東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

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バイトさん歓迎会!ケーキ会!

2016年6月 2日 (木)

こんにちは,こんばんは.
M1のオオハタです.
 
先日私は,研究室内で
"大学院卒業までに腹筋を割る!"
という宣言をしました.
 
目標は周りに宣言することで自分を追い込める,
なんてよく言いますからね.
 
なので,調子に乗って
ブログでも宣言しちゃおうと思います!
 
目標は高く...シックスパックを手に入れる...(小声)
 
目標が達成された暁には,きっと研究室の誰かが
叙々苑の焼肉をご馳走してくれることでしょう.
 
今この記事をご覧になっている方は,ぜひ次回オオハタに会ったら
「ちゃんと腹筋やってる?」
と喝を入れてくれると嬉しいです!頑張りますー!
 

 

 
さて,今日は
そんな私の目標達成を早くも遠ざけるイベントがありました.
 
 
バイトさん歓迎会(ケーキ会)です!
今年から新しく1年生の武田さん内野さん平岩さん
バイトさんに加わりました.
 
歓迎会中に写真をたくさん撮ったので,
今回の記事は写真盛りだくさんでお送りします!
 
今日のケーキは,仙台国際ホテルのデリカショップで購入することに.
ケーキを買いに行ったメンバーは,岡本さん,美咲ちゃん,私.
 
お店の中に入るとカラフルでかわいいケーキやゼリーの他に,
たくさんの美味しそうなパンやお弁当が売っていました.
 
そのなかの一つ,海老と牛肉がごろごろ入ったカレーパンに
思わず目を奪われる美咲ちゃんと私...
 
お財布を持って行き忘れたのをいいことに
岡本さんにカレーパン食べたいな~アピールをし,
見事おねだりに成功しました.
 
岡本さん,ごちそう様ですっ!
 
 

 
そうして,楽しいケーキ会の始まり始まり~.

 

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ケーキをテーブルに並べて眺めているこの瞬間が

一番幸せかもしれませんね.

ここのお店はケーキだけでなく,ゼリーも涼やかで美味しそうでした...!
 

 
美味しそうなケーキを前に,記念に一枚.

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若くてフレッシュなバイトさんたちとおばさん(私).

 
 
さらにもう一枚.

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若くてフレッシュなバイトさんたちとオカモトおじちゃん.いい笑顔です.

 

 

ひとしきりケーキの撮影会を終え,いざ実食!

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美味しそうに食べるバイトさんたち.かわいいですね~~.

 

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ケーキを前にしてポーズをとるナベモトさん.か~わ~い~い~.

 

 
ケーキを食べ終わった後は,新しいバイトさんたちの自己紹介タイム.
 
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ほんわか癒し系の武田さん.

 

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笑顔がかわいい!内野さん.

 

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昔腹筋が割れていたらしい!?平岩さん.

 
皆明るくて可愛くてとってもいい子です.

三人ともこれからもよろしくね...!
 
 
そして,今回の歓迎会ではバイトさんだけでなく,

春から研究室で色々とお手伝いしてくださっている緒形さんの歓迎会も一緒に行いました.

以前美味しいシフォンケーキを作ってきてくださった尾形さん.(2016/5/19)

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なべさんとは大学の同級生だそうで,
二人の大学時代のお話も聞かせていただきました.
 
 
 
また,今回のケーキ代もなべさんからいただきました...!

いつもありがとうございます.ごちそう様です!

 

 

......今夜はいつもよりたくさん腹筋しないとなぁ~.

