午前中は仙台市教育センターとのコラボによる出前講義で、仙台市立袋原小学校へ。HPからの情報発信は、少しお待ち下さい。諸般のことがあり。。。びっくりすることはたくさんあったのですが。そんな夕方にかけて、小雨が降りそうという中、5コマ目が先週に続いて、附属図書館での講義。先週は、情報をいかにgetするのか、また、それをどの様に利用するのか、情報管理を間違えると、とんでもないことになるというのは、先週のコメントの中に、かなり印象としてあったようでした。また、Googleは知っていても、Google Scholarは。。。という方も。 と言うことで、附属図書館にある端末を使っての検索実習。最初はやり方がわかるようにと言うことで「Watanabe Brassica self-incompatibility」という、渡辺の論文を検索しようと言うこと。講義の場所が少し広いこともあって、プレゼンが見えないかもしれないので、この3つのWordをどの順番で入れてもよいと。。。ただ、検索エンジンがどの様なシステムになっているかわからないままで、そんなことをしたら。。。考えて見れば、そうでした。検索結果が少しちがって出てくる。結果的には、そうしたことを理解してもらう上で、よい結果で、結果オーライと言うことで。残りの時間は、レポートを書くために、各自で検索。ただし、困ったこと、うまくいったことは、相互に情報交換。
わかったことというか、大事なこと。論文の引用としては、基本、
Hinata et al. (1995) Genetics 140: 1099.
渡辺の師匠である日向先生が米国遺伝学雑誌"Genetics"と言うのに投稿した論文。日向先生以外に3名以上の共著者がいるので、そこを略するために、"et al."と言う表記。あと、発表年、140というのは、その論文が綴じられている巻(volume)。1099というのは、その論文の最初の頁。これだけあれば、引用としては最低限の情報ですが、十分機能します。途中で質問のあった、"doi"。渡辺も正確な名前を知らなかったのですが、Google先生によると、doiは、Digital Object Identifierの略とか。なるほど。日本語では、デジタルオブジェクト識別子と呼ぶようです。あと、見つけたdoiをそのまま、URLとして使っても、そのpageがでるわけではないようです。訂正します。見つけたdoiの前に、"http://dx.doi.org/"をつけて、その後に、見つけたdoiのaddressをいれるのだと。論文のpdfなどを保存しているserverが移動したとき、探せなくならないようにと言うことのようです。なるほど。。。何かの折りに、使ってみて下さい。 また、昨今、色々なことが教育問題として、大学、大学院にもあります。ただ、学部の1年の頃、渡辺がそんなことを気にしていたか。。。少しだめな感があります。なので、そうならないようにと言うことで。色々な考え方、意見を読んだり、議論して、成長すると言うことで。。そんな参考文献を。読みたいところを読みたいだけ、と言うのが、渡辺の師匠である日向先生のお言葉でしたので。また、情報探索をどれだけちゃんとやるか、また、それを怠ると、どうなってしまうのか。それは、これまでも数多くの歴史が証明しています。と言うか、渡辺もとある遺伝子を探していて、競争相手の情報に惑わされて、すぐ近くにあるのを見ないまま、放置して、痛い目に遭ったこともあります。まさに、「信じるものは、。。。」の世界でした。と言うことを忘れないようにするために、渡辺のdesk topには写真をおいています。大事な言葉と一緒に。その方を60名の受講生の中に知っている方が1名。感動でした。附属図書館の担当の方から、記念の品を。先日、HPで紹介した最近話題になっているEU関連Goods。ありがとうございました。
