こんにちは、宮城県第二女子高等学校の熊谷です。
もう寒い冬ですが、夏の発展コースの内容をメンバーを代表して報告しておきたいと思います。
ちょうど1月の卵の講義は『秋山先生』ということなので、少しでも参考になればと思います。
興味のある方は続きからどうぞ。
「地球大気の揺らぎをかいくぐって遠くの銀河を調べよう」 先生:秋山正幸 准教授
実習は8月4日~7日までの4日間、男子1人女子3人、秋山先生、アシスタントの沖田さんとで行いました。
場所は青葉山の物理棟の一室。
内容はタイトルにあるとおり『遠くの銀河』ということで、天体を見るためにという具合で
望遠鏡の作成から始まりました。
※詳しい説明は3月の発表のときにさせていただきますので、ここではちょっとした苦労話を。
望遠鏡には二種類あり反射望遠鏡と屈折望遠鏡があります。
その中の反射望遠鏡の作成の話ですが、部品を取り付ける位置を決めるのが難しくて四人で悪戦苦闘。
あーだこーだと議論を重ねに重ね、結局望遠鏡を作るのに半日を費やすことに。
それでもできたときの達成感はなんともいえないものでした。
そのときの写真は以前久利先生がUPしてくださったのでhttp://www.ige.tohoku.ac.jp/mirai/activity/2009/08/07230901.php
をご覧ください。
しかしながら、このときは遠方の建物を見るだけだったので、天体観測はしていません。
予定では晴れたら今度の卵のある日を予定していますので、天体観測ができた際にはまた報告をさせていただきたいと思います。
次にレンズの焦点距離の測定。
望遠鏡には当然のことながらレンズがあるのでその焦点距離を測定しました。
これにも半日ほど時間を費やしましたね。部屋を暗くして、光源はレーザーポインター、スクリーンはホワイトボードだったり、白い紙だったり。
試行錯誤しました。
このとき値をとって式に代入して計算し、焦点距離を出すのですが※詳しくは3月
驚いたのが、私は地道に計算をするのがいやなので計算機でぱぱっと値を出したのですが、
一人の子が地道に筆算をしているんです、ものすごいスピードで、かつわりと正確に!
この姿に唖然としました。
このとき、「卵にはいろんな人が来ていて、私とは正反対の人もいるんだなぁ」と痛感しました。
そのあと倍率も出して、望遠鏡に関することは一通りやり遂げました。
次に望遠鏡、レンズに関する勉強。
秋山先生が突如配りだした冊子、しかも英語。
これに一同唖然。
一同「これ、使うんですか?」
先生「そうだよ」
読めるわけないじゃん、と不安が大きい中始まった勉強。
秋山先生の説明の元、真剣に取り組みました。
そんな中、一人の子が「この公式を原理から出せないんですか......?」
という発案から、予定変更でさっきの焦点距離を出した式を原理から出すことに。
いままで式というものは与えられて、それに値を入れていたのに、その式を作り出すという
私の人生の中で初の試み。(みんなはどうか知らないけど)
期待と不安がいりまじるなか、どうにかこうにかで出すことに成功。
とここまでで、地球大気の揺らぎをかいくぐって遠くの銀河を調べよう の下準備完了。
ここからが本題。※何回も繰り返していますが、詳しいことは3月です。
実は望遠鏡をただのぞいただけじゃきれいに星が見えない という事実を突きつけられました。
それは地球大気の揺らぎというものが原因 ということで地球大気の揺らぎを再現することに。
そこで一同、「こうなっているのかぁ~」と理解したところで、
3月の発表に向けてスライドでまとめる作業をしました。
終
というのが4日間の活動です。
なかなか充実した内容で、計算する機会が多く、日ごろ頭を使っていない私は頭が痛くなりました。
その中でさまざまな地域の人との触れ合い(宮城県、福島県、山形県)など卵を通して交流できたことが有意義な時間であったと私は思います。
そのおかげで卵のときはこのメンバーで集まって話をしたり情報交換をしたりなどできて大変うれしく思います。
これからもこのような活動を大切にしていくと共に、科学に対する関心と意欲を共に高めていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm( )m
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