 

M1 オオハタ

 

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【出前講義】岩手県立盛岡第三高等学校・SSH緑丘セミナー「大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」(6/1)

2016年6月 1日 (水)

 今日から6月。クールビズでという所もあるとか。。。研究室はあまり変化がないような。。。朝からずいぶんと強風が。この時期には季節外れの寒気が入っているとか。それが原因のような気もするが、もしかしたら、昨日の第74期将棋名人戦七番勝負第5局で、挑戦者・佐藤天彦八段が4勝1敗となり、名人位に。。。挑戦者の勢いによる風なのか、羽生三冠となったことへの寂しさの風なのか。。。いずれ、20代の若手ががんばるのは、どの世界でもありがたいことなのですが、渡辺より少し下の世代がすごかった将棋界に新しい風が吹こうとしているのは事実で。。そんな風が吹く中でも、東北新幹線は遅れることもなく。。。このあたりが日本の技術力というか。。。もちろん、これ以上の強風になったら、というか、ならないことを祈りながら。というか、田植えが終わった水田が少し緑が濃くなったのを眺めながら。。。

20160601200759-b37493efbfce7e98b7fe8623ec519cff2a52df66.JPG そんな6月は、一昨年以来の岩手県立盛岡第三高等学校・SSH緑丘セミナー。1, 2年生対象のキャリア教育。講義のきっかけは、前副校長の下町先生から3年前にお願いされ、その当時は、2年生の課題研究をやっているメンバー向けに。だったのが、一昨年から一気に拡大して。。。今回統括頂いたのは、SSH担当・円井先生、進路課長・野尻先生。こうして継続頂けるのも、ありがたいことです。玄関には、welcome boardが。ありがとうございました。前回は11月開催だったように記憶しているのですが、進路選択が年々早くなっているのでしょうか。最初に、今年度赴任された山形校長先生から、渡辺の紹介。身に余るような紹介で。。。その後は、渡辺をモデルにして、小学校時代から、現在に至るまでどの様に歩んできたのか。渡辺の子供の頃にしていたいろいろなことも、あわせて紹介。その時、何を考えていたのか、どこまでチャレンジするのか。そんなことの大事さも。

20160601200818-3e0dc5bf1273f8aaa28620cc4aff2d14702cef58.JPG 小学校、中学校くらいまでは、それなりにがんばれば、何でもできたわけえですが、高校生以降は、そうはいかない。そうしたときと言うか、どうやって工夫をするか。特に、大きいのは、記憶力。覚えることをできるだけ減らして、考える工夫を。。。それが、これまでの経験を活かして、考えると言うことだった様に思うと。。。もちろん、それだけで現在があるわけではなく、繰り返して、身につけたことは、それはそれで大事で。。。「あやとり」をいつものように実例で示しましたが、繰り返してやることの大事さは、わかってもらえたのではと思います。

20160601200951-fa32894758f2d901cb801b344575b151282bf97c.JPG また、少なくとも、高校時代に考えることの基礎力を身につけさせてくれたのが「数学」の問題集。答えの数字しかなくて、あとは、自由に考える。目的地まで、最短コースで行くことももちろん、よいことかも知れないですが、そうはいかないとき、try and errorで、何とか。あと、渡辺の時代には、論理的な文章を書く時間、機会はほとんどなかった高校時代。また、今のようにパソコンがあって、これと思う文章を羅列してみて、それを入れ替えてみる。昔の原稿用紙ではそうはいかない、最初に構想力が問われるわけです。もちろん、構想力は、大事なわけですが、最初からというのは難しいので、まずは、パソコンとワープロソフトで、よい文章を構築することをトレーニングして下さいと。大学、社会人になってから、きっと、その大事さに気がつく時がきますので。

20160601201107-a38e57b0d0400f56957b842a1e67075f0b5d04ec.JPG 今回も前回同様に、保護者の方の出席が。5月の金沢泉丘高校・SSH出前講義の時にも、保護者に声をかけて頂いたようですが、実際には、参加がなかったのが、今回は、かなりの参加者がおられ、保護者と同年代か、渡辺の方が少し年をとっているのはあっても、ここまで言ってよいのかというのは、いつも考えさせられます。ただ、先日の科学者の卵養成講座でも、ずいぶん多くの保護者の方が参加されており、渡辺の講義にうなずかれていたのを拝見しながら、それでよいのかなということも。。。今日は、生徒さん、保護者の方々までの距離などの違いもあり、少しそのあたりの感覚がわかりにくい部分はありましたが、今日の講義を題材に、議論をできる素地ができあがれば。。。そんなことを思いながらの講義でした。