ということで、2週にわたる渡辺の講義も終わり。今週のコメントシートを明日にでも拝見して、また、コメントを追加しますが、次年度に向けて、よりよくなるような講義の改善をしたいと思いますので。また、ここで講義をした皆さんとお目にかかれることを楽しみにして。。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 講義とは直接関係ないというと語弊があるかもしれないですが、先週の講義に、渡辺と同じ県の出身の方が。遠い愛媛から。と思ったわけですが、昨日、来月の出前講義の件で、市内の小学校で打合せ。担当の先生の大学時代の知人に渡辺と同じ高校の先輩が。。。もっとびっくりだったのは、同じ片平キャンパスのすぐ近くの別の施設で20級くらい若い今治西の卒業生の方が研究員として。。。いずれ、世の中、恐ろしいほど狭いのだなと。。。そんな不思議なつながりを大切にすること。それを講義で言うのを忘れていたので。。。世の中、言うほど捨てたものではないし、ということで。
PS.のPS. 6/22(水), 12:00. 附属図書館の担当の方から、昨日の講義のコメントシートを頂きました。Google Scholarを使って、自学自習をしっかりできたようで、何よりだと思います。レポートというtargetされたものに対して、どの様な情報を集めることが大事かも、短い時間で実習できたのは、企画通りかと、ほっとでした。あと、やはり、英語の論文が多いこともあり、少しなれるまでに時間がかかると思いますが、今のタイミングで英語を継続できるのは、よいことだと思います。是非、がんばってほしいなと。。。検索のwordの順番で、検索結果が変化すること、工学部情報系の学生さんは、そのからくりは、学部での講義できっと学ぶことかと思います。現代における情報収集の重要性を実習を通じて実感できたのは、何よりだったなと。。doiについては、渡辺の勘違いがありました。失礼しました。このHPにそのことは記してありますので。。。今回の実習を通じて、この講義のレポートだけでなく、他のレポートにもより大きな波及効果があれば、何よりだと。。。あと、講義をする際のスピーカーの位置など、工夫したいと思います。次回以降、次年度以降の検討事項として。。。コメント、ありがとうございました。
【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」研究における情報収集・評価-その2(6/21, 22追記)
2016年6月21日 (火)
【出前講義】仙台市立袋原小学校・仙台市理科特別授業「キャベツとブロッコリー--何が同じで何がちがうの?--」(6/21)
2016年6月21日 (火)
土日当たりからでしょうか。梅雨の中休み。夜に少し雨も降りましたが、何とか持ちこたえている状況。この天気もどうやら明日まで。木曜以降は、また雨模様。木曜日は旧遺伝生態研での延期されているスポーツ大会。。。。昨日は、岩手県で竜巻があったと。どうも、天候が安定しません。ちょっと、今年は運に見放されたのでしょうか。いずれ、梅雨の天気。前線がちょうどよいところに来てくれることを祈りつつ。そんな火曜日。昨年度から始まった仙台市教育センターからの依頼による「仙台市理科特別授業」。昨年度は4校(若林小学校、高砂小学校、片平丁小学校、東四郎丸小学校)での実施でしたが、今年度は、6校での実施。これまで伺った頃がない小学校も多く、秋までその様子をお知らせします。その第1弾は、仙台市立袋原小学校。昨年度伺った東四郎丸小学校より少し手前というか、国道4号線に近いところ。広瀬川、名取川という2つの川を超えて、名取市との境界までは行かないですが、いずれ、周りに田畑もあり、住宅地。少し入り組んだところにあるので、学校の近くでキョロキョロしていたら、学校はこちらという案内を持って、担当の山口先生がたっておられて。。。感動でした。学校の玄関というか、入り口を探すのは、いつも考えますので。とても助かりました。ありがとうございました。welcome boardが玄関にありましたが、そのことについては、また、後ほど。 そんな所に位置する仙台市立袋原小学校からリクエストされたのが、「キャベツとブロッコリー--何が同じで何がちがうの?--」。5学年理科担当の山口先生、キャベツ、ブロッコリーなどを用意頂き、最初に植物の形態の共通性を復習。山口先生は、去年のこの企画の第1回目の講義であった、仙台市立若林小学校でお世話になったと。。。こちらは失念しており、申し訳ありません。なにより、講義のことをわかっておられる先生がいらしたおかげで、全体がスムーズに運びました。最初は、種子発芽から開花結実まで、どの様な器官が形成されるのか。また、これまで栽培したことがある植物との共通性は。こちらで例としてお話をしたのは、トマトを使ったのですが。ここまでは順調。では、キャベツ、ブロッコリーはどの様に生長するのか。ブロッコリーの花まではイメージできたようですが、キャベツは少し難しくて。。。それでいくらかはキャベツの花を知っているというのは、周りの環境のおかげだなと。では、この2つの野菜は、元々は同じものを品種改良してできたもの。つまり、2つを遺伝子を持つ植物を実際作ることができるわけです。ヒントは手元にある、キャベツとブロッコリー。
