、花束贈呈も、ありがとうございました。もちろん、最後は、最後に世界に向けて、情報発信。
最後になりましたが、お世話になりました、本企画を頂きました山形校長、木村副校長先生、円井先生、野尻先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。講義の前後に少ない時間でしたが、議論できたのは、こちらもありがたいことでした。SSHの発展に向けて、少しでも力になれればと思いますので。今回は、1, 2年生が対象でしたので、また、再来年になるでしょうか。こうした機会があれば、伺いますので、ありがとうございました。
わたなべしるす
【出前講義】飛翔型「科学者の卵養成講座」特別講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」(5/28, 31追記)
2016年5月29日 (日)
昨日の午前中の雨がうそのような快晴、好天。天気がよければ、昨日は、旧遺伝生態研のソフトボール大会だったのですが。。。ニュースでは、ヒロシマ訪問と羽田空港の火災。。。「科学の歴史」という記事の中に、e=mc2とゴジラ。ゴジラ世代だったものには、なるほどと。。。ふとそんな記事を見つけた土曜日。
「科学者の卵養成講座」として始まった高校1, 2年生向けの講座。今年で8年目。今では、飛翔型「科学者の卵養成講座」となり、その3年目。最初の修了生は、就職していると2年目。大学院生であれば、修士課程の2年。ずいぶん、時代がながれたのだなと。そんな1, 2期生から5, 6期生くらいだったでしょうか。今年度のひよこメンバーとして、がんばってくれそうです。そんな風に準備が整い、8年目がスタートでしたが、これまでと大きく違うのが、5月開催が第1回目。なにより、募集方法をこれまでの紙媒体から電子媒体に。ということをしたこともあり、この時期、高校ではいろいろなイベントがあるのではと、気にされた向きもありましたが、。。おかげさまで、95%を超える出席率で開始。![]()
前半は、開講式と海外研修報告会。開講式では、花輪理事からwelcome、励ましの言葉が。ありがとうございました。そのあと、科学者の卵養成講座の概要を代表の安藤総長特別補佐から。いろいろなコースがあることもですが、なにより、HP・SNSなどへの記事の投稿については、十分に配慮してほしいと。。。そのあと、この3月に昨年度の受講生から選抜されたメンバーでの海外研修報告会。海外で何を学び、また、科学者の卵養成講座で何を習得したのか、こちらにもよく伝わりましたし、今年度の受講生には、講義を聴く前に、よい刺激になったのでは。。。![]()
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渡辺が講義のトップバッターを努めるのは、2年ぶりでしょうか。遺伝、植物の生殖、自家不和合性。遺伝については、この前の記事に書いたように、植物と動物でちょっとイメージが違うと言うこと。その先を少し突っ込んで、植物なら、従来通りの遺伝子を単離・解析するために、交配をして、F1, F2などの世代を展開して、mappingが有効であったわけです。ところが、いまとなっては、そのことが足かせとなって、流行りとなりつつある「GWAS(Genome Wide Association Study)」を十分に使いこなせてないなと。そこまで突っ込んだ話をするには、時間の関係もあり、話ができなかったのが、少し残念でしたが。。。いずれ、遺伝学は着実に進歩しており、今回の話であった、作物の栽培化であったり、進化の歴史を解き明かせる時代になったと。。。おもしろい学問体系ができつつあると思います。![]()
講義のイントロは遺伝学でしたが、そのあとは、作物の花と作物の関係。覚えてほしいと言うことより、普段の観察力を大事にしてほしいと。もちろん、今回も出し物には、渡辺の論文の別刷を。記念と言うより、きっかけになってくれれば。。もちろん、ずいぶん多くの名前が出てきたのは、普段からよく観察しているなと。もちろん、興味があることもありますが。。。では、なぜ、生殖を行うのか、遺伝的多様性を確保をいかにするのか、もちろん、一方で、果樹のほとんどは「さし木、接ぎ木」というクローンで増えているわけです。意外と知られていないのは、理科の教育体系をもうすこし考えるきっかけのようにも。また、遺伝的多様性を確保するためには、自殖性でなくて、他殖性であってほしい。ところが、メンデルの遺伝の実験に使った「エンドウ」は、自家受粉ができる自殖性。ここに矛盾と今回の講義の面白さがあるわけです。![]()
