前日が渡辺の母校の桜井小学校。この日の午前は、渡辺が小学生の頃、児童数が1,000人を超えたような。プレハブの校舎を建ててたりして、対応していたのですが、それでも対応できず、卒業したあとにできたのが、この国分小学校。朝方は雨が上がっていたのですが、学校に伺う頃から雨が降り始め、講義を行った体育館の屋根にずいぶん強い雨が。。。午前中に大雨警報が出たようで、そんな中で出前講義をするのもはじめて。少し緊張でした。玄関先には、welocme boardを出して頂き、ありがとうございました。気持ちが引き締まりました。![]()
最初に、今日の講義の題材である「リンゴ」について。この時期にリンゴがあるのは、実は不思議なこと。収穫は、去年の秋から冬。長期保存ができるからなのですが。では、同じ頃に収穫するミカンなどの柑橘類はどうか。今あるのは、甘夏くらいで。。。2つの違いは、。。。1つは、ミカンの場合、中の水分が蒸発して、ぱさぱさの砂のう(砂じょう)になるので、日持ちがしないのだと。![]()
そんなイントロのあと、いつものように、花の写真と名前。驚いたのは、1問も外さずに、全てを正解。たぶん、出前講義史上初の快挙。感動でした。もちろん、ヒルガオがヒルガオたる理由の所もきちんと。さすがでした。ここで、あとのリンゴにつなげるために、植物の分類について、バラ科、キク科、などなど。キク科は、学校の帰り道に遊ぶ、通称「どろぼう草」。今もあるようで、秋になると、帰り道で遊んでいるようです。しっかり、経験を積んで下さい。後々、そのことが活きてきますので。また、バラ科の果樹でリンゴ以外というのも、ほぼ、全て、出てこなかったのは、プルーンとアーモンドくらい。いろいろなことに注意が届いているのだなと。![]()
で、雌しべの先端につく花粉。なぜ、模様があるのか。また、動画を見ながら、花粉が吸水するわけですが、それがどこからどの様に来るのか。花粉管発芽などは、中学校で習うことですが、よく考えて、今まで学んだことを統合できていたと思います。これからも、そのような違ったところで学んだことをしっかり連携することができるようにして下さい。![]()
では、リンゴの開花から結実まで。リンゴでは見たことないようでしたが、ナシでは見たことがあると。もちろん、開花くらいまでだったですが。あとは、収穫の時期でしょうか。ここで、小さな果実形成の時に、摘果作業をするわけですが、それがなぜなのか、また、しなければ、どれくらい小さくなるか。へーーーということのようでした。是非、外国に行くことがあれば、日本のリンゴだけでなく、果実がおいしいことを実感してもらえればと思います。![]()
自家不和合性への橋渡しに使う、リンゴの品種。例題にした5つの品種全部を知っているのは、昨日の桜井小学校でも、感動でしたが。国分小学校でも。桜井、国分地区で何か、リンゴの勉強をしているのではないかと思うくらい。さらに驚いたのは、最近のリンゴの新品種、シナノ系についても知っていたこと。よく観察しています。観察力・注意力は、今の子供時代に育成することがとても大事。しっかり、学んで下さい。![]()
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では、自家不和合性はなぜあるのか。遺伝的な多様性を確保するため。これもしっかり答えてくれました。何ともいえない感動の講義でした。最後は、リンゴの果実を見ながら、花との対応付け。これから見るリンゴが違って見えるのではないでしょうか。あと、大事なこと。リンゴの種子。何のためにあるか。もちろん、子孫繁栄。でも、人間は種子の部分は、捨てる。これでよいのか。◎リンゴ罪でないか。。。もちろん、種子をまいて、育てることはできないのですが。。。そう考えると、野生動物は種子まで食べて、排泄するので、あちこちに散らばるわけです。今までとは違って、種子を見ることができれば、楽しくなるのでは。![]()
最後は、質問の時間。なぜ、赤くないリンゴの品種があるのか。これも野生動物に食べてもらうというか、それと関係していると。最後は、世界に向かって情報発信。