いつものことですが、ここからが班ごとのグループとしての活動。模造紙に植物の名前と形を書いてもらうわけですが、相談が長引いたり、意外と早くまとまったり。グループでの活動をどうするのがよいか、そうしたことも学んでもらえたのではないでしょうか。あと、こちらでいつも頭を抱えるのは、時間の調整。しっかり書いてほしいのですが、その分、後の発表時間が短くなって。。。何とかバランスよくなったのではないかと思います。
発表はどこかの小学校での発表の時に、ホワイトボードに貼り付けるというのを行ってもらってから、裏表に貼り付けて、時間の短縮。今回も、しっかり、ここはというポイントを発表し、質疑応答ができていたのは、よかったと思います。蕾と茎がちゃんとつながっているのを押さえているのは、niceでした。茎を切って、両者を足し算というのも。。。ちょっとこれは。交配、つまり、遺伝を混ぜると言うことなので。。。基本、最初に話をした植物の形の成り立ちのルールを守って、よくできていると思いました。このような発表をすることは多いと思います。これからもしっかりやって下さい。発表の後に、渡辺から謎解き。植物の形の成り立ちのルールを守っていれば、問題ない。つまり、答えがたくさんある。。。これには、小学生のみんなは毎回、頭を抱えるようですが。。。何とか、渡辺の解説でわかってもらえたのは、ほっとでした。代表の方からお礼の言葉の時間が取れず、申し訳ありませんでした。とてもよい発表でした。実際にこうした新しい植物を作ることができると言うことを説明したら、是非やってみたいと。と言うか、チャレンジしてみて下さい。
最後になりましたが、仙台市立袋原小学校、橋本校長先生、5学年理科担当の山口先生をはじめとする5年生担任の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。次年度もリクエスト頂ければ、幸いです。また、企画頂きました、仙台市教育センター・豊川先生、ありがとうございました。今年度も齟齬なく、すすめることができればと思いますので、よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 発表の途中で、マイクにいたずらをした児童が。。。それを見つけた山口先生がそれをしてはいけないとその場で注意。また、5年生の熊谷先生も細かな指導を。5年生全体の先生方の名前をこちらがfollowできてなかったので、申し訳ないのですが、いずれも、グループでの活動の時など、しっかり注意頂き、よいことだなと。橋本校長先生とは、講義のあとに、今日の講義のこと、また、昨今の教育事情について、貴重な意見交換ができました。ありがとうございました。どうやってよい教育体系を後世に残すのか、とても大事なことだと思っていることをshareできたのは、本当にありがたいことでした。今後ともよろしくお願いいたします。
PS.のPS. 最初にも書いたように、理科の山口先生には、昨年度、若林小学校への出前講義でお世話になったと。さらに驚いたのは、5年の熊谷先生は、2007年に立町小学校でお世話になったと。。。人のつながりのなんとありがたいこと。これからもよろしくお願いします。一番、驚いたことは、welcome boardに、2007年に立町小学校の校長先生をされていてお世話になった狩野先生が、学校生活支援巡回相談員として同じ時間帯にいらしたこと。かなり奇跡的なことが起きないと、こんなことは生じないと思うくらいの確立で。狩野先生には、2012年、木町通小学校へキャリア教育で出前講義に伺ったときにも、お目にかかったりして。。。橋本校長先生も交えて、講義を始めるまでの短い間でしたが、教育とはということではないですが、根源に関わること、どうすればよいのかと言うことなど、小中高大連携を本当に考えないといけない時代になったのだなと。何より小学校で始まった教育が大学、社会につながると言うことなので。ありがとうございました。