20160601201124-f8b75f1c62858adb82838d945d8df4f9151e5feb.JPG もちろん、大学で何を学んで、何を将来するのか。今の時代、netであったり、オープンキャンパスもある訳なので、ぜひ、自分がこれと言うことを見つけて、その師匠になる方と話をしてほしいと。渡辺の頃とは、その当たりはずいぶんちがいますので。また、物事の最後のツメの部分、その部分は何をやっても「気持ち」が勝負を決めると。そのことは、高校の部活などでも、実感できるではと思いますので。もちろん、スライドの最後は、いつもの組織論。なんとなく、納得してもらえたのではないでしょうか。

20160601201208-29a7562437f044149e3f9dd17926c8ca9776a5d6.JPG 質疑では、いろいろありました。先日の科学者の卵養成講座の続きかと思うような質問があり、びっくりでしたが、動画だけで、自殖性、他殖性などに思いが及ぶというのは、ある種の感動でした。その時に言うのを忘れていましたが、是非、渡辺の研究室で、自家不和合性の研究をして、世界を、Natureを目指しませんか。welcomeですので。また、課題研究をする上での重要なこと。何より、繰り返して実験をすること。考えることですね。グループのみんなで。何より、失敗を恐れず、色々なことにチャレンジして下さい。失敗をして、学べることがたくさんあるわけです。してなければ、わからないこと。それも多いですから。あと、高校生の時に、遺伝子の研究。もちろん、わかりますが、それより大事なこと。それは、観察力。変化に気がつくと言うことです。これはできるだけ若い頃から身につける、子供の頃から。それが大きくなって、ものを言うようになりますので。是非、今からでも大丈夫です。チャレンジして下さい。

20160601201345-97b08cca0be7b0f973ca8a1d1ce8e2e00fa6c31a.JPG そんな質疑の後は、生徒代表の方から挨拶。これからの人生、色々な決断の連続だと。。。こちらが言わないといけないことを、今回の話を聞いて、理解してもらえたのは、何よりもありがたいことでした。感動でした。がんばって下さい。あと、花束贈呈も、ありがとうございました。もちろん、最後は、最後に世界に向けて、情報発信。

20160601201028-c3742c27395f09486c45d277c3bb411e3af897ec.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、本企画を頂きました山形校長、木村副校長先生、円井先生、野尻先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。講義の前後に少ない時間でしたが、議論できたのは、こちらもありがたいことでした。SSHの発展に向けて、少しでも力になれればと思いますので。今回は、1, 2年生が対象でしたので、また、再来年になるでしょうか。こうした機会があれば、伺いますので、ありがとうございました。


 わたなべしるす



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【出前講義】飛翔型「科学者の卵養成講座」特別講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」(5/28, 31追記)

2016年5月29日 (日)

 昨日の午前中の雨がうそのような快晴、好天。天気がよければ、昨日は、旧遺伝生態研のソフトボール大会だったのですが。。。ニュースでは、ヒロシマ訪問と羽田空港の火災。。。「科学の歴史」という記事の中に、e=mc2とゴジラ。ゴジラ世代だったものには、なるほどと。。。ふとそんな記事を見つけた土曜日。


 「科学者の卵養成講座」として始まった高校1, 2年生向けの講座。今年で8年目。今では、飛翔型「科学者の卵養成講座」となり、その3年目。最初の修了生は、就職していると2年目。大学院生であれば、修士課程の2年。ずいぶん、時代がながれたのだなと。そんな1, 2期生から5, 6期生くらいだったでしょうか。今年度のひよこメンバーとして、がんばってくれそうです。そんな風に準備が整い、8年目がスタートでしたが、これまでと大きく違うのが、5月開催が第1回目。なにより、募集方法をこれまでの紙媒体から電子媒体に。ということをしたこともあり、この時期、高校ではいろいろなイベントがあるのではと、気にされた向きもありましたが、。。おかげさまで、95%を超える出席率で開始。