最後になりましたが、国分小学校校長・八木先生、教頭・宇高先生、吉田先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 講義の前後に、八木校長先生と教育問題などについて、お話しする時間を頂戴できました。お忙しい中、ありがとうございました。その中で、今治市としてのよいところとして「理科専科と自然科学教室」、「うしお」のことが話題に。理科専科と自然科学教室については、これまでもHPであったり、愛媛新聞に掲載した記事を紹介してきましたが、「うしお」のことを書くのは、あまりないので。。。渡辺も正確に覚えていませんが、短い文章、短歌、俳句のようなものを投稿して、よい作品は選ばれて、数ヶ月おきだったと思いますが、発刊される「うしお」という冊子に掲載されるもの。定期購読もできたような。今にして考えると、読書感想文を書くことは苦手でしたが、短いものであれば、書き直しながら、考えることができ、そんなことをしていたから、今の文章力の基礎があるのだろうと。その意味で、この理科と国語の取組、是非、大事にしてほしいなと。そんなことを。![]()
八木校長先生には、前任の波止浜小学校時代にも大変お世話になりました。講義が終わったあとに、校長先生自らが、片付けている姿を拝見して、どの様な立場であれ、こうして率先して、後輩たちにその後ろ姿を見せることの大切さを実感しました。八木校長先生の教えとして、心に刻みたいと思います。ありがとうございました。(今年度で退任されるような記憶だったのですが、正確でないこともあり、そのご挨拶を最後にできず、申し訳ありませんでした。今後ともよろしくお願いします。)
PS.のPS. ちょうど、渡辺が次の常盤小学校へ移動する頃、午後からの研究授業に関連しない児童の皆さんは帰宅。その慌ただしいなか、渡辺の講義のこと、午後からの研究授業のこと、警報に伴う帰宅のことなど、国分小学校のHPに記されていました。ありがとうございました。また、学年の先生方からHPに記載されましたら、改めて、紹介したいと思いますので。ありがとうございました。
PS.のPS.のPS. 昼食の時、ご一緒した先生方の中に、渡辺の小中学校の先輩の方が。渡辺は学校まで2kmを歩いて登校でしたが、その方は、それより遠い地区なので、バスで通学。同級生の名前を挙げると、とある方のとなりの方だと。。。びっくり。世の中、狭いです。これからもよろしくお願いします。
PS.のPS.のPS.のPS. 7/1(金), 21:00. 仙台にもどりついて、それぞれの小学校のHPを拝見しているとき、国分小学校のHPに渡辺の詳しい記事を見つけました。ありがとうございました。
【出前講義】今治市立国分小学校「花の不思議な世界」(2016年度ふるさと出前授業-3、6/29, 7/1追記)
2016年6月29日 (水)
【出前講義】今治市立桜井小学校「花の不思議な世界」(2016年度ふるさと出前授業-2、6/28, 30追記)
2016年6月28日 (火)
梅雨のこの時期に雨が強く降ることはあまりないのですが、前日の香川県立観音寺第一高等学校での出前講義、課題研究発表会のコメントのあと、予讃線での移動中、ずいぶん雨降りが強いところがありました。予報では、火曜日も朝から雨降りと言うことでしたが、何とか日中は曇りで持ちこたえてくれるのではと。そんな梅雨のなか。水田を見ると、田植えが終わったばかりというものから、少し前に田植えを終えて、ずいぶん育っている水田も。渡辺が知っているのは、ずいぶん前の田植え。その頃に植えていた品種とは違うでしょうから。その影響もあって、こんなに田植えの時期が違うのか。ふと、そんなことを考えながら、今治市内での出前講義のスタートとなりました。
