こんばんは。日置です。
白戸さんに大変立派なご紹介をいただいて、恐縮です。
もうあれも4年近く前の話になりますね。懐かしいです。
今回OBOG交流会に参加して、卵の皆さんの熱心な様子、とても懐かしい気持ちで見ていました。
なべ先生がお話されたかもしれませんが、僕が参加した第一期というのは、なかなか緊張していまして、第一回の講義のときなんて、始まる前はみんな席についてSilent。200人以上入るであろう講義室に人がいるのに広がる静けさは・・・当事者としてもちょっと不気味に感じました。
でも、それだけみんな真面目で、話し始めるとそれぞれの個性が強くて面白い仲間でした。
今回の皆さんにも、そんな印象を受けます。
「大学での研究ってどんなんだろう」「大学生活ってどんな感じ?」「こういう現象に興味があるのだけど、みんなどう?」という勢いで、こちらも楽しかったです。
ウクライナを売りに出して自己紹介したので、海外留学等について質問が多かったのですが、僕として印象深い質問と、それに対する考えを書かせていただきます。
"海外って怖くないですか?"
って聞かれました。
こういう正直な質問、すごく答えがいがありますね。
僕の考えとしては、もし海外が怖いと思うなら、"海外"が怖いのではなく、"知らない"から怖いのだと思います。
日本で暮らしていて、高校までの生活で外国の方と話す機会と言うのは、ほとんどありません。
せいぜい英語のALTくらいで、それも高校になって学年があがれば会う機会が減るのではないでしょうか。だから、外国の方と触れ合う方法が分からない。どんな風に接したらいいのかわからない。それに加えて英語が苦手だと、よりいっそう心配になる。
こういった不安が、"怖さ"の原因かなと思います。
個人的な経験として、英語のうまい下手は外国の方とのコミュニケーションの中で慣れることである程度は解消されると思います。もちろん、難しいことを話そうと思えば練習が必要ですが、会話で重要なのは言語ではなく、話題なので。"英語が下手だから話せない"、よりはそもそも"話す内容がない"場合が実は多いです。
しいて言えばリスニングは鍛えておいたほうがいいです。話がかみ合わなくなってしまうので。
大学では、留学生がまわりにたくさんいます(東北大について言えば、留学生受け入れに力を注いでいるためです。)彼らと話すのはなかなか面白いですよ。
異文化交流と言うと堅苦しいかもしれないですが、僕たちの当たり前は彼らにとっての非常識。その逆もまた真だったりします。あとは言葉の壁があるからこそお互いに、自分の気持ちを伝えよう、相手の気持ちを汲み取ろうと努力するプロセスもはっきり見えてきます。苦労の末に気持ちが通じたとき、それだけでいい仲間になれます。
この不思議な環境は、遠ざかって怖がるよりも、飛び込んで楽しんだほうが絶対得だと思います。
これが僕の答えです。
次回また話したいと言ってくれた人もいたのですが、次回は東京で全国発表会があるのでそちらで全国の高校生と話をしてきます。
東北大の卵の皆さんは、また次々回ぜひお話しましょう!
ではでは。
ひおき
(写真は高校3年で行ったU.K. castletonにて)
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