20160529063917-0e54c854d1da878d2edcb5e9df4ddb52f0f7504f.JPG20160529063934-884d0314446292d64cdb17b5e27c3e93315e3cb8.JPG 前半は、開講式と海外研修報告会。開講式では、花輪理事からwelcome、励ましの言葉が。ありがとうございました。そのあと、科学者の卵養成講座の概要を代表の安藤総長特別補佐から。いろいろなコースがあることもですが、なにより、HP・SNSなどへの記事の投稿については、十分に配慮してほしいと。。。そのあと、この3月に昨年度の受講生から選抜されたメンバーでの海外研修報告会。海外で何を学び、また、科学者の卵養成講座で何を習得したのか、こちらにもよく伝わりましたし、今年度の受講生には、講義を聴く前に、よい刺激になったのでは。。。

20160529063955-3ea1b07492d9670cb8c4b4ebe7e60cf4536614be.JPG20160529064709-102036ec18894978bb406f7ab77efddaf166068a.JPG20160529064730-34f61d39eff81920951ad6e07997fb2bfc054ada.JPG20160529064747-52de379ceedd3cd84b3f91b9c9f3eb21c086c4c3.JPG20160529064815-03de59a7bd8c474c9e484b7ccdf5b1fc15de19be.JPG 渡辺が講義のトップバッターを努めるのは、2年ぶりでしょうか。遺伝、植物の生殖、自家不和合性。遺伝については、この前の記事に書いたように、植物と動物でちょっとイメージが違うと言うこと。その先を少し突っ込んで、植物なら、従来通りの遺伝子を単離・解析するために、交配をして、F1, F2などの世代を展開して、mappingが有効であったわけです。ところが、いまとなっては、そのことが足かせとなって、流行りとなりつつある「GWAS(Genome Wide Association Study)」を十分に使いこなせてないなと。そこまで突っ込んだ話をするには、時間の関係もあり、話ができなかったのが、少し残念でしたが。。。いずれ、遺伝学は着実に進歩しており、今回の話であった、作物の栽培化であったり、進化の歴史を解き明かせる時代になったと。。。おもしろい学問体系ができつつあると思います。

20160529065257-90570556c51ba9e27230c35399cf32a85e64916c.JPG20160529065312-9d3957fd469767f1f0c9b0e3d753ea4b7910dceb.JPG 講義のイントロは遺伝学でしたが、そのあとは、作物の花と作物の関係。覚えてほしいと言うことより、普段の観察力を大事にしてほしいと。もちろん、今回も出し物には、渡辺の論文の別刷を。記念と言うより、きっかけになってくれれば。。もちろん、ずいぶん多くの名前が出てきたのは、普段からよく観察しているなと。もちろん、興味があることもありますが。。。では、なぜ、生殖を行うのか、遺伝的多様性を確保をいかにするのか、もちろん、一方で、果樹のほとんどは「さし木、接ぎ木」というクローンで増えているわけです。意外と知られていないのは、理科の教育体系をもうすこし考えるきっかけのようにも。また、遺伝的多様性を確保するためには、自殖性でなくて、他殖性であってほしい。ところが、メンデルの遺伝の実験に使った「エンドウ」は、自家受粉ができる自殖性。ここに矛盾と今回の講義の面白さがあるわけです。