2016年度で、ふるさと出前授業も5年目の節目。今年度も今治市立吹揚小学校の高橋校長先生が日程調整等の統括をいただき、6, 7月のシーズンは、最初が3週間前の四国中央市立川滝小学校からスタート。いつもなら、10日ほどで、愛媛、香川、大阪などをと言う日程が多いのですが、学部生向けの講義の調整が不調に終わったこともあり、2回に分割。ちょうど梅雨のたいへんな時期に、お願いしてしまい。。。ただ、一方では、先週は、西日本、特に、九州、中国地方で、ずいぶんの豪雨となり、愛媛県でも警報が出たようで。そのため、子供たちは早めの下校。ということで、いつも通りの日程であれば、逆に、出前講義をこなすことができたのか、心配になったわけでもあり。。。そう考えれば、このプロジェクトに対して、お天道様がちゃんと見ていてくれたのかもしれないなと。。。そんなで、今日、6/28~7/1の4日間で、5つの小学校へ。出前講義のテーマには、「キャベツとブロッコリー」というのと「花の不思議な世界」を用意しているのですが、今回は不思議なことに、5つの小学校全てで「花の不思議な世界」と言うリクエスト。この時期に、リンゴをたくさん用意頂くのは、心苦しいのですが、日本が誇るリンゴ品種「ふじ」の貯蔵性のおかげで、この時期にもリンゴを使うことができるわけで。。。最初は、渡辺の母校である今治市立桜井小学校へ。![]()
渡辺が小学校を卒業したのは、40年近く前。その当時から校庭にある「ユーカリ」の木。これを見ると、ほっとします。帰ってきたなと。仙台、盛岡での生活の方が長くなったので、今治に戻ってもなんとなくお客さんという感じですが、この木を見て、体育館の効果が書かれたボードを見ると、子どものことを思い出します。学校の帰り道に、いろんな探検をしたり、稲刈りのあとには、田んぼで野球をしたり。そんな自然を見てきたおかげで、今があるのだろうと。色々なところで、キャリア教育の出前講義をするとき、そんな話しをするわけで。。。やっぱり、自分の原点なのだなと。。。こんなことを考えていたからだと思います。白衣を着て講義をするところが、失念したまま。もちろん、ずいぶん湿度が高かったのがあったものあり。。。![]()
講義の最初に、昔、変わってないもの。ユーカリの木、校歌、そして、学校に着てくる制服。名札は今は、刺繍で作られていますが、昔はそんなものでなくて、よく壊れて。。。イントロは、花の名前。よく知っていましたね。ガーベラも出てきて、茎の特徴はタンポポに似ているのも、観察できていました。意外と手こずったのは、ヒルガオ。植物だけでなく、写真全体の特徴を見るようにして下さい。では、花は何のためにあるのか。もちろん、子孫である種子形成ですが。。開花から結実までの所は、リンゴをモデルに。リンゴを見たことがある方は、いなかったかもしれないですが、ナシの花を見たことあるのは、素晴らしかったです。日本では、リンゴを全部結実させないで、摘果する。それによって大きさが違うというと、かなりびっくりのようでした。![]()
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そのあと、受粉反応。花粉がつくためには、訪花昆虫が必要だし、花粉がふくらみ、花粉管発芽するためには、吸水が必要。その水、どこから来るのか。空気中であったり、雌しべから。こんなことはなかなか考えたことがないのかも知れないですが。。。あと、リンゴの名前は、愛媛ではほとんど知らないというのが普通でしたが、驚くことに、5つの品種(ふじ、王林、つがる、さんさ、北斗)の全てを知っている方が。感動でした。間違いなく、初めての方。あと、ミカンの品種は、たくさん知っていました。いつものことです。これからも新品種ができると思います。しっかり覚えて下さい。![]()
自家不和合性という仕掛けが、花粉と雌しべの相互作用であると言うのは、かなり不思議なことのようでした。動画というのはインパクトがあります。では、なぜ、遺伝子を混ぜる必要があるのか。かなり難しいことのようでしたが、身近な例として、イヌの純系と雑種。少しイメージが難しかったのが、何となく、わかってもらえたのでは。また、リンゴの食べているところは一体どこなのか、その根跡を実際のリンゴで観察。この時期にリンゴを用意頂き、ありがとうございました。講義のあとに数名の方から、鋭い質問が、よくいろいろなことを考えています。是非、これからも、桜井の自然からたくさんのことを学んで下さい。![]()
