東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

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【アウトリーチ活動】科学者の卵養成講座・特別講義、岩手県立盛岡第三高等学校・SRH課題研究中間発表会(7/29, 8/23追記)

2023年8月28日 (月)

 諸事が重なり、この記事を書いているのは8/28(月)。台風10号の接近で風が吹くというよりも「フェーン現象」だろうか。12:51の仙台の気温が36.5oC。ほぼ体温に近い状態。朝から3回ほど、植物に散水するけど、その場しのぎ。根本的な原因は何なのか。それもそうだが、あちこちで夕立というか、1hrに10mm以上の雨が東北地方で降っているにもかかわらず、仙台が避けられている状態。。。これも何とかしてほしい。できれば、2日に1回、夕方には10mm程度の夕立があれば、もう少し凌ぎよいのだが。。。これでは秋の作付けもままならない。困ったものだ。そんな中、7月末から8月末のアウトリーチ活動のご紹介を。

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 7/29(土):科学者の卵養成講座・特別講義「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」

 科学者の卵養成講座も今年で15年目。続けて見ると、いろいろあるもので。講義内容も最初は植物の不思議を考えてもらうようにしていたのが、もう少し突っ込んで、自殖、他殖の意義、植物が動けないことによる工夫など、少しずつ講義も進化しているつもりなのだが。。講義については現地、リモートに限らず、楽しめたように感じている講義レポートであった。11月にはキャリア形成の講義を計画中。また、その折りに。

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 8/23(水):岩手県立盛岡第三高等学校・SRH課題研究中間発表会

 8月下旬は久しぶりの盛岡三高のSRH発表会へ。コロナ禍、他事案との競合があり、なかなか現地に伺えず。ほぼ、2年ぶりの現地のような。。SSH実施校を1期で下りて、自己財源で同様のプログラムを継承。何より学校全体での取り組み。頭が下がります。

 物理、化学、生物、地学、数学の5つの分野での発表。発表のコツではないですが、どうやってストーリー性のある発表にするのか、自然をしっかり観察することなどを講評して、最後は運営指導委員会。冬の発表を楽しみにしています。

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【アウトリーチ活動】清真学園高等校・SSH国内研修、山形県立米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス、岩手県立一関第一高等学校・SSH講演会(7/8, 10, 24)

2023年7月10日 (月)

 九州、中国地方では猛烈な雨の様子。何とか、被害が最小限になってほしいと。そんな祈るような形で今週がスタート。


 7/8(土):清真学園高等校・SSH国内研修「植物を用いた「考える」実験」

 7月最初のアウトリーチ活動は、清真学園高等校からの12名の生徒さんの研究室訪問と実験実習。午前中の土砂降りの雨の中でしたが、最初の実験とそのあとの研究室見学は室内。そのあとの網室内の植物の観察の移動時には雨はさすがにこたえました。

 実験のプロトコールを見ていて、普段は何気なく、実験しているのは、ここでこの操作をするからと理解しているから、あるいはそんな風に教えてもらったから。では、そんなことを教えてもらわなく、考えなかったら、きっと数多くの失敗をするのではないだろうか。ただ、失敗することから学ぶことができれば、より深い学びになるはず。そんなコンセプトの元に、実験をしてもらいました。サンプルの特性から2つに分ける方、一緒にサンプルにしたから、どちらかにした方など、なぜ、そうしたのか、考えるよいきっかけになったのではないかと。

 また、普段、植物をなにげに観察しているのかもしれないですが、しっかり観察すると、意外な発見もあるわけです。そんなしっかりとした観察も大事になることを今回の実習で学んで頂けたと思います。

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 7/10(月):山形県立米沢興譲館高等学校・SSH異分野融合サイエンス「バイオ産業科学と社会課題」

 東北地方も晴れたり、雨が降ったり。ただ、「梅雨寒」というオホーツク海の寒気が入り、肌寒いと感じることがない、このところの梅雨。翌々日の月曜日は米沢興譲館への出前講義。久しぶりの現地での出前講義。

 前半は果実などの観察から、その特性、分類などについて考える実習。毎日見ているよう見ていない、野菜や果物。もちろん、自宅で栽培されている方もいたようで、観察ができているようでした。是非、置賜の自然をしっかり観察してみてください。多角的に見ることで、今までに見えないおもしろいものが見えると思いますので。