20160529065334-5f9c6f395a0baf2704e56db813bc28d52549beb8.JPG20160529065358-cf7e3b339148caeed51e110b4083c33d09812d97.JPG あと、雑種ができるというか、植物の場合、花粉を自由に運ぶ「訪花昆虫」が必要なわけです。逆を言えば、昆虫のおかげで、受粉が成立する。植物の受粉システムと昆虫の間には、共進化があるわけです。もちろん、講義をしたときに話をした「花の旬」のこと、これはしっかり理解して下さい。もちろん、最初に書いたe=mc2というか、相対性理論というか、ワープというか。。。季節感を大事にして下さい。ここで少し時間をとりすぎの感じでしたが。。。訪花昆虫のおかげで、たまに、他の種の花粉が雌しべにつくわけですが、そこには「種の障壁」が。。。種の障壁の実体は十分に解明されているわけではないですが、。。一方で、植物の場合は、雌雄同花の種がが多く、自家受粉が起こりやすい。その自家受粉を避けるために「雌雄異熟」という戦略をとっていたり、さらなる発展型が「自家不和合性」だと。

20160529065419-946dd1962208f5dcd081d4b0bd6907db6458545d.JPG20160529065433-c51335bee0aee2ba5ee35ca8adde029658a9f93b.JPG 何より、動画で自家不和合性を実感してもらうことが。そのメカニズムの説明は、うまく伝わったのか、少しこちらも説明を工夫しないといけないなと。。。一方で、例年よりも少し突っ込んだ話、自家不和合性と自家和合性を話し始めていたので、ダーウィンの著書である「The effects of cross and self fertilisation in the vegetable kingdom.」について、簡単に紹介して。もちろん、原著を読むのは大変だと思いますので、訳本でよいのかと。自殖、他殖を続けて、世代を経ると、。。。自殖による「自殖弱勢」が。この点も少し説明不足だったかも知れないですが。劣悪な遺伝子、劣性homoが多くの遺伝子座で起きる、ということな訳なので。。。一方で、何故か「ヒーロー」のようなものも、栽培化の歴史上では、出現してきていることは、事実かと。。。

20160529065454-3b314c73a446a49eac438e6860846f5b46617b10.JPG20160529065507-5a68c4431b12772d7b0e3b11a90d8e912574fa77.JPG 講義の最後の所は、受精をしたら、何ができるのか。単純なことですが、意外と。。。日々の食生活で、果実を食べることは多いこと。そんな時、是非、また、見返して下さい。というか、思い出して、考えてみて下さい。不思議というか。最後の動画は、名古屋大の東山先生からお借りしている受精の動画。種の障壁の実際というか、そんなものは実感頂けたのでは。。。講義のあとの質問時間は、十分とったつもりでしたが、それでもたくさんの方から質問が。こちらが説明不足だった点をうまくカバーしてくれたのではと。また、講義終了後には、長い列ができるような質問の数々。中には、ペチュニアの自家不和合性について、詳しく知っている方も。びっくりでした。不思議に思うことは大事なことです。渡辺に質問ができず、レポートにも書けなかった方は、是非、mailででも質問して下さい。楽しみにしております。

20160529065531-f19f4121539beddb574d8683b0fafcee4900322a.JPG20160529065543-150ab180ff39dc1480d0d7eaea14604221141770.JPG20160529065649-64c88f818d3a80cba98074716c3c75ffaf45f34e.JPG20160529065701-b19b9ce0a0545fb38d0bb9b7707c0d0a58b056e8.JPG20160529065715-8a2094e2020d6e0c85ba34853b9efa48cc22a530.JPG20160529065727-6ca1f8c91361bd18184cf19fe2527b141cd5be72.JPG
 わたなべしるす

 PS. 講義の最初だったでしょうか。渡辺の講義を小学校時代などに聞いてくれた方。ずいぶん多かったのが、感動でした。少しずつですが、出前講義がではなくて、線になろうとしているのかなと。ありがたいことです。是非、次回以降の講義の時に、渡辺に声をかけてくれれば、幸いです。

20160529065605-6810a4dc904cc8070eed6e2b824fea82d8c47df5.JPG PS.のPS. 講義が終わったあとの質問コーナーに、懐かしい方も。本当にご無沙汰でした。。。ありがとうございました。また、いらして頂ければ、渡辺の講義もまた、計画しておりますので。

20160529065630-5012da222dc73b21c12c783ede75e2a70a891784.JPG PS.のPS.のPS. 科学者の卵養成講座のHPにも関連記事を書いておきました。あわせて、参考にして頂ければ、幸いです。