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最後に代表の方から、今日の講義へのお礼の言葉。とてもしっかりしていました。ありがとうございました。とても素晴らしい後輩でした。そのあと、いつもの世界に向かって情報発信。![]()
講義が終わったあと、奥村校長先生、日浅教頭先生と昨今の教育問題について、deepな議論する時間を頂戴しました。小学校にもアクティブラーニングの流れが。。。これをどの様に扱うのか、出前講義を高校で行っていたり、また、大学の実情。さらに、実施に伴う将来への影響など。。。何より、大学での実情は10年近く前からの小学校に始まる教育の終着点。そう考えると、これからの日本国の教育をどうするのか、とても難しい問題だと。貴重な議論の時間を頂戴したこと、ありがとうございました。最後になりましたが、本企画の立案、計画を取り仕切って頂いた吹揚小学校校長・高橋先生、桜井小学校校長・奥村先生、日浅教頭先生、6年担任の先生方をはじめとする関係のみなさまに、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。最初が順調なスタートでしたので、4日間、がんばってできそうです。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 講義をしたのは、体育館。昔、講堂があった場所。校歌であったり、書き物が。その中の「よく見、よくきき、よく覚え、そして考える」。渡辺が使っていた講堂の時代から会ったのか、そうでないのか、不明ですが。よい言葉だなと。![]()
PS.のPS. 渡辺が6年生時にできた当時の「新校舎」。いまは、2, 3年生が使っているとか。また、講義の最後に、小中学校の同級生の子供さんが挨拶に来てくれて。感動でした。懐かしく、ありがたいことだなと。。。![]()
PS.のPS.のPS. 今年度の6年生担任の先生方は、去年に引き続き、お世話になった先生がいらしたり、以前、富田小学校でお世話になった先生だったり。この企画が長く継承されているからこそ、こうした機会があるのだと。ありがとうございました。また、次年度もよろしくお願いします。
PS.のPS.のPS.のPS. 10/30(木), 19:50. 遅くなりました。今日、桜井小学校のHPを拝見したら、渡辺の出前講義の記事が。タイトルがうれしかったです。「渡辺先生母校に帰る ふるさと出前授業実施」と。。とても素晴らしい後輩たちでした。ありがとうございました。
新しいメンバーが加わりました♪
2016年6月28日 (火)
研究室に新しいメンバーが加わりました♪
名前は天蚕(てんさん)ちゃんです。
蚕の字でわかる通り、、、蛾です。
蛾と聞くとちょっとテンションが下がってしまう私ですが、 ただの蛾ではありません。
皇居で皇后陛下も育てている由緒正しき野生の蚕ですよ!
よく知られている家蚕(かさん)と違って野生の天蚕は綺麗な緑色の繭を作るそうです。
ちょっと見てみたくなりますよね〜。
頂いて低温で保存していた卵を室温に戻してドングリの葉の上にのせると、、、 ![]()
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数日で孵化するという予想を覆して数時間でちび芋虫君の登場です。![]()
体中から毛が生えていて、決して可愛いとは言い難い彼ら。 ![]()
今は葉を少しかじる程度ですが、これから脱皮を繰り返してかなりBIG SIZE!!になるそうですよ!
普通のカイコの幼虫は3cm程度ですが、天蚕の幼虫(雄)はなんと!!6cmまで成長するらしいです。
ちょっと想像したくないサイズですよね。
大きくなって彼らが繭を作った暁には、みんなで!糸を紡ぎましょうね♪
今後も彼らの成長をDiaryでお伝えしようと思っていますのでお楽しみに!!
いとう
追記
もしや、と思って検索した今流行のゆるキャラ!
やっぱり居ましたよ!!