 後半は植物の生殖について実験のことを振り返りながらの講義。講義を先にやるよりも、実物を見る大切さを実感してもらえたのではないかと。続けて、渡辺をモデルにしたキャリア教育。どちらの講義がインパクトがあったかのか。気になるところですが。。。講義の合間に、取り仕切って頂いた今崎先生をはじめ、関係の先生方ともこうした活動について意見交換できたのは、何よりでした。ありがとうございました。

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 7/24(月):岩手県立一関第一高等学校・SSH講演会「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」

 先週の土曜日、22日に東北地方が梅雨明け。1980年代は梅雨明け、数日が晴れ間になるという感じだったのが、少なくとも、8/7(月)まで、33oCくらいの猛暑。植物だけでなく、世話をする人間もピンチの気温。この暑さはどこに由来するのか、1980年当時とは何が違うのか。。。そんなことを知りたいと思うわけですが、簡単ではないのか。気になるところ。

 33oC程度の予報で始まった実質的な7月最後の週は、岩手県立一関第一高等学校・SSH講演会。昨年度も伺ったのですが、大きな会場が昨年3月の地震の影響で使えなかったような。今回は学年全体をまとめて。科学者の卵養成講座の受講生もいました。講義は他のSSH実施校でも行っている課題研究とキャリア形成。どちらも「考える」というのが大事なこと。予定通りいかないのが世の常。もちろん、うまくいったら、その先をどうするのか、「考える」ことで満ちているわけです。一ノ関の自然と身の回りの先達の「キャリア」を参考にして、それぞれの目標を達成してください。講義のあとにはお世話役の柿木先生、佐藤先生と小中高大をつなぐということでの議論。とてもinformativeでした。ありがとうございました。

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【アウトリーチ活動】福島県立安積高等学校・SSH運営指導委員会、福島県立福島高等学校・SSH運営指導委員会、宮城県仙台第三高等学校・SSH運営指導委員会(6/12, 15, 16, 21追記)

2023年6月15日 (木)

 6/11(日)に、東北地方も梅雨入り。今年は例年よりも湿度が高いような梅雨。気温が20oCより少し高い程度なのに、住みにくい空間に。ガラス室の植物も日照不足で病害虫の発生があるのではと気になるところ。

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 6/12(月):福島県立安積高等学校・SSH運営指導委員会
 6/15(木):福島県立福島高等学校・SSH運営指導委員会
 6/16(金):宮城県仙台第三高等学校・SSH運営指導委員会
 6/21(水):兵庫県立豊岡高等学校・SSH運営指導委員会
 6/21(水):香川県立観音寺第一高等学校・SSH運営指導委員会

 今週はSSH運営指導委員会が集中した週。それぞれの学校での実施内容、年間計画へのコメント、助言など。中身についてはそれぞれの学校の取組ですので、ご容赦ください。1年間の活動がよりよくなることを祈っております。


 6/21(水):香川県立観音寺第一高等学校・SSH課題研究発表会

 コロナ禍が終わりつつあるとはいえ、今回は発表会も運営指導委員会もリモート。リモートシステムができたおかげで、同日に、香川県と兵庫県に参加できるわけで。。。肝腎の課題研究発表会は、物理、化学、生物、地学、数学の10課題。生徒さん、運営指導委員などとのdeepな議論。何よりも本物を見てということは大事なことだと改めて実感でした。

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【アウトリーチ活動】宮城県仙台第三高等学校「三高探究の日」コメント、岩手県立一関第一高等学校・高志探究IIB研究計画助言、上島町立魚島小中学校・ふるさと出前授業、香川県立観音寺第一高等学校・SSH講演会(5/16, 17, 6/5, 8追記)

2023年5月22日 (月)

 5月初旬から寒暖差は激しいまま。30oC近い最高気温もあれば、10oC近い最低気温も。植物も管理をする人間にもさすがに厳しい寒暖差。また、手帳の予定表に隙間ができるのはしばらく先になりそうな5月。遅くなりましたが、5月のアウトリーチ活動。