 PS.のPS.のPS. 5/31(金), 15:30, 東北大学Webサイト工学研究科Webサイトに、科学者の卵養成講座が開講されたという記事が掲載されています。あと、驚くことは、工学研究科Webのトップページに、渡辺が講義している様子の写真が。。。そういえば、子供の頃は、ゴミ捨て場にある、テレビからブラウン管の磁石、トランス、真空管、抵抗などをgetしていたのを。子供の頃の夢がかなったようです。。。ありがとうございました。そんな子供時代の話を次回(11/12)のキャリア教育で行いたいと思いますので。

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使命、賛同、離脱(5/27)

2016年5月27日 (金)

 机の上に、ずいぶん前にJSTから届いた「Science Window」がそのままになっている。特集は「わたしの遺伝子が教えてくれる」、まさに、遺伝学を研究しているものにとっては、大事なこと。アウトリーチ活動をするときにも、遺伝学のことを話すことはあるが、細かく、植物、動物での遺伝学に対する考え方というか、そんなことを語ることはほとんどない。遺伝学の始祖と言えば「メンデル」。エンドウマメを使っての交雑実験。高校時代に習ったとき、おもしろいと思ったし、自殖できることが当たり前と思った。一方で、今は、その自殖を防ぐ「自家不和合性」について、研究をしている。冷静に考えると矛盾の塊のような気がする。もちろん、栽培化の歴史の中で、自家不和合性を失ったものがあり、それが今の栽培種になっている例も。これらをうまくまとめて、話すのは容易ではない。という問題とあわせて難しいことが、動物と植物。遺伝という概念はもちろん変わらない。おなじDNA、ATGCから構成されている訳なので。ただ、多くの植物は雌雄同株。動物は雌雄異体。。。これが結構かなりのくせ者で。動物の方と語るとき、F1を作るまではよいが、。。自殖して、F2、F2とかとなると。。。簡単ではない。雌雄が一緒にあることで、自殖ができたメンデル遺伝。でも、遺伝をアウトリーチ活動などで語ろうとすると、ヒトなど動物のことも。。。。これをどうやってうまく語るのか、それが教えるものに課せられた「使命」であろう。使命と言えば、昨日、一昨日の第74期将棋名人戦七番勝負第4局。ちょっと、羽生名人の流れというか、よくない。。。月末の第5局以降の巻き返しと名人としての「使命」というか、そんなのをみたいなと。。。

20160527150435-900e86a07f202f587918cbba1e2178eee6134559.JPG こんな風に文章を書くことが手軽になったのは、パソコンというか、ワープロソフトのおかげ。小学校から高校まで書いていた「原稿用紙に書く読書感想文」、これほど苦手だったものはない。もちろん、文芸作品を読むことが苦手だったのもあるが。。。ワープロが登場したのが、たぶん、高校時代。その前。もちろん、この時に買うことは不可能。大学になり、研究室配属になって使っていたのが、ワープロソフト「松」と「一太郎」。松は単漢字変換。一太郎は連文節漢字変換。機能的には、もちろん、一太郎のかな漢字変換システム「ATOK」がすぐれていたが、それを使いこなす、つまり、ブラインドタッチで文字入力ができて、考えながら、文章を書けるようになった。また、書いた文章がその流れに乗らないとき、それはそれで別の場所に置いておいて、とりあえず、書いてみる。書いてみて、流れがあえば、それでよいし、そうでなければ、また、書き直してみる。そんなtry and errorができるおかげで、ずいぶん物書きが楽になった。ソフトというかシステムの力と訓練というか。キーボードを見ないで打てる訓練。大事だし、簡単には身につかないが、できると色々な応用性がある。そんなことを、何かで読んだような気がする。確かにと、その時、賛同の念があったような。。。小学校でプログラミング教育を検討とか。。。確かに、それはそれで大事なような気がするが、キーボードを見ないで打つことができるブラインドタッチを教育することの方が、基本的な文章力をつけるという点では、賛同があってもよいような気がするが、聞こえてこない。。。。そんな風に、何が価値とか、そうでないとか、議論するのがよくないのだろう。きっと。昨日のニュースにあった「メロン」の値段。錯覚かと思った。。。最初の競りなので、ということもあるが、夕張メロン、1箱(2玉)で300万円。。。。ただ、財政破綻した夕張市への思いやりというか、その当たりは見習わないと。。。参考、賛同すべきことだなと。。。