シルキーちゃん♪
間違いなく"The 蛾!"ですね。
【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」研究における情報収集・評価-提出レポートへの全体コメント(6/27)
2016年6月28日 (火)
先週の火曜日に図書館での講義「大学生のレポート作成入門」。HPを細かく見て頂いている方にはわかるとおり、5名の教官によるオムニバス形式。学習支援センターとの連携、レポート作成概論、図書館で利用できるdatabase概論、プレゼン概論、それと、渡辺の情報収集とその評価。今年度からこの形式に大幅にてこ入れしたこともあり、色々と齟齬があるのは、お許し下さい。今年度を踏まえて、次年度よりよいものにと。
で、レポートを中間評価するというのが、今年の講義の肝いり。渡辺もこのようなトライは初めて。もちろん、これまで展開ゼミなどで、中間発表をすることはありましたが、web-baseであったり、pptを使ったプレゼンであったり。レポートが書きかけのものもあるのを評価というのは、初めてのチャレンジングなこと。。。その難しさも実感。。。。学生の頃、教えてもらった応用昆虫学というか、害虫学研究室の松田先生。みんな同じくらいに書いてくれれば。。。突拍子もなくたくさん書いたり、あまりに少ないのがいるから。。。渡辺は、何でもよいので、わかることをその時間内に全部書こうとした方だったので、。。その当たりは、飲み会などの席で。。。まとめることの難しさを実感したり。。。教養部の頃には、レポート、テストを選択できるという講義で、レポートを書いて、想定よりもよかったりして。。。。今でも、色々な答案を作成しますが、難しさは今でも実感します。
と、前置きが長くなりました。ここは、是々非々で全体についてのコメントを。各自へのコメントは、別途、当日に配布されたのでは。長くは書いていません。他の答案審査のように300文字とか、制限がなかったので。。。まず、平均的に見て、長い文章を初めて書いたのか、その当たりはよくわかりません。高校時代にどの様な経験を経てきたのか。例えば、SSH、SGHとか。そうでないとか。いろいろあると思います。そう考えると、基本形はできているのではないかと思いました。ただ、まだ、未完成などありましたが、方向性としてはおもしろいなど、よいものができるのではと。あと、基本という点では、図の説明(legendといいますが。。)は、図の下に。表の説明は、表の上に。通し番号を入れる。また、それは、必ず、レポートの中で、引用する。図1, 表1のように。あとは、引用文献は、後ろにまとめる。普通は、abc順ですね。2回目の講義の所に、少し、渡辺が記しておきました。
あとは、どれだけ内容をおもしろくできるか。それには、現状認識をしっかりして、それをどの様に表現するのか。大学1年生に求めるのは、酷かと思いますが、それも高いところを目指すと言うことで。日本語で考えることが、基本でしょうから、大事にして下さい。レポートも論文も、読んでもらって、なんぼ、でしょうから。たぶん、間違いなく。あと、現状認識と言う点で、なぜ、その実例を引っ張るのか、歴史背景はどうなのか、その深さによって、なるほどと思う場面と、ちょっと浅いなと思う場面も。これもたくさん書かないと難しいことだと思います。レポートの場合、自分の意見、主張を入れることは少ないかもしれないです。あくまで報告書なので。ところが、論文は、自己主張をするところ。つまり、最後に自分として、だから、どうなのだという意見がないといけない。これは、渡辺の師匠である日向先生によく言われました。。。答案、文章、論文を書いていて、いつも悩まされます。この年になっても。あと、異分野との融合ができているものは、とてもniceでしたね。おもしろく拝見しました。
なにより、これだけheterogeneityが高いレポートを評価するのも初めて。違った意味でよい刺激をもらいました。最近の学生さんが何を考え、何に興味を持っているのか。もちろん、渡辺がfollowできるものもあれば、不十分なものもあったかもしれないです。植物科学、遺伝学に始まり、政治経済、スポーツ、歴史、自然科学一般、アニメもある程度は、こなせるつもりなのですが、それでも、もっと幅広く物事を俯瞰的に見ておかないといけないことを実感させてもらいました。その意味では、楽しく拝見しました。ありがとうございました。