あと、雑種ができるというか、植物の場合、花粉を自由に運ぶ「訪花昆虫」が必要なわけです。逆を言えば、昆虫のおかげで、受粉が成立する。植物の受粉システムと昆虫の間には、共進化があるわけです。もちろん、講義をしたときに話をした「花の旬」のこと、これはしっかり理解して下さい。もちろん、最初に書いたe=mc2というか、相対性理論というか、ワープというか。。。季節感を大事にして下さい。ここで少し時間をとりすぎの感じでしたが。。。訪花昆虫のおかげで、たまに、他の種の花粉が雌しべにつくわけですが、そこには「種の障壁」が。。。種の障壁の実体は十分に解明されているわけではないですが、。。一方で、植物の場合は、雌雄同花の種がが多く、自家受粉が起こりやすい。その自家受粉を避けるために「雌雄異熟」という戦略をとっていたり、さらなる発展型が「自家不和合性」だと。![]()
何より、動画で自家不和合性を実感してもらうことが。そのメカニズムの説明は、うまく伝わったのか、少しこちらも説明を工夫しないといけないなと。。。一方で、例年よりも少し突っ込んだ話、自家不和合性と自家和合性を話し始めていたので、ダーウィンの著書である「The effects of cross and self fertilisation in the vegetable kingdom.」について、簡単に紹介して。もちろん、原著を読むのは大変だと思いますので、訳本でよいのかと。自殖、他殖を続けて、世代を経ると、。。。自殖による「自殖弱勢」が。この点も少し説明不足だったかも知れないですが。劣悪な遺伝子、劣性homoが多くの遺伝子座で起きる、ということな訳なので。。。一方で、何故か「ヒーロー」のようなものも、栽培化の歴史上では、出現してきていることは、事実かと。。。![]()
講義の最後の所は、受精をしたら、何ができるのか。単純なことですが、意外と。。。日々の食生活で、果実を食べることは多いこと。そんな時、是非、また、見返して下さい。というか、思い出して、考えてみて下さい。不思議というか。最後の動画は、名古屋大の東山先生からお借りしている受精の動画。種の障壁の実際というか、そんなものは実感頂けたのでは。。。講義のあとの質問時間は、十分とったつもりでしたが、それでもたくさんの方から質問が。こちらが説明不足だった点をうまくカバーしてくれたのではと。また、講義終了後には、長い列ができるような質問の数々。中には、ペチュニアの自家不和合性について、詳しく知っている方も。びっくりでした。不思議に思うことは大事なことです。渡辺に質問ができず、レポートにも書けなかった方は、是非、mailででも質問して下さい。楽しみにしております。![]()
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わたなべしるす
PS. 講義の最初だったでしょうか。渡辺の講義を小学校時代などに聞いてくれた方。ずいぶん多かったのが、感動でした。少しずつですが、出前講義がではなくて、線になろうとしているのかなと。ありがたいことです。是非、次回以降の講義の時に、渡辺に声をかけてくれれば、幸いです。
PS.のPS. 講義が終わったあとの質問コーナーに、懐かしい方も。本当にご無沙汰でした。。。ありがとうございました。また、いらして頂ければ、渡辺の講義もまた、計画しておりますので。
PS.のPS.のPS. 科学者の卵養成講座のHPにも関連記事を書いておきました。あわせて、参考にして頂ければ、幸いです。
PS.のPS.のPS. 5/31(金), 15:30, 東北大学Webサイト、工学研究科Webサイトに、科学者の卵養成講座が開講されたという記事が掲載されています。あと、驚くことは、工学研究科Webのトップページに、渡辺が講義している様子の写真が。。。そういえば、子供の頃は、ゴミ捨て場にある、テレビからブラウン管の磁石、トランス、真空管、抵抗などをgetしていたのを。子供の頃の夢がかなったようです。。。ありがとうございました。そんな子供時代の話を次回(11/12)のキャリア教育で行いたいと思いますので。![]()