【出前講義】仙台市立片平丁小学校・平成28年度 第1回学校評議員・関係者評価委員会(6/17)
2016年6月17日 (金)
昨日までの雨模様が梅雨の晴れ間。ずいぶんと気温が上がり、過ごしにくい季節に。。仙台にきた頃、30年くらい前になりますが、もう少し「涼しい」、「寒い」くらいの梅雨だったような気がするのですが。。そんな中、labがある片平キャンパスがある小学校の校区である仙台市立片平丁小学校から、学校評議員を賜り、今日が、その第1回の会議。7年ほど前に、お願いされた七北田小学校の時は、学校評議員だけでしたが、関係者評価委員とも連携というのは、よりよいコラボができる体制ではないかと。。 最初に、全ての学年の授業参観。出前講義でいろいろな小学校に伺いますが、学年を通して、拝見するのははじめてか、ずいぶんご無沙汰で。。。渡辺が小学校の頃、どんな小学生だったのと、ふと考えながら。。。1年生がこの時期には、「アサガオ」を栽培している時期。品種改良の賜物でしょうか、ずいぶんと大きな子葉が展開していて、。。ちょっと、かなりびっくりでした。それに続いての会議では、最初に成田校長先生から、「自己有用感」、「自己肯定感」ということで、小学生と言うよりも、1人の人間としてということで、大学人も考えないといけないなと言う大きな話を頂きました。また、「学級力向上プロジェクト」として、多数の項目について、自己評価というか、考えてみると言うことは、labを運営する上でも、大変参考になりました。今の渡辺の研究室は、他と比べて何がよいのか、何をさらに推進することがよいのか。一度、labで考えてみるべきことだなと。
教務の加藤先生から、授業カリキュラム。全国一斉の学力テストで、片平丁小学校の水準はかなりのものがあると。。。学校、家庭、地域が一体となり、よい方向に物事が進んでいるのではと思います。ICTを使ったactive learning。デジタルとアナログをどの様に融合するのか。新聞紙上では、電子教科書という話も出ていますが、アナログでしかできないことをどうするのか。なかなか、難しいところだなと。あと、授業が始まる前に、児童の皆さんは「ちゃんと静かにできる」。とても大事なことだなと。言うは易く行うは難しということの典型だと思いますので。。。
浅野教頭先生から学級力向上プロジェクト、学校評価の現状、年間予定などについて。教育目標、協働型教育目標の細かな点について、保護者からは高く評価されているのは、よい学校運営なのだろうと。保護者の方々からのリクエストはとてもheteroなので、それに対応するのは、とても大変なことだなと。。。渡辺が行っている特別講義についても、それなりの評価であったのは、よかったのかなと。それにつづいての、質疑のところで「民度」ということが議論に。よい意味で、地域の子供を注意できる、よき昭和の環境をどのように取り戻すのか。。。難しい問題だなと。学力が高いという理由。渡辺の頃と違い、今は、小学生でも「塾」に通っているとか。。。若手からベテランの教員間の交流もあるとか。昔は、ベテラン教員から技を「見て覚える(盗む)」という表現はよくないかも知れないですが、そんなところもありましたが、いろいろなものをオープンにして、議論できているのは、よいことかと思いました。 最後になりましたが、成田校長先生、浅野教頭先生、加藤先生をはじめとする、片平丁小学校の先生方にはお礼申し上げます。ありがとうございました。来週の出前講義で、また、お世話になります。
わたなべしるす
PS. 片平キャンパスも、片平丁小学校の学区。児童の皆さんが安全に通学したり、活動できるようにすることも、大学、大学人としての大事なこと。会議の席で賜った内容。早速、大学本部の方にお願いをしてみました。その時に、頂きました「学校評議員」の「委嘱状」が役に立ちました。ありがとうございました。どれくらいのことが実施されるのか。できるだけのことをしたいと思いますので。そんなことを、本部と協議しないといけないと思っていたからか、「デジカメ」を忘れて、HPを書こうとして気がついた状況で。。。もう少し自分自身の危機管理をしっかりしないとと。。。。 PS.のPS. 来週の土曜日は参観日。と言うか、渡辺が出前講義「キャベツとブロッコリー」に伺います。講義資料を浅野教頭先生にお渡しして。。。来週の土曜日がたのしみです。