 来週からはついに6月。今月、連休出前講義オープンラボなどあったが、ちゃんとした教育研究に戻らないと。。。これまでのパターンから離脱して、さらに、高みを目指そうとしないと。。。色々なことが終わらない。とはいえ、6月は6月で色々なことが。それでも、何とかあれこれの宿題を片付けて。。。なにより、人がこの国を支えているわけで、その教育の一端を担っている訳なのだから、。。。東北大が目指す、研究を通じて、教育すると言うことを体現することが、これまで慣習を抜け出し、新しいサイエンスができる環境に離脱できるのに違いない。可能な限りの完璧を目指しながら。。。と、久しぶりの文章であったので、少し筆が進んだ。というところで、大事な「遺伝」に関わるところからお願いされていた原稿があるのを思い出した。こんなことを書いている時間があるなら、すぐに離脱して、本業に戻らないと。なにより、大事な使命を完璧に達成し、より高いステージでの研究を目指して。。。。。

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 わたなべしるす

 PS. この原稿の合間に、卒業生で宮城県の職員として活躍している方から、丁寧な電話とmailが。県職員採用試験、県庁インターンシップについてのお知らせとか。。宮城県に限らず、多くの都道府県、企業で同様の活動がなされているのであろう。何より、将来を見すえて、何をどの様にして、飯を食うのか、それを明確にすることは、大事なことなのだと。改めて、考えさせてもらえました。研究室でがんばってくれていたことが、こうして次につながることに発展しているのは、ありがたいことだなと。

 

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おーぷんらぼっ

2016年5月23日 (月)

お久しぶりです。M2の岡本です。

最近暑くて温室がサウナ状態です。いくらか痩せそうです。

さて本題ですが、5/21に生命科学研究科のオープンラボが開かれました。わーい\(^o^)/
あいにくの雨だったのですが、すごいたくさんの未来ある学生さんたちが来てくれました。
去年初めてオープンラボに勧誘する側として参加した時に、学部1~3年生が多くてびっくりしたのですが、今年は去年以上に学部1年生から3年生の学生さんたちの参加が多い感じがしました。
僕が学部生の時なんて部活しかしてなかったからすごい未来を見据えているというか、感心しちゃいました。

当日にはまずなべさんが毎年恒例のHPで研究室紹介をして、
ポスター

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そのあと研究室
研究室ではなべ研特有のケーキを用意

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すごい大盛況

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この感じを見てると来年から女子率が高くなりそうで・・・男子の肩身が狭い未来が見えます・・・(ちゃんと男子もきました)

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ケーキ食べてもらうだけでなく、ちゃんと研究室の設備を紹介

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1~3年生の人たちはまだ大学の研究室がどういうものかわからないと思うので、
こういうものなんだなーって覚えてくれたらうれしい、っていうかそういう風に紹介しました!

こんな感じでたくさんの学生さんが来てくれて、
用意してたケーキが品切れになりかけて1年のまゆちゃんとみさきちゃんに買いに行ってもらうちょっとしたハプニングがありましたが、無事に終わりました。疲れたけど、意外と楽しかったです。
来年一緒に切磋琢磨できる学生がこの中から出て来てくれることを楽しみしてます!!(^^)/

おしまい
M2おかもと

P.S
途中で増子さんと娘さんのほのちゃんが来てくれてものすごく癒されました。

20160523181601-ec87d2e7bd0fadb40563204151ecebeade871fb4.JPGほんとにおしまい

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