 5/16(火):宮城県仙台第三高等学校「三高探究の日」発表会へのコメント

 宮城県仙台第三高等学校でのSSH課題研究の発表会。対面でのということも可能だったのですが、別案件もあり、zoomでの質疑、コメント。最初の頃の発表会から見ると、ずいぶんと形になってきたのではないかと実感。更なる発展を期待しています。

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 5/17(木):岩手県立一関第一高等学校・高志探究IIB研究計画への助言

 翌日の午後が同じくリモートでの課題研究指導。本企画は「国際植物の日」との連動企画。課題研究の素案ができたところで、その実験系、仮説などはありかなど、短い時間での双方向での議論。昨年度も実施したような。こちらからの助言を踏まえて、改定されていたのを思い出します。今年度もさらなるカイゼンを期待しています。

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 6/5(火):上島町立魚島小中学校・ふるさと出前授業「環境問題を多角的に考える」

 2023年度のふるさと出前授業もリモートでの実施。その第1弾は上島町立魚島小中学校。「環境」について考える授業。今シーズン最初のふるさと出前授業というか、小中学生向けのリモートでの講義。そんなことを言い訳にしてはいけないのですが、身の回りの色々なことが「環境」に関わる問題であると。コロナ禍でマスクをしていたことなどを、話のきっかけにすればよかったのですが。すっかり失念。そんな中でも、普段から上島町内の色々な学校とリモートでの授業をされていることから、こちらからの問いかけにもしっかりこたえてくれたのは、ありがたいことでした。

 講義の内容は、理科的な環境問題もあるけど、実は環境問題はいろんなところにあり、身近な問題なのだということを、温暖化、植物の開花、生き物を飼育し続けることなど。ちょっとしたことから、環境を考え、少しでも地球にやさしい生活を考える一端になったことを感じることができた2hrでした。

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 PS. この記事を書いている6/6(火)の10:00まえには、魚島小中学校のHPに講義のお世話役してくれた本宮先生が記事を書いてくれていました。ありがとうございました。


 6/8(木):香川県立観音寺第一高等学校・SSH講演会「将来に向けたキャリア形成と『考える基礎』となる課題研究のあり方」

 新型コロナウイルスが5類になったこともあり、出張は可能なのですが、いくつかの別事案があり、今年度もリモートでの講義。課題研究をどのように考えるのか、また、課題研究を基盤とした将来のキャリア形成を考えてほしいというのが、今回の講義のポイント。課題研究を行う意義、失敗から学ぶこと、可能な限り色々なことに興味を持つこと。また、自然の移り変わりに気がつき、そこから「なぜ」ということを思ってほしいと。最後の質問コーナーでもそんな気付きがあったと思います。

 キャリア形成はこれから先の重要な問題。今からしっかり将来を見すえている生徒さんもいました。渡辺の頃と違って、高校生のうちから「大学、学部、研究室」を見学できる時代。もちろん、websiteなども準備されていて。そうしたものを活用して、また、決断をしたことが結果としてよかったと思えるようにしてほしいと。2hr弱の講義、質疑でしたが、あっという間でした。レポート課題を楽しみにしております。

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2023年入試説明会・研究室公開、予定通り終了、オンラインでは5月7日に実施予定(4/22)

2023年4月26日 (水)

 2019年の入試説明会・研究室公開は問題なく、研究室公開ができていましたが、2020年4月にはBCPレベルが3-4くらいになり、リモートでの研究室公開。というか、スタッフ、学生との交流のみ。2020, 2021, 2022年の3年間。このシステムでの研究室公開。2023年4月からBCPレベルが0という「beforeコロナ」の状態になり、これを受けて、入試説明会・研究室公開が現地で可能に。「beforeコロナ」の状態とはいえ、かつてのような賑わいはなく。。。研究室を訪問してくれた方々。ありがとうございました。研究室のことなど、遠慮なく問い合わせて下さい。

 また、5月7日(日)は、オンラインを使っての研究室公開を行います。10:00-12:00, 13:00-15:00を予定しています。かならず、研究科の申込をして下さい。植物、植物の生殖、受粉反応に興味がある方、是非、申込をしてzoomでお目にかかりましょう。お待ちしております。渡辺だけでなく、他スタッフ、学生さんとも交流できるようにしていますので。

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