あとは、形の問題であったり、ひねりをどう入れるか。スパイスですね。なかなか難しいですが。。。ここで基礎を作った文章力。しっかり継続して書くようにして下さい。そうでなければ、なかなか身につかないですから。これからの大学、大学院、社会人として大事なこと。それは、文章力(作文力)、情報収集力・解析力、コラボ力だと思いますので。以上、レポートのコメントと言うことで。
わたなべしるす
PS. この記事は愛媛から。香川県での出前講義を終えて。。。しっかりと完成したレポートになることを祈念しつつ。。。![]()
【出前講義】香川県立観音寺第一高等学校・SSH課題研究発表会(6/27)
2016年6月27日 (月)
午前中が1年生向けのキャリア教育。いつもなら、その講義だけで、日を改めて課題研究発表会、運営指導委員会などが行われるのですが、今回は、午後から連続で発表会。10の研究課題について、口頭発表。研究内容も物理、化学、生物、数学に加えて、境界領域に近いようなテーマも。また、うどん県と言われるだけのことはあり、「うどんの茹で汁」を研究対象にしたものも。また、big dataに近いものを解析しようと試みているものも。なかなか、チャレンジングなことかと思います。
発表を見ていて、少し気になったこと。課題研究発表会だけでなく、学会などでも見かける要旨の作成。渡辺も最初に学会発表をしたとき、あの当時は、ワープロで作成したものを定型の用紙に貼り付けて、と言う形での準備でした。どの様に書けば、中身がわかるかということ。もう少し書いてくれないとわかりにくいというものも。また、英語での要旨の要旨を作成することをあちこちで見かけますが、これもなかなかの問題。と言うのも、科学英語の場合、基本、受動態で書くと言うこと、それができているものもあれば、そうでないものも。また、書くのであれば、英語を半ページで、残り、1.5ページを日本語でしっかりというのはいかがでしょうか。英語で書かれてあるのが、ほぼ、introに近い状態のもあれば、結論までのも。もう少し書いてみる。大事なことのような気がします。と言う、渡辺が高校の時、そこまで作文できたかと言われると。。。難しいのですが。。。あと、日本語の文章力。これも大事なこと。項目として「目的」等に分けるのも見やすくて大事ですが、長い論理的な文章を書く力の養成も大事かなと。
ビックデータに近いJリーグ・J1のボールの動きから勝因・敗因を探そうとしているのは、おもしろい試みだなと。残念なのは、その解析した実際の試合を見てないこと。やっぱり、問題点は「現場」に落ちているわけです。机上の空論になってはいけないわけで。。。また、最近は、web上にボールの位置、プレイしている選手の位置まで示されているdataもあるかと。。。はじめて見たときは、感動したのを覚えています。その全体を解析するのは難しいにしても、ボールの位置だけでなく、ゲームの流れを実際の試合を見ながらやってみることも大事ではないかと。。。化学実験では、化学発光が。お祭りの出店などで、よく見かけるものだと思います。それに近い実験系を組んでいましたが、光強度の単位、これはいつものことかも知れないですが、ルクスでなくて、マイクロアインシュタインという光量子束密度計を使えないかなと。。。
質疑では、英語を教える外国人(ALT)の方も配して、よかったのでは。というか、こちらが積極的に英語で質問をすればよかったのかも知れないですが。。。ちょっと反省でした。
最後のところで、香川大学工学部副学部長・長谷川先生と渡辺から講評をと言うことで。長谷川先生からは、何のために研究をするのかというのを大事にしてほしいと。渡辺からは、研究については、発表会でコメントしたので、それはさておき、用紙に書くに日本語をもうすこし充実させること、また、英語でしゃべる能力をつけるのであれば、土曜日の「科学者の卵養成講座」であったように、イントネーションというか、強く発音するところと、弱く発音するところ。そんなことを是非、ATLとコラボするのは、どうかと。。。
最後になりましたが、今回の発表会、委員会でお世話になりました香川県立観音寺第一高等学校・高井校長先生、SSH担当・床田先生、石井先生、圖子先生には、たいへんお世話になりました。今年1年をバネとして、次年度以降、よい形で継承できるようになることを祈念しつつ。。。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 以前、四国中央市川滝小学校へ伺ったときも、特急列車が特徴的なもの。何の偶然か、今回も。雨降りでしたが、絵のおかげで慰められました。![]()