【出前講義】平成28年度岩手県立盛岡第三高等学校・SSH第1回運営指導委員会(6/15)
2016年6月15日 (水)
今年の梅雨の雨の具合は、どうなるのか。。ダムの水がずいぶん少ないと言うことがニュースでながれていますが、月曜日の仙台での雨も恵みの雨になったようでした。畑作をされている方は、かなりこの梅雨までの雨が少なかったとか。たしかに、片平キャンパスの研究科の中庭も草刈りの前後、乾いていました。その分、除草効果は大きかったように思いますが、雨が降れば降ったで、しっかり、雑草が生長を始めているのを見ると、さすが雑草と思いたくなるような。。。耐えるところは耐えて、勝負をかけるところで、勝負をかける、そんな「雑草」のような生き方、重要なのだなと。。。 前置きが長くなりましたが、今年度もSSHは採択が厳しく、渡辺が運営指導委員を行っていた盛岡三、仙台三、観音寺一は採択されず、盛岡三、観音寺一は1年間の暫定継続(経過措置)。この1年間をどの様に活かすのか、また、これまでの活動をどの様に評価するのか。5年間の本格継続でない分、なかなか難しいところがありますが。。。実際に活動をされる生徒さんたちにも影響が出るわけですが、それと並行して、運営している先生方にもストレスが大きいのでは。。。昨今の競争社会というか、ベースとなる予算を縮減して、獲得型の予算が大きくなっているのが、教育の中でよいことなのか。。。ずいぶんと考えさせられる会議となりました。もちろん、大学も「外部資金」という名目で「科研費」など、獲得することがある種、死活問題になっているところもありますので。。。
ただ、教育に重きを置いたとき、その教育効果が現れるのが、5~10年という大きな単位でのスパンで考えないといけないこと。渡辺が研究室を運営していても、研究を通して教育したことが、社会人になってうまくいかされているのか。。。自問自答することはありますが、それを調査するというか、社会人になった卒業生の上司からコメントをもらうこともほとんどないので。。。また、この盛岡三でのSSH運営指導委員を仰せつかり、最初の会議でだったと思いますが、詰め込み型で、いろいろとやっていたものを「一端、生徒さんたちにその時間を戻す」ということで、この学校が復活したと。。。もちろん、SSHを実施する前の話だったと記憶しています。その意味では、今回の結果を踏まえて、同じようなことを考え、方向性、決断をするのか、難しいところだと思います。いろいろな物事の決断をするのは、学校であり、支援している県教委等にあると思いますが、運営指導委員という立場で、何かできるのであれば、何より5年間の蓄積は大きなものがありますので。。。
最後になりましたが、山形校長先生、木村副校長先生をはじめとするSSHを担当されている先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度1年間、よろしくお願いいたします。できるだけのサポートしたいと思いますので。
わたなべしるす
PS. 盛岡三での会議の前に、渡辺が岩手大・農学部にお世話になっていた頃、お世話になった応用昆虫学の先生から当時からサンプルで使われていた「天蚕」(現在は、BAC libraryを使ったFISHなどで昆虫の染色体研究をされている佐原先生とか。渡辺がお世話になっている大阪教育大の鈴木先生がコラボされていると。。。不思議なご縁なのですが。。。)。その当時は、休眠か、何かの研究をされていたような。。。現在は、天蚕からカイコにシフトして「冬虫夏草」の研究を。こうした応用的なことを見すえて、20年以上の研究をされているのには、頭が下がります。。。伺ったときには、ベンチャー企業を設立されて、さらにpower upしていて、感動でした。学部の時から、Nature, Scienceを目指していて、ノーベル賞といつも言われていた鈴木先生ならではと。。。今後ともよろしくお願いします。天蚕をうまく使って、興味深いアウトリーチ活動になるように努力したいと思います。ありがとうございました。
【教養講義】「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」研究における情報収集・評価(6/14, 20:00追記)
2016年6月15日 (水)
梅雨入りしたおかげか、湿度が高くて、ちょっと動くと、汗がにじむように。。そう考えると、夏が近いのだなと。どうも季節の変わり目は苦手です。。。春の交配シーズンが終わり、次のことへのシフトということもあるのでしょうか。学生さんたちも少々down気味で。。。何とか、この季節の変わり目を気合いと根性で。。。。と。 4月にも広報してありました、図書館での講義「大学生のレポート作成入門-図書館を活用したスタディスキル-」。年度が替わる前にも数回の会議を重ねて。。。今年度から新しいformatに。その関係で、人数制限もあったようですが、しっかり枠内に。渡辺が担当するのは、第3ユニットの「研究における情報収集・評価」。format changeの関係で、決まったformatでレポートを書くとか。。。もちろん、投稿論文を書くようになれば、疎下formatももちろん、重要。ただ、まず、学部の1年生。しっかりと論理だった論文で、結論というか、自分の考えをまとめることができて、それなりの文章量を書くことの方が、重要だと、思っているわけですが。。。まあ、その当たりは、次年度に向けて、どうするのがよいか、受講生から、コメントをもらうというのも1つのideaかなと。。。
レポート作成となったこともあり、渡辺の研究紹介は、ある程度のところで。ただ、ベースとして、何を考えて、何をしようとしているのか、そのために、どんな情報を集める、コラボをすると言うことは大事なので、なるべく手短に。また、例年通りというわけではないですが、講義でコメントをもらったり、身の回りのちょっとした自然に目を向けてもらうために「花」の名前と作物、植物の関係。答えてくれた方に、最近は、渡辺の別刷を。。。半分以上が文系の方でしたので、少し理系の論文は残念かも知れないですが。。。それでも、レポートを書く、論文というものに、興味を持つきっかけになってくれれば。
レポートを書くためには、情報収集が重要。昔なら、いろいろな本、辞典のようなものでしたが、今はweb siteを活用できるわけです。論文の検索もGoogle Scholarのようなものも。。。是非、使ってみて下さい。また、いろいろなdatabaseもありますので。あとは、情報の評価。そういえば、論文評価で、Impact Factor、被引用数、h-indexの区別をするのを忘れていました。Impact Factorは、雑誌の評価。h-indexは、その個人の評価と言うこと。そのh-indexを公開されている場合もあると。。。あと、大事なことは、共同研究の時に相互の情報をきちんと守ること。これがよりよい共同研究の基本ですから。あと、情報と諜報の違い。ただ、知らないうちに。。。。ということも。という体験で講義は終わり。情報管理の大変さも実感できたのでは。。。
講義の最後には、コメントを書くようなシートに、コメント等を。来週はmainに、今回の検索を実習と言うことで。講義の設定などでお世話になった附属図書館・情報サービス課参考調査係・吉植様をはじめとする関係の皆様、ありがとうございました。無事、半分、完了できました。
わたなべしるす
PS. 講義の前に、貴重な図書「狩野文庫」を拝見できました。量と質の高さに感動でした。また、折を見て、伺いたいと思う、圧倒的なすごさでした。ありがとうございました。
PS.のPS. 出張の帰り道で、昨日の講義のコメントを書いたシートを、附属図書館参考調査係から頂きました。ありがとうございました。概ね、何らかの意味で、興味を持ってもらったのだなと。。。ほっとした部分と。後半部分を少しスキップしたので、花、植物の名前を忘れていました。残りの部分は15番目以降、「クリ」、「オクラ」、「サトイモ」、「イネ」、「バラ」、「カキ」、「バナナ」です。脳みその整理に使ってみて下さい。こちらも来週の実習を楽しみにしておりますので。